Monthly Archive for 12月, 2020

Mt.乗鞍スノーリゾート ~ 松本市

北アルプスの一番南にある乗鞍岳の山麓にあるスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」。
標高2000m~1500mのエリアに20ほどのコースが展開されてます。
最長だと5000mを滑り降りることが出来る、楽しいこのスキー場で、2020年1月13日、のりくら観光協会イベント企画部の村瀬基行さん(ペンションウインズ・オーナー)をコーチにスキーにチャレンジしてきました!とにかく雪が気持ちがいい!見事なパウダースノーです。
風に舞うようなふわふわ×サラサラ!
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リフトも8本あるのですが、上の方までいける高速クワッドリフトを降りると、目の前には上級者の世界が広がります。
完全に壁。
にしか感じられない…。「上級者コースで、斜度が35度くらいあります。
こういうコースは“ブラックダイヤモンド”っていって、上級者以外来ちゃいけませんよって表示されてます」と、村瀬さん。
もちろん私はこの壁を背に、背景として写真を撮り、ゆるいコースを滑っていきますよ~。
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ほぼ歩行速度ですが、スキーを滑ることができるようになった&止まれるようになった私の今回の課題は『スピードを出してみよう』。
方向を変える時にスキー板をしっかり踏み込んで(自転車のペダルを踏みこむイメージ)、スピードに乗っていきます。
といっても、ゆる斜面ですが(笑)。
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しかし、繰り返していくうちに、できるようになるもんです。加速もしてきた。
ちょっと危うい感じになっても、転ばずこらえきれる!村瀬コーチ曰く「ゲームのドラゴンクエストと一緒で、いろんな経験の積み重ねです。
ま、人生もそうですけど。今動いたら『次はこう』って脳が憶えているんです。
初めは慌てるけど、2回目は前回やったことを無意識に憶えているので慌てなくてすむんです」と。
まさに言われた通り!だんだん頭で考えなくても動ける感じになり、2000mのコースを、一回目は10分かかって滑りましたが、次は5分でいけちゃった!
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ゆるーい斜面で、村瀬コーチが「ここは板を平行にそろえましょう」と、まさかの直滑降指示!
調子づいてきた私ですが、さすがに一瞬緊張→チャレンジ。
「うを。おおお。できた。……今、気持ちはジャンプ直前の葛西(レジェンド)」と、へらへらつぶやけるくらいに成長してました。
スピードを緩められる+止まることが出来るようになってるという気持ちだけで、ずいぶんいろんなことができる気がします。
「スキーはがまんのスポーツ」と思ってきた私ですが、「スキーは気持ち次第?」って気持ちに変わってきました。
村瀬コーチ曰く「心の状態が現れるのがスキーですね。
サーフィンと同じです。どちらも自然と自分だけのスポーツです。
野球やサッカーと違って、チームでもなく道具もなく、『自分が空間を移動する』スポーツなんですね。
この『空間を移動する』楽しさがスキーの真骨頂です。
細かい技術はありますけど、上手い人も下手な人も、空間を移動している楽しさは一緒です」と。
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ウエアも道具もレンタルできるので、ぜひぜひチャレンジしてほしい乗鞍高原でのスキー。
ちなみに村瀬さんに習うと、運動能力控えめ&運動不足の中島でも、2時間でいい感じに滑れるようになりました。
また、「スキーはちょっと…。でも乗鞍高原の雪、楽しそう」と、思ったあなた!
周辺の森を雪原をスノーシューで散策しませんか?2021年2月3~5日の2泊3日の日程で「アルプス山岳郷で雪と温泉を楽しむツアー」を実施します。
私、中島理恵がご案内いたします。あ。雪遊びは専門ガイドが付きますのでご安心を。
詳しくは年明けの放送&西日本新聞旅行のサイトでご確認ください。
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【放送を聞く】

□ Mt.乗鞍スノーリゾート →  
https://www.brnorikura.jp/
□ のりくら観光協会 →  
https://norikura.gr.jp/
□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

美寿々酒造 ~ 塩尻市

標高742m。塩尻市の洗馬(せば)にある酒蔵「美寿々酒造」。
お酒の銘柄も「美寿々」。
「ん?聞いたことがあるぞ」と思ったRKBラジオリスナーは、きっと、ラジオまつりの信州ブースで私にこのお酒を推されまくった人でしょう(笑)。
そのお酒が生まれる場所におじゃましたのですからテンション上げ上げです。
「口当たりがやわらかくて、お酒感の揚げり具合がいい。けどすっきり!ですよね~」と、美寿々酒造(株)・代表取締役で杜氏の熊谷直二さんに詰め寄ってしましました。
熊谷さんも笑いながら「飲み口はやや柔らかくふくらんだ感じで、あとのどごしが結構きれいというかドロドロしないという感じかな」と、答えてくださいました。
銘柄の「美寿々」というのは、信濃(現・長野県エリア)の自然の美しさをたたえる枕詞「みすずかる」からきているそうです。
万葉集などで信濃の国を詠う時は必ず、「みすずかる 信濃の国の…」というように。素敵な由来です。
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「年間、300石をちょっと下るくらいの小規模な酒蔵です」と熊谷さんがおっしゃる、「美寿々」のお酒の仕込みは、霜月初めの大安吉日だそう。
一週間に一本ずつ仕上げていくやり方だそうで、作っている量は少ないけれど、長い期間仕込んでいるとのこと。
仕込んでいる間は蔵の見学ができないので、3月半ば以降から10月下旬までくらいが見学のチャンスということになります。
美寿々で仕込んでいるので一番多いのが、長野県の酒造好適米「美山錦」で、全体の6割くらいになるそうです。
同じく長野県の酒造好適米「ひとごこち」の仕込みもなさってます。
大吟醸は兵庫の「山田錦」で仕込み、ほかにも岡山の「おまち」でも仕込むそう。
熊谷さんに「美山錦」と「ひとごこち」の特徴を教えてもらいました。
米自体は「美山錦」がちょっと硬めで「ひとごこち」がやや軟質。
発酵状態や麹の出来具合で変わりますが、「美山錦」はすっきりというかキリっと系で、「ひとごこち」はややぽってりした感じに仕上がるのですって。
教えてもらうと飲み比べがますます楽しくなります。
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そして、今年は美寿々酒造に新しい相談が持ち込まれました。
隣村の朝日村で、今年初めて酒米「ひとごこち」を作った、小規模農家支援グループ「朝日てらすファーム」とのコラボレーションで、朝日村の日本酒を作るというプロジェクト!メンバーの一人、永井泉さんが酒米作りを振り返って、「うるち米と全然違いました~。
酒米は大きいので肥料も結構必要だし。
種もみの入手からすべて試行錯誤で、酒米を作ってきた人にいろいろ相談しながら、ようやく収穫しました」と、おっしゃってました。
また、「美寿々でお酒にしてもらうので、米作り担当としては緊張してます。
春先からずっと。品質もよくしなきゃいけないし、収量も確保しなくちゃならないし…」とも。
美寿々にお酒作りをお願いしたのは「美寿々のお酒は、朝日村ではお祭りでも必ず出てくる…村のみんなも大好きなお酒です。
朝日村で作るならみんなに喜んでもらえるお酒を作りたい、と。
じゃあ朝日のみんなが大好きな酒蔵さんにお願いしよう」と、いう気持ちからだそう。
実は、酒米が当初の予定よりかなり少ない収量で、美寿々の通常仕込みで使う一番小さいタンクのもうひとつ小さいタンクで仕込みになりました。
そのため、温度管理が少したいへんなんだそうですが、「特別純米から純米吟醸タイプの味わいに仕上げたいと思ってるので、温度経過もあまり高くならないように…」と、熊谷さん。
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で、出来上がりました。12月21日、朝日村で販売開始です。限定350本。
お酒の名前も、村の公募で「照らす」に決定。「鎖川の清流、標高900mのさわやかな風、松本平を見晴らすおおらかな大知。
こんな朝日村のイメージを思い浮かべて、味は『やや辛め』『ほどよい酸味』を意識し、軽く切れの良さ、それでいながら『ふくらみのある』仕上がりにしました」という、熊谷さんのコメントが響きます~。
ますます美寿々のお酒が大好きになる取り組みに出会えて、幸せです。
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【放送を聞く】

□ 美寿々酒造 →
http://www.appale.ne.jp/~misuzu/index.html
□ 塩尻市観光協会 →
https://tokimeguri.jp/
□ 照らす →
http://asahi-sake-terasu.com/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

木崎湖でワカサギ釣り ~ 大町市

「仁科三湖」と称される大町市にある3つの大きな湖。その一番南にあるのが木崎湖。
びっくりするほど透明な湖で、泳げる湖でもあるんです。
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そして、年間通してワカサギ釣りが楽しめるんです~。
ワカサギって、冬に氷の上で釣るもんだと思っていたら…「それは過去の話ですね。
そもそも今、全面に氷が張らないので。夏も釣れますし、木崎湖だけかもしれませんけど一年じゅう釣れます」と、木崎湖モダンボート・代表の伊藤正樹さん。
今回、私のワカサギ釣りの先生です。伊藤さん曰く「ベストシーズンは秋。釣ってて寒くないし暑くない。快適。そしてワカサギも大きい」とのこと。
みなさん一日に100匹とか200匹とか釣っちゃうらしいです。名人になると1000匹。過去最高は2000匹だとか。
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ワカサギ釣りの道具は、竿の持ち手部分が25cmくらい、竿先が50cmくらい。
釣り糸に針が5~7つ付いています。その針の先にフラッシャーと呼ばれる短い毛が付いていて、これでワカサギを寄せるそう。
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釣り方は「ワカサギが底に張り付いているので、そこを狙う感じです。
一番下までおもりを垂らして、上下に誘うだけ。上下に誘うというか揺らすというか。エサは付けても釣れますが、カラバリっていって餌なしですね」と、伊藤さん。
さらに「ワカサギ釣りは難しくないんで。
釣りの中でも一番簡単」とも。よーし!待ってろワカサギ!by中島。
釣りの相棒は、大町市観光課の泉水さん。でも、時間も能力もタイトなので、伊藤さんに魚群探知機付きのかっこいいボートを出してもらいました~。
水深は10mほどだそう。想像以上に透明度が高い!
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おもりを下まで落としたら、ちょっと浮かせて、上下に揺らす。
ぴくっとなったら合わせて巻き上げる。…だけのはずが…。まず、おもりが底についた感じがわからない。
焦りまくりです。「ワカサギが食いついたらぴくっとなる」…て、それは何?状態。
手に動きを感じる余裕はない!見た目でもわからないっ!さらに焦ります。
伊藤さんと、コーナープロデューサーの愛ある助言も全然理解できないっ!
巻き上げた針はカラで、私に刺さる。…自分を釣ってどうする?私(涙)。
しかし、人は成長するものです。ほーら!釣れたっ!
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「よく来てくれたね~。めちゃくちゃうれしい~!」思わず大声でワカサギに話しかけちゃいました。
テンションも上がりまくりです。
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そして、湖畔に戻り、釣りたてのワカサギを天ぷらにしていただきます。
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さくさくで、ふわふわで、めっちゃうまい~!!!幸せ~!!!これ、エンドレスで食べたい!そのくらいのおいしさです。
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伊藤さんは「釣りは準備の時間が楽しいんですよ。
半日かけるイメージで楽しんでください」と、おっしゃってました。
でも、ごめんなさい。食べてる時が最高に楽しかった中島です。
しかし、もう一度と言わず何度でも、木崎湖でワカサギを釣ってみたいです。
季節によって、時間によって、湖の表情が違うそうですから。
特に朝の明るくなる時の5分、10分と、夕方暗くなる手前の10分は一番変化しやすいんですって。
湖遊びできるチャンスの少ない九州人にはおすすめの木崎湖です。なお、木崎湖モダンボートは冬期はお休みです。
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【放送を聞く】


□ 木崎湖モダンボート →  
http://www.kizakiko.jp/
□ 信濃大町なび →  
https://www.kanko-omachi.gr.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

国登録有形文化財・大嶋家住宅 ~ 松本市

初めて信州取材を担当した頃に、「この辺のお屋敷は『本棟造り』っていって、屋根の上のところに鳥が羽を広げたような『雀おどり』がついている」と教わりました。
その『ザ・本棟造り』というお屋敷が、松本市の大嶋家住宅。
1857年(安政4年)に建てられた、国の登録有形文化財です。
現在は住居としてではなく、寄席やコンサートなども開催できるコミュニティスペース「信州松本 南涯館」として活用されています。
大嶋家十五代目の当主・大嶋三紀夫さんにご案内いただきました。
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『本棟造り』の特徴は、切妻屋根で妻入り。左右対称の屋根部分が三角形の二辺として見える壁面に入口があるということ。
(ちなみに屋根斜面が見える壁面に入口があるのは平入)そして、建築部分の形がほぼ正方形だということ。
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そして、『雀踊り』が付いていること。
まさに雀が躍っているように見える、鳥が羽を広げているような形の屋根飾りです。
さらにその下に懸魚(げぎょ)という魔除けの木彫が付いているのが基本だそうです。
また、この『本棟造り』は、信州の中部…松本から南の方に限られた建築工法で、長野や上田では、形が似ていても『本棟造り』とは言わないのだとか。
大嶋家住宅(南涯館)の場合は、さらに破風を付けて、見栄えをよく仕上げています。
破風が付いているのはより本格的な、格上の家ということになるそうです。
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さらに大嶋家の場合、作った人がちょっと違った!というのが近年わかったんだそう。
越取直四郎という、立川流に属する木曽の宮大工だったのです。
立川流というのは、諏訪地方を拠点に、江戸後期、全国の寺社建築・彫刻を手がけた宮大工の流派で、諏訪大社下社秋宮の拝幣殿などを作った一派です。
「立川流は神社仏閣や彫刻は多く手掛けているけれど、民家はなかなか手がけたものが少ない」とのことで、2年前には立川流のみなさんが見学にいらしたのだそう。
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立川流らしさは大嶋家のそこかしこにあふれていて、屋根下の懸魚もそうですが、室内の松や風景の欄間、
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鶴やウサギの釘隠し(立川流のみなさんが「珍しい」とおっしゃってたらしいです)など、ユニークなものがたくさんです。
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引き出し階段に古い神棚、箪笥に長持ちなどお宝の山盛り状態でわくわくします。
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また、お客様用玄関の式台のところは、いつまでも座っていたくなるいい風が入ってきます。
「ここは南風が特に強いんだけど、屋敷林(お屋敷に付随してる防風林)が、ちょうどいい風にしてここを通り抜けるんです。
昔の人はそういうことまで考えてるんですよね」と、大嶋さん。
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また、今は納戸になってますが、昔は馬小屋だったという空間も。
「南涯館」、イベント開催時だけでなく事前に相談すれば見せてもらえますので、信州の『本棟造り』をぜひ見学してください。
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【放送を聞く】


□ 信州松本 南涯館 →  
https://kominka-nangaikan.com/
□ 新まつもと物語 →  
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/