今年、大町市にオープンした「.BASE OMACHI(ドットベース大町)」は、トレイルランニングやサイクリングを楽しむ人のための駅=ステーション。
信濃大町駅の観光協会でEバイクを借りて、サイクリングで到着~!の中島です。
ミーティングスペースにロッカー、シャワールームなどがあるだけでなく、必要な道具類の販売もなさっています。
そして!トレイルランニング用のシューズやリュック代わりのベスト型バッグを無料で貸し出してくれるんです!!!
トレイルランニングとは、舗装されてない道=林道、砂利道、山道を走るものなので、グリップ効きまくりの靴底かつ、土踏まず周囲をぐいっと締めてくれる作りになってます。
走ってるとリュックは大きくてじゃまだけど、山を走るので、非常食と水分は不可欠。
ベスト型バッグは、それらをコンパクトに身に着けられる優れものです。
このベスト、山、高原、スキー取材用に、私欲しいなあ…。
「これからトレイルランニングをやってみたいという人達のための玄関口になれば」という思いで、無料貸し出しをなさっているのだと話してくれた、ドットスペース大町を運営している(株)フリーフロート・取締役 COOの荒居悠さん。
競技としてのトレイルランニングも盛んで、世界チャンピオンになった上田瑠偉選手は、大町市の出身だそう。
ドットベース店内には上田瑠偉選手の展示コーナーもありました。
主に山岳を走って競う競技ですが、タイムだけでなく、山を登って下りての『獲得標高』もポイントになるのだそうですよ。
しかし、「全員がタイムを競って1位を狙ってみたい…というのではなくて、山の中を走る爽快感や頂上に行った時の満足感だったりとかに魅力を感じて、トレイルランニング人口が増え続けている」と、荒居さんが教えてくれました。
荒居さん曰く「すぐ近くに最高のトレランコース=鷹狩山があるんです」と。
世界チャンピオンの上田選手のホームマウンテンでもあるんだそうで、「斜度もそんなにキツくないし、頂上に行った時の景色がすごいんです。
アルプスが全部…天気のいい日は白馬の白馬岳からずーっと南の方まで一望できるロケーションです」とのこと。
山頂には展望台とトイレもあるし、山頂近くは有志でウッドチップを敷いて安全なコース作りをなさっているそうです。
この鷹狩山コースでは、毎年11月3日にはキッズ中心の(幼稚園~小中学生)大会が開催されるそうです。
「大町・大北地域は日本一のアルプス山岳地域ですから、いいステージであることは間違いない。こういった所にステーションがあると、全国各地から白馬村・大町市・安曇野市・松本市に集まってもらって、ゆくゆくは日本大会、世界大会とかやってみたいですよね」と、楽しそうにおっしゃってたのが印象的でした。
放送ではお伝えできなかったんですが、ドットベース大町のお隣には「ちょうじや」という、江戸時代の庄屋・塩問屋の博物館があるんです。
新潟の糸魚川から松本まで塩を運んだ「塩の道」沿いになるんです。
この道は古代から江戸時代まで脈々と繋がっていた道です。
「昔の人はすごい格好で、今みたいに舗装されてない道=オフロードを、中には特急便とかって言って三日くらいで走ってモノを運んでたんです。
すべてトレイルランニングだったってイメージですよね。
そういった地域柄、ここでトレイルランニングのステーション作って、隣が塩の道っていうのには縁を感じます」と、荒居さん。
大町の塩の道。歴史と最新のスポーツのつながりを感じる場所でございます。
【放送を聞く】
□ ドットベース大町 →
https://dotbase-omachi.com/trailrun/
□ 信濃大町なび →
https://kanko-omachi.gr.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/