標高1664.9mの高ボッチ山山頂のなだらかな傾斜に広がる高原。それが高ボッチ高原です。
塩尻市役所観光課観光振興係の吉田哲也担当係長と林美歩さんの案内で出かけてきました。
山頂のすぐ近くまで車で行ける、ありがたーい絶景ポイントなのです。山頂エリアでは、いきなりどーーーーーん!と、目の前に北アルプスが出現します。
駐車場に車を停めて、軽い上り坂を歩くこと400m。
「日本一のシャッターポイント」と名付けられた、山頂展望スポットに移動すると…。
足元に諏訪湖がどーーん!その向こうの山々のシルエットの重なりの先に…富―士―山―――!うっすらですが、想像より大きな大きな富士山のシルエットが見えます。
さすがに写真では確認するのが難しいくらいのうっすら具合ですが(ちなみに、湖の一番左端エリアから上の方にある、二塊並んだ雲の右側=すこしもっこりした雲のあたりが富士山)。
人間の目ってすごいなあ、と感じます。
吉田係長が「ああ。今日は大きく見えますね。
日によって見え方が違うんですよ」と、おっしゃってました。
この諏訪湖越しの富士山の位置を12時方向に取ると、1時方向に南アルプス、3時方向に中央アルプス(木曽駒ケ岳)、そして5時の方向に屏風のような穂高連峰が!すごい存在感です。
そして穂高の向こうに「ぴこっ」と槍ヶ岳が~が~が~!富士山を正面に取ると、背中が槍ヶ岳、という場所なんですね、高ボッチ。
6~12時に戻るまでにも、北アルプスから常念岳、大天井岳、白馬連峰を経由し、蓼科山から八ヶ岳を見渡して富士山に戻るまで、高山オンパレードです。
360度、山々が見渡せる~。
午後イチくらいに訪れた今回。富士山はうっすらですが、八ヶ岳はしっかりきれいに見えてます。
北アルプスも南側は概ねくっきり。おすすめの時間帯とかあるのでしょうか?吉田係長曰く「朝方とかのほうがもっと鮮明に見えますね。
すべての時間、いろんな見え方があるけど、くっきり爽快感を味わう景色を眺めたいなら朝方。
また、ナイトビューポイントとして諏訪地域の夜景といっしょにみることができるのも見どころですね」と。
明け方のオレンジ色の光に山々の黒いシルエットが浮かび(含む富士山)、足元の諏訪湖地域の街の明かりがきらめく…というのも素敵らしいそうですよ~。
また、秋の朝方は雲海の出現率が高くなるんだそう。林さんが「いきなり、雲の海!って感じになるんですよ。
諏訪湖の上に雲が『ふわーーーー』って広がって、諏訪湖が見えないくらいになります。
ところどころ雲海の隙間から諏訪湖が見える時の景色もいいです。」と、力説してくれました。
もし、今信州に行くなら、絶対高ボッチに行くべき!11月は最高の雲海チャンスですってよ~。
高ボッチ。自家用車で行くしかない場所で、なかなかの山道ドライブです。
夜は、木々の間に鹿の目が並ぶナイトサファリ状態になるそうですので、運転にはお気を付けください。
また、雪が降ったら(だいたい12月中旬くらいから)、春まで車両通行止めになりますので、ご注意を。
【放送を聞く】
□ 塩尻市観光協会 →
https://tokimeguri.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/