Monthly Archive for 8月, 2020

「山屋御飴所」で飴づくり体験 ~ 松本市

松本市は飴の街。乾燥した気候が飴づくりに適しているし、近くで米がとれることと湧き水が豊富なことなどが理由として挙げられます。
現在でも、100年以上続く老舗の飴屋さん(飴専門店)が3軒も繁盛を続けてらっしゃるんです。
その中でも一番古くから飴を作っている「山屋御飴所」では、飴作り体験ができるんです。
山屋の創業は寛文12年。約350年前だそうで、徳川家綱が将軍だった頃ですって!
代表の太田喜久さんに案内と指導をしていただきました。
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伝統の米飴(乳白色)をベースに、ピンクとブルーがストライプ状に入るカラーリングで、てまり飴と渦巻き飴を作っていきますよ~。
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松本市役所観光温泉課の原素子さんと二人でチャレンジしたのですが…意外に難しい(汗)。
私、お餅やそば打ちのイメージを持っていましたが、もっと柔らかくて、もっと伸びがよくて、ほのあたたかい…。
「ひねらずに、ひも状になるよう回転させながら…」と、伸ばすよう言われたのに、なぜか激細部分が発生(汗)。
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ベースの飴にバランスよく色飴を載せ(水で貼り付けます)…たのに、棒状に伸ばすところでストライプがうねりになり、全体の形もうねって「ひよひよ」した感じに形作られてしまいました(汗×2)。
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「大丈夫。失敗はしないので」という太田代表の言葉にすがりながら、「球断機」という金属製の道具を使って棒状の飴をコロコロした玉状に切っていきます。
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結構な重さのふた部分をかぶせてスライドさせるように動かしていくと、棒状の飴に切れ目の線がついていき、やがでコロコロの飴が出てきますが、動きを止めちゃうとぶつ切り状態になるだけでなく、飴がくっついてしまう!
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てまり飴がコロコロ出てくると、もう嬉しくって、テンション上がりまくりです~。
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さらに細く棒状に伸ばした飴を渦巻きにしたものにもチャレンジしたのですが、これまたなぜか色飴の部分が接着面にいってしまい、乳白色部分だけが表に出てしまった…。む、むずかしい。(写真は、太田さんのサポートでちょっとリカバリーできた…の図。)
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思った以上に飴が伸びるのに、一度形を作るとそれで決まっちゃってやり直しがきかない!ちょっとへこんでいたら、太田さんが「まあ、できあがったものは、全て味のある飴になってますから(笑)」と、褒めにくい時の褒め言葉をくださいました。
そう、味は最高においしいのです。
伝統の米飴ですから。ちなみに米飴って多糖類で、体に吸収されにくい糖類なので、血糖値があがりにくいとか、ゆっくり体に入っていくので太りにくいとか言われているそうで、「健康的な甘味だと思います」と、太田さん。
懐かしいやさしい甘みがじんわり口に広がり、食べた後はすっきりするんですよ~。
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なお、9月6日は『飴の日』です。
日本書紀に「神武天皇が、大和国を平定する際、天つ神を祀る時に飴を作って奉納した」という記述があり、その日付が9月6日なんだそうです。
松本の飴屋さんが中心になって、今年は9月5・6日(土・日)に『松本あめさんぽ2020』という催しを行います。
3密を避けたスタンプラリー式のイベントで、松本の城下町を散策しながら全国の飴のお買い物が楽しめますよ。
そして、毎年1月の第2土・日曜日は「あめ市」です~。

【放送を聞く】


□ 山屋御飴所 →
https://www.yamaya-candy.com/
□ 松本あめさんぽ2020 →
https://peraichi.com/landing_pages/view/9-6amenohi/
□ 新まつもと物語 →
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

国宝・善光寺で写経 ~ 長野市

善光寺で、写経。できるんですよ~。場所は善光寺本坊「大勧進」。
善光寺は無宗派のお寺で、天台宗と浄土宗のお寺(宿坊)が協力して運営されているのですが、天台宗のほうの一番大きな=中心になるお寺(坊)が「大勧進」です。
善光寺の本堂に一番近いところになります。
大勧進の入り口からは、堀の蓮ごしに山門と本堂が見えるという、絶好の…もとい、ありがたいロケーションです。
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大勧進の門をくぐって左側にある紫雲閣という建物が写経体験の会場です。
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中はすごくきれい!背筋の伸びるような、そして心休まる居心地の良さ!ありがたいことに机といすで写経させてもらえます。
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ご案内と指導は、善光寺本坊大勧進・参拝係の細野順諦さん。
やさしくて、美しい佇まいのお坊さんです~。「写経というのは、一度だけやるのも結構ですし、何度でもやっていただける仏教体験です」と、おっしゃってました。
最近大ブーム、を通り越して定番化した感のある御朱印ですが、もともとは写経したものをお寺に納めた証明書としてお寺から御朱印をお返ししていたものだった…という説も教わりました。
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まずは、塗香といって粉のお香で手、体、体の内を清めます。
シナモンに似たようないい香りがします。そのあと、細野さんについて写経前のお経を唱えます。
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文字を書くのに墨汁は使いません。
水と墨で墨滴を作ります。「心が落ち着くように墨を作ってください。
墨をする作法もお写経のひとつです」と、細野さん。
あわてて墨を動かす速度を落とした、粗忽者の中島でした。
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一筆一筆思いを込めて丁寧に書けば、文字の良し悪しは気にしなくていい、とのアドバイス。
心強い。「ひとつの事に集中するようにすると、意外に雑念が払われます。
書くことに集中することで自然に心が落ち着いてくるというのも写経の一部です」と、細野さん。
かなり集中力に欠ける中島でも集中できましたし、字がお手本からずれちゃった時に聞こえる鳥の鳴き声に心が癒されたり。
あと、善光寺本堂から時を告げる鐘や、法要で瑠璃壇のお幕が上がる時の鐘の音などが聞こえてきて、すごく幸せな気持ちになれるんですよ~。
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私は267文字の般若心経の写経を体験しました。
早い人で1時間くらい、遅い人で2時間弱くらいの所要時間です。
他にも100文字ないくらいの延命十句観音経や南無阿弥陀仏と6文字だけの体験もあるそうです。
できあがったら、お願い事と名前を書いて、大勧進に奉納することもできますし、持って帰ることも可能です。
やっぱり善光寺は、じっくり時間をとって、仏教の世界に浸りまくるのが正解!です。
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【放送を聞く】


□ 国宝・善光寺 →
https://www.zenkoji.jp/
□ 善光寺本坊大勧進 → 
https://daikanjin.jp/
□ ながの観光コンベンションビューロー →  
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

大王わさび農場 ~ 安曇野市

開拓100年を超えた、世界最大の(広さ15ヘクタール)のわさび田が「大王わさび農場」。
一面に広がるわさび田とわさびに関する体験、そしてわさびグルメ…と、まさにわさびのテーマパークです。
農場を運営している(有)大王・観光課課長の川上清さんに、「お気に入りのスポットも含めて案内してください…」とお願いしたら、いきなり正面玄関の外に連れ出されました。
実は、大王わさび農場に入る時に、背中側の景色を見るのがおすすめだと。
「安曇野のなかでも、北アルプスがしっかり広く見える数少ない場所」なんだそうです。
安曇野のシンボルである常念岳。安曇野からはテント型に見える標高2800mの美しい山。
その右のほうの富士山みたいな形が有明山。その奥が燕岳(つばくろだけ)。
有明のすぐ左が大天井岳。常念より低く見えるけど奥になるからなんだそう。
さらにお天気がよければ右奥に白馬の山々も…。
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取材に伺った6月初めは雪形が出てる時期。常念岳の左にある蝶ヶ岳。
名前の由来になっている蝶の形が出てますよ。
左の電信柱の上の方、山頂近くに白く蝶の羽っぽいのが…。わかるかなあ。
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「わさび田だけでない、山を一望できるのも大王わさび農場のおすすめポイント」と、川上課長。
わさびの前にすごいごちそうがあったんですね…。
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場内は、幅80mくらいの水の流れの中で、わさびがすくすく育っている風景が広がります。
ゴールデンウィーク以降は日よけのためのネットがかけられているので、表面は黒いメッシュ。
その下に、わさびが涼しい顔して並んでいます。
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また取材時には、今年から端午の節句に合わせて泳がせるようになった鯉のぼりたちが。
10月からは日よけネットがなくなるので、緑になりますよ。
そして、3月にはわさびの白い花が咲きほこります。
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川のように見えるけれど、場内の水はすべて湧き水。
「一ヶ所から湧いてるのではなく、畑全体から湧いているんです」と、川上課長。
その水量は、1秒間に2トンだそうです~!水が湧きている場所は、そこここで確認できます。
ぽこぽこっと泡が出て、水の輪ができて、「ああ、そこで水が生まれてるのね」と、感激。
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きれいな水なので、ヤマメもいるし、梅花藻も育ってます。
両方、きれいな水でないと生きていけない生きものなのです。
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手足を浸せる場所もあり、ひんやり気持ちいい~。
ひんやり過ぎて、30秒も手を付けてられません(汗)。
水温は年中12~13℃で、夏はひんやり、冬はあたたかめに感じられます。
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川上課長が、「湧き水といえど、一ヶ所にとどまっていると水温が上がるので、常に水を動かす工夫がされています」と教えてくれました。
わさびの間の水路ごとの傾斜+農場全体の5度の傾斜で流れを作っているそう。
人の工夫と力と自然の力が活かされた、とっても面白くて気持ちのいい場所です。
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名物のわさびソフトクリームやわさびコロッケもチャレンジポイントです。
新しくなったトイレもすてきです。
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【放送を聞く】


□ 大王わさび農場 →
https://www.daiowasabi.co.jp/
□ 安曇野市観光協会 →
https://www.azumino-e-tabi.net/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

安曇野産100%ビール「安曇野エール」

ホップ、麦芽、水。すべて安曇野産のビールができました。その名は「安曇野エール」!作ったのは農業を営む齋藤岳雄さん。
ホップも麦も育ててるのは斎藤さん。
「通常は乾燥したホップを使いますけど、『安曇野エール』は、冷凍したホップを使ってます。
麦芽も自社製造の手作り。ALL安曇野産で、ここでしか売ってないビール」と、説明してくれました。
お味は…。ゴクゴク飲める、夏に最高!といいたくなるくらいの飲みやすさです。
飲み終わりに、ほんの少しだけ軽い苦みがあって、これがまた心地いいんです。
エールビールって、豊潤で濃厚…というのが基本ですが、『安曇野エール』は違う!アメリカ系の軽めビールを好んで飲むという山口たかしさんも絶賛の、すっきり軽やか味です。斎藤さん曰く「使ってるのがアロマ系のホップで、さらにシングルホップ(一種類しか使わない)なので、香りがあって苦みが少ないんです。
飲みやすくてフルーティーなビールですね」と。
また「さわやかで、安曇野の風景に合った味かな、というのはあります」と、にっこり。
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クラフトビールを作るに至ったもともとのきっかけは、地元のクラフトビール屋さんに頼まれてホップの栽培を手掛けたことだったそうです。
ホップを作っていくうちに、「自分たちでもビールを作りたいな」っていう思いがつのっていったと齋藤さん。
「ビール麦まで作って、だったら全部安曇野産をつくろうと。
やっと実現しました」と、仲間うちの思いも教えてくれました。
いろんなクラフトビール屋さんがありますが、100%全部地元産のビールって、ほとんど作ってないんですよね~。
『安曇野エール』醸造する時には、水も安曇野から運ぶんだそうですよ。
取材に伺った6月上旬は、齋藤さんのお店に植えられたホップの花が咲いてました(写真右)。
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齋藤さんと仲間がホップを植えたのが4年前。
「5年以上じゃないとしっかりしたものにならない」と言われたそうですが、なんと2年で、ある程度以上の収量が出たんだそう。
「もともと、ホップは長野県が全国生産量第一位だったんで、気候的には合ってるんです。安曇野でも50年くらい前までは作られてました。50年ぶりの復活、ですね」と、齋藤さん。
復活栽培したホップの品種は、昔、長野県で作られていた『信州早生』。
長野で栽培が終わって、岩手に行って、また出戻りで株を持って来たんだそうです。
畑も見せてもらいました。
びっくり!4~5mくらいの緑の垣根、いや壁状態です。約400本あるとのこと。
ホップって7~8mくらい伸びるそうで、根に近い2mくらいは収穫のない部分だから、下の方でくるくる巻いて丈を短くしておくそうです。
荒廃地を開墾して、地元のクラフトビール屋さんから出るビールかすや、自身の田んぼから出るもみ殻、たい肥などで丁寧に土づくりからなさったそうです。
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冒険好きなチャレンジャーが仲間に多いという齋藤さん。
今後、安曇野の特産品を活かしたクラフトビール作りを目標になさっています。
安曇野産のリンゴを入れたアップルビールとか、ブドウを入れるとか…。楽しみです。
安曇野に観光に来た人たちに見てほしいものとして、「田園の中に入ってみて、どんな人がどんな作業をしてるのかとか、素朴なところをみてほしい。
例えばホップならどんなところで?どういう人が?どういう作業で作ってる?とか。」作業のおじゃまになることが心配ですが、「じゃまだったら言うんで、大丈夫ですよ」と。
NG出されるまでは、近づいてよいみたいです。
田園の中の大きな桜の木とその足元の道祖神とか、素敵な風景にも出会えますよ。
ビールの購入は、齋藤さんの農産物などの販売とおそばがいただける「斉藤農園あぐりす」でどうぞ。
ホップの緑のカーテンも素敵です。
今年は、生のホップで仕込む『安曇野エール』に乞う、ご期待!8月中旬に仕上がる予定だそうですよ~。
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【放送を聞く】


□ 斉藤農園あぐりす → 
http://www.saito-farm.net/liberty/
□ 安曇野産ホップを生産する会 → 
https://ja-jp.facebook.com/azuminohop/
□ 安曇野市観光協会 →  
https://www.azumino-e-tabi.net/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/