サバ缶に旬?

あるわけないですよね。サバ缶に旬。缶詰ですから。でも、そうとしか言えない状況が発生するのが長野県の5~6月。
食品売り場にサバ缶(水煮)が山と積まれます。箱買いする人もいるほどです。
数年前にサバ缶フィーバーが起こりましたが、そのずっとずっと前から、長野県民はサバ缶をこよなく愛し、その愛のピークが5~6月なのです。
その理由は…山菜やタケノコと併せて食されるから!そう、サバ缶は山菜やタケノコのベストパートナーなのです。
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2014年の取材時、安曇野市の赤羽敦子さんは言いました。「サバ缶、箱買いまではしないけど、常に3個はストックしてる。
3個切ったら不安になる」と。赤羽さんは、「『細めの孟宗竹のタケノコとサバ缶のお味噌汁』、『新たまねぎのスライスとサバ缶+しょうゆ』がこの時期の定番」と言います。
「数年前のサバ缶フィーバーのせいで、ストック量が増えた」とも。
安曇野あたりではサバ缶が2個パックになって売ってるそうです。

私と『サバ缶味噌汁』の出会いは、2011年。松本観光コンベンション協会が行なった、アルプス山岳郷エリアへの取材ツアーの昼食でした。
味噌汁の具は、知らない山菜と魚っぽい何か。
「これ、なんですかねえ?」という私の問いに、同行していたコーナープロデューサー(松本市で少年~青春時代を過ごす)が、「ん?山ウドとサバ」と返答。
「え?サバ?」という私のつぶやきと同時に、昼食を囲んでいた30名ほどの福岡のマスコミ+旅行会社の人々が「さば…」「サバ」「鯖」「sava」と、口々に驚きを発するものだから、会場は「サバ」のさざ波~!そのくらい福岡の人間にとっては驚きのメニューだったんです。
が、信州では当たり前。放送前に改めていろんな方にご意見を伺いましたら、個人差・地域差はあるようですが、「この時期『サバ缶のお味噌汁』食べますよ」発言を、たくさんいただきました。
・「庭でタケノコが採れるので、もっぱら自宅か近隣で採れるタケノコが具になります。」
・「これからサバ缶必須のウドの煮物シーズンです。味噌仕立て。」
・「サバ缶とふきを煮たおひたしが出ます。」
うーむ。パワフルなワードが並びまくりです。
北の方は『根曲がり竹』という、人差し指くらいの細いタケノコがメインのようです。
・「箱買いまではしないけど、サバ缶と根曲がり竹のお味噌汁は食べます。」
・「北信出身の奥さんが作ってくれる。」
下記写真は、戸隠のおそば屋さん「岳」でいただいた根曲がり竹の味噌汁です。
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若者だって、サバ缶の味噌汁派。
20代女性(白馬村出身・元ミス松本)は「もちろん食べます!サバ缶が甘くて、根曲がり竹がコリコリでおいしいですよね!」と。
同じく大町市の20代女性にいたっては、「山と薮と熊の危険に注意して、半分くらい命がけでタケノコ採りに行きます」との熱い返答。
元鹿児島県のMBC、現在長野県のNBSのアナウンサー・重盛赳男さんは、「南信にある実家では食べない」としたうえで、「山菜に対する熱量は北信のほうがある、気がします」と、おっしゃってました。
アルプス山岳郷の白骨温泉「山水観湯川荘」の齋藤元紀さんが送ってくださった山ウドで、サバ缶味噌汁をいただきました。
山ウドの苦みと食感にサバ缶の旨味…やはり、おいしい。
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【 放送を聞く 】


□ 新まつもと物語 → 
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□ 長野県公式観光サイト → 
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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