奈川のそば

松本市、アルプス山岳郷エリアに広がる奈川地区。あの「野麦峠」に通じる野麦街道が通っているところで、標高が1100~1200mくらいあります。
で、この奈川は、そばの名産地なんです!
奈川地域の資源を活かす事業を展開している『株式会社ふるさと奈川』の統括マネージャー・小林新蔵さんに、その理由を教えてもらいました。
奈川の集落の中央を川が流れていて、朝、その川から上がった水蒸気が霧になるのだそうです。
標高1200m付近にある農地は霧で包まれると言います。
霧に包まれたそばは風味豊かな、いわゆる『霧下そば』に育つのだと。
「奈川の霧が、水が、そばをおいしくしてくれるんですよ。
奈川で育ったそばを奈川の水で打つからおいしいんです。」と、おっしゃってました。
奈川のそばは軟質系といわれていて、そばの旨味を左右する粗タンパクが19%と多いので香りが高いのだそうです。
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奈川では主に3種類の品種のそばを栽培しているそうです。
一つは「北早生」という、北海道原産のもの。
二つめが“幻のそば”と言われる「奈川在来」。
300年以上前から奈川地区で栽培されてきた小粒のそばです。
食べるとわかる、おいしい香り豊かなそばで、その希少性から「全国で一番高いそば粉じゃないか…」と言われてるとか。
三つめが新品種の「夏吉」。
「奈川在来」の改良種です。栽培期間が短くても大丈夫な品種として開発された、「奈川在来」にはかなわないけど甘みと香りのあるおそばだそう。
ちなみに北早生が出回るのが10月1日から。
奈川在来の刈り取りは10月中旬以降。
11月上旬から中旬には“在来そば週間”というのが設けられていて、その期間は奈川在来だけが提供されるんですって。
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この奈川は『とうじそば』の発祥の地といわれています。
『とうじそば』は、“とうじかご”という小さな竹籠にお椀一杯分くらいの小分けしたそばを入れて、とうじかごごと、山菜やキノコの入った鍋に突っ込んでしゃぶしゃぶ…と温めて、いただく食べ方です。
いうなれば、そばのしゃぶしゃぶ。
「もともとは地区のハレの日、冠婚葬祭の時…人が寄って集まる時には必ず出されたものなんです」と、小林さん。
また2月初めには“寒中とうじそばまつり”が開催されます。
期間中は鍋に「キジ」の肉が入ります。
「野生の鳥は脂が強くて、そばにつゆがからんできておいしくなるんですよ」と、小林さんの笑顔がまぶしい。
そう、キジのとうじそば、めちゃめちゃおいしいんです。
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奈川は、場所によっては乗鞍岳(左写真)と穂高連峰(右写真)が見えるんです。
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小林さんとアルプス山岳郷・代表理事の斎藤元紀さんに案内してもらったのは「クラインガルテン」。
ラウベと呼ばれる農作業小屋(と言っても小さな別荘みたいな瀟洒な感じ)と農園がセットで貸し出されている、市民農園の豪華版みたいなところです。

ここから見る乗鞍と穂高に心が癒されました~。掘れば掘るほど魅力が沁み出してくる…奈川はそんなところです!
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(放送を聞く)

□ ながわ観光協会 → 
https://nagawa-vill.jp/
□ ふるさと奈川 → 
http://jinento.jp/
□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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