Monthly Archive for 11月, 2019

松本「あめ市」

松本市の中心市街地で、毎年1月第二土・日曜日に行われるお祭りが「あめ市」。
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歩行者天国になった街なかで、飴が売られるのはもちろんですが、辻々に商売の神様がお祀りされ、それがそのままお神輿になり街を練り歩きます。
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七福神が飴を配りながら歩く時代行列も行われ、太鼓の演奏や鍋のふるまいなど、賑わいまくりの二日間です。
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また、地元の子供たちが「福だるま」や「福あめ」を売り、地域交流を行っている九州(福岡県や佐賀県)の物産なども販売されてもいます。
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もとは1月10・11日に行われていた、この「あめ市」。歴史は古く、江戸時代から続いているお祭りで、新年の初市にお祭りが重なっていったようです。
江戸時代初め、1月11日の市始めの行事の時に、市の神様をお祭りしていた宮村天神(今の深志神社)の神職さんが、“縁起物としての塩”を売りだし、そこから「塩市」と呼ばれるようになったようです。
「塩の市」として定着していくうちに、江戸時代後期、戦国時代のエピソードが加えられます。
戦国時代、松本を支配下においていた武田信玄への経済封鎖の意味合いで、今川が太平洋側からの塩のルートを止めてしまいます。
そのため、一般市民が困窮する羽目に。これに激怒したのが、同じく武田と対立していた上杉謙信。
「それは卑怯だ。仁義の道に反する」と、日本海側の塩を届けされました。
その塩=「義塩」が届いたのが1月11日。それを記念して「塩市」が始まり、今の「あめ市」に繋がっているというお話。
松本市役所・博物館事務員の原澤知也さんにいろいろ教えていただきました。
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どうやら義塩伝説は後付けの創作のようですが、楽しいネタです。
江戸時代から語り継がれている、そのことがとても重要だと思います。
塩を運んできた牛をつないだ石が「牛つなぎ石」として残されているくらいですし。
また、現在のあめ市では、この義塩伝説にちなんで、武田方・上杉方
に分かれて綱引きが行われます。その名も「塩取り合戦」。一般人も当日参加させてもらえます。
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私も、RKBラジオの法被を着用して、いざ参戦。武田方に入れてもらいました。大将=信玄公に鼓舞されながら真剣に綱引き!楽しい!
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参加賞もいただきました。
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市の名前の「塩」がいつのまにか「飴」になったのは、おそらく貴重品つながりでしょう。
そして、今も100年を超える老舗飴屋が三軒もあるくらい、松本が飴の名産地だったから。
そのひとつ「山屋御飴所」代表の太田喜久さんにお話を聞きました。
「うちが346年、飯田屋が220年くらい、新ばし飴が160年くらい…一番若くて160年という老舗が3軒集まってるというのは、なかなかめずらしい都市かな」と、笑っておられました。
「松本は、もともと気候的にも乾燥していたり、米どころの安曇野もあるし、市内の湧き水もあり、あめを作るのに適した地域なんですね。
明治時代には20軒以上の飴専門店があったようです。
そのころは、飴の生産量が日本一だった時期もあったんですよ」というくらい、松本は飴の街なんです。
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水あめをベースに、引いて飴玉にした「白玉あめ」、それにミルクとバターを混ぜた「堂々飴」、薄く伸ばしてピーナツが入った「板あめ」など、山屋の飴はどれも美味!そして、あめ市の時には「福良(ふくら)」という飴も登場します。
枕状のふっくらした形で、これは「義塩伝説から始まったもので、塩を入れる俵というか“塩がます”を模したもので、縞々になっているのは、縄をかけた跡を模したもの」なんだそうです。
信毎ガーデンでは限定の飴とジェラートのメニューも出てました!
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個人的にもお気に入りの新年のお祭り「あめ市」。
ぜひタイミングを合わせて、松本の文化を楽しむ旅に挑戦してくださいませ。

(放送を聞く)

□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 山屋御飴所 → 
https://www.yamaya-candy.com/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

奈良井宿② ~ 塩尻市

江戸と京をむすんでいた中山道のちょうど中間の宿場町。
距離約1kmのうち800mに建物が並んでいます。
今も人々が生活する、いうなれば「生きた江戸時代の宿場町」になっています。
毎年、江戸時代に行きかった人や物を再現する催しも行われています。
『皇女和宮』の行列や、将軍の飲むお茶が京都宇治から江戸に運ばれた『お茶壷道中』などで、一般人も参加するチャンスがあったりします。
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そのお茶壷が、奈良井宿の長泉寺に残っています。
ここは、お茶壷道中の本陣として使われた場所です。
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「お茶壷、毎年、御宿り候」という内容の古文書が残されています。ご案内くださった長泉寺の大橋祐加子さんによると、お茶壷は信楽焼だそうで、触るとザラザラ…というよりシャラシャラした感触です。サイズは高さ33~4cm、直径27~8cmほどでしょうか。
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なぜ一つだけ残っているのかについては「先代住職曰く『毎年お宿を提供していたので拝領したのかな?』とか、50年くらい前に蔵を壊すときに出てきたので、控えの物として隠しておいたのか…とか、想像はするんですけどわからないんです」と、祐加子さん。
ちなみに中身はカラだったそうです。
しかし、なぜなのかについて、われらが山口たかしから新説が!詳しくは、↓から放送を聞いてくださいね。
また、このお茶壷道中が歌われた童謡が「ずいずいずっころばし」なんですよ~。
祐加子さんが教えてくれました。長泉寺では、本堂の龍の大天井絵もお見逃しなく。
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(放送を聞く)

□ 奈良井宿観光協会 →
https://www.naraijuku.com/
□ 塩尻市観光協会 →
https://www.tokimeguri.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

奈良井宿① ~ 塩尻市

江戸と京をむすんでいた中山道のちょうど中間の宿場町。
それが奈良井宿。中山道のなかで木曽の山あい部分=木曽路の中で最もにぎわった宿場町でもあったそうです。
実は、中山道で一番長い宿場町で、その距離は約1km。そのうち800mに建物が並んでいます。
今も、昔の風情のままで!よって、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
奈良井宿がすごいのは、その昔ながらの街並みの家々に、人が住んで生活を続けているところ!
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奈良井宿保存のきっかけになった町屋が「中村家」。もとは(江戸時代)塗り櫛問屋でした。
間口が広く奥行きが長い、いわゆる町家づくりです。塩尻市役所の横関博政さんにご案内いただきました。
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奈良井宿の建物の特徴でもある、一階より二階が少し前に出た『出梁(だしはり)作り』で、長い板を重ねて作った『鎧庇(よろいびさし)』がついています。
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庇を押さえる『猿頭(さるがしら)』も特徴のひとつ。ほかの家(右)も、ほら猿頭。
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箱階段とかたんす階段とかよばれる階段で二階にあがるとこんな感じ。
格子や蔀越しに街道が見下ろせて、情緒たっぷりです。
街道側の二階は客間になっており、ふすま絵なども豪華です。
ちなみに、家の真ん中部分が吹き抜けの大広間なので、二階部分は街道側と裏庭側に分かれていて、直接移動はできません。
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奈良井宿の建物は、中村家のように資料館になっているだけでなく、町家そのままのたたずまいで、お宿やお食事処、古道具と雑貨の店、カフェ、理容店などとして営業をしています。
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25年前から喫茶店をなさっている「松尾茶房」の今井昭憲さんにお話を聞きました。
箱階段を上がると、二階は畳敷きの喫茶スペースになってます。
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江戸時代から変わらない家並みを眺めながら、古い町家を新しく変身させたお店で買い物やティータイムを楽しむ…。
奈良井宿はそんな不思議な時間を楽しめる場所です。

(放送を聞く)

□ 奈良井宿観光協会 → 
https://www.naraijuku.com/
□ 塩尻市観光協会 →  
https://www.tokimeguri.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

松本のクラフトビール「松本ブルワリー」

昨今ますます人気のクラフトビール。
長野県には、150リットル規模のマイクロブルワリーを入れると17のブルワリーがあるそうで(2019年9月取材時)、全国でも比較的クラフトビールのブルワリーが多いところだそうです。
その中で、今回ご紹介したのが松本生まれのクラフトビール『松本ブルワリー』。
定番5種に準定番が1~2種。さらに季節限定があったりして、6~8種類のクラフトビールが展開されています。
ほどよい苦みと香りがおいしいラインナップは、飲んでいて楽しい!中には国宝・松本城への敬意をこめた『マツモト・キャッスルスタウト』という、ビジュアルもかっこいい黒のビールもあったりします。

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製造責任者で工場長の勝山拓海さん曰く「クラフトビールって概ね人が多いところで出ていくものですけど、うちのビールは松本の人が一番飲んでくれている。
それがあるので作り甲斐がある。この作り手と飲み手の距離が近い環境が、作り手に“もっとおいしくしたい”、飲み手に“もっとおいしいものを飲みたい”と思わせ、競い合わせてる感じがする」と。
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風味がしっかりしているけど、基本、味わいはすっきり!その点について勝山さんは「仕込んでいる松本の水自体が軟水なので、仕上がりがやわらかくなるのかなあ」と、おっしゃってました。
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限定ではあるものの、地元産の麦やホップで仕込むこともあります。
今年も、乗鞍高原・奈川・安曇野で育ったホップが採用されていました。
しかし、基本はカナダ・イギリス・ドイツ産に時々ベルギーやアメリカ産の原料だそう。
「海外からいい原料を入れておいしいものを作る…パン屋さんと同じイメージですね。外の原料を使って、その土地に合った完成品を作るっていう」と、勝山さん。なーるほど!
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「地元の人が誇れるビールを作りたい」と考えている勝山さん。
「これからのクラフトビールは、より『ハイパーローカル』になっていくかな」とおっしゃいます。
「人がいる場所に卸すんじゃなくて、そこに来てもらえるように。
まずローカルに住んでる人たちが一番だよっていうのが当たり前になればいいな、と思ってます」と。
その意見、納得&大賛成!
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松本ブルワリーは、松本の街なかに『タップルーム』という直営店があり、ぞんぶんにクラフトビールを楽しめます。
ビールだけでなく、おしゃれなオリジナルグッズも販売していて、とっても素敵な場所なんです。
中町店は13時から19時の営業なんですが、これは「それ以降は飲食店でどうぞ」という考え方から。

そういうところが素晴らしい!松本の澄んだ空気と一緒にゴクリと喉を潤してくださいな。
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(放送を聞く)

□ 松本ブルワリー → 
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□ 新まつもと物語 → 
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富永倫子と行く信州ツアー 戸隠に行きます

12月11日~13日の2泊3日で、3つの国宝=善光寺・松本城・旧開智学校を楽しみ、信州みそを手作りし、戸隠神社にも参拝します。
タイミングとしては、雪が降ってるかも?積もってるかどうかは「???」という感じ。
(一社)戸隠観光協会・事務局長の塚田康人さんは「吹いたら飛んでいくような軽い雪」が魅力だとおっしゃいます。
また「冬はそばが一番おいしい季節」だとも。
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今回の旅では、そば会席が超美味の「鷹明亭辻旅館」に泊まります。
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もちろん福岡から長野県まではFDA=フジドリームエアラインズの直行便!福岡空港から信州まつもと空港までたった90分です。
その飛行の魅力について、フジドリームエアラインズ・松本営業支店支店長の臼井久美子さんが「松本空港は日本の空港の中で一番標高が高い所にある空港なんです。
山並みを越えながら空港に入ってくるという、すばらしい景色をご覧にいただけます」と、おっしゃいます。
そうそう。信州まつもと空港の標高は657.5m!また、何色の飛行機に乗れるかもFDAの楽しみ!今年デビューのワインレッドに当たるか…。
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福岡から信州に向かうと、瀬戸内海の島々と橋を見つつ関西を越え、名古屋上空で左折した後は、右手に富士山、左側に御嶽山、北アルプスが姿を見せます。
まつもと空港上空で旋回する間に、諏訪湖、八ヶ岳、浅間山を眺めつつ、北アルプスの真横を飛んで着陸…という、ざっくり書いても遊覧飛行気分の景色なんです。
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「富永倫子と行く信州旅」。今回は、善光寺・松本城・旧開智学校(10月に決定)の国宝三昧。
そして戸隠神社にも参拝します。数珠だけでなく信州みそも手作りしてお土産にしちゃいます。
松田聖子っぽいバスガールも登場するかもしれません(笑)。旅の申し込みは、西日本新聞旅行にお願いします。
(放送を聞く)

□ 西日本新聞旅行 → 
http://www.nnpryoko.co.jp/
□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 塩尻市観光協会 → 
https://tokimeguri.jp/
□ 大町市観光協会 → 
http://www.kanko-omachi.gr.jp/
□ ながの観光コンベンションビューロー → 
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/