木曽漆器~スプーン絵付け体験

 

 

伝統工芸品である木曽漆器。京都と江戸を結んだ中山道の「木曽路」と呼ばれた地域=長野県の南西部=塩尻市から木曽郡にかけてが産地になります。
1998年開催の長野オリンピック(冬季)のメダルにも採用されました。
その木曽漆器の職人町でもある塩尻市木曽平沢の「マルヒデ漆器店」で、漆の絵付け体験をさせてもらいました。
奥さまの宮原昌子さんの指導で、漆塗りのスプーンの柄の部分に、赤・緑・黄色の色漆で絵を描いていきます。
左下の二つが見本。左上が私用のまっさらなスプーン。
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漆に触れてかぶれないように、手袋でガードして開始。3mm位の細筆に色漆をたっぷり取って描くのですが…。
普通の絵の具より粘っこくて、取り過ぎるとぼてっとしてしまうし、少ないとかすれるし、まっすぐの線を引くだけでもたいへん!修正すると線がどんどん太くなる~(汗×3)。
「曲がった線も味だと思えば…」とほほ笑んで下さる昌子さん。
しかし、「太くなるのはいくらでもいいけど、色漆が盛り上がると乾いた時に縮んじゃうから気を付けて」とのアドバイス。
柄の裏にも模様や日付け、名前など描いていいとのこと。線だけではブサイクかつ寂しかったので、フォローでお花を…。
あれ?さらにブサイク。じゃ、もうひとつ…。んーーーーーー。右が中島作。左はプロデューサー作。
どっちもなあ。…体験の結果思ったのは「職人さんって、すごい」。描き終わったら、2週間ほど乾かしてから送ってくださいます。
これで体験料1000円は良心的!
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「漆塗りっていうとお手入れがたいへんと思われてるけど、木曽漆器は日常漆器だから普通に洗剤で洗って、拭いて乾かせばいいんです」と、昌子さん。
「アイスクリームも木のスプーンで食べるとおいしいんですよ。
シチューやカレーもね」とも、おっしゃってました。
そして、届いた私の作品!初使用はカレー!とってもおいしく感じられました~。
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体験は「マルヒデ漆器店」の作業場で行うので、ご主人で伝統工芸士の宮原正さんの仕事を見ることもできるんです。
正さんの周りには、ハケや筆などの道具もいろいろ並んでいます。
木曽漆器工業協同組合の理事でもある正さんに、どんな物に漆を塗るのか伺ったら、「お箸やスプーン、お椀から座卓や箪笥。
大きいと建物。木曽漆器全体で文化財も担当してますから。お寺や、名古屋城本丸御殿とかね。
あと、陶器やガラス、金属に塗ることもありますね」と、おっしゃってました。
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木曽漆器と他の産地の漆器の違いがあるかお尋ねしたところ、「今はほとんど違いはないけど、昔は、よそは大名漆器で武士が使う漆器だったんです。
木曽は庶民漆器。弁当箱やお盆、ね。基本、大名がいないから。松本に行くまで。漆の文化って、日本全国ほとんどがお城のある所。
お殿様の、大名文化なんです。木曽は珍しく街道文化。中山道の。
中山道がすごく発展してたんじゃない?それと木材があったからね」と、背景を教えて下さいました。
木曽漆器を使い始めるのにオススメの一品があれば…とのお答えは。「飯椀。いいですよ~。温度もいいし、陶器みたいにいきなり冷めないし。
味噌汁椀も、熱くて持てないということもないし。木のお椀はね」とのこと。あ。いいなあ、飯椀。お小遣い貯めよう。
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(放送を聞く)


□ 木曽漆器工業協同組合 →
http://kiso.shikkikumiai.com/main.html
□ 塩尻市観光協会 →
https://tokimeguri.jp/
□ 長野県観光機構 →
https://www.nagano-tabi.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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