Monthly Archive for 7月, 2019

戸隠高原 ~ 長野市

標高1000~1300m。戸隠山を主峰とする戸隠連峰の裾に広がるのが戸隠高原。
白樺をはじめ、やわらかな、また濃い色の緑の森が広がりは、心がすーすーする気持ちよさです。
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頂点に存在する戸隠山は、天の岩戸伝説に由来すると言われています。
素戔嗚尊(スサノオノミコト)の狼藉に困惑した天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩戸に隠れたため、世の中が真っ暗闇になってしまった。
「これは何とかお出ましいただかねば!」と、天八意思兼命(アメノヤゴコロオモイカネノミコトが案を練り、天鈿女命(アメノウズメノミコ)トが岩戸の前で踊ります、その賑やかさに惹かれて天照大神(アマテラスオオミカミ)が、少しだけ開いた岩戸を「ここぞ」とばかりに、天手力雄命(アメノタヂカラオノミコト)が開ききってぶん投げた!
その飛んでいった岩戸の鎮まった場所が戸隠山なのです。
確かに、戸隠山のてっぺん部分は見事な岩山です。
この岩戸開きに功績のあった神々をお祭りし、平安時代には修験道場として都にも知られた霊場が戸隠です。
神仏混淆の時代を経て、現在は五つの社の総称が戸隠神社。
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(一社)戸隠観光協会事務局長の塚田康人さんは「戸隠山そのものを見て、どう感じるか」というくらいインパクトのある山だとおっしゃいます。
雲で隠れていても、どうイメージするか、なのだとも。また雨の日ならではの景色もあるそうで…。
「ものすごい土砂降りの時に、戸隠山が全部滝になっちゃうんです。岩山に沢がいっぱいあるんですけど、そこから全部滝のように水が落ちるんですよ」と、教えて下さいました。
1時間雨量で30mm以上くらい降った時だそうです。
戸隠山は別名「九頭龍山」。五社ある戸隠神社の祭神の一柱は「九頭龍大神」。
これが、もともとの戸隠の土地の神様だと思われます。「戸隠山自体が『九頭龍山』っていう名の水の山ですが、その山全体から、あちこち水を吐き出している…その様子を見て、昔の人は九頭の龍が水を吐いているとイメージして名付けたんでしょう」と、塚田さん。
そのダイナミックな光景も見てみたいですねえ。
また「戸隠は、四季やその日の天気で表情が違って、ドキッとする光景がたびたびある」とも、おっしゃいます。
中でも『太陽が北アルプスに落ちるのがイチオシ』だそう。
夕暮れの太陽が落ちる時の光は、天候や空気の澄み具合で違っていて、新緑、濃い緑、紅葉、にプラスして色が変わるんだそうです。
黄金に輝いたり、緑の木が黄色になったり…。戸隠スキー場のゲレンデや駐車場、あとバードラインの出口がビューポイントだそうです。
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(放送を聞く)

□ 戸隠神社 → 
https://www.togakushi-jinja.jp/
□ 戸隠観光協会 → 
https://togakushi-21.jp/
□ ながの観光コンベンションビューロー → 
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県観光機構 →  
https://www.nagano-tabi.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

養命酒 駒ケ根工場

赤い箱に入った『薬用養命酒』。「健やかに美しく年を重ねる」ための強い味方は、長野県駒ケ根市の工場で、すべて作られています。
工場のある場所の標高は800m。南アルプスと中央アルプスにはさまれた森の中です。広さは11万坪。
野球のグラウンドが28面取れる広さだそう。敷地の70%は自然のままの森。すべて、きれいな水を守るためだそう。
その冷涼な空気とおいしい水から養命酒が生まれるのです。
個人でも団体でも見学ができる工場内を、養命酒製造株式会社駒ケ根工場、案内・生薬・緑化グループの飯島麻衣さんに案内していただきました。
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衛生管理上、工場の製品ライン内には見学コースはありませんので、映像や展示物などで生産の様子を学べるのですが、仕込みタンクと同じ大きさに作られたタンク型モニターに映し出されたり、なかなか楽しい!かつ、わかりやすい!
タンク一つで、1リットル瓶35000本分の容量だそうです。
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ビン詰めラインや箱詰めラインは窓ごしに見学できます。ビン詰めは1日に5万本分可能だそうです。
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工場敷地内は電線や配管類が表に出ていません。全て地下。
これは景観をよくするためだけでなく、冬に2~30cm雪が積もっても、作業や点検ができるようにするためだそう。
また、斜面に建物が並んで建ってますが、道路を挟んで右の一番上が生薬庫。左側の坂の一番上の建物が原酒庫。
次が調整や熟成、一番下が品質管理棟。
製造中の製品を上から下に、斜面の傾斜を使って自然に流せるように設計されているとのことです。
外からの力で持ち上げられたり吸い上げられたりしないですむと、製品にストレスがかからないってことですよねえ。すごいなあ。
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団体客は入れない=個人から25人までの見学者向けの部屋「ディスカバリー養命酒ゾーン」というのもあります。
養命酒の原料となる14種類の生薬を、触って嗅げる仕掛けのお部屋です。
ゴロゴロしてて黒糖みたいな甘い香りのジオウ。
竹みたいな見た目で生八つ橋の香りがする桂皮=シナモン。
小枝みたいで折るとさわやかな香りがするウショウ=クロモジ。
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ベニバナやウコンは香りを嗅ぎやすいようにシュパシュパさせるのが付いてます。
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これら14種類の生薬を原酒=信州産の米・もち米・工場の森内から湧く仕込み水で醸した本みりん=に漬けこんで、養命酒が出来上がります。
漬けこんでから完成まで60日。昔は5年かかっていたそうです。
技術で熟成期間は短くなりましたが、作り方は400年以上変わらぬ伝統製法です。
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工場内は、養命酒のボトルをデザイン化した壁紙やペイント、トイレマークが。またボトル型のソファやランプシェードも。
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冬限定でコタツも登場します。コタツで養命酒を試飲~。
「お酒に弱い方はお湯や水で薄めて飲んでいただいてもいいですよ」とのこと。
ほほう。お休み前の養命酒お湯割り…もいいですね。
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また、カフェやショップでは養命酒や養命酒の原料=生薬を活かしたメニューや商品が展開されています。
飯島さんのオススメは、養命酒を作り終わった後の生薬=残渣をエサに取り入れた豚、その名も「十四豚(ジューシーポーク)」のカレー。
レトルトで、かなりのおいしさ!また、一緒にご案内いただいた総務グループリーダーの依田保さんのオススメは、『養命酒ののど飴』。
養命酒の原料のひとつ、クロモジのエキス入りです。結構滋味深い味で、いい感じ。
これからは、薬用養命酒やフルーツとハーブのお酒をいただく時に、駒ケ根工場を思い浮かべること間違いなしです。
楽しい工場見学、おすすめですよ~。冬枯れの季節でもかわいい演出がなされてて、これまた気持ちがほっこり~。
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(放送を聞く)

□ 養命酒製造株式会社 → 
https://www.yomeishu.co.jp/index.html
□ 養命酒製造株式会社駒ケ根工場 → 
https://www.yomeishu.co.jp/komagane/
□ 駒ヶ根市観光協会 →  
http://www.kankou-komagane.com/
□ 長野伊那谷観光局 → 
http://www.inadanikankou.jp/
□ 長野県観光機構 →  
https://www.nagano-tabi.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

そばガレット~道の駅大芝高原 味工房

信州に出かけて「そばのおいしさに目覚めてしまった」という、富永倫子さん。
そんな富永さん、そしてこよなくそばを愛する皆様にも挑戦してほしいのが「そばガレット」=そば粉のクレープです。
厳密に言うとガレットもクレープもフランス語で“包む”という意味なんだそうですが、日本ではガレットはそば粉でクレープは小麦粉で作ったもののようにみなされているようです。
そばが特産品の長野県。もちろんガレットもいろいろ展開されてますが…今回紹介したのは、上伊那郡南箕輪村「道の駅大芝高原」内にある『味工房』のそばガレット!地元上伊那産のそば粉を使っています。
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調理を担当している、南箕輪村地域おこし協力隊の楠好延さんが「風味、香ばしさが違う。
香りも味も濃いんですよ。チーズとか濃厚な素材にも負けない感じ」と、おっしゃる通りのおいしさ!すっごく香ばしくて、記事がもっちりしてて、お腹いっぱいになります。
「そば粉100%。他は塩と水しか使ってない“十割そば”ならぬ“十割ガレット”」と、楠さん。
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カマンベール×生ハム、スモークサーモン×ほうれん草といった食事系もあれば、塩バターキャラメルやりんごのコンポートといったスイーツ系もあります。
東京などで展開しているガレットの名店「ル・ブルターニュ」のプロデュースで、「パッとにぎわってパッと終わってしまう事にならないように、しっかりブランディングしてる」のがさすがです。
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地元の玉子やミルクを使ったジェラートも美味でございます。
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この大芝高原全体が大芝公園という村の公園かつ観光拠点になっていて、味工房のほかにもレストランや農産物直売所、宿泊施設、キャンプ場、運動公園、森林セラピーロード、温泉に足湯があるんです。
運営を担当している南箕輪村観光公社支配人の唐澤良平さんは「通りすがりに寄る道の駅ではなくて、目的地としての道の駅」なのだとおっしゃいます。
また「日本の村の中で、幼稚園から国立大学まですべてあるのは南箕輪村だけ。だから、学校と余計にコラボしてます」と、笑って紹介してくれた、信州大学農学部ジャムや野菜。ほかにも上伊那農業高校作の野菜を販売したり、お米のネーミングをしてもらったりしているそうです。
高速道路のインターチェンジも近いので、名古屋や東京からのお客様も多いという大芝高原。
しかし、唐澤支配人が「名古屋や東京から南箕輪村まで約3時間。でも、実は九州からが一番早いんです。
まつもと空港から1時間かからないくらいですから。その前の飛行機が90分でしょ?」と。
おおお。確かに。私、横浜在住の妹と信州で待ち合わせたことがありますが、家を出るのは彼女のほうが早い時間だった…。
関東圏・中京圏にお住まいの家族やお友達と信州で待ち合わせて旅するのも楽しいですよ~。
写真は1月の高原内ですので、グリーンシーズンは公式サイトでチェックしてくださいね~。
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(放送を聞く)

□ 道の駅大芝高原 →  
http://oshiba-michinoeki.net/
□ 南箕輪村観光協会 → 
http://kankou-minamiminowa.nagano.jp/
□ 長野伊那谷観光局 → 
http://www.inadanikankou.jp/view
□ 長野県観光機構 →  
https://www.nagano-tabi.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

戸隠そば~長野市戸隠

「天の岩戸」伝説で、岩戸にお隠れになった天照大神(アマテラスオオミカミ)を外に出す時、天手力雄神(アメノタチカラオ)が投げ飛ばした岩戸が飛んできて出来た戸隠山。
ここは山岳信仰の場として修験者が集まり、戸隠神社を中心に栄えた土地です。
平安時代にはすでに霊場としてメジャーだっといいますから、その歴史たるやすごいものです。
その修験者の携行食として、そして後にはおもてなし料理として発展してきたのが『戸隠そば』。
特徴は、地元特産の“根曲がり竹”を細工したざるに、“ぼっち盛り”という、3口分くらいの分量ををひとまとめにしてU字型にした盛り方をすること。
だいたい1人前が5~6ぼっち…というお店が多いようです。
信州のおそばは、どこでいただいてもたいていかなりのおいしさですが、戸隠はさらに格別!だと思います。
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毎年秋の新そばの時期に「戸隠そば祭り」が行われてますが、今年は記念の50回!祭りの実行委員会委員長で、「奥社前なおすけ」店主の菅野広一さんにお話を伺いました。
ちなみに上のそばの写真は「なおすけ」のもの。
めっちゃ美味しかったですよ~。
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あと、信州牛の入った「信州の牛まん」。牛肉の旨みががわにじゅわっと浸みてて…美味。熊笹ソフトクリームも!
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祭りの楽しみポイントのひとつが、11月1日から始まる、新そばの『半ざる食べ歩き』。
2200円でチケットが5枚=5軒の味を食べられる、というもの。「自分の好きな店+今まで行けなかった店に行けて、いろんなそばが味わえる。
今、どこの二代目もがんばってて“うちの味はこれです”っていう若い連中がそろってるから、その味を楽しんでほしい」と、菅野さん。
「横の連携もできてるので、最初のお店で食べて、もう少し細いのとか太めとか、そばつゆが甘めとか辛めとか、聞いてみてもらっていいですよ。
そのお好みだったら…って、ご紹介できます」とも。すごい!自信と連携のなせる技!
10月31日には、その年の新そばを戸隠の神様に奉納する「戸隠蕎麦献納祭」も行われます。
今年は奥社にお供えします。下の写真は奥社への参道です。

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献納後の蕎麦は、お祭りが終わり次第、「なおすけ」を会場にして職人さん達が協力して打って提供されます。限定100食。

お財布を握り締めていただきたい縁起物ですねえ。
また、新そばが入ると写真右の小鼓みたいな形の「杉玉」が店の軒先に下げられます。
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また、そば祭り50回記念企画として、7月27日(土)に、「戸隠そばフェス」が開催されます。
戸隠スキー場で、ライブ、クラフト市、ワークショップや子供の遊び場も展開されます。
中には「岩戸投げ」とネーミングされた“畳投げ”大会も(笑)。
ライブにはシンセサイザーの喜多郎さんが出演なさいます。
何でも、昔からの「戸隠ファン」なんだそうですよ。驚いたのは「採れたて夏新そば」が販売されること。
農家さんの努力や製粉技術の向上で、秋そばに負けないようなお蕎麦ができるようになったんだそうです。
50周年記念特別企画として、おまんじゅうやトートバッグ、戸隠産そば粉を使った乾麺なども販売されてます。
ぜひぜひ、戸隠でおいしいおそばを召し上がれ!
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(放送を聞く)

□ 戸隠そば祭り →
https://sobamatsuri.com/
□ 戸隠観光協会 →
https://togakushi-21.jp/
□ 奥社前なおすけ →
http://www.okusyamae-naosuke.com/
□ ながの観光コンベンションビューロー →
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県観光機構 →  https://www.nagano-tabi.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/