小正月行事「三九郎」

日本全国、小正月の行事はその土地ごとに特徴があると思ってます。特に火を使うものも多いですよね。松本地域もそう。私たちが「どんど焼き」と言ってるものを「三九郎(さんくろう)」と呼んでいるのですが、これがまた!形、大きさ、数…。すごいんです。素材は各家々からのお正月飾り、竹、わらなど。三本の柱を支えに円錐型に作っていきます。高さは2~3mくらい。そこに、一年間みんなの願いを叶えるべく飾られていたダルマが、トッピングされるので、見た目はまるでクリスマスツリー。てっぺんにダルマを飾っているものもありました。
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しかも、これが町会ごとに作られるので、河原に、三九郎がずらーり並びます。近いと20mくらいしか離れてない!川沿いで、もくもくと三九郎の燃やされた煙が連なって上がります。なお、各町会の事情で点火時間が決まるようです。
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今回、松本市の北源池町会の三九郎に参加させていただきました。
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点火するのは町会で一番上の学年の子。今年は源池小学校4年の賢斗くん。今年は竹が多かったそうで、ぱん!ぱん!すっごい音がして、正直びびった中島です。三九郎のそばには、しっかり消防団の方々が付いていてくださるんですよ~。
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燃やし始めてから「ああ。間に合った~」と、正月飾りを持ち込んで焼いてもらう人も(笑)。火がオキになると、柳の枝に米粉で作った色とりどりの小餅を刺した「繭玉」と呼ばれるものをかざして焼き始めます。これを食べると1年間元気でいられると言われているそうです。よくよく見ると、ウインナーを刺したものも登場(笑)。現代的というか。町会の人もみんな集まって、おやつやおつまみ、お酒もふるまわれます。
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松本市博物館学芸員の高山直樹さんによると、起源は平安時代から行なわれてきた「左義長」という小正月の火まつりであり、全国的に行われているものだとのこと。でも、やっぱり「三九郎」という名前は珍しいのだそう。「定説というのがなくて、『人の名前』という説もあるし、『凶作・重税・病気とか三つの苦労を焼いちゃう』という説もあるし、『作り物自体が三つの木で枠を作って九段に重ねて、それが三と九で作り物の名前だ』という説もあります」と、高山さん。「旧松本藩が治めていた地域に『三九郎』というところが多いらしく、松本城の設立に関係がある石川康長という人物の幼名が三九郎だったという説もあるんです」とも。

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近年は成人の日がらみの連休の土日に行われることが多いようです。三九郎と松本の「あめ市」と併せて小正月の城下町を楽しむ旅、おすすめしたい!

(放送を聞く)

□ 松本市博物館 →
http://matsu-haku.com/matsuhaku/
□ 新まつもと物語 →
https://visitmatsumoto.com/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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