諏訪湖の御神渡り(おみわたり)

「御神渡り(おみわたり)」とは、全面結氷した諏訪湖の湖面に、せりあがった氷の筋道が走る自然現象のこと。
見た目はゴジラの背びれみたい…とでもいいましょうか。
近年では、諏訪大社上社の男神(タケミナカタノカミ)が下社の女神(ヤサカトメノカミ)のもとに通った恋の路…なんて俗説も生まれました。
この御神渡り、氷の筋ができただけではダメなんです。
八剱神社の判定を受けて初めて「御神渡り」となるのです。判定を担当する宮司の宮坂清さんにお話を伺いました。
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標高759m、周囲16kmの諏訪湖。深さが一番深いところでも7mくらいしかないから全面結氷するそうで、本州ではほとんどないとのこと。
御神渡り出現の可能性がある=観察する期間は、暦の上で「小寒」から「節分」の間だそう。
期間中、宮坂宮司は毎朝6時半に氏子総代さんたちと観察に出かけます。
「僕ねえ、みんなそうでしょうけど、寒いのと朝早いのってあんまり好きじゃないんですよ。ところがね、『氷が張った』となるとわくわく通うんです。最初の小寒の頃は氷が張ってなくて波打ってますから、そうするとね、カモが泳いでるんですよ。でもそれが、昨日まで波打ってた湖がね、一夜にして鏡のように凍りますよ、これは不思議だなあと思いますよ。」とのこと。
また、八ヶ岳から朝日が差し込んで、光の筋になる時もあって、思わずみんな手を合わせるんだそう。ほんの少しの時間で消えてしまう、特別な時間だそうです。
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御神渡りの高さは6~80cmくらい、最大で1mほどになるのだそう。
「最初、蛇が這ったように見えるんですよね。それが今度は龍の背中のようにね、ゴツゴツとなって対岸に行くでしょ?くねくねしながら。そうするとね、いにしえ人は『これは湖の中に主がいるんではないか?』『龍かもしれない』と。今は科学的なことがわかってるから、なんか諏訪湖の冬の風物詩、みたいな形でとらえられるんですけど、たぶんいにしえ人にとってはね、これは怖ろしい現象が湖上で起きてる、と。で、それ以上湖、氷が荒れ狂わないようにと、いう意味で、こちらのほうの岸、向こうのほうの岸に、大地の、湖の、怒りを鎮めるような祭りの庭が設けられる。それがたぶん諏訪大社の上社と下社のご鎮座につながっていくんではないか、と言われてますね。」と、宮坂宮司。
なるほど!そう考えると、上社と下社の位置に納得がいきます。
しかも、一番古い記録が1397年。
その後、1443年から今日に至るまで、全575年間の記録がすべて残されているのだそう。
これは世界的にも類がないので、気象学者が注目しているんですって。いつか、御神渡り、見てみたいです~。

(放送を聞く)

□ 諏訪大社 → 
http://suwataisha.or.jp/
□ 諏訪市観光ガイド → 
https://www.suwakanko.jp/
□ 信州諏訪観光ナビ → 
https://www.suwa-tourism.jp/
□ 長野県観光機構 → 
https://www.nagano-tabi.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

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