長野県の南部・飯田市は「水引細工」の産地なんです。全国の水引製品の約70%が生産されているそう。
江戸時代に野州(栃木)から飯田に移封になった堀のお殿様が技術を伝えたのが事始めで、その後、髷を結うための「元結(もとゆい・もっとい)」で全国に名を馳せたとのこと。
今も、相撲取りの髷、芸者さんの紙結いは飯田の元結が使われてます。よく目にするお相撲さん用は白ですが、芸者さん用はいろんな色があってびっくり~。
というようなことを知ったり、見たり、買ったりできるのが『水引の里 山都飯田』です。
山都飯田を運営している木下水引(株)専務の関奉さんにいろいろ教わってきました。水引細工って、祝儀袋の華やかな飾りくらいしか思いつかなかった私。博物館で大反省!の巻。
その大反省の最大原因が、山都飯田内にある「水引博物館」!この細工、大きさが1~2m弱くらいの超大作!
さて、豪華な水引細工でいえば結納飾りがありますよね。自分がやってないのですっかり失念。
ちなみに九州はかなり豪華らしいですね。大きく分けて、関西は立体系、関東は寝せてる系の飾りだそう。
ここ10年くらいは、水引を使ったお正月飾りがよく動いているとのこと。水引だけでなくプリザーブドフラワーとの組み合わせも人気があるのだそう。
手にすることの多い祝儀袋の飾りですが、最近の人気は1.松のイメージ系2.鶴系3.梅系。
ハートマーク、なんてのもあるんだそう。
また、山都飯田では水引細工の体験もできるんです。ほどけない結び方『あわじ結び』を使ってチャレンジできます。
左のピンクが中島の初水引細工~。
そしてカチューシャやイヤリングも!?驚いていたら関さんが「今は、個々の希望に合わせて髪飾りを作るんです。
ウエディング用とか、成人式の振袖用とか。和装だけでなくドレスにも合いますよ」と、衝撃発言。おおお。
すごい~。水引細工おそるべし!
□ 飯田水引 → http://iidamizuhiki.jp/
□ 木下水引株式会社 → http://www.mizuhiki.co.jp/
□ 飯田観光協会 → http://www.ii-s.org/
□ 信州・長野観光協会 → http://www.nagano-tabi.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/