松本~城下町の湧き水

松本市のシンボルのひとつ「国宝・松本城」。白壁の部分と漆塗りの板の黒い部分のコントラストが凛々しい名城です。その佇まいはもちろんですが、背景に連なる北アルプスの山々、ぬけるような空気、桜~緑~紅葉~雪景色と、なんともフォトジェニックなお城でございます。
140823-001 140823-002

その松本城の城下町は、いたるところに湧き水が!井戸が!点在しております。街角に、病院の前に、お寺や神社の前に、さらにお墓の前にも。しかも「ご自由にお飲み下さい」状態。中には、ひしゃくなど用意されているところもあるんです。
140823-003 140823-004

140823-005 140823-006

よって、私、城下町散策をするみなさんには「空のペットボトルをお持ち下さいね~」と、自信満々でオススメしているのですが、今回、さらにディープな湧き水情報を教えてもらいました。情報源は松本市観光温泉課の大内直樹さん。「湧き水の味、というか口当たりの硬度…カルシウムとかマグネシウムとかそういったものが、松本の半径500m以内でもかなり違うんです」と言うのです。例えば、低い方で言うと松本城の北にある『松本神社前井戸』。ここは超軟水と言われていて、硬度が8。だいたい日本の水は軟水だけど、それでも30~40くらいだそうなので、いかに軟水かってことですよね。

140823-007

反対に高いのは松本城の南東にある『源智の井戸』。ここは硬度が140。ミネラル分が多いんだそう。ちなみに『源智の井戸』は、江戸時代の「善光寺道名所図会」(今でいうガイドブックみたいなものか?)に、当国第一の名水と称賛されております。まあ、ずいぶんと昔から使われ愛されてきた井戸なんですね。特にコーヒーを入れるとおいしいそうです。
大内さん曰く「軟水は和食に合う。出汁をとったりするのは軟水がよくて、ぐつぐつ煮たり灰汁を出すには硬水がいいらしい」とのこと。ある記事によると、硬水はフランスパンを作るのにちょうどいいらしく、生地がこねやすいんだとか。「“水に合う”ってやつですね。街から離れますが、乗鞍の方もすごい硬水で、硬度150以上の水があるんです。で、乗鞍のパン屋さんのパン、おいしいんですよ」とも、教えて下さいました。個人的には大内さん、職場から一番近い『大名小路井戸』の利用率が高いそうで「お昼とかに汲んで飲んで『じゃ、またやるかー』って、使える」と、おっしゃってました。
松本城のすぐ近く、大名町通りに『観光情報センター』があるので、そこで湧き水マップをもらって街歩きを楽しむのがおすすめです。また、今の街並みに江戸時代の地図を重ねた観光マップもあるので、歴史ファンならこれも必需ですね。

□まつもと水物語 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/water/
□新まつもと物語 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
□FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

0 Responses to “松本~城下町の湧き水”


Comments are currently closed.