奈良井宿~宿場カフェいずみや

中山道・木曽路の宿場町、塩尻市の「奈良井宿」。
南北に1km、東西に200m…川と山に挟まれ、江戸から明治時代の建物が並ぶ街並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
二階部分が一階よりちょっとせり出した「出梁造り」の家屋が並ぶ様子は、江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
そんな古民家が、宿や食事処、カフェ、雑貨店などとなっているので、各お店に入ると、家の造りが堪能できて楽しいのです。
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そんなお店のひとつが「宿場カフェ いずみや」。
築180年の実家をカフェにしたのが、いずみや店主の篠原将宏さん。
篠原さん曰く「うちは平均的、スタンダードな造り」といいます。
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外観の袖壁や格子戸も素敵ですが、中もすごく雰囲気があります。180年、いい感じに燻されてきた梁や、囲炉裏を火鉢でリメイクした空間、格子越しに街道が見えるようにしつらえた席など、わくわくが止まりません。
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基本的に、街道側から家の裏まで土間が通っているのが特徴なんだそうですが、使いやすいように改装して、いずみやでは厨房~ハンドドリップのためのスタンドエリアになっています。
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調度品もすべて実家にあったものだそうで、漆塗りのお椀や火鉢、番傘、さらに職人だったおじいさんのカンナや下駄スケートも!
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「みなさんが『奈良井宿にはすばらしいものが残ってるね』と言ってくれる。
古い家や建物に理解や楽しみを見出していただけるのが一番いいことだと思ってます。」という篠原さん。
「でも本当はピカピカの家の方がいいですよ」…とも笑ってましたが、続く篠原さんの「約200年の間で大工さんが手を入れてるんですけど、それぞれ違う形で直しているところがたくさんあります。
職人さんが一人で200年生きてるわけじゃないので。
大工さんと、住んでる人の『こうしてほしい』という要望がずっと続いてて、今、僕が喫茶店に使ってるということです」という言葉に、古民家の魅力、私たちが古民家に惹かれる理由があるような気がしました。
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店内では篠原さんの淹れてくれるハンドドリップコーヒーと奥様の手作りスイーツが楽しめます。
「奥様は、よきライバル」という篠原さんにその心情を伺うと…。「お客様が『写真撮っていいですか?』と聞くときは、ケーキを撮る。
『おいしい』と言って撮る写真はケーキと空間。
私、悔しいというか…がんばろうという気持ちです」とのこと。
その気持ちを踏まえて写真を撮りました!が、やはりケーキの占有率が高くなっちゃった。
ごめんなさい、篠原さん。でも、奈良井宿の町歩きにしっくりくるブレンドにしたコーヒーは、とーってもおいしいんですよ。
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いずみやでは、さらに着物のレンタルと着付けサービスも展開なさってます。
「着物を着た新鮮な自分とノスタルジックな奈良井宿を楽しんで」という篠原さんの想い、満喫してくださいませ。

【放送を聞く】

□ 宿場カフェいずみや →
https://izumiya.jimdosite.com/
□ 奈良井宿観光協会 →
https://www.naraijuku.com/
□ 塩尻市観光協会 →
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□ 長野県公式観光サイト →
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生産量全国一!信州産レタス ~ JA全農長野

長野県産のレタスは、全国生産量の約35%を占めて日本一。
福岡でも、夏場のレタスはほぼ長野県産。JA全農長野福岡販売事務所・係長の中山祐子さんが、「夏場は全国的に、95%以上が長野県産で埋め尽くされています」と、笑いながらさらりとおっしゃいます。
そう、まさに埋め尽くされている~。
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レタスは冷涼な気候でないと栽培できないので、真夏は栽培できる場所が標高1000m以上などに限られます。
長野県産レタスの強みは「リレー生産」。
準高冷地と言われる、標高700m前後の松本や北佐久で作られたレタスが5~7月に出荷されます。
気温が高くなる7~9月は、標高1000mを超える軽井沢・菅平高原・野辺山高原あたりで作られたレタス。
そして涼しくなりはじめる8月末から11月までは、再び700mエリアに産地が戻ります。
「標高の低いところから始まって、高い山地に繋いでいくという、そしてお客様にもそのまま『長野県産』で供給できるというのが、リレー生産・リレー出荷の強みですね」と、中山さん。
あえてレタスが一番おいしい時期をお尋ねすると「6月末~7月前半」とのこと。
できもいい上に価格もお手頃!なんですって。
朝採りして、一気に真空予冷され、冷蔵・保冷車に載せられて運搬されたレタスたちは、福岡の市場についても冷蔵庫に入れてもらい、競りを経てお店に運ばれます。
前日の朝まで八ヶ岳を見ながら育ったレタスを、翌日の夜には食べられる…コールドチェーンの開発に感謝です。
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生でよし、塩昆布とごま油を使ったサラダもよし、炒め物なら中華系(オイスターソースが中山さんのおすすめ)の味付け、そして味噌汁でもいける(電リクじゃんけんプロデューサーおすすめ)んです。
我が家では鮭と卵とレタスのチャーハンも楽しみました。
成分的にはβカロテンやカリウムといったミネラルが含まれ、食物繊維が多く含まれるレタス。
でも何より水分が多い!「夏の暑い時期は野菜から水分を摂るということでいいのでは?」と、中山さんが教えてくれました。
さらに、ダイナミックなレタスの切り方をご指南いただいてます。
1) レタスの芯の部分を上に置きます。
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2)芯の部分を真下に向かってギュギュっと指で押し込みます。芯と葉が分かれるように、少しへこませる感じで。
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3)芯をつまんで、軽くひねりながら取り出します。
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4)ぽっかり空いた穴に指を突っ込んで、ばりっ!と半分に割りましょう。
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5)あとは、洗って、好みの大きさにちぎります。
昭和の子の中島は、レタスは洒落た食べ物として認識した子供時代を過ごしましたので、昭和4~50年代に新しく輸入されて栽培が始まったのだろうと思ってましたが、実はレタス、平安時代に日本に入ってきたんだそうです。
「当時は薬草として扱われたようです。和名は『ちしゃ』。芯を切った時に白い液体が出るでしょう?あれがお乳のようだというので、乳草→ちしゃに変化したようです」と、中山さん。
今回、いろんな知識をいただき、信州レタスの歯ごたえがあって柔らかくて、甘みと旨味がじゅわじゅわするおいしさを満喫して、レタス愛がぐんぐん育っております。
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□ JA全農長野 →  
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ギャラリー三代澤~「壱の蔵」2階

なまこ壁の土蔵作りの家が多く残る「蔵のある町」・中町通り。その並びで目を引く、黒漆喰の蔵の店「壱の蔵」の2階が『ギャラリー三代澤』です。
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松本市出身の染色工芸家・三代澤本寿(1909~2002)の作品、パネルや屏風など30点が展示されています。
三代澤本寿は、「民芸の父」と称される柳宗悦(調理器具のデザインでも有名な工業デザイナー・柳宗理の父)に導かれ民芸運動をけん引し、また戦後の手仕事復興に尽力した人でもあります。
ちなみに「民芸」とは民衆的工芸品の略で、「民衆の暮らしのなかから生まれた美の世界(by柳宗悦)」を表現したものだそう。
さて、三代澤本寿の作品は型絵染で作られています。
デッサンを描き、小刀で切り出して型を作り、布や紙に染めていくのだそう。
切り絵のような版画のような雰囲気もありますし、直接描いたように見える作品も染め物であるおもしろさがなんとも魅力的です。
写真は、絵ハガキセットを撮影しました。
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また、ギャラリーでは、型と完成作品の見比べも楽しめます。
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ギャラリーでは、三代澤本寿を研究するグループ『m.motoju会』のメンバーが解説員として常駐し、気軽に質問に答えてくれたりしてくれます。
会の中心人物で、三代澤本寿の息子さんの奥さん・三代澤保水さんが三代澤本寿の作品について、「普通、ずっと見てると飽きてきたり、変えたいなと思うものだけど、それがない。感動とか、悲しい時に喜びをもらったり。私自身が作品に惚れ込んでいるので、元気いっぱいがんばれる」とおっしゃっていたのに、納得。なんだか心持ちがあったかく+気持ちよくなる作品なんですよねえ。
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また、スポットライト風の少し暗めの雰囲気ある照明、天井の見事な梁、カレー屋さん時代に店内で使われていた大きなテーブルセットの居心地の良さの中で、間近に作品を楽しめる魅力も教えてもらいました。
屏風の裏面やかわいい箱など、見逃せないポイントもたくさん!
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この三代澤ギャラリーができたのは、1階の「壱の蔵」を運営している(株)たなか・代表取締役会長の田中彰夫さんの、民芸と三代澤作品への愛あればこそです。
松本の、民芸と蔵の町の雰囲気が大好きで、20年来、月に1度は松本を訪れていたという田中会長。
この蔵の前の業態であるカレー屋「デリー」のご主人=三代澤本寿の息子さん=と出会い、親交を重ねるなか、蔵の店を譲ってもらう運びになります。
その時、「こういういい作品が年とともにだんだん忘れられていっちゃうのは、ものすごくさみしい。
2階は、三代澤本寿だけの常設ギャラリーにしよう」と、決めたのだそうです。
お客さんが書き残したメッセージ帳を見て「ギャラリーを開いてよかった~って、じーんとするんです」と、嬉しそうになさってました。
三代澤愛を反映して、1階の「壱の蔵」のお買い物袋も三代澤作品「絹の道の枝垂れ桑」のデザインです~。
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ギャラリーの入場料は200円ですが、壱の蔵で1000円以上お買い物したら、無料で入れてもらえますよ!
なお、松本の街を歩いていると、いろんなところで三代澤本寿作品に出会えます。
宿と喫茶店の「まるも」の看板やのれん、マッチ。食事処「しづか」ののれん。「女鳥羽そば」ののれん等々。
三代澤本寿をディープにワイドに楽しんで!お土産には個人的には手ぬぐいがイチ押し(写真は愛用歴ン年の私物)ですが、トートバッグやTシャツもすてき。
黒のTシャツを買っとけばよかったと、後悔中の中島です。
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□ 三代澤本寿 →
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□ (株)たなか →
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□ 蔵のある町・中町 →
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□ 新まつもと物語 →
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松本・中町通り「壱の蔵」

なまこ壁の土蔵作りの家が多く残る「蔵のある町」・中町通りは、松本城のほど近くにあります。
400mくらいの長さの道の両側に、飲食店や民芸、工芸のお店が並んでいて、建物の風情とご商売の風情がなんともいい雰囲気なのです。
電柱と電線も地中化されていて、漆喰の白と抜けた青空が気持ちいい商店街でもあります。
その中町通りの並びで目を引く黒い蔵の店がありまして…。
この建物は明治時代のもので、松本市歴史的建造物に指定されています。
以前はカレー屋さんでしたが、ここ最近はお店が閉まったまま…。しかし!今年、ドライフルーツや野菜チップス、甘納豆のお店として生まれ変わりました。
お店の名は「壱の蔵 松本店」。
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「壱の蔵」を運営している(株)たなか、代表取締役社長の嵐幸生さんは、この建物の魅力について「漆喰と言えば通常は白ですが、ここは黒。
めずらしい。松本城も黒というつながりも感じる」と、おっしゃいます。
壱の蔵松本店店長の大輪祥菜恵さんも「かっこいい建物。建物を見に来るだけでもいい」と、にっこり。
さらに「この建物を残せてよかった。お客さんからも『建物を残してくれてありがとう』って、言われたりします」とも。
しかも、その中でゆっくり買い物できるんですもの。ほんとうに楽しいです。
大輪店長のおすすめ信州みやげセレクトは…。まず「山賊焼味のポテトスティック」。
鶏肉をにんにく醤油系のタレに漬けて揚げ焼きにする信州名物フレイバーのポテトは超美味!店長曰く「“じゃがりこ”より“ジャガビー”に近い食感」という、食べ応えある食感ににんにくが効いてて、やめられないおいしさです。
私と山口さんは「ビールの友」と思ってましたが、富永さんはまさかの「これでご飯が食べられる」発言。
まあ、そのくらいのインパクト味でございます。
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お次の店長セレクトは、安曇野産わさびを使った「わさびチョコレート」。
かりっとしたピーナッツにわさび風味のチョコレートがコーティングされた逸品です。
最初は特に辛味など感じることなく食べていたら…後から「すー+ぴりり」のわさびの風味が来た来た!このタイムラグはくせになります。
山口さんも食べて5秒後に椅子の上で小さく飛び上がってました(笑)。
これ、パッケージもかわいいんですよねえ。期間限定で中身が変わる「松本だるま」パッケージのお楽しみ箱もいいでしょ!
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他にも、信州産の果汁を使ったペクチンゼリーの「シャインマスカットゼリー」と「シナノゴールドゼリー」、さらに「シャインマスカットチョコレート」もおすすめいただきました。
どれもおいしい+かわいい!買い物してても楽しいし、食べてもおいしいし、すごく幸せな「壱の蔵」。
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ちなみに嵐社長のおすすめは…「これからの時期は塩トマト。
ドライトマトに塩をふったもので、熱中症対策にもいいし、サラダのトッピングにもいいんですよ」と。
また売れ筋ナンバー1の「しいたけチップのバターソテー風味」も、おすすめの味付けにしているとおっしゃってました。

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「五一わいん」 林農園

長野県産ワイン=NAGANO WINEの先進地・塩尻市には、現在、17のワイナリーがあります。
なかでも桔梗ヶ原という地域は、1890年からぶどうを栽培し、ここで作られるメルローは世界で高く評価されています。
桔梗ヶ原にある老舗ワイナリーのひとつが「五一わいん」の醸造元である林農園。
1911年にぶどう栽培を開始、1919年にワインの製造を開始しました。
そして、林農園創業者の林五一さんが1951年にメルローを育て始めたことが、今の桔梗ヶ原メルローの評価の始まりなんです。
今も畑に古木があり、実を付けます、渋いたたずまいの姿は、味わい深いものがあります。
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標高700m。工場と売店の奥に7ヘクタールのぶどう畑が広がります。
もう、ぐるーーーっと見渡す限り畑。ここで、メルローやピノ・ノアール、シャルドネやシラーなど15種類ほどのぶどうが育てられています。
巨峰狩りなどでもおなじみの棚仕立て(正確にはそれの変化版)と、ヨーロッパなどで見られる垣根仕立てと両方で栽培が行われています。
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畑のあちこちに、6月初めはバラの花も咲いています。
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ちなみに、ぶどうの花は、めしべみたいに見える細い線の先の白い粒です。
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6月13日現在、新型コロナウイルス感染防止のため、お客様の農場の見学はできないのが残念ですが、「少しずつ、これから徐々に来てもらえるようにしていければ…」と、(株)林農園副社長の林修一さん。
今回は取材ということで特別に、私もマスクとしっかり消毒で、畑に入れていただきました。
林副社長自ら、草刈り作業なさっていた手を止めてお話を聞かせてくれたのですが、他のスタッフも棚とぶどうのつるを留めたり、手作業が山盛りの印象です。
「農作業ってのは手のかかることが多い。でも、手っていうのは心につながるものだと思う。
俺はそういうつもりでやってるよ。」と、林さん。
「ワインづくりってのは、心のつながるものだと思ってる」と、おっしゃいます。
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畑のスタッフに目をやると、2~30代の人が目立ちます。ここ6~7年で若い人が入ってくれたそうで、それまでは「私も66歳だけど、その年代層が3~4人でやってた」と、林さん。
「若手たちが、10年20年先のことをやってもらえれば、この畑も何とか維持できるんじゃないかな」と、ちょっと嬉しそうに微笑んでらっしゃいました。
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ワインづくりは農業と一体なのだと、畑にいると実感できます。
こんなに大切に作られるのだから、正しいワインの選び方を教えてもらおうと、林さんにお尋ねしたら「お偉いさんがうんちくであーだこーだ言うけど、嗜好品だから、飲んでみて『うまい』と思ったらそれでいいと思うよ」と、おおらかなお答え。
でも、何かアドバイスが欲しくてさらに一押ししたら、「白系…シャルドネとかあるけど、暑い時には冷やしてもらって。
赤系…世界的に有名になったメルローも、よく室温がどうのっていうけど、夏はちょっと冷やして飲むとか、それぞれの好みとかスタイルでやってもらえればいいと思う。
グラスじゃなくて湯飲み茶わんで飲むのもいいし。逆にそういうスタイルになってもらいたいと思う」と、林さん。
そうそう!取材前日の夜、「五一わいん」の自社農園のぶどうで作られる『エステートゴイチ』シリーズのメルロー、ちょい冷やしでとーっても美味しくいただきました~。
今すぐに林農園にお出かけ!は難しいですが、お出かけの日までは、お近くのお酒屋さんやスーパー、デパートで「五一わいん」を見つけていただくか、通信販売をお楽しみください。

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□ 「五一わいん」林農園 →  
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駒ヶ根シルクミュージアム

駒ヶ根市があるのは、長野県の真ん中より少し南のあたり…諏訪湖から流れ出る天竜川に沿ったエリアが伊那谷。
西に中央アルプス、東に南アルプスの3000m級の山々が連なるところです。
伊那谷の養蚕・製糸の歴史から、最新の蚕の研究まで、幅広い視点でシルクをとらえた博物館が「駒ヶ根シルクミュージアム」です。
館長の中垣雅雄さんに案内していただきました。
入口がまずすごい!結城紬や大島紬、伊那紬などなど、絹織物の反物がずらりと並んだトンネル状態なのです。
「各地の紬を見比べられる仕組みはなかなかないと思いますよ」と、中垣館長。
おっしゃるとおりです~。見ててわくわくする空間です。
そして、ミュージアムには驚きの展示物が!
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館長曰く「蚕の日本一大きな精密模型」。実際の大きさの30倍だそう。
本当の蚕は大きくなっても長さ7~8cm。
30倍だから2.4m。「最近のお子さんは蚕を見たことない人もいるし、『こういうところに模様がある』とか『こんな風に足がついてる』とか、よくわかります。」と、館長。
いやあ、昭和のお子さんだった私も、初めて知ったことだらけです。
脇腹のポチポチ模様は、人間でいうと鼻の役割だそう。
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巨大模型の隣にある、ドーナツ状で蚕の体内の仕組みがわかるように作られた模型もなかなかシュールです。
目のように見える正面の黒い点は実はただの模様。
ほかの虫に「お。こいつデカいな…」と、よけさせるための作りだそうです。
口にように見える先頭の茶色のところはいわば顔。
サイドにある小さい6つずつの粒々が目の役割で、明るさだけど見てるそうです。
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昭和初めごろの、伊那谷の養蚕農家の復元もあるのですが、関東地域など他の地域が二階の部屋を養蚕に使うのと異なり、平屋の母屋で飼っていたのが特徴的だそうです。
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このシルクミュージアムは、養蚕農家が共同出資して作った製糸会社「龍水社」の記録を残していきたいという思いも反映されています。
繭を出荷するだけでは、仲介業者に安く買いたたかれたり値切られたりという状況になりやすかったので、「自分たちで製糸会社を作り、繭を糸にして出荷すれば、高値で取引できるようになる」と、組合を作り出資金を出して製糸会社にしたのだそう。
成功して、平成9年までここで糸取りをしていたそうです。
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館長の話を聞けば聞くほどおもしろい、そしてまだまだ見聞きしてないシルク情報ももりだくさんの「駒ヶ根シルクミュージアム」。
またおじゃまして勉強したい!楽しい博物館ですよ~。
【放送を聞く】


□ 駒ヶ根シルクミュージアム →
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□ 長野伊那谷観光局 →
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長野県 伝統的工芸品「農民美術」

長野県の伝統工芸品のひとつ「農民美術」は、農家の人々が手作りで制作した工芸品の総称。
100年前=大正時代に、洋画家で版画家の山本鼎(かなえ)が、現在の上田市で興した芸術運動です。
その作品のなかでも、今、ひそかなブームになっているのが『こっぱ人形(木片人形)』。
高さ5~10Cmほどの木製の人形で、働く人や土地の風俗を模したもので、味わい深くかわいい、そして力強い魅力にあふれています。
畑仕事、郵便配達、スキーに野球…いろんなモチーフがあり、現代版だとサンタクロースなんてのも!
下の写真は、盆踊りの『こっぱ人形』の展示。
サントミューゼ・上田市立美術館の学芸員、山極佳子さんに山本鼎の活動と作品をご案内いただきました。
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「農民美術は、農閑期である冬の農民たちの副業として、山本鼎が奨励したもの。
農閑期をより豊かな生活にしていこう=それには、収入を得るということと、収入を得る手段そのもので豊かな心を育んでいくという2つの面があります」と、山極さんの解説。
山本鼎がフランス留学から帰国する時にロシアで見た、農村民たちが創り出した自由な工芸表現が、農民美術運動を興すきっかけだったそうです。
ちなみに山本鼎は、創作版画の第一号。
それまでは、浮世絵など印刷技術としての版画しかなかったのが、山本鼎の「漁夫」という版画作品をきっけに美術としての版画が誕生したのだそう。
農民美術の作品は、どっしりした木彫りの箱やプレートなどなど、素朴で堅ろうなイメージのものが定番。
『上田獅子』のモチーフはお土産や贈答品として親しまれてきたそうです。
上田獅子は上田城築城の時に舞われたことから、家の新築や会社が立ち上がる時に、地固め・縁起かつぎとして送られる風習があるんのだとも。
街なかのお店の看板に使われていたりもします。
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そして、もうひとつ、山本鼎が興した運動が「児童自由画運動」。
明治から大正の初めまで、子供への絵画指導は「お手本に忠実に描く」でした。
山本鼎が唱えたのは「お手本を見るより、本物を直に見て、そこから湧き上がる感動を直接絵に描けるようにしたほうがいい」ということ。
現代の私たちが学校で教わった絵を描くことの基本は山本鼎が作ってくれたんですねえ。
そして、この山本鼎。福岡県ともつながりがある人物なんです。なんと、北原白秋の妹=いえ子の夫なんです~。
つまり白秋と鼎は義理の兄弟。山本鼎が白秋の詩集の挿絵を手がけたり、「赤い鳥」「金の船」などに寄せられる絵画作品の選評を担当したりしたんだそうです。
柳川地区のみなさまは特に!上田にお出かけしましょう。
山本鼎の作品や運動、そして関連作品などは、サントミューゼ・上田市立美術館で常設展示されています。
運がよければ企画展にあたるかも!ミュージアムショップで、『こっぱ人形』も購入可能。鳩型の砂糖壺も名品なんだよな~。

【放送を聞く】


□ 上田市立美術館 → 
https://www.santomyuze.com/museum/
□ 信州上田観光情報 → 
https://www.city.ueda.nagano.jp/site/kankojoho/
□ 信州上田観光協会 →  
http://www.ueda-cb.gr.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
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サバ缶に旬?

あるわけないですよね。サバ缶に旬。缶詰ですから。でも、そうとしか言えない状況が発生するのが長野県の5~6月。
食品売り場にサバ缶(水煮)が山と積まれます。箱買いする人もいるほどです。
数年前にサバ缶フィーバーが起こりましたが、そのずっとずっと前から、長野県民はサバ缶をこよなく愛し、その愛のピークが5~6月なのです。
その理由は…山菜やタケノコと併せて食されるから!そう、サバ缶は山菜やタケノコのベストパートナーなのです。
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2014年の取材時、安曇野市の赤羽敦子さんは言いました。「サバ缶、箱買いまではしないけど、常に3個はストックしてる。
3個切ったら不安になる」と。赤羽さんは、「『細めの孟宗竹のタケノコとサバ缶のお味噌汁』、『新たまねぎのスライスとサバ缶+しょうゆ』がこの時期の定番」と言います。
「数年前のサバ缶フィーバーのせいで、ストック量が増えた」とも。
安曇野あたりではサバ缶が2個パックになって売ってるそうです。

私と『サバ缶味噌汁』の出会いは、2011年。松本観光コンベンション協会が行なった、アルプス山岳郷エリアへの取材ツアーの昼食でした。
味噌汁の具は、知らない山菜と魚っぽい何か。
「これ、なんですかねえ?」という私の問いに、同行していたコーナープロデューサー(松本市で少年~青春時代を過ごす)が、「ん?山ウドとサバ」と返答。
「え?サバ?」という私のつぶやきと同時に、昼食を囲んでいた30名ほどの福岡のマスコミ+旅行会社の人々が「さば…」「サバ」「鯖」「sava」と、口々に驚きを発するものだから、会場は「サバ」のさざ波~!そのくらい福岡の人間にとっては驚きのメニューだったんです。
が、信州では当たり前。放送前に改めていろんな方にご意見を伺いましたら、個人差・地域差はあるようですが、「この時期『サバ缶のお味噌汁』食べますよ」発言を、たくさんいただきました。
・「庭でタケノコが採れるので、もっぱら自宅か近隣で採れるタケノコが具になります。」
・「これからサバ缶必須のウドの煮物シーズンです。味噌仕立て。」
・「サバ缶とふきを煮たおひたしが出ます。」
うーむ。パワフルなワードが並びまくりです。
北の方は『根曲がり竹』という、人差し指くらいの細いタケノコがメインのようです。
・「箱買いまではしないけど、サバ缶と根曲がり竹のお味噌汁は食べます。」
・「北信出身の奥さんが作ってくれる。」
下記写真は、戸隠のおそば屋さん「岳」でいただいた根曲がり竹の味噌汁です。
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若者だって、サバ缶の味噌汁派。
20代女性(白馬村出身・元ミス松本)は「もちろん食べます!サバ缶が甘くて、根曲がり竹がコリコリでおいしいですよね!」と。
同じく大町市の20代女性にいたっては、「山と薮と熊の危険に注意して、半分くらい命がけでタケノコ採りに行きます」との熱い返答。
元鹿児島県のMBC、現在長野県のNBSのアナウンサー・重盛赳男さんは、「南信にある実家では食べない」としたうえで、「山菜に対する熱量は北信のほうがある、気がします」と、おっしゃってました。
アルプス山岳郷の白骨温泉「山水観湯川荘」の齋藤元紀さんが送ってくださった山ウドで、サバ缶味噌汁をいただきました。
山ウドの苦みと食感にサバ缶の旨味…やはり、おいしい。
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【 放送を聞く 】


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国宝・旧開智学校のインターネット展覧会

松本城から徒歩10分。昨年国宝になった「旧開智学校」。
近代学校建築の国宝は初。明治9年に作られた擬洋風建築で、白壁に縦長の窓、塔屋があり、バルコニーには看板を持った天使と龍の飾り付き、等々…といった外観も、紙天井や色ガラスなども採用された校舎内も、見どころいっぱい!
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しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は休館中。
で、始まったのがインターネット展覧会。
テーマは「開智学校の長期休み」。7月26日まで過ごし方の注意や、夏休みの課題帳の資料が提示されています。
しかも!4つの年代の課題を仕上げて旧開智学校に送ると、採点してもらえて課題終了証がもらえちゃう!これが、岩波文庫の表紙のような、賞状チックな、いい感じなんです。
インターネットで収蔵品などを見せて下さる美術館・博物館もありますが、解答→採点→認証という双方向な企画は、さすが学校ならでは!最高です。
来週末には模範解答も提示されるようです。
課題は、明治44年の4年生用、大正時代の2年生用、昭和3年の2年生用、昭和6年の5年生用
と4タイプ。毎日何かやるように作られているので、各30ページくらいなのだそうですが、その一部を旧開智学校・学芸員の遠藤正教さんがピックアップなさったそうです。
計算問題、穴埋め作文、指定単語を使った作文に日の出・日の入りの時刻や正午の気温の観察、はたまた絵を描くことまで。
しかも、けっこうな難しさ!今回の出題ポイントは「私が採点できるもの」と、笑う遠藤さん。
課題の中には、「上級編を作る時には出そうかな…」とおっしゃる『大宝律令とは何か答えよ』とか、ハイレベルな問題もあったそう。
そういえば、富永さんと行く信州ツアーの時に、『大化の改新で起こったことは?』『以仁王の乱とは何?』といった歴史問題が試験に出されてたって聞いたなあ。
よかった。昭和の福岡の小学生で。
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見学中に、明治天皇にお見せした絵画作品集も見せてもらいましたが、おじいちゃんの描く水墨画とか、大人の描く植物図みたいなのがたくさんでした。
絵を描く場合、明治時代は「お手本に忠実に」が基本で、大正以降は、「生徒の個性を重んじる」方向に変化していくとも。
明治9年(1876)から昭和38年(1963)まで、約90年使われ続けた校舎だからこそ、実際使っていたものの膨大な資料が残されているんですねえ。
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□ 旧開智学校 →
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国史跡・小笠原氏城跡「林城跡」 ~松本市

松本の城といえば「国宝・松本城」!だけではないのです。
松本は、「国史跡・小笠原氏城跡」と合わせて、室町(井川城跡)→戦国(林城跡)→近世(松本城)と、3つの城で城の変遷が追える、城好きの聖地のような場所なのです。
戦国時代の山城である国史跡の「林城跡」の大城を、松本市教育委員会文化財課長の竹原学さんに案内していただきました。
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林城を築いたのは、信濃守護の小笠原氏。15世紀中ごろに、井川城から林城(大城・小城)一帯に本拠地を移します。
約560年前に作られた山城は、今も堀切や土塁、石積みが残っています。
山のてっぺんで、城の中心となる平場=主郭の標高は844m。
登り口から高さ200m、距離1km、所要時間1時間ほどのの軽登山です。
登り口付近は、乗鞍岳や三角形の常念岳も見える北アルプス絶景ポイント!
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山の尾根には、段々畑のように平場が作られています。
これは松本の山城の特徴のひとつだそう。「特に林城の段々は群を抜いて壮大。
城の中心部に対して周りの段々=平場が広く長くとられている」と、竹原課長。
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また、素人の私でも「これ、堀!」とわかるくらいのしっかりした溝が残っています。
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堀を固める土塁は壁状態で(角度が30~45度)、見上げるほどの高さ。
高いところでは7mを超えるそうです。「底は平らではなくV字…薬研になっているので、入ると複数人数並ぶことができません。
横一列になった敵を、サイドから一人ずつ始末していけばいい…という作りです」と、竹原課長。写真ではなかなかわかりませんが、かなりのハードモードな作りでした。
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城の中心となるてっぺんの主郭は幅23m×長さ60m。
副郭が幅30m×長さ38m。両方とも土塁で囲まれた平場で、松本城が入るほどの広さだそうです。
主郭の奥には一部、戦国時代の石積みも残っています。
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甲斐から攻めてくる武田信玄に対抗する城のひとつでもあった林城。
さすがの防御態勢…と感心する私に竹原課長が放った一言。
「これだけ壮大な城を作っていながら、この城…戦をしていないんです。」え?「戦をする前に、武田の強大な力の前に、小笠原氏は自落(降参)しちゃうんです。」と。
ええええええっ?まさかの未使用~!でもそういう城はけっこうあるそうで、「軍事施設としてだけでなく、城主・武家の威信を示すための装置でもある」と、竹原さん。
壮大な城を作る財力、技術、支配力があるってことですもんねえ。
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「松本城の天守や石垣をイメージして林城に来ると『何もない』という感じでしょうが、地面に刻まれた堀や土塁、郭の跡を見ながら、当時『どのくらいの兵がいたのか』とか『どこにどんな風に小屋を建てたのか』とか『ここに籠ったのか』とか想像しながら過ごして。
逆に何もないから想像力が働く。城好きにはたまらないところ」と、竹原さんが微笑んでらっしゃいました。
城好き落語家の春風亭昇太師匠も、昼ご飯も食べず電車の時間ぎりぎりまで林城跡を堪能してたらしいですよ。
なお、山城散策は冬場が一番のおすすめ。
木々から葉が落ち、草が枯れると…地形がわかりやすくなり、戦国武将も見渡していたであろう、遠くの山々の連なりが見えるのです。
ただ、「松本は、夏場でも見やすい」と、山城研究の先生方のお墨付きがあるそうです。
夏場もあまり下草がなく、湿度が低くてさわやかなのが原因みたいです。
「地元のみなさんがきれいに手入れしてくださっているので、遊歩道も歩きやすいんです」と、竹原さん。
のちに松本城主となり、その後、明石を経て小倉に入る小笠原氏。福岡の戦国歴史ファンなら行っとかなきゃ!の松本です。
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【放送を聞く】

□ 国史跡・林城跡 →
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/miryoku/bunkazai/yamajro/hayashi.html
□ 新まつもと物語 → 
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再来年は、諏訪の「御柱祭」!

日本三大奇祭にも数えられる、諏訪の「御柱祭(おんばしらさい)」。
諏訪湖のほとりにある諏訪大社のお祭りで、数え年で7年に一度=寅年と申年の春に行われます(善光寺御開帳の翌年と覚えましょう)。
よく映像や写真で、巨大な丸太柱に人々が乗っかって、そのまま山の斜面を滑り落ちていく…というのが紹介されますが、あれは「木落し」と呼ばれるハイライトのひとつ。
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諏訪大社には上社と下社があって、それぞれに二つずつお宮があります(上社=前宮と本宮、下社=春宮、秋宮)。
その計4つのお宮に4本ずつ計16本の柱を建てるために、山から木を伐り出して、里まで運んで、里を巡ってお宮に届けて柱を建てるという壮大なお祭りなのです。
大きい柱だと直径が1m、長さ17m、重さ10tほどになるといいます。
重機や車どころかコロも使わず、人力のみで柱を運び建てるのです。
人力を合わせるきっかけや気合い入れに登場するのが木遣り。うまい木遣りだと、御柱がすっと動くんですって。
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そんな話を聞かせて下さったのは、御柱祭のガイド施設「おんばしら館よいさ」でガイドをなさっていた高木利幸さん。
「お祭りが終わると次のお祭りの準備をしてる感覚」だとおっしゃいます。
しかも幼少の頃から常に準備万端だそう。
「保育園の頃から御柱を建ててる」「運動会では木遣り合戦」「好きな人は自分の家にも柱を四本建ててる」…と、エピソードが次々出てきます。
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命知らずな「木落し」や、雪解け水の冷たい川を渡る「川越し」などが、見所というかハイライトと言えますが、御柱祭のメインは町なかを柱が移動していく「里曳き」だと高木さんが教えてくれました。
「観光のみなさんが来ても、御柱を曳くことができますし、御柱に乗れます。
それが里曳き。参加型のお祭りですから」とも。
諏訪大社各社に柱が到着して建てられる時も、機械は使わず、木材とロープを組み合わせた仕掛け=テコや滑車の原理で人力のみで行われます。
「おんばしら館よいさ」には、そのミニチュアがあって、「ほう、こんな仕組みになっているのか…」と、感動+理解が進みます。
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次の御柱祭は再来年=令和4年。
山出しは、上社が4月2~4日・下社が4月8~10日。里曳きは、上社が5月3日~5日・下社が5月14~16日。
今から、準備いたしましょう。
(なお、放送の木遣りは、2009年夏に収録した、下諏訪町木遣保存会の小松直人さんです)

【放送を聞く】

□ 諏訪大社 → 
http://suwataisha.or.jp/
□ おんばしら館よいさ → 
https://shimosuwaonsen.jp/item/1707/
□ 信州諏訪観光ナビ → 
https://www.suwa-tourism.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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来年は「善光寺」「北向観音」、W御開帳!

来年の今頃は、W御開帳ですよ~。国宝・善光寺の御開帳が、令和3年4月4日5月30日の57日間で予定されています。
絶対秘仏のご本尊の代わりである前立本尊(まえだちほんぞん)が本堂に安置され、拝むことができる。
そして、この前立本尊の指に結ばれた糸が綱になり、本堂前に建てられる高さ10mの回向柱と結ばれ、柱を触ることで仏様とご結縁できるというありがた~い期間なのです。
善光寺の御開帳は、数え年の7年に一度=丑年と未年に行われます。
その善光寺以上に御開帳が少ないのが上田市別所温泉にある『北向観音』!
「住職が代わった時に一回だけ御開帳できる」ので、来年、60年ぶりとなるそうです。北向観音本坊・常樂寺の住職・半田真慈さんにお話を伺いました。
前住職就任の際は、東日本大震災の時だったので、御開帳が見送られたとのこと。
それで60年ぶりになるのです。なお、北向観音のご本尊も絶対秘仏。千手観音菩薩だそうです。
本堂正面の厨子の中の前立本尊と本堂前の回向柱が結ばれて…というのは、善光寺と同じです。
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実は、「善光寺だけのお参りでは『片参り』。北向観音もお参りして『両参り』」と言われているんだそうです。
半田ご住職にお尋ねしたら、「民間信仰ですが、いつのころからか善光寺と北向観音の両方をお参りしたら『両参り』になると言われていますね。
善光寺の御本尊は阿弥陀如来様なので、来世の御利益をお願いするところ。
こちら北向観音は観音様なので現世の御利益をお願いするところですから、両方お参りすれば来世と現世、より御利益がある…ということになったのでしょう」と。
また「こちらは北を向いているお堂で、善光寺が南を向いているお堂で、“向かい合っている”と言われるようになったようです」とも。
では、このお堂は善光寺に向かって建てられたのか?という疑問が…。それには「ここは観音様の、『夜、歩いて旅する人が北斗七星を指針とするように、私も悩める人々のために北向に安置せよ』というお告げによって始まったお堂です。
善光寺に向けて建てられたか否か、それは定かではないんです。」と、ご住職のお答え。
でも、いわれについてのいろんなお話があるのが素敵です。
観音様がこの地に現れたお話も、すごくいいんですよねえ。
観音様の下から湧いている温泉水が御手水に使われているのも◎。
また山手ですので、上田市街地が眺められて景色も◎。
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また、境内にある桂の木=ご神木も大切!川口松太郎の小説「愛染かつら」(田中絹代・上原謙で映画化)は、北向観音のこの桂の木と愛染堂をヒントに、別所温泉で書かれたものです。
1月取材のため写真は枝だけ・シルエットだけです。
すみません。別所温泉エリアは、鎌倉時代から室町時代にかけて作られた国宝や文化財の宝庫でもあります。
ぜひ、ゆっくりお訪ねください。
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【放送を聞く】

□ 北向観音・常樂寺 → 
https://www.kitamuki-kannon.com/
□ 別所温泉観光協会 → 
http://www.bessho-spa.jp/
□ 信州上田観光協会 → 
http://www.ueda-cb.gr.jp/
□ 国宝・善光寺 → 
https://www.zenkoji.jp/
□ ながの観光Net → 
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ 信濃大町観光なび → 
https://kanko-omachi.gr.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
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「手作り味噌@マルコメ美麻高原蔵」完成!

昨年12月の「富永倫子と行く信州ツアー」で、体験した手作り味噌が仕上がりました~。
仕込みが12月12日。九州の気温から考えて4ヶ月くらい…GW前後を完成予定にしておりました。
おもしろいことに、同じ材料、同じ手順で仕込んだのに、仕上がり具合が違うんです。
写真左がコーナープロデューサー仕込み分(一軒家の床の間)、中央が富永倫子仕込み分(一軒家の玄関近く)、右が中島仕込み分(マンションの収納スペース)。
平均気温が最も高かったであろうマンション保存が、色も味も一番熟成が進んでる感じです。
やはり味噌は生きもの!
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私たちが味噌づくりを体験したのは、大町市の「マルコメ美麻高原蔵」。
標高1000mのひんやりした場所です。長野市内のマルコメ本社工場で作られた味噌が運び込まれ、2年、3年と味噌が熟成されている場所です。
蔵の容量は2000トン。25mプール5つ分だそうです(笑)。
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マルコメ(株)広報宣伝課の堀内紗綾香さんと技術伝承室の富永聡さんの指導の下、みんなで味噌づくり。
まずは、厚手のビニールに入れられた大豆=長野県産の「ナカセンナリ」を蒸したものを、手のひらですりつぶします。
ほんのりあったかくて気持ちいい~。大豆が、もふっ、もふっとつぶれていきます。
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さらに、米麹と塩を入れ混ぜ、種味噌を入れ混ぜ、混ぜ、混ぜ…。
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まとめて、ケースに納めて、自分の名前と仕込み日を記入。
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手の動きより口の動きの方が多い富永・中島でしたが、ツアー参加者の皆様は手も口も動く!実習室内がわいわい大賑わいでした。
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「仕込みから約4ヶ月後、できあがってすぐは“あっさりした味”」だと、堀内さん。
「味見してみて『この味が気に入ったからこの味をすっと食べたい』と思ったところで冷蔵庫に入れてください。
長く保存するなら冷凍庫でも大丈夫です。お味噌は凍りませんから。」とも。
ほかにも、「買ってきたパック入りのお味噌のてっぺんに載ってる紙と脱酸素剤はすぐ捨てて、ラップを味噌の上にぴったりくっつけておくのが正しい保存法」とか、「味噌にとって水分が大敵なので、味噌をすくう時は乾いた道具を使う」など、お味噌を傷めないための情報もたくさん教えていただきました。
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手作り体験だけでなく、二年味噌と三年味噌の食べ比べも楽しい。
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事前のレクチャーでも、味噌ができるまでの工程や日本の味噌文化についてもいろいろ教えてもらいましたよ~。
日本の8割は米味噌文化。麦味噌は0.5割。豆味噌も0.5割。合わせ味噌が1割。で、8割の米味噌のだいたい半分が長野県から出荷されているそうなんです。
長野県の味噌がシェアを広げたきっかけは関東大震災。
味噌屋が被災してつぶれてしまった関東圏に救援物資として送ったことから広がっていったんだそうです。
麦味噌文化の九州人にとって、信州味噌はしっかりorしょっぱいイメージかもしれません。
でも、いつものみそに信州味噌を混ぜると、これがいいんですよ~。
特に野菜たっぷり系の味噌汁には信州×九州味噌をおすすめしたい。
お近くのスーパーなどで、マルコメ味噌、買ってくださいませ。
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長野県県歌 「信濃の国」

『さわやか信州リポート』のコーナーテーマ曲は、「長野県人のほとんどが歌える!」といっても過言ではない「信濃の国」。
1番から6番まで、歌詞に長野県の自然、歴史、文化、偉人が網羅された、すごい歌です。
曲調は行進曲を思わせる歯切れのよいメロディーですが、4番だけは曲調が優雅なメロディーに変わります。
パーソナリティの山口たかし曰く「クイーンの『ボヘミアンラプソディ』みたいだ。逆ボヘミアンラプソディ」と。
そうそう。言えてる~。
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県歌に制定されたのは昭和43年(1968年)。ですが、曲ができたのはもっと前。
明治33年(1900年)に完成しお披露目されています。ですから、今年は「信濃の国」ができて120年の記念の年なんです。
作詞は浅井洌(れつ・きよし)、作曲は北村季春(すえはる)。
二人が長野県師範学校の先生だった時に手がけた曲です。師範学校を出て教師になった人々が、長野県全体にこの曲を運び、浸透させていったのは間違いないでしょう。
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曲が作られた背景には、もともと別の県が合わさってできた長野県ゆえ、県民全体の意識の一体感を下支えするものが必要とされていた…ということもあったようです。
実際、県を分かちかねない案件で県議会がもめた時に、傍聴席の市民が「信濃の国」を歌い出し、それが大合唱になっておさまった…ということもあったそうです。
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また、長野オリンピックの日本選手団入場時の曲としても使われました。
今も、信州大学教育学部付属長野小学校の校歌として歌い続けられています。
長野県庁の新入職員さんの入庁式でも歌われるそうです。
そして、宴会の締めにも!福岡の長野県人会の集いでもフルコーラス歌ってます。
というか歌うことが会の目的のひとつです(笑)。
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長野県出身の人に出会ったら、「信濃の国、歌える?」と聞いてみてください。
歌詞をフルコーラス憶えている人は少ないようですが、1番はその場で歌えるはず。
歌詞カードがあれば、6番までいけるでしょう。
なお、カラオケにも入ってるらしいです。
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新型コロナウイルスの影響で、お出かけもかなわない日々です。
長野県観光機構が「家で過ごす時間を少しだけハッピーに…」という思いで、「家に居ながらにして少しでもお出かけした気分になれたり、この苦境が終息した後に行こうと計画している旅行のアイデアを膨らませていただいたり」できるプロジェクトを実施しています。
それが、SNSでの『#おうちでながの』プロジェクト。
長野県の美しい風景をいろんな方が投稿してます。ぜひ、ご覧くださいね。
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□ 信濃の国県歌制定50周年特設サイト → 
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農産物王国・長野県

信州の農協=JA全農長野・福岡販売事務所所長の三澤謙一さん曰く「果物、野菜、きのこ、花…と、いろんなものがバランスよくそろってる感じ」という信州の農産物。
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バランスよい中でも突出しているのが、まず、生産量が全国第2位のリンゴ。
さらに生産量全国1位なのが、レタス、白菜、セロリ、えのき!
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福岡県を含め九州も農産物王国なので、だいたい地元+近県産でまかなえる…はずだけど、結構長野県産の農産物の存在感って大きいぞ。
その理由は「信州産の農産品の栽培期間が夏場が主」だということ。
7・8・9月そして10月くらいまで、全国的に長野県産のシェアが高くなるのだそう。
同じ品目でも出荷の時期が違うので、九州の産地が終わったあとを追いかけるように長野県産が始まる状況=「産地リレー」ができてるんです。
暖かくなるのが遅いので野菜の植え付けのタイミングも遅いでしょうし、果物類は花の咲く時期が遅いので、必然的に実がなるのも遅くなりますね。
果物は、スモモ系のプラムやネクタリン、さらにプルーン、ブルーベリー、桃、りんご、梨、ぶどう…と出荷されてきますが、「信州の果物は味が濃い」気がするんです。
その理由は「標高が高いので、涼しい。
と同時に昼と夜の温度差が大きいこと」だと、三澤所長。昼間、光合成によって作られた養分が、夜、蓄積されるのですが、涼しさゆえ十分蓄えられておいしさの元になるんですって。
これは野菜も同様だといえる。
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取材中のJA全農長野の会議室で、気になるポスターを見つけてしまいました。
「りんご三兄弟」と「ぶどう三姉妹」。「りんご三兄弟」は、ラジオまつりでもおなじみになった長野県のオリジナル品種=『秋映(あきばえ)』、『シナノスイート』、『シナノゴールド』です。
しかし「ぶどう三姉妹」!?担当のJA全農長野・福岡販売事務所係長の久保田浩貴さんが「2022年、メジャーデビューです」と、にやり。
長女は、長野県オリジナル品種の『ナガノパープル』。巨峰から生まれた黒系ぶどうです。
次女は、長野県が全国一数量をもっているシャインマスカット。
さわやかな黄色系の人気品種ですが、長野県の場合は「見た目が35粒前後。
糖度は18度以上。基準を満たさず出荷したら、圃場すべて出荷停止」という、厳しい基準を設けてあるんだそうです。
そして三女が長野県オリジナル新品種の赤系ぶどう『クイーンルージュ』!まだ店頭に並んでない、市場も通ってない状況ですが、長女・次女を上回る糖度と次女並みの粒の大きさが期待されているそうです。
三姉妹とも種無しで皮ごと食べられるタイプ。
ぶどうファンならずとも要チェックの三姉妹です。
現在、三女を絶賛育成中ですので、三姉妹そろって出てくるのは2022年の予定です。楽しみ!
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ギター生産日本一、松本

実は、信州はギターの名産地!なんです。国内のギター出荷額の約半分が長野県。
そして、その8割を占めるのが松本市。
つまり、松本市は日本一のギター生産地なんですよ~。そのルーツは、江戸時代から受け継がれてきた伝統的工芸品・松本家具の、培われた木の文化だといいます。
現在、松本市内には5つのギターメーカーがあります。そのひとつ、(株)ディバイザーにおじゃましました。ショールームには、アコースティックギター、エレキギター、ウクレレがずら~り!圧巻です。
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WEB事業部の相澤森さんにギター生産の始まりを聞くと、「松本は、松本民芸家具に代表されるように木工加工が盛んで、職人さんが多くいらっしゃいます。
またちょっと足を延ばせば木曽もあって、漆や林業も盛んだし、木を扱う仕事自体がこの土壌で盛り上がってた…という中で、エレキギターが海外で流行って、日本でも流行って…ってなった時に、木工職人さんが“自分たちでも作れるのではないか”という発想で、ギター作りがスタートしてる、とのことです。
うちで一番長い職人の百瀬恭夫さんに聞きました」と、おっしゃいます。
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現在、ディバイザーの職人さんは35~40人くらいいらっしゃるのだそう。
印象としては、わりと若い方が多い!丁寧に丁寧に、作業なさってました~。
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ディバイザーの最近のギター製作の特徴のひとつが『日本の木をわざわざ使うこと』。
まだまだ量的には少ないけれど、8~9割は海外産の木で“このギターならこの木”という伝統的な素材になるなかで、桜を使ったギターや松、楓を使ったギターを作り始めているのだそうです。
桜のアコースティックギターはピックガードが花びら型になってたり(写真に写ってないけど…)、ネックについてるポジションマークも桜だったり、めちゃめちゃかわいい!
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楓だと葉っぱのポジションマーク!
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音の違いもあるんだそうですが、私の耳ではわかりませんでした(苦笑)。
桜とローズウッド(定番輸入木材)と比べると、「桜は、ポジティブに言うと奥ゆかしいとかぬくもりがある音ですね。
ローズウッドが“ドンシャリ”と言われてる、高い音と低い音がゴン!と出てくるのに比べると、ちょっとおとなしめ」と、相澤さん。
日本の木でギターを作る取り組みの背景には、その昔、マーチンやフェンダー、ギブソンといった「輸入ギターは高くて買えないから日本製を買おう」=「日本の木を使ったものは廉価版」といったネガティブなイメージを覆したいという思いがあるそうです。
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また、松くい虫の被害で伐採してしまうしかないアカマツを使って、エレキギターも製作しています。
これが、すっごくかっこいい!ボディに使われてて薄いブルー系の色がのせられてますが、節や木目がしっかり見えて、何だか味わい深いかっこよさ!「
普通、ギターに使う木は、木の中でも“トロ”って呼んでるんですけど、ほんとにきれいなトコだけ使うんです。
これ(アカマツエレキ)は、幅が取れなかったというのもあるし、虫が食べた跡とか、色ムラ=松くい虫のシミ、病気になった木が黒くなるとか、そこに色をのせた時に色の入り具合が変わってくるんで、コンセプト的に“逆にもう見せちまえ”って。」と、相澤さんが笑って説明してくれました。
パーソナリティの山口さんが「部屋に飾れるかっこよさ」というほどの存在感です。
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ちなみに、この「アカマツギタープロジェクト」は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて評価・表彰をする『ウッドデザイン賞』を受賞しております。
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さらに、国宝・松本城の敷地内にあった、松くい虫被害にあって伐採されたアカマツを使って、松本城のイメージでエレキギターも作ってます。
黒い漆板の松本城のイメージとぴったり!「楽都・松本」をネックのト音記号であらわしてます~。
現在は、ディバイザーのショールームにありますが、これ、お城とか博物館とかに展示してくれないかなあ。
事前に申し込めば、ショールームも工房も見学できるそうです!
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<放送を聞く>

□ (株)ディバイザー → 
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□ 新まつもと物語 → 
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□ 長野県公式観光サイト → 
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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「アルプス正宗」 ~ 亀田屋酒造店(松本市)

信州=長野県には、日本酒の酒蔵が約80。新潟県に次ぐ、全国2位の日本酒県なのです。
蔵ごとに特徴あるおいしさがあって、好みの地酒に出会えるか…信州旅の楽しみでもあります。
今回紹介するのは、松本市の亀田屋酒造店(かめたや)。
1869年創業の老舗です。ここには『アルプス正宗』という、なかなか個性的なというか予想外の名前のお酒があるんです。
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「なんて今どき!観光きっかけか何かで作ったのかしら?」と思っていたら、まさかの100年銘柄!だったんです。
(株)亀田屋酒造店・WEB.DM担当課長の安川明織さんによると「『アルプス正宗』は大正時代にスタートしてますので、銘柄自体は昨年で100年くらいになります。
当時の四代目…かな、当主が山が好きだったので『アルプス』ってつけたんです。
『正宗』は日本酒業界では流行りの名前でしたが、当時としてはハイカラだったと思います」とのこと。これがまた、すっごくおいしいんです。
抜けのいい辛口とでもいいましょうか。
お米の風味もいいし。
ちなみに『アルプス正宗』の大吟醸と純米吟醸中汲みは、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020」の金賞を受賞しています。
個人的には“風穴貯蔵”推しです。
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取材におじゃました1月は、絶賛仕込中。
蔵の中には、100石タンク(18000リットル=一升瓶1万本)が3つと、ほかにも4700リットルタンクと2500リットルタンクが、ずら~り。
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しずく酒をしぼるための木のフネや澱を下げるための斗瓶なども!
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亀田屋酒造店の仕込みの基本は、11月からの「寒造り」ですが、他の蔵との違いとして、9月~10月に「中秋仕込み」というのをやっていて、10月くらいに新酒が出来上がるんだそうです。
前の年の米を使って数量限定で、遊び心を持ったお酒を作ってみるとのこと。
「今年はこんな米を使ってみよう」とか「今年はこの酵母を使ってみよう」とか。
そのチャレンジが、通年販売の銘柄や定番ものに反映されていくんだろうなあ。おもしろい。
亀田屋のお酒は、昨年の創業150年を機にリブランディングしています。
『アルプス正宗』は純米酒系統、『亀乃世』はアル添酒と略される醸造アルコール添加酒系統、とわかりやすくしたそうです。
「ええっ?醸造アルコールなんて入れてないほうがいい」と思っていた私。
ここで安川さんから衝撃の教えをいただきました。「アル添酒のほうが香り…華やかな香りが出やすいんです。アルコールを添加することで発酵を止めたり…という目的があります。
香りが出るとか、飲みやすいアルコール度数に調整するとかも。
大吟醸もアル添ですけど、まったく味としてはきれいな味わいですし、香りが華やかなのはアルコールを添加しているからなんです」と。
「一時、アル添酒は悪、のような風潮があったんです。昔、三増酒とか増醸酒とかって酒量を増やすためにアルコールを添加してた時代があって、それで悪酔いしたりたので、悪いイメージを持っている方がいらっしゃるんです。今はそんなことはなくて、醸造アルコール自体も原料はさとうきびとかから作っている穀物のアルコールで、不純なものではありません。」とのこと。
ほおお。全く知りませんでした。アルコール添加の有無で香りの種類が違うとのことで、「純米系のほうが優しい香りになりますね。
純米大吟醸の場合は、大吟醸らしい香りはするけどアルコールを添加してないので、米本来のおだやか~な香りがメインになります。」と、安川さん。
また、亀田屋のお酒は原則すべて辛口ですが、すごく突き抜けた辛さのものもあれば、やさしい辛さのものもあるので、いろいろ飲むしかないようです(笑)。
おちょこを買って、いろいろ試せる有料試飲がおすすめ!
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実は、毎年10月の「RKBラジオまつり」信州ブースで、大人気なのがこの亀田屋酒造店の『粂次郎』という銘柄なんです。
一番に売り切れちゃうんですよ~。
安川さん曰く「お酒好きには喜ばれる味わいです。
酒好きで“純米酒がいい”という方にはおすすめ」と。
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また、このおいしさのベースにはお水のおいしさがあるとのこと。
「うちは井戸水を使ってます。アルプス山系の伏流水ですね。きれいな水です。
やっぱり水は命です。米に吸わせるのも仕上げるのもすべて水ですから。敷地内は外にある蛇口もすべて同じ水ですから、水汲みにいらっしゃる方も結構いますね」と、安川さん。
私も玄関前のお水をごくごく飲んで、ペットボトルに入れて持ち帰りもいたしました~。
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亀田屋の母屋は明治18年の建造。130年ほど経ったお屋敷は見学させてもらえます。
米を入れる時には柵を外して大きく開放できる造りになってます。梁も神棚も立派!
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写真の左右をみくらべるとわかりますが、昔の畳は右のようにへりがなかったんだそう。また、母屋には渡り廊下があって、THEお屋敷~って感じ。
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箱階段に囲炉裏、立派な神棚や帳簿も残っている帳場も見どころ。
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馬で販売に回っていた頃の、呼び込み音のための鈴やお道具類、宣伝用の猪口やマッチも残されています。
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ご近所のお酒屋さんで取り寄せてもらうか、通信販売して、亀田屋のお酒をお楽しみくださいませ。
<放送を聞く>


□ 亀田屋酒造店 →
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富永倫子と行く信州旅~アルプス山岳郷で雪と温泉を楽しむ③

今回のツアー、雪と温泉だけでなく、おいしいものもたくさんいただきました。
そのひとつが信州ならではのおそばの食べ方=「とうじそば」。“とうじかご”という小さな竹籠に、ひと椀分くらいのおそばを入れて、鍋に突っ込んでしゃぶしゃぶして温めます。
これをお椀に入れ、上から具とお汁を入れていただきます。「とうじ」とは、「投じる」からきているとか、「冷やし温める」という意味があるとか、言われているようです。
今回は、とうじそば発祥の地といわれる松本市奈川にある「仙洛」というお店で、本来なら二日前に終了していたキジ入りのとうじそばをいただきました。
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どのテーブル…というか鍋も、しゃぶしゃぶ→ずるずる…。すごい盛り上がりと食欲です。
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また、おそばそのものが光っててきれいなんですよ~。驚き。そして自家製の保平かぶのお漬物が超美味~!
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締めの雑炊がまた…得も言われぬ幸福をもたらしてくれるお味でございます。特別にキジのとうじそばを準備してくれたのは、「仙洛」の看板娘・直美さん。
ありがとうございました~。
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また、松本市街地には湧き水がたくさんあります。
今回のツアーでは酔い覚ましに湧き水ツアーを実施。
30分ほどかけて、4つの井戸を巡りました。
元料亭跡にある「鯛萬の井戸」、善哉酒造という酒蔵の店先にある「女鳥羽の泉」、農民救済に尽くした鈴木伊織の墓の前にある「伊織霊水」、そして、平成の名水100選にも選ばれた硬度140の「源智の井戸」。
みんな、ペットボトル片手にぐびぐび飲んで、好きな味の湧き水をペットボトルに入れていきます。
「こっちの方が好き」「2番目と4番目が好き」「この水を持って帰ろう」と、みんな、楽しそう。
ちなみに富永さんは全4種の湧き水をお持ち帰り…。
重かったろうに。よかったね、大きなキャリーケースを買ってきて。
(放送を聞く)

□ 仙洛 → 
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□ 奈川観光協会 → 
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□ 白骨温泉 →  
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□ 新まつもと物語 → 
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富永倫子と行く信州旅~アルプス山岳郷で雪と温泉を楽しむ②

アルプス山岳郷で楽しむ温泉、その1は「白骨温泉」。
初日の宿「山水観湯川荘」で、たっぷりゆっくり楽しませていただきました。
標高1400m。乳白色の美肌の湯です。
2月12日の『ピンボケ』内での中継リポートは、まさかの露天風呂から富永倫子の入浴リポートをお届けしました。
特別に許可をいただいて、バスタオルを巻いて湯船に入っております。
プロデューサーのスマホで撮影した奇跡のようなビジュアルの一枚。なんか、大人の色気系にみえますよねえ。
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しかし、中継で「効能は~」って、懐かしのウサギちゃんレポートを展開する富永さん。
スタジオで受ける辻アナウンサーが元ネタに気づかず。20代には伝わらんって…。
ややぬるめな露天風呂なので、30分以上入っていてものぼせることなく、絶好調の富永さん。
ほんとうは「タオル入浴はマナー違反だから嫌だ」と主張してましたが、中継スタッフの心身の安全・安心のため、ディレクターを務めた私・中島が全力で阻止=「ノータオル」希望をねじ伏せさせていただきました。しっかりお湯も飲んでます。
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さてさて、白骨温泉のお湯は、写真で分かるように乳白色なんですが、出てすぐは透明なんです。
空気に触れることで白くなっていくんですよ。
ちなみに、写真左が汲んですぐのお湯。写真右がお土産として山口さんに飲ませた9日目のお湯。透明なまま~。
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飲める白骨温泉のお湯。お土産に持ち帰る人も結構いらっしゃるそうです。
ただ、しっかり硫黄系の香りがします(笑)。
また、宿泊した「山水観湯川荘」では、夕食の鍋や朝食の温泉がゆに使われてます。
外からも内からも、白骨のお湯でほかほか×にこにこ。
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「山水観湯川荘」ご主人の斎藤元紀さん曰く「お湯はいきもの」。
おじゃました時にどんなお湯の状態か、楽しみでもあります。
一般的に温泉は、乳白色だと強酸性のお湯でピリピリする感じが多いのだそうですが、白骨温泉の場合は弱酸性。
やわらかい肌当たりです。また、硫黄と炭酸成分で血行がよくなり、体がぽかぽかになるんだそう。
さらに標高が1400mなのも影響しているみたいです。
人間の体は標高1000mを超えると養分の摂取・吸収を高めようと働くので、自然治癒力がアップするんだとか。
心身ともに生き返る白骨温泉です。翌朝、生き返ったツアーメンバー!
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アルプス山岳郷で楽しむ温泉、その2は「休暇村乗鞍高原」。
乗鞍高原での雪遊びの後に、満喫していただきました。
のりくら観光協会イベント企画部ディレクターの村瀬基行さん曰く「少しつるつるになる感じで、湯冷めしにくい。
微炭酸で、ここのお湯も飲んでいいお湯です」というお湯。
露天風呂で盛り上がる富永チームの声が、すぐ横のスキー場のゲレンデまで響きそうな勢いでした。
(放送を聞く)

 

□ 山水観湯川荘 → 
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□ 白骨温泉 →  
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□ 休暇村乗鞍高原 → 
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□ のりくら観光協会 →  
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□ 新まつもと物語 → 
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富永倫子と行く信州旅~アルプス山岳郷で雪と温泉を楽しむ①

今回のツアーのハイライトのひとつが「雪まみれ」になること!しかし、今シーズンはまさかの超暖冬+雪不足。

しかし、私たちの目的地・乗鞍高原はスキー場の「Mt.のりくらスノーリゾート」を含め、何とか雪は確保できております。
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富永さんの日ごろの行いのせいか、前日にまさかの雨降り…。地元の人に言わせると「くされ雪」の部分ができちゃったんだそうですが、九州人からすると「OK」な雪でございます。
パーフェクトな雪質とはいかずとも、我らが雪遊びリーダー=スノーピークス代表の小峰邦良さん&自由人こと横田さんが、よい雪フィールドでの冒険を提供してくれます。
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「思いっきり雪まみれになるには、スキーウエアでなくて大丈夫。動きやすい服装の一番上にレインウエアがおすすめ」と、富永さんに教えてたんですけど…まさかの白(笑)。
「君は特殊部隊の人かっ」と、突っ込ませたいただきました。
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雪の斜面を「ほ!ほ!ほ!」と、掛け声かけながら駆け下ります。
片方の足に体重をかけすぎないのがポイントなんですが…。先輩風を吹かせて駆け下りる私を背後から撮影してる富永さん。
案の定の事象が発生いたしますね(苦笑)。先輩風に起こりがちな「まさか!」の転倒。
そして、フォローを入れる富永さんに起こったこと…。動画でどうぞ

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富永さん念願の雪へのダイブ!は、積雪量の少なさからプチダイブで実施。

参加してくださった佐藤さんと久光さん、さらに添乗員さんと小峰さんの跡形を並べて「クラブツーリズム」マークを作ってみましたが…。ちょっとわかりにくいな。
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目的地の善五郎の滝(落差21.5m。幅8m。)は、一度凍ったものが一部溶解状態。
凍った滝つぼエリアに立って見上げると、滝の左3分の1が溶け落ちて、そこから滝の水が細かいミスト状になって飛んできます。
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また、残った氷には右斜め方向に亀裂が走っています。

「これ、落ちんかいな?」「みんなで叫んだら落ちるかな?」「叫ぶ?(ニヤリ)」「せーのっ、うぉーーーーーっ!」……。
「落ちん~~~(笑)」って、小学生みたいなノリの私たち。
若くて30代、上は70代ですよ。でも、そのくらい童心に帰れるんです。
すごいぞ、乗鞍のスノーウォーク!凍った善五郎の滝の前から、みんなで中継リポートいたしました~。
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来シーズンは、ぱふぱふの「THE乗鞍」って雪で遊びたいね!と誓ったチーム富永でございます。
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(放送を聞く)

□ リトルピークス → 
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歌手・高橋あず美さん

2020年1月公開の映画「CATS」。あの名ミュージカルの映画版です。
名曲『メモリー』を歌う猫・グリザベラ役の日本語吹替版キャストに選ばれたのが、歌手の高橋あず美さん。
実は、信州出身!しかも松本市乗鞍高原=アルプス山岳郷の人なんです~。
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仲間外れにされ、威嚇され逃げるグリザベラですが、それでも仲間の前に姿を現します。
そこには愛されたい、認められたいという気持ちが見える…その中で歌う『メモリー』について、高橋さんはこうおっしゃってました。
「闇から光へと、自分を歌いながらむき出しにしていくイメージ。
それは、私自身が歌に対する挑戦をしてきて、苦しい時間もあったりとか…、そういうのをどう抜け出して、新しく自分の殻を破っていこうかっていう。
そんな自分と映像とグリザベラがリンクして、歌ってる時に自然と苦しい思い出を思い出したり。
その中で“よし、これから希望に向かおう”とか、クライマックスに持っていくところは寄り添ってナチュラルに歌えた感じがしました」と。
とてもパワフルで深く厚い歌声の高橋さん。そこにはひょっとして乗鞍高原育ちが影響している?
「乗鞍高原の私の家で標高が1500m。
走るとすぐ息が切れるような感じのところで生まれて、小・中学校時代を過ごしました。
中学校の合唱部では、毎日グラウンド10周走って、腹筋と背筋を100回やってました。
ちなみに、高校は松本市内(標高600m前後)だったんですが、持久走は上位でした(笑)。
肺活量が大自然の中で、何も気兼ねなく自由に歌っていたというのは、今のパワーにつながってるなあって思いますね」とのお答え。
また、乗鞍高原の冬のおすすめは「スノーシューをはいて林を歩くこと。途中の景色もきれいですけど、たどり着くと滝が凍ってて!なんともいえない青い色がすごいんですよ!」とのこと。
そうそう!ですよねえ。
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また、「見晴らしのいい峠で、乗鞍高原の大自然を眺めながら歌うのが好き」と、おっしゃってました。
もし、乗鞍高原で心が震えるような歌声が聞こえてきたら…高橋さんの里帰り中かも!
このインタビューの翌日、初めて、FDAの直行便で信州に帰るという高橋さんでしたので「飛行機の座席は、左の窓側がいいですよ。
乗鞍がどーんと見えますから」と、激推しさせていただきました。
なお、高橋さんは『乗鞍高原観光大使』。
『松本市観光大使』の当コーナープロデューサーと記念撮影してもらいました(写真右)。ふふ。W観光大使。
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□ 高橋あず美 →
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国史跡・平出遺跡 ~ 塩尻市

塩尻市にある国史跡の平出遺跡。約15ヘクタールが国史跡の指定を受けています。
そのうちの6ヘクタールほどが、現在「平出遺跡公園」として復元整備され、広大な芝生が広がる中に縄文・古墳・平安時代の住居が、それぞれ再現されています。
平出遺跡公園・ガイダンス棟の学芸員で古文書インストラクターの中原文彦さんに案内していただきました。
中原さん曰く「平出遺跡の最大の特徴は、ここが5000年続いたムラだということ。
全国には、九州の吉野ケ里や東北の三内丸山など大きな遺跡がありますが、5000年ずーっとムラが続いているという意味では、平出は珍しいと思いますね」と。
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5000年以上人が住み続ける平出の土地。その理由を中原さんが教えてくれました。
まず一つに、遺跡の近くにある平出の泉と川。
つまり水が豊かだったということ。そして二つ目は、植生。クルミ、トチ、栗…など実をつける木が多く育つということ。
縄文人はエネルギーの7割は植物から摂っていたのだそう。そして3つ目は、同じく実のなる木々を目当てにする動物。
「今でも、カモシカがやってきて復元住居の上に立つことがあるくらいですから」と、中原さん。
しかも、塩尻から少し離れた(50kmほど南西)八ヶ岳エリアからは、動物をしとめるための道具になる黒曜石が出る。
つまり狩猟のための道具も流通していた、ということなんだそう。
縄文時代、日本全体の人口が27万人くらいで、その3分の1は中央高地に住んでいたとも教えてくださいました。
縄文時代、このエリアは生きていきやすかった場所だったんですねえ。
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また、元の場所に再現されているものに「立石(りっせき)」があります。
高さ50cn、幅2~30cmくらいの縦長で角丸の長方体に近い石です。
「あの山(下の写真参照)…ピラミッダブルというか三角のきれいな形の山でしょう。
そこに向けて、儀式めいたことをしていたんじゃないか…ということだそうです」と、中原さん。
なるほど、目印に絶妙な位置!
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そばの山だけでなく、はるかに穂高連峰の上の方や美ヶ原高原が見える平出遺跡。
「芝生の上から、周りの景色を見てもらうのが一番のごちそうだと思います。
こういう山岳風景と一緒に楽しめる遺跡公園はほかにはない、平出のいいところだと思います」と、中原さんがおっしゃってました。
(放送を聞く)

□ 平出遺跡   →
http://www.city.shiojiri.lg.jp/tanoshimu/bunkazai/hiraideiseki/index.html
□ 塩尻市観光協会 →
https://tokimeguri.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
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奈川のそば

松本市、アルプス山岳郷エリアに広がる奈川地区。あの「野麦峠」に通じる野麦街道が通っているところで、標高が1100~1200mくらいあります。
で、この奈川は、そばの名産地なんです!
奈川地域の資源を活かす事業を展開している『株式会社ふるさと奈川』の統括マネージャー・小林新蔵さんに、その理由を教えてもらいました。
奈川の集落の中央を川が流れていて、朝、その川から上がった水蒸気が霧になるのだそうです。
標高1200m付近にある農地は霧で包まれると言います。
霧に包まれたそばは風味豊かな、いわゆる『霧下そば』に育つのだと。
「奈川の霧が、水が、そばをおいしくしてくれるんですよ。
奈川で育ったそばを奈川の水で打つからおいしいんです。」と、おっしゃってました。
奈川のそばは軟質系といわれていて、そばの旨味を左右する粗タンパクが19%と多いので香りが高いのだそうです。
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奈川では主に3種類の品種のそばを栽培しているそうです。
一つは「北早生」という、北海道原産のもの。
二つめが“幻のそば”と言われる「奈川在来」。
300年以上前から奈川地区で栽培されてきた小粒のそばです。
食べるとわかる、おいしい香り豊かなそばで、その希少性から「全国で一番高いそば粉じゃないか…」と言われてるとか。
三つめが新品種の「夏吉」。
「奈川在来」の改良種です。栽培期間が短くても大丈夫な品種として開発された、「奈川在来」にはかなわないけど甘みと香りのあるおそばだそう。
ちなみに北早生が出回るのが10月1日から。
奈川在来の刈り取りは10月中旬以降。
11月上旬から中旬には“在来そば週間”というのが設けられていて、その期間は奈川在来だけが提供されるんですって。
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この奈川は『とうじそば』の発祥の地といわれています。
『とうじそば』は、“とうじかご”という小さな竹籠にお椀一杯分くらいの小分けしたそばを入れて、とうじかごごと、山菜やキノコの入った鍋に突っ込んでしゃぶしゃぶ…と温めて、いただく食べ方です。
いうなれば、そばのしゃぶしゃぶ。
「もともとは地区のハレの日、冠婚葬祭の時…人が寄って集まる時には必ず出されたものなんです」と、小林さん。
また2月初めには“寒中とうじそばまつり”が開催されます。
期間中は鍋に「キジ」の肉が入ります。
「野生の鳥は脂が強くて、そばにつゆがからんできておいしくなるんですよ」と、小林さんの笑顔がまぶしい。
そう、キジのとうじそば、めちゃめちゃおいしいんです。
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奈川は、場所によっては乗鞍岳(左写真)と穂高連峰(右写真)が見えるんです。
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小林さんとアルプス山岳郷・代表理事の斎藤元紀さんに案内してもらったのは「クラインガルテン」。
ラウベと呼ばれる農作業小屋(と言っても小さな別荘みたいな瀟洒な感じ)と農園がセットで貸し出されている、市民農園の豪華版みたいなところです。

ここから見る乗鞍と穂高に心が癒されました~。掘れば掘るほど魅力が沁み出してくる…奈川はそんなところです!
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(放送を聞く)

□ ながわ観光協会 → 
https://nagawa-vill.jp/
□ ふるさと奈川 → 
http://jinento.jp/
□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

信州・冬の楽しみ

信州は空気が透明!冬は特に!ゆえに灯りのきらめきが美しいのです。
ひんやりした空気の中に、大小の光のゆらめきがキラキラキラキラ…。
善光寺では『表参道イルミネーション』が3月1日まで行われます。
長野駅から善光寺までの約1.8kmの街路樹=約170本に30万球のLEDライトが灯されます。
長野市観光振興課の中村英将さんによると「参道の南の“かるかや山”=緩やかな坂の下のあたり=から本堂側を見上げるのもいいし、反対に本堂に近い坂の上から見下ろすと光の回廊のように見えて、これもきれいですね」とのこと。
さらに、2月22日~3月1日の9日間は『善光寺イルミネーション』が行われます。
「山門や本堂を外からライトアップします。さらに今回初めて、本堂の中の内陣をインスタレーション…光と音での空間演出を行います」と、中村さん。
台風19号の被害からの復興に向けての思いをこめて実施することになったそうです。これは必見。
さらに、毎年2月上旬(今年は2月6日~11日)は、善光寺本堂が五色に彩られ、様々な灯明が参道に並ぶ『善光寺灯明まつり』も行われます。
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また、他にも注目のあかり・輝き系の取り組みが!上田市の鹿教湯(かけゆ)温泉では「氷灯ろう夢祈願」が行われています。
200個近くの氷でできた灯ろうが、夕方4時半から点灯されます。
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ここには屋根付きの橋があるんです!橋を渡った先の文殊堂も、この時期はライトアップされます。
そして、好きな灯ろうに祈願の絵馬を付けられます。
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しかも、点灯時間に行ったら火をつけさせてくれるんです。
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しかし、鹿教湯って、珍しい名前の読みです鹿教湯温泉ボランティアの斎藤兵治さんが「信心深い人がいて、その人に、ケガをした鹿が湯に入って傷を癒しているのを見せて、このお湯が体にいいことを教えてくれたんです。鹿は文殊様の化身だったんです」と、教えてくれました。
氷の灯ろうは、鹿教湯のみなさんの手作り!毎年年末から1月いっぱいの実施です。

(放送を聞く)

□ ながの観光 → 
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 善光寺 → 
https://www.zenkoji.jp/
□ 鹿教湯温泉 → 
http://www.kakeyu.or.jp/
□ 上田観光協会 → 
http://www.ueda-cb.gr.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

長野県副知事・太田寛さんにお聞きしました

台風19号の被害から約3カ月。長野県副知事の太田寛さんにお話を聞きに行きました。
浸水地域など、影響が残るところもありますが、復興に向けた取り組みが進んでいるそうです。
「被災された方々は、暮れまでにほとんど全員、一応の仮の住居に入る、もしくは自分の家を修復して戻られた状況です。
今、避難所は閉鎖していますが、これから復興にあたっては、多くの皆様のお力をいただかねばと思っています。
福岡県のみなさまにも、物心ともに様々な支援を賜ったので、この場を借りて御礼を申し上げたい」と、太田副知事。
「この状況の中で、私たちにできることが、応援につながることがあるのでしょうか?」とお尋ねしたら、「今、政府の資金を得て『ふっこう割』というキャンペーンを実施しています。
この機会に長野県に観光でも、知り合いの方の激励でも結構なので、来ていただきたいんです。
具体的に、旅行会社に行って『長野県に旅行したい。
ふっこう割を使えませんか?』と言えば、教えてもらえますので」と、副知事のお答え。
しかし応援すると言いながらこちらが得しちゃっていいのでしょうか?
「“みんながハッピー”にするにはそれがいいと思うんですよ。
一方だけがお金を出しましょう、ではなく『私はお金を出します。
で、その分私も楽しみます』というのが。本当の長い意味で。
これ一回じゃなくて、ふっこう割で来るのは一回だけど、行ってみたら『信州、いいですね』と、二回三回と来ていただければと思ってます」と、おっしゃってました。
長野県内に泊まって、信州の特産品が当たる「冬の宿泊キャンペーン」も行われています。長野県への旅の情報は公式観光サイト「GO NAGANO」をチェックしてくださいませ。
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□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
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乗鞍高原で雪、白骨温泉でお湯を楽しむ

2月12~14日に、「富永倫子と行く信州旅~アルプス山岳郷で雪と温泉を楽しむ」ツアーで訪れるのは、北アルプスの一番南端エリア。
乗鞍岳の中ほどに広がる乗鞍高原(標高1200~1500m)では、スノーシュー(西洋かんじき)をはいて雪の森を歩いて目指すは「善五郎の滝」。標高1525mの地点にある、落差21.5m、幅8mの滝です。
これが、滝も滝つぼも全部凍るのです。
よって、グリーンシーズンは滝つぼである場所に立てるんですよ~。
しかも、凍ると滝全体が薄い水色になるんです。
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ガイドをして下さる、リトルピークス代表の小峰邦良さん情報によると、今年は暖かいけど、いったん全面結氷したんだそうです。
しかし、先週半ばに暖かい日があって、1月10日現在で一部溶けて落ちてるとのこと。
昨シーズンの凍った善五郎の滝見物の時、「べきっ」という音が聞こえる瞬間がありました。
その時は滝に変化はなかったのですが、崩れる気配の音だったようです。
小峰さん曰く、「気温がマイナス1℃~マイナス2℃くらいだと、氷にとっては『わあ、もう暑くて早く溶けたいわ~』って思ってるんです。
自然の物っておもしろくて、自分で勝手にデカくなっといて、最後、崩落するんですよね。
雪もなんでもそうですけど」と。
タイミングによって、見られる様子が違っているのが、毎年見に行きたくなる理由のひとつでもあります。
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また、凍った牛留池の上に乗る+歩けるのも楽しみです。
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一日目の夜は、白骨温泉の「山水観湯川荘」。雪の積もったつり橋を渡って宿に到着する風情も素敵なお宿です。
果たして雪見風呂ができるのか?
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そして食事も楽しみです。
ご主人と女将さんの漬けたお漬物がまた!おいしいんですよねえ。
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ご主人の斎藤元紀さんもお嬢さんの藍さんも、白骨のお湯の力でつやつやお肌…。
美肌は一日にして成らず…でしょうけど、あやかりたい~。
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(放送を聞く)

□ アルプス山岳郷 →
https://alps-sangakukyo.jp/
□ リトルピークス →
https://www.littlepeaks.jp/
□ のりくら高原観光協会 →
https://norikura.gr.jp/
□ 山水観湯川荘 →
https://www.sansuikan-yu.com/
□ 白骨温泉 →
http://www.shirahone.org/
□ 新まつもと物語 →
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ 西日本新聞旅行 → 
http://www.nnpryoko.co.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

乗鞍高原で雪、白骨温泉でお湯を楽しむ

2月12~14日に、「富永倫子と行く信州旅~アルプス山岳郷で雪と温泉を楽しむ」ツアーで訪れるのは、北アルプスの一番南端エリア。
乗鞍岳の中ほどに広がる乗鞍高原(標高1200~1500m)では、スノーシュー(西洋かんじき)をはいて雪の森を歩きます。
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雪遊びのリーダーは、リトルピークス代表の小峰邦良さん。ちょっと熊さんっぽい、ナイスガイです。
スノーウォーキング中は、小峰さんのトークが楽しい!ウサギやキツネの足跡を見つけたり、熊の痕跡を見つけたり、森の木々の話がたくさん出てきます。
スノーシューで雪のパフパフ斜面を滑り降りる「スノーシューダウンヒル」なんて遊びも用意されてます。
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気温が低いので、服に付いた雪の結晶だって見えるかも。
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初日の宿泊は白骨温泉。乳白色のお湯は「三日入ると三年風邪をひかない」と言われるほどの温まり具合。
またお肌つるつるの美肌の湯でもあるんです。
泊めていただく『山水観湯川荘』の女将さん・斎藤理恵さん曰く「ここは標高が高いから、温泉の成分が体に浸透していく度合いが違うみたいですよ。
平地より濃い…とでもいいましょうか」と。
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また、夜、晴れたら、すごい数の星が見られるそう。「子供の宿題で“星座表で星空観察”っていうのがありましたけど、星が多すぎて星座がわからなかったんです」というほど(笑)。
貸切露天風呂で頭から上はすーすーしながら、ぽかぽか温まりつつ星を眺めるのもステキです。
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飲泉もできる白骨温泉。湯川荘は夕食のお鍋のだしと、朝食のおかゆに温泉水を使ってます。お腹のなかも健やかになりますよ~。
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(放送を聞く)

□ アルプス山岳郷 → 
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□ リトルピークス → 
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Mt.のりくらスノーリゾート

北アルプスの一番南端、乗鞍岳の中ほどに広がる乗鞍高原。
その標高1500~2000mに広がるスキー場が「Mt.のりくらスノーリゾート」です。
ここはたくさんコースがあって、いろんな楽しみ方ができるゲレンデです。
平らなところや緩やかな斜面もたくさんあって、初心者に優しいかと思えば、超急斜面の上級者ゲレンデもあります。
しかも広いので、下手っぴな私がノロノロ滑っていても、立ち止まっていても、みなさんすいすい避けてくださいます。
ふふ。安心。今回の先生は、松本市役所観光温泉課課長補佐の忠地智司さん。
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この日は、すばらしい青空!地元民の忠地さんも褒めるほどの、青い空と真っ白な乗鞍岳!4人乗り高速リフトに乗っているだけで最高に楽しくて、「スキー滑らなくてもいいかな」と思えるほど(笑)。
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忠地先生曰く「Mt.のりくらスノーリゾートにはたくさんコースがあるので、ずーっと同じところを滑っているのでなく、いろんなコースを楽しめるおもしろさがあります。
1つのリフト上げっても、右に行くか左に行くかで違うコースを選択できます。また、まさに高原のスキー場っていうか、火山台地なので、広―くなだらかーな所が多いですね。
そして、白樺の美しさがたまらない!」と。そうそう。全面的に先生に賛成です。その景色を、下手っぴスキーヤーでも満喫できるのがいい!
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途中、三本滝レストハウスでコーヒー休憩をとった時に、上部の急斜面を、しかも『こぶこぶ』した斜面を雪煙を上げながら滑ってくるスキーヤーの姿が見れて、思わず「おお」と、感嘆の声が出ちゃいました。
「あのこぶがあるのは非圧雪エリアで、皆さんが新雪を楽しむうちにカーブが付いていくんです。
スキーヤーたちが同じようなタイミングと位置でターンを重ねていくからできるんですよ。
で、こぶ好きのスキーヤーがその間を滑っていくので、だんだんこぶが高くなっていきます」と、忠地さん。
「上手だと雪煙が上がるのか?」の問いについては「技術というより雪質の良さ、ですね。
パウダーで乾燥している雪が降り、標高が高いので気温が低くてなかなか雪が融けない。
いつまでも粉状のまま残ってるんです。滑るのに抵抗がなくて軽く滑れるので、好きな人はずーっとパウダーの乗鞍が好きと言いますね」とのお答え。
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富永さんと行く雪と温泉ツアーでランチをいただく『プチホテルアルム』の斎藤真由美さんも「滑っている時は山が背中側だけど、リフトに乗ってると、いつも山が見えるっていうのは魅力!」と話します。
さらに「リフトの時間は癒しの時間」と、言い切ります。
「景色がよくて、動物の足跡があったり。実際、動物がいたりするんです。
『あそこにカモシカ!』とか『あそこにリス!』とか。あと珍しいのは“ホシガラス”。
一番人気のライチョウの陰に隠れてるけど実はかわいい鳥で、夏は乗鞍岳の上のほうにいるけど、冬はスキー場に下りてきてるんです。
普通のカラスよりちょっと小さくて、のどとか体の黒いところに白い点々がいっぱいあって、それが星みたいなんです。
研究者の人もよく探しに来てます。実は貴重な動物がすぐ近くにいたりするので、リフトに乗ってる間はリラックスしつつ『何かいないかな』と探してます。」と、愉快なご意見。
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ぱふぱふの雪の気持ちよさは「転んでも痛くない!」ので、「転ぶのが怖くない」となるのです。
初心者にもやさしい、そして上級者にも楽しい「Mt.のりくらスノーリゾート」。
スキーもスノーボードもそりも楽しめます。周辺の森ではスノーシュー(西洋かんじき)をはいてスノーウォーキングも楽しめます。
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(放送を聞く)

□ Mt.乗鞍スノーリゾート →
https://www.brnorikura.jp/
□ のりくら高原観光協会 →
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□ プチホテルアルム →
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□ 新まつもと物語 →
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富永倫子と行く信州旅・冬 ②

12月11~13日、11人の旅の仲間で二泊三日。信州を旅してまいりました。
富永さんの心に響いた場所の一つが、松本市の「旧開智学校」。
2019年秋に国宝になったばかりです。擬洋風建築の小学校で、明治9年=1876年に完成しました。
時代はまさに文明開化。松本城を中心とした城下町「松本に文明開化を伝えた建物」といえるそうです。
旧開智学校・学芸員の遠藤正教さんに案内していただきました。
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洋風と和風がよく混ざっている“擬洋風建築”の代表作といわれる中でも、正面の部分に特にその要素が集中しているそうです。
龍と天使の彫刻が、建物の象徴となる正面に、派手というか独創的というか…大胆というくらいストレートにこのデザインを詰め込むなんて、今でもなかなかできないだろうと。
その大胆さゆえ、愛媛、静岡、山梨などに多く残る擬洋風建築をぶっちぎっての国宝なのかもしれません。
「龍が一生懸命勉強すれば、雲を突き抜け、天使のいる天井に舞いあがることができる…」と、登竜門伝説と天国が合わさった意匠なわけでもございます。
「これからの時代は、勉強をがんばれば、身分制度がないので、自分の力でいい暮らしができるようになる、国のために役に立つとか宣伝されていました。
よって、松本の人々の学校に対する期待も非常に高かったんです。
これからの時代を担う子供たちを育てるために、巨額の金をかけて、それを自分たちで払って学校を建てたんです。
旧開智学校の建設費は当時の金額で約1万1千円。現在だと約2億円のうち7割を地元の人々が出しているんですね」と、遠藤さん。
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それにしても、旧開智学校がここまで突き抜けた擬洋風建築になった理由として、遠藤さんは、
① 場所が城下町の中心地だったので、学区内に大商人が多く、資金がたくさん集まった。
②明治9年という、文明開化の一番いい時期にできている。(明治10年には、もう文明開化が下火になる)
③作った大工の棟梁=立石清重の技術が高かった…ということを挙げてくださいました。
また、立石清重の残した詳細な記録資料から設計の過程までわかることも、国宝指定の下支えになったそうです。
校舎内には、木製の机といすが並べられており、母校を思い出した富永さんもごきげん。
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しかし、遠藤さんが再現してくださった、明治時代のハイレベルな授業には脱帽でございます。
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また、旧開智学校では日本初の能力別学級編成や、就学できない子供(丁稚奉公、芸者・料理屋見習いなど)のための特別学級、体の弱い子供のための林間学校などが行われていたそうです。
なかでも、子守奉公に出されていた子供たちのために、通常の授業の放課後に授業が行われていた『子守教育』の卒業生の答辞には、心を打たれます。
当時、近隣の岐阜・富山・新潟・愛知あたりでは「松本に子守の仕事に出せば、学校に通える」と、うわさが立ってたほどだったそうです。
「すべての子供に教育の機会を…」と考えていた当時の大人たちの心意気が形になったのが旧開智学校なのだと思います。
教育、学ぶ、ということに興味のある人には絶対訪れていただきたい場所です。
旧開智学校のお隣にある現在の開智小学校の生徒さんが作った『顔はめボード』も楽しい!
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(放送を聞く)

□ 旧開智学校 → 
http://matsu-haku.com/kaichi/
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富永倫子と行く信州旅・冬 ①

12月11~13日、11人の旅の仲間で二泊三日。信州を旅してまいりました。
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長野市の国宝・善光寺に行ってきましたよ。
善光寺は創建1400年。古さゆえ、宗派のないお寺です。
運営(護持)は、天台宗と浄土宗の39の山内寺院のご住職が担当します。
今の本堂は江戸時代の建築。間口が約24m、高さ約30m、奥行き約54m。
木造建築の国宝では国内4番目の大きさ。東日本では最大です。
檜皮葺きの二重の屋根で、撞木作り=T字型になっています。
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仏様の安置されている場所(Tの横棒)の前に長い広間が付い ている(Tの縦棒)…という感じなんですが、これには善光寺の特性が関係しているんだそうです。
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私たちを案内してくださった善光寺蓮華院のご住職・慈圓(じえん)さんが教えてくださいました。「善光寺で一番大きな法要は、お朝事(あさじ)。
朝のお勤めです。365日、日の出時間によって、早ければ5時半、遅くて7時から。
それに出たいがために、昔からみなさん、歩いて命がけで善光寺にお参りなさってきたんです。
本堂の前で夜を明かして夜露に濡れたり、雨風にさらされたりは“かわいそうだ”ということで、本堂の前にお寺側で仮設の屋根をかけたんです。
最初は少しの屋根でしたが、そこに集まる人がどんどんどんどん増えていって、ぐーっとこれだけ屋根が長くなったんです。
今の本堂は築300年。300年前の大火で建て直したんですが、“初めからお詣りの方のために屋根を付けよう”ということで、これだけ長い屋根が付いたんです」と、慈圓さん。
なんと!仏様のための空間より、お詣りの人のための空間が大きいかも。
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また「仏教徒が大切にしているものは“仏法僧”です。仏は仏様。
法は仏様の教え=お経。僧はソウガ。もとはサンスクリット語でサンガ、なんですが、これは仏様を信じるすべての人のことです。
善光寺は仏法僧のなかでも特にソウを大切にするお寺です。」と、慈圓さん。
「善光寺は3つの中で、特にお詣りする方を大切にしなさいという伝統があるんです。
39の山内寺院=脇寺はすべて宿坊になっています。
“本堂の中に泊まりきれない人が出てきたから、脇寺に泊めなさい”ということで39の宿坊ができた歴史があるんです。」とも。
さらに「お詣りの皆さんを、駐車場まで我々が迎えに行って、時間の希望内でいくらでも案内をする…そんな寺、なかなかありません」と、笑いながらおっしゃってました。そうなんですよ~。
ありがたいことです。
慈圓さんのやさしいお顔に見送られて、本堂地下部分の完全なる暗闇回廊=お戒壇を歩いて、仏様との縁を結べる鍵を触って、極楽浄土への歩みを固めさせていただきました。
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本堂・山門・経蔵と回った後は、善光寺玉照院に移動して、ご住職の山ノ井大樹さんの指導の下、お数珠を作ります。
ご住職の数珠にまつわるお話もおもしろい!
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色選びに迷い、シリコンゴムの糸を通すのにあたふたし、玉結びに緊張しつつも、なかなかの名品が完成しました。
仕上げは、ご住職の般若心経の読経!男性も大満足のお数珠作り体験でした。
富永ツアーの行程を参考になさりたい方は、コラボレーションしてくれた西日本新聞旅行にご相談くださいね。
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(放送を聞く)

□ 善光寺 → 
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□ 善光寺玉照院 → 
https://www.tera-buddha.net/nagano-gyokushoin/
□ ながの観光コンベンションビューロー → 
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