長野市・西宮神社 ~善光寺七福神めぐり

善光寺参道界隈には、七福神祀られているお寺や神社、お堂が点在しています。
JR長野駅から善光寺に至るまで、2kmほどの距離を寄り道せずに歩くと30分ほどですが、1時間半くらいかけて回るのが楽しいんです。
専用色紙に各所の御朱印をいただいて、仕上げに善光寺の御朱印をいただくと、もう最強!のパワーアップみやげができあがります。
えびすさんがお祀りされている西宮神社の宮司・丸山肇さんが「邪気を払い、福集めしながら善光寺にお参りなさる方が、年々増えています」と、教えて下さいました。
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その西宮神社は、11月18・19・20日がえびす講祭。
旧暦の神無月、出雲に行かずお留守番なさっているえびすさんをご接待しつつ、1年間の感謝をこめて御礼し、新しいお札をいただきます。
毎年11月23日にはえびす講大煙火大会=花火大会が盛大に行われます。
もう115回になる伝統ある花火大会ですが、残念ながら、昨年は東日本大風災害、今年は新型コロナのため実施できず、来年に延期されます。
ただし、11月中に突然=実施当日発表で、花火の打ち上げは計画されているそうですよ。
また1月19・20日は初えびす祭。
福引や「お種銭」の貸し出しが行われます。
ご商売の種銭として、100円を西宮神社さんからお借りして、翌年、御礼と共にお返しし、またお借りする…という風習です。
どうしても気になる…「返さない人、いないんですか?」。
「大福帳に住所と名前は記していただいてます。一応照合はしていますが、返さないからと言って催促したりはいたしません。皆様えびすさんと通じてますので、必ずお返しに来て下さると考えております。100円ですけど、えびす様とのご『縁』をつなげていくことを、お金の『円』にかけています」と、丸山さんの穏やかなお答え。
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また通年の開運行動として、本殿の横のえびす像前での「銭洗い」もおすすめ!ご商売で使っているお金やお財布の中のお金を、えびす像の前にある『真鯛の水盤』(真鯛の写真がついた水入れ)で願いを込めて洗って、それを持ち帰ってご商売に使ったり、お守りにしたり…というもの。
中には宝くじや一万円札を洗う方もいらっしゃるそうです。
私、財布の中の小銭をぜーんぶ!洗わせていただきましたよ~。
すぐに使いましたが、このコロナ禍でも日々働けているのは、えびすさんの前で銭洗いしたおかげかも!
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西宮神社の前は、昔の北国街道。新潟~善光寺~東京の物流の拠点でもあったので、問屋さんが集中していた場所だったそうです。
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善光寺門前町のご近所にある鯉焼き焼き屋さんが奉納なさったえびす人形が、めちゃめちゃキュート!鯛じゃなくって、鯉を抱えたえびすさん~!
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【放送を聞く】

□ 西宮神社 →
http://www.nagano-ebisu.jp/
□ ながの観光net →
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

オンラインラジオまつり 「さわやか信州」やりまーす!

毎年、西側広場で楽しんでいただいている「さわやか信州」ブース。
今年は直接リスナーさんに会えない…。残念、そして寂しい思いを背負って、なおかつブースの賑わいをお届けすべく展開していきます。
お買い物やお話はできないけど、毎年買い物行列の信州りんごだけでなく、きのこや白菜の紹介とプレゼントもやります。
りんご畑からの中継にもチャレンジ!byJA全農長野スタッフ。
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また、同じく行列が基本の「いろは堂」のおやきも、プレゼントがあるのみならず長野市鬼無里の本店から中継します。
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安曇野からも秋の情報とわさび漬けのプレゼントがありますよ~。
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松本市の三立醸造からは信州味噌とお漬物のプレゼントが!いつもラジオまつりでお会いする塩原聡さんは三立の味噌の特徴について「昔ながらの味噌玉作りで作った天然醸造…天然の、時間をかけて仕込む味噌ですから香りと旨味が違います」と、にっこり。
よりすっきりした、若干塩分低めの「こうじみそ」と、よりコクと旨味がる「玉づくり二年味噌」がありますが、「一般的な味噌汁なら玉づくりがおすすめですけど、九州の方は麦味噌系の甘め好きな方が多いと思うので、その場合はこうじみそがおすすめです」と、教えてくれました。
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また、毎年、みんなでわいわい試飲しながらお買い物していただいている、松本エリアの地酒も紹介&プレゼント!エリアの10蔵を代表して、大信州酒造(株)代表取締役社長の田中隆一さんは、「長野県という恵まれた環境の中で酒造りができるというありがたさを感じながら、お酒を仕込んでいる」とおっしゃいます。
「春、田植えの準備をして、田植えをして、米の面倒をみて収穫して、酒造りして、ひと段落して田植えの準備をする。この地域の一年の循環なんです。そして北アルプス。北アルプスがあるからこそのこの味です。こういうものを融合して酒にするのがうちの仕事。背景を強く意識しながら酒造りをしていくというのが大切なことだと思う」ともおっしゃってました。
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お取り寄せできるおいしさがいっぱいです。
ぜひ、オンラインラジオまつりからインターネット上でお訪ね&お買い物いただくもよし、いっそのこと、リアルにお出かけいただくもよし、です。
とりあえず、全3回のプレゼントタイムは忘れずに応募してくださいね~。

【放送を聞く】


□ JA全農長野 →
https://www.nn.zennoh.or.jp/
□ いろは堂 →
https://www.irohado.com/
□ 三立醸造 →
https://sanritsu-jozo.jimdofree.com/
□ 大信州酒造 →
http://www.daishinsyu.com/
□ 松本地酒振興協同組合 →
https://www.mcci.or.jp/www/zizake/
□ 新まつもと物語 →
https://visitmatsumoto.com/
□ 安曇野市観光協会 →
https://www.azumino-e-tabi.net/
□ 長野県公式観光サイト →
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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信州産りんご

みなさまにこよなく愛していただいております、信州産りんご。
福岡への出荷量が多い松本ハイランド農協のエリア、松本市今井のリンゴ畑におじゃましました。
信州の玄関口・信州まつもと空港のすぐ近くです。
なにがびっくりって…リンゴ畑と聞いて、私たちが一番に想像する風景と違う!
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あまり高さがなく、幹も細め、お隣の木も近い。そしてりんごの木の列と列の間の通路が広い。
まるでワイン用ぶどうの垣根作りみたいです。
「高密植栽培」と言われる栽培方法で、世界ではスタンダードなんだそうです。
これが、長野県では盛んになってる状況です。
教えて下さったのは、畑の主である田中光太郎さん(35歳)。
「りんごのカーテンが、ぶわーーーっと植わってるような感じでしょ」と、笑います。
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木の高さは3m60cm目安、4m以内。
そうすることで、高所作業車で上のほうの収穫が可能になります。
通路が広くて平らだから機械を投入できるんだ~!また「この栽培方法だと、人の動きも並列的になり作業性がすごく良くなるし、太陽の光もすごく当たるようになります。
太陽にいっぱい当たるとおいしくなるし、来年の花芽、来年の花にもたっぷり栄養がいくので、非常にサイクルのいい栽培法なんです」と、田中さん。
しかも、早期多収=切り替えて早くからたくさんのりんごが採れる=やり方だそうで、「品種を変えるのも怖くないし、どんどんと新しいサイクルでりんごを作れるようになります」と、田中さん。
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巨木になると木の内側の部分は光が当たらなくなったり、作業がきれいにできなくなったりします。
そうすると、そこの品質が落ちてくる恐れがあるんだそうです。
「高密植栽培」だと、手から腕のワンリーチ分=70cm程度で幹まで届く設計なので、かがまなくていいし、作業が行き届く…管理ができるので、マニュアルを組めば誰でも作業ができる状態になってるんだとのこと。
「農家の数が減っているなか、マニュアル的な部分も作って、農家の職人としての技術だけでやるのではなく、技術と作業マニュアルを融合させていかないと、りんご産業・技術職はどんどん衰退しちゃうのかなという部分がある。
新規参入しやすく簡単に作れて収量があがるとお客さんにとってもてに取りやすい商品になっていくのかな」と、考えて高密植栽培に取り組んでいる田中さん。
高齢のりんご農家さんの高密植栽培への転換を若手で手伝ったりして、畑が遊休荒廃地にならないように、また、畑をやらなくなった時に借りやすい環境を作るような動きもなさっているんだそうです。
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せっかくなので、おいしい食べ方も教わりました。
まずは「旬を逃さずに食べること!」と、田中さん。
ちなみに、りんご三兄弟だと、秋映が9月末~10月頭。シナノスイートが10月いっぱいくらいまで。
シナノゴールドが10月末くらいから。
そしてりんご界のキング=サンふじが11月半ばからが旬です。
信州のりんごは冷蔵貯蔵せず、採れたら出荷!なので、何も考えず店頭に出ているのを買って食べれば大丈夫!さらにアドバイスとして、「りんごはあったかいよりちょっと冷えてるほうがおいしいんだけど、完全に冷えすぎちゃうと甘みを感じないし、いろいろとんじゃうで、冷やしたのをちょっと常温に戻してあげて食べると、いろんな香りもするし甘みも強めに感じるかな」と、田中さん。
冷蔵庫に入れたりんごを食事の準備する時点で外に出して食後に食べる、感じですって。
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「一番は畑で食べること」と、取材中、素手でりんごを割って食べさせてくれた田中さん。
超ワイルド~(笑)。
そして味が!超絶美味!信州りんご最高!農家さんの技術と思いも丸かじりしてくださいませ~。
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【放送を聞く】


□ JA全農長野 → 
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□ JA松本ハイランド → 
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安曇野名産「円揚げ(つぶらあげ)」

円揚げとは、ニジマスを背開きにして、まるごと揚げた、おかずに、おやつに、おつまみに、最高の逸品です。
魚体の頭と尾の部分がくっついて、きれいに円を描くので「円揚げ」。
写真ではちょっとわかりにくいかな?味は、軽くさわやかな甘じょっぱさ。
一番身近な味でいうとみりん干しなんですけど、もっともっと軽やかにさわやかにした味なんですよねえ。
頭からまるごとバリバリ食べられます。
骨周辺の食感のパリ×コリと、実の部分のふっくら食感がたまらない!
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円揚げを作っているのは、信州サーモンやニジマスなどの川魚の養殖・加工・販売をなさっている(株)辰巳です。
円揚げの誕生は20年ほど前。
開発のきっかけは、「魚が売れなくなってきて、なんとかしてお惣菜にしたかった」と、代表取締役の高原正雄さんがおっしゃいます。
惣菜という発想も、絶妙な味付けも「カカアに相談した」という高原さん。
そして、円揚げ定着のために学校給食への参入を図りました。
今では、「給食で食べたいものランキング」で1位・2位をハンバーグと競ってるそうです。
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「丸い形にするのはたいへんでしょう?」と伺ったら、「ニジマスを開いて、そのまま油に入れると、きゅーーっと丸くなるんですよ」と、意外なお答え。
しかし、「ニジマスの筋肉が生きてないとダメ。
死後硬直する前でないと。鮮度がよくないときゅーっと丸くならないんですよ」と、最大の重要条件が!そうか~。
調理云々の前、養殖場から連れてこられて即、加工に入れる辰巳ならではの逸品なのですよ。
搬入して、エラ・内臓を取って、一次揚げして、即冷凍。
お話を伺っていると、どうやら一次揚げの時に魚が含んだ蒸気=水分を取る方法にたどり着くまでが、かなりたいへんだったみたいです。
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「初め、丸い魚ってのは売れる確信はなかったんですよ。
丸くなってる魚なんて、どこにも売ってるところはないですから。
だけど、鮮度がいいと丸くなるんです。匂いがないんです。」と、高原さん。
安曇野のきれいな水で育てられたニジマスだからこそ生まれた名品。
安曇野エリアの道の駅や直売所、スーパーで巡り合えるはずですが、辰巳の本社工場に予約して、出来立てを入手するのも幸せですよ~。
ああ、思い出しただけで食べたくなります…。
じゅるる…。そうそう、お取り寄せ、できますぜ(笑)。
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【放送を聞く】


□ 株式会社 辰巳 →
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善光寺で座禅体験 ~ 長野市

東日本最大の木造建築、国宝・善光寺。仏教の宗派が出来る前から存在しているので、無宗派のお寺です。
ただし、お寺の運営は、天台宗と浄土宗のお寺(宿坊)が協力して行っています。
今回、私が座禅を体験させてもらったのは、天台宗の、一番大きな中心になるお寺「大勧進」。
善光寺本坊大勧進・参拝係の細野順諦さんにご案内とご指導をいただきました。
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座禅はお坊さんの修行の作法のひとつ。座ることに集中する。
それによって心を落ち着かせるというのを目的としているのだそうです。
始める前に、座禅のポイント=体と心の置きどころを、細野さんがやさしく教え、練習させてくれます。
(1)調身~良い姿勢をとること。背筋を伸ばし、足の組み方、手の印の結び方や半眼のやり方を教わります。
(2)調息~腹式呼吸で、落ち着いた一定した穏やか呼吸を導いてくれます。
座禅中は、ひとーつ、ふたーつ…と、呼吸を数えることで集中を高めます。
(3)調心~心をおだやかにします。
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もちろん、座禅といえば思い浮かべる「長い棒でぱんぱん叩かれるアレ」もあります。
アレは『禅杖』というそうで、今でいうマッサージのような意味合いがあるのだそう。
眠くなったりした人への忠告や罰ではないんだそうです。
まっすぐな姿勢で長く座っていると、背中の筋肉のこわばりが発生します。
それによる痛みが呼吸を数えるのを妨げいろんなことを考えてしまいだすので、ぱんぱん!して体と意識、心をリセットさせるんですねえ。
実際、禅杖をいただくと、ちょっと刺激はありますが、「痛い!」とはなりませんでした~。
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集中力がない私。周りの鳥の声や善光寺の鐘の音に喜びを感じてしまいましたが、部分的には集中できてた気がします。
なんにせよ、日常からしばし離れて、良い時間を持てることは間違いありません。

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【放送を聞く】


□ 国宝・善光寺 →
https://www.zenkoji.jp/
□ 善光寺本坊・大勧進 →
https://daikanjin.jp/
□ ながの観光Net →
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□ 長野県公式観光サイト →
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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漆ガラス「丸嘉小坂漆器店」 ~ 塩尻市

木曽路は漆器の製造が盛んなところです。
なかでも塩尻市木曽平沢は漆職人の町。
昔の街道筋に特徴ある家々が並ぶ街並みもすてきです。
この町に、ガラスの器に漆を塗る工房=「丸嘉小坂漆器店」があります。
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ここの「百色(ひゃくしき)」というシリーズに、中島は一目ぼれいたしまして、迷いに迷って買ったのが『蕾 クリスタルボウル』なのでございます。
見てるだけで幸せになる、もう、ビタミン剤みたいなもんでございますね。

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百色シリーズを作ったのは、丸嘉小坂漆器店・代表取締役の小坂玲央さん。

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ガラスに漆を塗る技法を確立させたのは玲央さんのお父さんです。
最初の「すいとうよ」シリーズも素敵なんです。
ガラス=ぎやまんが入ってきた長崎の言葉(てか北部九州の言葉ですね)の「好き」と、ガラスの「透けている」を組み合わせて命名したそうです。
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今回、塗りの工房も見せていただきました。
丸嘉小坂の職人さんは玲央さんを含め9人。
うち6人がガラスへの塗りを担当していますが、線を引けるのは3人だけ。
そのくらい難しいんですよね「そもそも木の器の曲線…丸い部分に均一な線を描くのが難しいんですけど、ガラスだと透明なのでどこに面があるのかつかみづらくて、距離感が難しいんです。」と、玲央さん。
でも、ガラスに漆…と選んだのは「ガラスは表面がつるっとしているので、漆を塗る回数が、木より少なくてすむんです。その分絵柄に力を入れられる。色を多用できること、華やかさが増すメリットがある」んだそう。
木だと表面に穴がたくさん開いているので、漆で何度も何度も重ねる必要があるんですって。
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「百色」シリーズの『千手菊』の絵付けは、蒔絵筆で。
線の抑揚をつけて描いていくので、微妙にひとつひとつニュアンスに変化があるのがおもしろい!
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漆はもともと茶色。
そこに顔料を混ぜていろんな色を出していきます。
白だけは出ないので、ベージュが白になります。
塗ってすぐはピンクベージュっぽいんですけど、それがオークル系になり、最終的にミルクティー色に変わります。
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うるしは、その時々の温度、湿度、乾くスピードに左右されて、結構色の変化が起こるんです。
それを100%管理できないので、やっぱり作った日によって若干色合いは変わってきてしまいます。
それが手作りのよさでもあるんですけど。
その日にしかできないものっていう」と、玲央さん。
そう!同じシリーズの同じ配色のものでも、自分が一番ときめく色合いを見つける楽しさ(悩み)があるんです。
通信販売もしてくださいますが、それは、お店に来なきゃ体験できない!またお小遣いを握りしめて、伺います。
今度は洒落(シャーレ)かなあ。彩窓も捨てがたいんだよなあ。ほんとは全部欲しい…。
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【放送を聞く】


□ 丸嘉小坂漆器店 →
https://www.maruyoshi-kosaka.jp/
□ 塩尻市観光協会 →
https://tokimeguri.jp/
□ 木曽漆器工業協同組合 →
http://kiso.shikkikumiai.com/main.html
□ 長野県公式観光サイト →
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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自転車で楽しむ安曇野(2) ~

WITHコロナの時代、3密にならない信州への旅をおすすめする中島のお気に入りのプランのひとつが、「自転車で安曇野を楽しむ」!
目的を持たずに自転車でうろうろする「ポタリング」がおすすめ!
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と教えて下さったのは、安曇野市観光協会専務理事・兼・事務局長の白澤勇一さん。
「自転車ならではの、自転車でないと行けないような小道とか、おもしろいお店とか、車では目につきにくいようなおしゃれなカフェとか、そういうところがポタるポイント」とのこと。
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放送では、身体にやさしい、こだわりのおいしさを提供している2件のお店、しかも両店とも安曇野に移住してきた方にお話を聞きました。
1軒目は、観光ポイントでもあり、福岡との縁がある穂高神社の敷地内にある「オーガニック八百屋 よろづやいっかく」。
ご夫婦で営む『おうちの食事作りを応援する』をコンセプトにした、自然食品とオーガニック野菜のお店です。
奥様の﨑本生歩子さんは大分県の出身。
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古民家にあるようなタンスや棚、ザルやカゴ、地元の酒蔵で使われていた麹箱などに野菜や商品が並べられていて、見ているだけでほっこり和む空間なんです。
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季節季節のものがあったり、地元の伝統野菜(ホタカインゲンとか、松本一本ネギとか)、調味料も安曇野の人が作ったものとか、他で売ってないものがあるのが魅力です。
「エゴマ油とか、石臼引きのカレー粉とか無農薬の小麦粉とか…お土産さやんにはおいてないものがいろいろありますよ」と、﨑本さん。
もともとはご夫婦で飲食店をなさっていた「八百屋シェフ」なので、お野菜や調味料、製品などで「?」となったら、使い方や調理方法を教えてくださるのもありがたい!
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大分から、途中東京をはさんで安曇野に移住して12年の﨑本さん。
早朝、朝日が上がると北アルプスがきれいに焼ける景色がすばらしいのだとおっしゃいます。
「紫や赤紫色に焼ける山々を見られるのはぜいたくなことだなあと思うんです」とも。
やはり安曇野は朝!なんですねえ。
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2軒目は、「天然酵母のパン工房 Kuuh くぅ」。卵・乳製品を使わないパンを作ってらっしゃるんです。
アレルギーのある人、環境・体にもやさしいものを食べたいナチュラリスト、おいしいパン好き等々に愛されるパン屋さんです。
店長で職人の坂本久美子さんは大阪から移住してきました。
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長野県産の小麦だけを使い、地元の野菜をたっぷり使っています。
食パンの酵母にご飯を少し入れて発酵させて甘みを出してらっしゃるんですが、それも地元のお米。
「安曇野は水が全然ちがう」と言う坂本さん。
関西と比べて軟水なので、最初は苦労して、一からパンの作り方を考え直したそうですが、その水のおいしさがパンのおいしさに反映されているようです。
結構売り切れちゃうので、早めに買い物するのがいいですよ~。
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「朝、ゴミを捨てに行って振り返ると“北アルプスボ――ン”なんです。
ごみを捨てるだけでこんな景色を見られるなんて…」と、何気ない景色のひとつひとつがぜいたくだとおっしゃってました。
これからの紅葉の時期もおすすめだそうで「山が真っ黄っ黄とか真っ赤っ赤になるんです」と。
また山頂に雪が降り、すそ野に紅葉と緑が広がる『三段紅葉』もすごいんだそうです。
くぅのパンをかじりながら、その風景を見たいなあ。安曇野、自転車でポタりましょう。
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【放送を聞く】

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□ よろづやいっかく → 
https://www.facebook.com/ikkaku/
□ パン工房Kuuh くぅ → 
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自転車で楽しむ安曇野(1)~

WITHコロナの時代、3密にならない信州への旅をおすすめする中島のお気に入りのプランのひとつが、「自転車で安曇野を楽しむ」!
今回はシェアサイクルを利用させてもらいました。
16ヶ所あるステーションのどこでも借りて返せるのが便利です。
しかも電動アシスト付き~。
小ぶりなミニサイクルタイプとスポーツ系のクロスバイクタイプから選べます。
安曇野でおすすめしているのは「サイクリング」というより「ポタリング」なんです。
安曇野市観光協会専務理事・兼・事務局長の白澤勇一さん曰く、「ポタリングというのは、自転車で、目的を持たずにうろうろ散策することです。
『安曇野でポタる』をキャッチフレーズに、5kmとか10kmとかのモデルコースを作っています」と。
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白澤さんおすすめのコースが「せせらぎの径」。
万水川(よろずいがわ)の川岸にある未舗装の小道で、森の中を走るような爽快感に包まれます。
10年くらい前のJR東日本のCMで、女優の吉永小百合さんが自転車で駆け抜けた道なんですよ~。
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また田んぼの中の道を走ると、「ザ・北アルプス」って感じの眺めが楽しめます。
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取材に出かけた6月初めは、あたたまった田んぼから、ふんわりとなんとも言えない匂いが感じられます。
そして、風が涼しくて気持ちいい!
そして、予想外だったのが、ずーっとどこからか水の音がしてて楽しいこと!白澤さんが「さり気なく流れてる川や、さり気なく鳴いている虫や鳥の声とか、車では絶対聞けない音も拾えちゃったりするので、それがなかなかいい」と、おっしゃいます。
また「農業用の水路がいたるところに走ってて、天然の湧き水を利用してる灌漑用水路もあるし、結構さわやかな気分を味わえるというところもありますね」ともおっしゃってました。
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5kmの走行はあっという間の印象です。
とっても楽しい。で、カロリーも消費するはずなので、がっつり食べても大丈夫。
今回のポタリングの栄養源は、「そば処せきや 安曇野店」。
ここは安曇野名水で作った十割そばを提供なさってます。
「打ち立て、切りたて、ゆでたて、の三立て製法で、最後に安曇野名水でしっかりしめてお出ししてるので、のどごしがしっかりしてるし、十割そばなので風味も味わっていただけます」と、店長の丸山和美さん。
船盛になった盛そばに度肝を抜かれましたが、味はおいしい!季節の天ぷらも激ウマです。さらにそば茶が最高においしいんです。
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食後にそば茶のジェラートやわさびジェラート、安曇野名水のコーヒーなどもおすすめです。
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【放送を聞く】

□ 安曇野市観光協会 → 
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□ そば処せきや →  
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□ 長野県公式観光サイト → 
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「山屋御飴所」で飴づくり体験 ~ 松本市

松本市は飴の街。乾燥した気候が飴づくりに適しているし、近くで米がとれることと湧き水が豊富なことなどが理由として挙げられます。
現在でも、100年以上続く老舗の飴屋さん(飴専門店)が3軒も繁盛を続けてらっしゃるんです。
その中でも一番古くから飴を作っている「山屋御飴所」では、飴作り体験ができるんです。
山屋の創業は寛文12年。約350年前だそうで、徳川家綱が将軍だった頃ですって!
代表の太田喜久さんに案内と指導をしていただきました。
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伝統の米飴(乳白色)をベースに、ピンクとブルーがストライプ状に入るカラーリングで、てまり飴と渦巻き飴を作っていきますよ~。
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松本市役所観光温泉課の原素子さんと二人でチャレンジしたのですが…意外に難しい(汗)。
私、お餅やそば打ちのイメージを持っていましたが、もっと柔らかくて、もっと伸びがよくて、ほのあたたかい…。
「ひねらずに、ひも状になるよう回転させながら…」と、伸ばすよう言われたのに、なぜか激細部分が発生(汗)。
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ベースの飴にバランスよく色飴を載せ(水で貼り付けます)…たのに、棒状に伸ばすところでストライプがうねりになり、全体の形もうねって「ひよひよ」した感じに形作られてしまいました(汗×2)。
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「大丈夫。失敗はしないので」という太田代表の言葉にすがりながら、「球断機」という金属製の道具を使って棒状の飴をコロコロした玉状に切っていきます。
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結構な重さのふた部分をかぶせてスライドさせるように動かしていくと、棒状の飴に切れ目の線がついていき、やがでコロコロの飴が出てきますが、動きを止めちゃうとぶつ切り状態になるだけでなく、飴がくっついてしまう!
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てまり飴がコロコロ出てくると、もう嬉しくって、テンション上がりまくりです~。
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さらに細く棒状に伸ばした飴を渦巻きにしたものにもチャレンジしたのですが、これまたなぜか色飴の部分が接着面にいってしまい、乳白色部分だけが表に出てしまった…。む、むずかしい。(写真は、太田さんのサポートでちょっとリカバリーできた…の図。)
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思った以上に飴が伸びるのに、一度形を作るとそれで決まっちゃってやり直しがきかない!ちょっとへこんでいたら、太田さんが「まあ、できあがったものは、全て味のある飴になってますから(笑)」と、褒めにくい時の褒め言葉をくださいました。
そう、味は最高においしいのです。
伝統の米飴ですから。ちなみに米飴って多糖類で、体に吸収されにくい糖類なので、血糖値があがりにくいとか、ゆっくり体に入っていくので太りにくいとか言われているそうで、「健康的な甘味だと思います」と、太田さん。
懐かしいやさしい甘みがじんわり口に広がり、食べた後はすっきりするんですよ~。
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なお、9月6日は『飴の日』です。
日本書紀に「神武天皇が、大和国を平定する際、天つ神を祀る時に飴を作って奉納した」という記述があり、その日付が9月6日なんだそうです。
松本の飴屋さんが中心になって、今年は9月5・6日(土・日)に『松本あめさんぽ2020』という催しを行います。
3密を避けたスタンプラリー式のイベントで、松本の城下町を散策しながら全国の飴のお買い物が楽しめますよ。
そして、毎年1月の第2土・日曜日は「あめ市」です~。

【放送を聞く】


□ 山屋御飴所 →
https://www.yamaya-candy.com/
□ 松本あめさんぽ2020 →
https://peraichi.com/landing_pages/view/9-6amenohi/
□ 新まつもと物語 →
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

国宝・善光寺で写経 ~ 長野市

善光寺で、写経。できるんですよ~。場所は善光寺本坊「大勧進」。
善光寺は無宗派のお寺で、天台宗と浄土宗のお寺(宿坊)が協力して運営されているのですが、天台宗のほうの一番大きな=中心になるお寺(坊)が「大勧進」です。
善光寺の本堂に一番近いところになります。
大勧進の入り口からは、堀の蓮ごしに山門と本堂が見えるという、絶好の…もとい、ありがたいロケーションです。
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大勧進の門をくぐって左側にある紫雲閣という建物が写経体験の会場です。
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中はすごくきれい!背筋の伸びるような、そして心休まる居心地の良さ!ありがたいことに机といすで写経させてもらえます。
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ご案内と指導は、善光寺本坊大勧進・参拝係の細野順諦さん。
やさしくて、美しい佇まいのお坊さんです~。「写経というのは、一度だけやるのも結構ですし、何度でもやっていただける仏教体験です」と、おっしゃってました。
最近大ブーム、を通り越して定番化した感のある御朱印ですが、もともとは写経したものをお寺に納めた証明書としてお寺から御朱印をお返ししていたものだった…という説も教わりました。
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まずは、塗香といって粉のお香で手、体、体の内を清めます。
シナモンに似たようないい香りがします。そのあと、細野さんについて写経前のお経を唱えます。
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文字を書くのに墨汁は使いません。
水と墨で墨滴を作ります。「心が落ち着くように墨を作ってください。
墨をする作法もお写経のひとつです」と、細野さん。
あわてて墨を動かす速度を落とした、粗忽者の中島でした。
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一筆一筆思いを込めて丁寧に書けば、文字の良し悪しは気にしなくていい、とのアドバイス。
心強い。「ひとつの事に集中するようにすると、意外に雑念が払われます。
書くことに集中することで自然に心が落ち着いてくるというのも写経の一部です」と、細野さん。
かなり集中力に欠ける中島でも集中できましたし、字がお手本からずれちゃった時に聞こえる鳥の鳴き声に心が癒されたり。
あと、善光寺本堂から時を告げる鐘や、法要で瑠璃壇のお幕が上がる時の鐘の音などが聞こえてきて、すごく幸せな気持ちになれるんですよ~。
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私は267文字の般若心経の写経を体験しました。
早い人で1時間くらい、遅い人で2時間弱くらいの所要時間です。
他にも100文字ないくらいの延命十句観音経や南無阿弥陀仏と6文字だけの体験もあるそうです。
できあがったら、お願い事と名前を書いて、大勧進に奉納することもできますし、持って帰ることも可能です。
やっぱり善光寺は、じっくり時間をとって、仏教の世界に浸りまくるのが正解!です。
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【放送を聞く】


□ 国宝・善光寺 →
https://www.zenkoji.jp/
□ 善光寺本坊大勧進 → 
https://daikanjin.jp/
□ ながの観光コンベンションビューロー →  
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

大王わさび農場 ~ 安曇野市

開拓100年を超えた、世界最大の(広さ15ヘクタール)のわさび田が「大王わさび農場」。
一面に広がるわさび田とわさびに関する体験、そしてわさびグルメ…と、まさにわさびのテーマパークです。
農場を運営している(有)大王・観光課課長の川上清さんに、「お気に入りのスポットも含めて案内してください…」とお願いしたら、いきなり正面玄関の外に連れ出されました。
実は、大王わさび農場に入る時に、背中側の景色を見るのがおすすめだと。
「安曇野のなかでも、北アルプスがしっかり広く見える数少ない場所」なんだそうです。
安曇野のシンボルである常念岳。安曇野からはテント型に見える標高2800mの美しい山。
その右のほうの富士山みたいな形が有明山。その奥が燕岳(つばくろだけ)。
有明のすぐ左が大天井岳。常念より低く見えるけど奥になるからなんだそう。
さらにお天気がよければ右奥に白馬の山々も…。
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取材に伺った6月初めは雪形が出てる時期。常念岳の左にある蝶ヶ岳。
名前の由来になっている蝶の形が出てますよ。
左の電信柱の上の方、山頂近くに白く蝶の羽っぽいのが…。わかるかなあ。
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「わさび田だけでない、山を一望できるのも大王わさび農場のおすすめポイント」と、川上課長。
わさびの前にすごいごちそうがあったんですね…。
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場内は、幅80mくらいの水の流れの中で、わさびがすくすく育っている風景が広がります。
ゴールデンウィーク以降は日よけのためのネットがかけられているので、表面は黒いメッシュ。
その下に、わさびが涼しい顔して並んでいます。
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また取材時には、今年から端午の節句に合わせて泳がせるようになった鯉のぼりたちが。
10月からは日よけネットがなくなるので、緑になりますよ。
そして、3月にはわさびの白い花が咲きほこります。
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川のように見えるけれど、場内の水はすべて湧き水。
「一ヶ所から湧いてるのではなく、畑全体から湧いているんです」と、川上課長。
その水量は、1秒間に2トンだそうです~!水が湧きている場所は、そこここで確認できます。
ぽこぽこっと泡が出て、水の輪ができて、「ああ、そこで水が生まれてるのね」と、感激。
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きれいな水なので、ヤマメもいるし、梅花藻も育ってます。
両方、きれいな水でないと生きていけない生きものなのです。
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手足を浸せる場所もあり、ひんやり気持ちいい~。
ひんやり過ぎて、30秒も手を付けてられません(汗)。
水温は年中12~13℃で、夏はひんやり、冬はあたたかめに感じられます。
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川上課長が、「湧き水といえど、一ヶ所にとどまっていると水温が上がるので、常に水を動かす工夫がされています」と教えてくれました。
わさびの間の水路ごとの傾斜+農場全体の5度の傾斜で流れを作っているそう。
人の工夫と力と自然の力が活かされた、とっても面白くて気持ちのいい場所です。
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名物のわさびソフトクリームやわさびコロッケもチャレンジポイントです。
新しくなったトイレもすてきです。
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【放送を聞く】


□ 大王わさび農場 →
https://www.daiowasabi.co.jp/
□ 安曇野市観光協会 →
https://www.azumino-e-tabi.net/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
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安曇野産100%ビール「安曇野エール」

ホップ、麦芽、水。すべて安曇野産のビールができました。その名は「安曇野エール」!作ったのは農業を営む齋藤岳雄さん。
ホップも麦も育ててるのは斎藤さん。
「通常は乾燥したホップを使いますけど、『安曇野エール』は、冷凍したホップを使ってます。
麦芽も自社製造の手作り。ALL安曇野産で、ここでしか売ってないビール」と、説明してくれました。
お味は…。ゴクゴク飲める、夏に最高!といいたくなるくらいの飲みやすさです。
飲み終わりに、ほんの少しだけ軽い苦みがあって、これがまた心地いいんです。
エールビールって、豊潤で濃厚…というのが基本ですが、『安曇野エール』は違う!アメリカ系の軽めビールを好んで飲むという山口たかしさんも絶賛の、すっきり軽やか味です。斎藤さん曰く「使ってるのがアロマ系のホップで、さらにシングルホップ(一種類しか使わない)なので、香りがあって苦みが少ないんです。
飲みやすくてフルーティーなビールですね」と。
また「さわやかで、安曇野の風景に合った味かな、というのはあります」と、にっこり。
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クラフトビールを作るに至ったもともとのきっかけは、地元のクラフトビール屋さんに頼まれてホップの栽培を手掛けたことだったそうです。
ホップを作っていくうちに、「自分たちでもビールを作りたいな」っていう思いがつのっていったと齋藤さん。
「ビール麦まで作って、だったら全部安曇野産をつくろうと。
やっと実現しました」と、仲間うちの思いも教えてくれました。
いろんなクラフトビール屋さんがありますが、100%全部地元産のビールって、ほとんど作ってないんですよね~。
『安曇野エール』醸造する時には、水も安曇野から運ぶんだそうですよ。
取材に伺った6月上旬は、齋藤さんのお店に植えられたホップの花が咲いてました(写真右)。
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齋藤さんと仲間がホップを植えたのが4年前。
「5年以上じゃないとしっかりしたものにならない」と言われたそうですが、なんと2年で、ある程度以上の収量が出たんだそう。
「もともと、ホップは長野県が全国生産量第一位だったんで、気候的には合ってるんです。安曇野でも50年くらい前までは作られてました。50年ぶりの復活、ですね」と、齋藤さん。
復活栽培したホップの品種は、昔、長野県で作られていた『信州早生』。
長野で栽培が終わって、岩手に行って、また出戻りで株を持って来たんだそうです。
畑も見せてもらいました。
びっくり!4~5mくらいの緑の垣根、いや壁状態です。約400本あるとのこと。
ホップって7~8mくらい伸びるそうで、根に近い2mくらいは収穫のない部分だから、下の方でくるくる巻いて丈を短くしておくそうです。
荒廃地を開墾して、地元のクラフトビール屋さんから出るビールかすや、自身の田んぼから出るもみ殻、たい肥などで丁寧に土づくりからなさったそうです。
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冒険好きなチャレンジャーが仲間に多いという齋藤さん。
今後、安曇野の特産品を活かしたクラフトビール作りを目標になさっています。
安曇野産のリンゴを入れたアップルビールとか、ブドウを入れるとか…。楽しみです。
安曇野に観光に来た人たちに見てほしいものとして、「田園の中に入ってみて、どんな人がどんな作業をしてるのかとか、素朴なところをみてほしい。
例えばホップならどんなところで?どういう人が?どういう作業で作ってる?とか。」作業のおじゃまになることが心配ですが、「じゃまだったら言うんで、大丈夫ですよ」と。
NG出されるまでは、近づいてよいみたいです。
田園の中の大きな桜の木とその足元の道祖神とか、素敵な風景にも出会えますよ。
ビールの購入は、齋藤さんの農産物などの販売とおそばがいただける「斉藤農園あぐりす」でどうぞ。
ホップの緑のカーテンも素敵です。
今年は、生のホップで仕込む『安曇野エール』に乞う、ご期待!8月中旬に仕上がる予定だそうですよ~。
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【放送を聞く】


□ 斉藤農園あぐりす → 
http://www.saito-farm.net/liberty/
□ 安曇野産ホップを生産する会 → 
https://ja-jp.facebook.com/azuminohop/
□ 安曇野市観光協会 →  
https://www.azumino-e-tabi.net/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

国史跡・松代城跡~長野市

国史跡の松代城跡。
ここは1622年、真田信之(幸村=信繁の兄)が、上田から移封されて以来、幕末まで真田氏10代が城主として続いたお城です。
城跡ですから建物は残っていませんが、城門や木橋、石垣、土塁、堀などが修理・復元されています。
お城についての知識があればあるほど、脳内再現ビジュアルで楽しめる…のが城跡の魅力です。
私はまだまだ足りておりませんけど。

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信州松代観光協会・事務局長の吉池輝樹さんによると、今、『御城印』なるものが盛り上がっているとのこと。
御朱印が寺社の参拝記念であるのと同じように、お城に来た=登城の記念に…と、頒布されるものなんです。
観光協会で準備されていて、デザイン違いや季節限定バージョンもあるそうです。
お話を聞いている間にも、中年男性が御城印をお求めになられてましたよ~。
そういえば、御城印って国宝・松本城にもあったなあ…と思ってたら、松本城は「はしり」で10年くらい前からやってるとのこと。
今、全国で300くらい御城印をやってるらしく、「御城印本」なる図録まで出版されてるんですって!
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さらに信州松代観光協会はすごいものを作ってました!
「御朱印帳」ならぬ「御城印帳」!御城印の紙を保存できるようになっていて、しかも「裏が和紙になっているので、みなさんがお集めになっている“百名城のスタンプ”を押していただける…というのを作りました」と、吉池事務局長。
さらにデザインが…。「信之公が実際に使われた陣羽織と鉄扇という扇、そして六文銭の旗のデザインですね。
色は赤と黒の二色ですが、やはり真田は赤(戦の時の鎧兜が赤備えだった)ということで、赤の方が人気があります」とも。
これ、かゆいところに手が届きまくりの名品といえるのでは?
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そして、六文銭!町のあちこちにあります。
また、松代の城下町のおいしいものをお得に食べ歩きできるように作られたチケットも六文銭!
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なお、松代城の築城は戦国時代。その頃の名前は「海津城」でした。
武田信玄が上杉謙信と戦うための拠点として作らせた城です。
吉池事務局長が「マニアの方はこの城の『石垣がいい』とおっしゃるんです。
山本勘助が設計したと言われてますので、武田神社のある武田城跡に似たような造りの石垣になってると聞いてます。
私、見てもわかりませんけど(笑)」と、おっしゃってました。ふふ。私もわかりませ~ん。
でも、迫力は伝わる気がします。ここから川中島の戦いに出かけて行ったのね~とか、想像できますもの。
そうそう。武田方の拠点であるこの海津城=松代城から、上杉方の拠点妻女山が見えるんですよ。
こんな目と鼻の先同士で戦うんだ~と感慨深いものがありました。
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さらに今回驚いたのは、松代城跡から戸隠連峰が見えること!
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さらにさらに北アルプスも!白馬のあたりだと思われます。
手前の濃い色の山の奥に見える、雪の残った険しい山々がそうです。
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ぜひ、城下町と合わせて、また川中島の戦いの戦場跡と合わせて、松代城跡を楽しんでくださいね。
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【放送を聞く】


□ 信州松代観光協会 →
http://www.matsushiro-kankou.com/
□ ながの観光Net →
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□ 長野県公式観光サイト →
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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佐久間象山のふるさと~長野市松代

幕末の啓蒙家・佐久間象山。開国・公武合体論を主張した人で、砲術や蘭学の第一人者でもありました。
政治思想だけでなく、自然科学分野でも実績を残したすごい人!なんですが、本人の力量と比べて知名度が低い気がします。
教科書も太字だったと記憶してますが…。わかりやすく表現すると、「勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬などの先生」。
ちなみに吉田松陰の密航失敗の折、その手助けをしたとして、地元の松代に蟄居させられました。
佐久間象山の思想がなければ、明治維新やその後の日本は、何か違っていたかもしれないですね。
私たちは佐久間象山を「さくましょうざん」と習いましたが、長野県民は違う。「さくまぞうざん」なんです。
信州松代観光協会・事務局長の吉池輝樹さんは「地元は『ぞうざん』と呼びますね。ぞうざん先生。
観光客の方は『しょうざん』ですねえ。不思議ですが、県歌『信濃の国』の歌詞でも『ぞうざん』です。」と、おっしゃいます。
郷土の偉人としてのポジションは格別で、小学校の体育館には佐久間象山の肖像画が飾ってあるらしいです。
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また、佐久間象山の生誕地は「象山神社」になっています。
もちろんご祭神は象山先生。「学問の神様なんです。
北野天満宮みたいな規模ではないけど、小学生から受験生まで、お詣りに来てますよ」と、吉池事務局長。
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また象山神社の社務所には「ちえもち」なるお菓子が売ってあります。
あんこの小玉を米粉の餅と砂糖で包んだもので、ちょっと懐かしいような素朴な甘さです。
これを食べれば、賢さUP間違いなし!?
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入口の馬上の象山先生の銅像も立派ですが、境内には2018年にお披露目された象山先生を囲む幕末の人々の銅像とレリーフが存在感を放っています。
象山の才能開花の原動力である松代藩8代藩主・真田幸貫公、塾生の吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、小林虎三郎、橋本佐内。
そして蟄居中に松代まで訪ねて来た高杉晋作、久坂玄瑞、中岡慎太郎。
これらの銅像を作ったのは、AOKIホールディングスの青木会長。長野市生まれなんだそうです。
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□ 信州松代観光協会 → 
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□ ながの観光Net →  
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奈良井宿~宿場カフェいずみや

中山道・木曽路の宿場町、塩尻市の「奈良井宿」。
南北に1km、東西に200m…川と山に挟まれ、江戸から明治時代の建物が並ぶ街並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
二階部分が一階よりちょっとせり出した「出梁造り」の家屋が並ぶ様子は、江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
そんな古民家が、宿や食事処、カフェ、雑貨店などとなっているので、各お店に入ると、家の造りが堪能できて楽しいのです。
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そんなお店のひとつが「宿場カフェ いずみや」。
築180年の実家をカフェにしたのが、いずみや店主の篠原将宏さん。
篠原さん曰く「うちは平均的、スタンダードな造り」といいます。
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外観の袖壁や格子戸も素敵ですが、中もすごく雰囲気があります。180年、いい感じに燻されてきた梁や、囲炉裏を火鉢でリメイクした空間、格子越しに街道が見えるようにしつらえた席など、わくわくが止まりません。
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基本的に、街道側から家の裏まで土間が通っているのが特徴なんだそうですが、使いやすいように改装して、いずみやでは厨房~ハンドドリップのためのスタンドエリアになっています。
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調度品もすべて実家にあったものだそうで、漆塗りのお椀や火鉢、番傘、さらに職人だったおじいさんのカンナや下駄スケートも!
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「みなさんが『奈良井宿にはすばらしいものが残ってるね』と言ってくれる。
古い家や建物に理解や楽しみを見出していただけるのが一番いいことだと思ってます。」という篠原さん。
「でも本当はピカピカの家の方がいいですよ」…とも笑ってましたが、続く篠原さんの「約200年の間で大工さんが手を入れてるんですけど、それぞれ違う形で直しているところがたくさんあります。
職人さんが一人で200年生きてるわけじゃないので。
大工さんと、住んでる人の『こうしてほしい』という要望がずっと続いてて、今、僕が喫茶店に使ってるということです」という言葉に、古民家の魅力、私たちが古民家に惹かれる理由があるような気がしました。
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店内では篠原さんの淹れてくれるハンドドリップコーヒーと奥様の手作りスイーツが楽しめます。
「奥様は、よきライバル」という篠原さんにその心情を伺うと…。「お客様が『写真撮っていいですか?』と聞くときは、ケーキを撮る。
『おいしい』と言って撮る写真はケーキと空間。
私、悔しいというか…がんばろうという気持ちです」とのこと。
その気持ちを踏まえて写真を撮りました!が、やはりケーキの占有率が高くなっちゃった。
ごめんなさい、篠原さん。でも、奈良井宿の町歩きにしっくりくるブレンドにしたコーヒーは、とーってもおいしいんですよ。
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いずみやでは、さらに着物のレンタルと着付けサービスも展開なさってます。
「着物を着た新鮮な自分とノスタルジックな奈良井宿を楽しんで」という篠原さんの想い、満喫してくださいませ。

【放送を聞く】

□ 宿場カフェいずみや →
https://izumiya.jimdosite.com/
□ 奈良井宿観光協会 →
https://www.naraijuku.com/
□ 塩尻市観光協会 →
https://tokimeguri.jp/
□ 長野県公式観光サイト →
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
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生産量全国一!信州産レタス ~ JA全農長野

長野県産のレタスは、全国生産量の約35%を占めて日本一。
福岡でも、夏場のレタスはほぼ長野県産。JA全農長野福岡販売事務所・係長の中山祐子さんが、「夏場は全国的に、95%以上が長野県産で埋め尽くされています」と、笑いながらさらりとおっしゃいます。
そう、まさに埋め尽くされている~。
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レタスは冷涼な気候でないと栽培できないので、真夏は栽培できる場所が標高1000m以上などに限られます。
長野県産レタスの強みは「リレー生産」。
準高冷地と言われる、標高700m前後の松本や北佐久で作られたレタスが5~7月に出荷されます。
気温が高くなる7~9月は、標高1000mを超える軽井沢・菅平高原・野辺山高原あたりで作られたレタス。
そして涼しくなりはじめる8月末から11月までは、再び700mエリアに産地が戻ります。
「標高の低いところから始まって、高い山地に繋いでいくという、そしてお客様にもそのまま『長野県産』で供給できるというのが、リレー生産・リレー出荷の強みですね」と、中山さん。
あえてレタスが一番おいしい時期をお尋ねすると「6月末~7月前半」とのこと。
できもいい上に価格もお手頃!なんですって。
朝採りして、一気に真空予冷され、冷蔵・保冷車に載せられて運搬されたレタスたちは、福岡の市場についても冷蔵庫に入れてもらい、競りを経てお店に運ばれます。
前日の朝まで八ヶ岳を見ながら育ったレタスを、翌日の夜には食べられる…コールドチェーンの開発に感謝です。
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生でよし、塩昆布とごま油を使ったサラダもよし、炒め物なら中華系(オイスターソースが中山さんのおすすめ)の味付け、そして味噌汁でもいける(電リクじゃんけんプロデューサーおすすめ)んです。
我が家では鮭と卵とレタスのチャーハンも楽しみました。
成分的にはβカロテンやカリウムといったミネラルが含まれ、食物繊維が多く含まれるレタス。
でも何より水分が多い!「夏の暑い時期は野菜から水分を摂るということでいいのでは?」と、中山さんが教えてくれました。
さらに、ダイナミックなレタスの切り方をご指南いただいてます。
1) レタスの芯の部分を上に置きます。
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2)芯の部分を真下に向かってギュギュっと指で押し込みます。芯と葉が分かれるように、少しへこませる感じで。
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3)芯をつまんで、軽くひねりながら取り出します。
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4)ぽっかり空いた穴に指を突っ込んで、ばりっ!と半分に割りましょう。
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5)あとは、洗って、好みの大きさにちぎります。
昭和の子の中島は、レタスは洒落た食べ物として認識した子供時代を過ごしましたので、昭和4~50年代に新しく輸入されて栽培が始まったのだろうと思ってましたが、実はレタス、平安時代に日本に入ってきたんだそうです。
「当時は薬草として扱われたようです。和名は『ちしゃ』。芯を切った時に白い液体が出るでしょう?あれがお乳のようだというので、乳草→ちしゃに変化したようです」と、中山さん。
今回、いろんな知識をいただき、信州レタスの歯ごたえがあって柔らかくて、甘みと旨味がじゅわじゅわするおいしさを満喫して、レタス愛がぐんぐん育っております。
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ギャラリー三代澤~「壱の蔵」2階

なまこ壁の土蔵作りの家が多く残る「蔵のある町」・中町通り。その並びで目を引く、黒漆喰の蔵の店「壱の蔵」の2階が『ギャラリー三代澤』です。
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松本市出身の染色工芸家・三代澤本寿(1909~2002)の作品、パネルや屏風など30点が展示されています。
三代澤本寿は、「民芸の父」と称される柳宗悦(調理器具のデザインでも有名な工業デザイナー・柳宗理の父)に導かれ民芸運動をけん引し、また戦後の手仕事復興に尽力した人でもあります。
ちなみに「民芸」とは民衆的工芸品の略で、「民衆の暮らしのなかから生まれた美の世界(by柳宗悦)」を表現したものだそう。
さて、三代澤本寿の作品は型絵染で作られています。
デッサンを描き、小刀で切り出して型を作り、布や紙に染めていくのだそう。
切り絵のような版画のような雰囲気もありますし、直接描いたように見える作品も染め物であるおもしろさがなんとも魅力的です。
写真は、絵ハガキセットを撮影しました。
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また、ギャラリーでは、型と完成作品の見比べも楽しめます。
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ギャラリーでは、三代澤本寿を研究するグループ『m.motoju会』のメンバーが解説員として常駐し、気軽に質問に答えてくれたりしてくれます。
会の中心人物で、三代澤本寿の息子さんの奥さん・三代澤保水さんが三代澤本寿の作品について、「普通、ずっと見てると飽きてきたり、変えたいなと思うものだけど、それがない。感動とか、悲しい時に喜びをもらったり。私自身が作品に惚れ込んでいるので、元気いっぱいがんばれる」とおっしゃっていたのに、納得。なんだか心持ちがあったかく+気持ちよくなる作品なんですよねえ。
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また、スポットライト風の少し暗めの雰囲気ある照明、天井の見事な梁、カレー屋さん時代に店内で使われていた大きなテーブルセットの居心地の良さの中で、間近に作品を楽しめる魅力も教えてもらいました。
屏風の裏面やかわいい箱など、見逃せないポイントもたくさん!
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この三代澤ギャラリーができたのは、1階の「壱の蔵」を運営している(株)たなか・代表取締役会長の田中彰夫さんの、民芸と三代澤作品への愛あればこそです。
松本の、民芸と蔵の町の雰囲気が大好きで、20年来、月に1度は松本を訪れていたという田中会長。
この蔵の前の業態であるカレー屋「デリー」のご主人=三代澤本寿の息子さん=と出会い、親交を重ねるなか、蔵の店を譲ってもらう運びになります。
その時、「こういういい作品が年とともにだんだん忘れられていっちゃうのは、ものすごくさみしい。
2階は、三代澤本寿だけの常設ギャラリーにしよう」と、決めたのだそうです。
お客さんが書き残したメッセージ帳を見て「ギャラリーを開いてよかった~って、じーんとするんです」と、嬉しそうになさってました。
三代澤愛を反映して、1階の「壱の蔵」のお買い物袋も三代澤作品「絹の道の枝垂れ桑」のデザインです~。
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ギャラリーの入場料は200円ですが、壱の蔵で1000円以上お買い物したら、無料で入れてもらえますよ!
なお、松本の街を歩いていると、いろんなところで三代澤本寿作品に出会えます。
宿と喫茶店の「まるも」の看板やのれん、マッチ。食事処「しづか」ののれん。「女鳥羽そば」ののれん等々。
三代澤本寿をディープにワイドに楽しんで!お土産には個人的には手ぬぐいがイチ押し(写真は愛用歴ン年の私物)ですが、トートバッグやTシャツもすてき。
黒のTシャツを買っとけばよかったと、後悔中の中島です。
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□ 三代澤本寿 →
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松本・中町通り「壱の蔵」

なまこ壁の土蔵作りの家が多く残る「蔵のある町」・中町通りは、松本城のほど近くにあります。
400mくらいの長さの道の両側に、飲食店や民芸、工芸のお店が並んでいて、建物の風情とご商売の風情がなんともいい雰囲気なのです。
電柱と電線も地中化されていて、漆喰の白と抜けた青空が気持ちいい商店街でもあります。
その中町通りの並びで目を引く黒い蔵の店がありまして…。
この建物は明治時代のもので、松本市歴史的建造物に指定されています。
以前はカレー屋さんでしたが、ここ最近はお店が閉まったまま…。しかし!今年、ドライフルーツや野菜チップス、甘納豆のお店として生まれ変わりました。
お店の名は「壱の蔵 松本店」。
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「壱の蔵」を運営している(株)たなか、代表取締役社長の嵐幸生さんは、この建物の魅力について「漆喰と言えば通常は白ですが、ここは黒。
めずらしい。松本城も黒というつながりも感じる」と、おっしゃいます。
壱の蔵松本店店長の大輪祥菜恵さんも「かっこいい建物。建物を見に来るだけでもいい」と、にっこり。
さらに「この建物を残せてよかった。お客さんからも『建物を残してくれてありがとう』って、言われたりします」とも。
しかも、その中でゆっくり買い物できるんですもの。ほんとうに楽しいです。
大輪店長のおすすめ信州みやげセレクトは…。まず「山賊焼味のポテトスティック」。
鶏肉をにんにく醤油系のタレに漬けて揚げ焼きにする信州名物フレイバーのポテトは超美味!店長曰く「“じゃがりこ”より“ジャガビー”に近い食感」という、食べ応えある食感ににんにくが効いてて、やめられないおいしさです。
私と山口さんは「ビールの友」と思ってましたが、富永さんはまさかの「これでご飯が食べられる」発言。
まあ、そのくらいのインパクト味でございます。
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お次の店長セレクトは、安曇野産わさびを使った「わさびチョコレート」。
かりっとしたピーナッツにわさび風味のチョコレートがコーティングされた逸品です。
最初は特に辛味など感じることなく食べていたら…後から「すー+ぴりり」のわさびの風味が来た来た!このタイムラグはくせになります。
山口さんも食べて5秒後に椅子の上で小さく飛び上がってました(笑)。
これ、パッケージもかわいいんですよねえ。期間限定で中身が変わる「松本だるま」パッケージのお楽しみ箱もいいでしょ!
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他にも、信州産の果汁を使ったペクチンゼリーの「シャインマスカットゼリー」と「シナノゴールドゼリー」、さらに「シャインマスカットチョコレート」もおすすめいただきました。
どれもおいしい+かわいい!買い物してても楽しいし、食べてもおいしいし、すごく幸せな「壱の蔵」。
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ちなみに嵐社長のおすすめは…「これからの時期は塩トマト。
ドライトマトに塩をふったもので、熱中症対策にもいいし、サラダのトッピングにもいいんですよ」と。
また売れ筋ナンバー1の「しいたけチップのバターソテー風味」も、おすすめの味付けにしているとおっしゃってました。

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「五一わいん」 林農園

長野県産ワイン=NAGANO WINEの先進地・塩尻市には、現在、17のワイナリーがあります。
なかでも桔梗ヶ原という地域は、1890年からぶどうを栽培し、ここで作られるメルローは世界で高く評価されています。
桔梗ヶ原にある老舗ワイナリーのひとつが「五一わいん」の醸造元である林農園。
1911年にぶどう栽培を開始、1919年にワインの製造を開始しました。
そして、林農園創業者の林五一さんが1951年にメルローを育て始めたことが、今の桔梗ヶ原メルローの評価の始まりなんです。
今も畑に古木があり、実を付けます、渋いたたずまいの姿は、味わい深いものがあります。
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標高700m。工場と売店の奥に7ヘクタールのぶどう畑が広がります。
もう、ぐるーーーっと見渡す限り畑。ここで、メルローやピノ・ノアール、シャルドネやシラーなど15種類ほどのぶどうが育てられています。
巨峰狩りなどでもおなじみの棚仕立て(正確にはそれの変化版)と、ヨーロッパなどで見られる垣根仕立てと両方で栽培が行われています。
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畑のあちこちに、6月初めはバラの花も咲いています。
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ちなみに、ぶどうの花は、めしべみたいに見える細い線の先の白い粒です。
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6月13日現在、新型コロナウイルス感染防止のため、お客様の農場の見学はできないのが残念ですが、「少しずつ、これから徐々に来てもらえるようにしていければ…」と、(株)林農園副社長の林修一さん。
今回は取材ということで特別に、私もマスクとしっかり消毒で、畑に入れていただきました。
林副社長自ら、草刈り作業なさっていた手を止めてお話を聞かせてくれたのですが、他のスタッフも棚とぶどうのつるを留めたり、手作業が山盛りの印象です。
「農作業ってのは手のかかることが多い。でも、手っていうのは心につながるものだと思う。
俺はそういうつもりでやってるよ。」と、林さん。
「ワインづくりってのは、心のつながるものだと思ってる」と、おっしゃいます。
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畑のスタッフに目をやると、2~30代の人が目立ちます。ここ6~7年で若い人が入ってくれたそうで、それまでは「私も66歳だけど、その年代層が3~4人でやってた」と、林さん。
「若手たちが、10年20年先のことをやってもらえれば、この畑も何とか維持できるんじゃないかな」と、ちょっと嬉しそうに微笑んでらっしゃいました。
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ワインづくりは農業と一体なのだと、畑にいると実感できます。
こんなに大切に作られるのだから、正しいワインの選び方を教えてもらおうと、林さんにお尋ねしたら「お偉いさんがうんちくであーだこーだ言うけど、嗜好品だから、飲んでみて『うまい』と思ったらそれでいいと思うよ」と、おおらかなお答え。
でも、何かアドバイスが欲しくてさらに一押ししたら、「白系…シャルドネとかあるけど、暑い時には冷やしてもらって。
赤系…世界的に有名になったメルローも、よく室温がどうのっていうけど、夏はちょっと冷やして飲むとか、それぞれの好みとかスタイルでやってもらえればいいと思う。
グラスじゃなくて湯飲み茶わんで飲むのもいいし。逆にそういうスタイルになってもらいたいと思う」と、林さん。
そうそう!取材前日の夜、「五一わいん」の自社農園のぶどうで作られる『エステートゴイチ』シリーズのメルロー、ちょい冷やしでとーっても美味しくいただきました~。
今すぐに林農園にお出かけ!は難しいですが、お出かけの日までは、お近くのお酒屋さんやスーパー、デパートで「五一わいん」を見つけていただくか、通信販売をお楽しみください。

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□ 「五一わいん」林農園 →  
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□ 塩尻市観光協会 →  
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駒ヶ根シルクミュージアム

駒ヶ根市があるのは、長野県の真ん中より少し南のあたり…諏訪湖から流れ出る天竜川に沿ったエリアが伊那谷。
西に中央アルプス、東に南アルプスの3000m級の山々が連なるところです。
伊那谷の養蚕・製糸の歴史から、最新の蚕の研究まで、幅広い視点でシルクをとらえた博物館が「駒ヶ根シルクミュージアム」です。
館長の中垣雅雄さんに案内していただきました。
入口がまずすごい!結城紬や大島紬、伊那紬などなど、絹織物の反物がずらりと並んだトンネル状態なのです。
「各地の紬を見比べられる仕組みはなかなかないと思いますよ」と、中垣館長。
おっしゃるとおりです~。見ててわくわくする空間です。
そして、ミュージアムには驚きの展示物が!
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館長曰く「蚕の日本一大きな精密模型」。実際の大きさの30倍だそう。
本当の蚕は大きくなっても長さ7~8cm。
30倍だから2.4m。「最近のお子さんは蚕を見たことない人もいるし、『こういうところに模様がある』とか『こんな風に足がついてる』とか、よくわかります。」と、館長。
いやあ、昭和のお子さんだった私も、初めて知ったことだらけです。
脇腹のポチポチ模様は、人間でいうと鼻の役割だそう。
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巨大模型の隣にある、ドーナツ状で蚕の体内の仕組みがわかるように作られた模型もなかなかシュールです。
目のように見える正面の黒い点は実はただの模様。
ほかの虫に「お。こいつデカいな…」と、よけさせるための作りだそうです。
口にように見える先頭の茶色のところはいわば顔。
サイドにある小さい6つずつの粒々が目の役割で、明るさだけど見てるそうです。
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昭和初めごろの、伊那谷の養蚕農家の復元もあるのですが、関東地域など他の地域が二階の部屋を養蚕に使うのと異なり、平屋の母屋で飼っていたのが特徴的だそうです。
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このシルクミュージアムは、養蚕農家が共同出資して作った製糸会社「龍水社」の記録を残していきたいという思いも反映されています。
繭を出荷するだけでは、仲介業者に安く買いたたかれたり値切られたりという状況になりやすかったので、「自分たちで製糸会社を作り、繭を糸にして出荷すれば、高値で取引できるようになる」と、組合を作り出資金を出して製糸会社にしたのだそう。
成功して、平成9年までここで糸取りをしていたそうです。
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館長の話を聞けば聞くほどおもしろい、そしてまだまだ見聞きしてないシルク情報ももりだくさんの「駒ヶ根シルクミュージアム」。
またおじゃまして勉強したい!楽しい博物館ですよ~。
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□ 駒ヶ根シルクミュージアム →
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□ 長野伊那谷観光局 →
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□ 駒ヶ根観光協会 →
http://www.kankou-komagane.com/index.php
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長野県 伝統的工芸品「農民美術」

長野県の伝統工芸品のひとつ「農民美術」は、農家の人々が手作りで制作した工芸品の総称。
100年前=大正時代に、洋画家で版画家の山本鼎(かなえ)が、現在の上田市で興した芸術運動です。
その作品のなかでも、今、ひそかなブームになっているのが『こっぱ人形(木片人形)』。
高さ5~10Cmほどの木製の人形で、働く人や土地の風俗を模したもので、味わい深くかわいい、そして力強い魅力にあふれています。
畑仕事、郵便配達、スキーに野球…いろんなモチーフがあり、現代版だとサンタクロースなんてのも!
下の写真は、盆踊りの『こっぱ人形』の展示。
サントミューゼ・上田市立美術館の学芸員、山極佳子さんに山本鼎の活動と作品をご案内いただきました。
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「農民美術は、農閑期である冬の農民たちの副業として、山本鼎が奨励したもの。
農閑期をより豊かな生活にしていこう=それには、収入を得るということと、収入を得る手段そのもので豊かな心を育んでいくという2つの面があります」と、山極さんの解説。
山本鼎がフランス留学から帰国する時にロシアで見た、農村民たちが創り出した自由な工芸表現が、農民美術運動を興すきっかけだったそうです。
ちなみに山本鼎は、創作版画の第一号。
それまでは、浮世絵など印刷技術としての版画しかなかったのが、山本鼎の「漁夫」という版画作品をきっけに美術としての版画が誕生したのだそう。
農民美術の作品は、どっしりした木彫りの箱やプレートなどなど、素朴で堅ろうなイメージのものが定番。
『上田獅子』のモチーフはお土産や贈答品として親しまれてきたそうです。
上田獅子は上田城築城の時に舞われたことから、家の新築や会社が立ち上がる時に、地固め・縁起かつぎとして送られる風習があるんのだとも。
街なかのお店の看板に使われていたりもします。
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そして、もうひとつ、山本鼎が興した運動が「児童自由画運動」。
明治から大正の初めまで、子供への絵画指導は「お手本に忠実に描く」でした。
山本鼎が唱えたのは「お手本を見るより、本物を直に見て、そこから湧き上がる感動を直接絵に描けるようにしたほうがいい」ということ。
現代の私たちが学校で教わった絵を描くことの基本は山本鼎が作ってくれたんですねえ。
そして、この山本鼎。福岡県ともつながりがある人物なんです。なんと、北原白秋の妹=いえ子の夫なんです~。
つまり白秋と鼎は義理の兄弟。山本鼎が白秋の詩集の挿絵を手がけたり、「赤い鳥」「金の船」などに寄せられる絵画作品の選評を担当したりしたんだそうです。
柳川地区のみなさまは特に!上田にお出かけしましょう。
山本鼎の作品や運動、そして関連作品などは、サントミューゼ・上田市立美術館で常設展示されています。
運がよければ企画展にあたるかも!ミュージアムショップで、『こっぱ人形』も購入可能。鳩型の砂糖壺も名品なんだよな~。

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□ 上田市立美術館 → 
https://www.santomyuze.com/museum/
□ 信州上田観光情報 → 
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□ 信州上田観光協会 →  
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サバ缶に旬?

あるわけないですよね。サバ缶に旬。缶詰ですから。でも、そうとしか言えない状況が発生するのが長野県の5~6月。
食品売り場にサバ缶(水煮)が山と積まれます。箱買いする人もいるほどです。
数年前にサバ缶フィーバーが起こりましたが、そのずっとずっと前から、長野県民はサバ缶をこよなく愛し、その愛のピークが5~6月なのです。
その理由は…山菜やタケノコと併せて食されるから!そう、サバ缶は山菜やタケノコのベストパートナーなのです。
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2014年の取材時、安曇野市の赤羽敦子さんは言いました。「サバ缶、箱買いまではしないけど、常に3個はストックしてる。
3個切ったら不安になる」と。赤羽さんは、「『細めの孟宗竹のタケノコとサバ缶のお味噌汁』、『新たまねぎのスライスとサバ缶+しょうゆ』がこの時期の定番」と言います。
「数年前のサバ缶フィーバーのせいで、ストック量が増えた」とも。
安曇野あたりではサバ缶が2個パックになって売ってるそうです。

私と『サバ缶味噌汁』の出会いは、2011年。松本観光コンベンション協会が行なった、アルプス山岳郷エリアへの取材ツアーの昼食でした。
味噌汁の具は、知らない山菜と魚っぽい何か。
「これ、なんですかねえ?」という私の問いに、同行していたコーナープロデューサー(松本市で少年~青春時代を過ごす)が、「ん?山ウドとサバ」と返答。
「え?サバ?」という私のつぶやきと同時に、昼食を囲んでいた30名ほどの福岡のマスコミ+旅行会社の人々が「さば…」「サバ」「鯖」「sava」と、口々に驚きを発するものだから、会場は「サバ」のさざ波~!そのくらい福岡の人間にとっては驚きのメニューだったんです。
が、信州では当たり前。放送前に改めていろんな方にご意見を伺いましたら、個人差・地域差はあるようですが、「この時期『サバ缶のお味噌汁』食べますよ」発言を、たくさんいただきました。
・「庭でタケノコが採れるので、もっぱら自宅か近隣で採れるタケノコが具になります。」
・「これからサバ缶必須のウドの煮物シーズンです。味噌仕立て。」
・「サバ缶とふきを煮たおひたしが出ます。」
うーむ。パワフルなワードが並びまくりです。
北の方は『根曲がり竹』という、人差し指くらいの細いタケノコがメインのようです。
・「箱買いまではしないけど、サバ缶と根曲がり竹のお味噌汁は食べます。」
・「北信出身の奥さんが作ってくれる。」
下記写真は、戸隠のおそば屋さん「岳」でいただいた根曲がり竹の味噌汁です。
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若者だって、サバ缶の味噌汁派。
20代女性(白馬村出身・元ミス松本)は「もちろん食べます!サバ缶が甘くて、根曲がり竹がコリコリでおいしいですよね!」と。
同じく大町市の20代女性にいたっては、「山と薮と熊の危険に注意して、半分くらい命がけでタケノコ採りに行きます」との熱い返答。
元鹿児島県のMBC、現在長野県のNBSのアナウンサー・重盛赳男さんは、「南信にある実家では食べない」としたうえで、「山菜に対する熱量は北信のほうがある、気がします」と、おっしゃってました。
アルプス山岳郷の白骨温泉「山水観湯川荘」の齋藤元紀さんが送ってくださった山ウドで、サバ缶味噌汁をいただきました。
山ウドの苦みと食感にサバ缶の旨味…やはり、おいしい。
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国宝・旧開智学校のインターネット展覧会

松本城から徒歩10分。昨年国宝になった「旧開智学校」。
近代学校建築の国宝は初。明治9年に作られた擬洋風建築で、白壁に縦長の窓、塔屋があり、バルコニーには看板を持った天使と龍の飾り付き、等々…といった外観も、紙天井や色ガラスなども採用された校舎内も、見どころいっぱい!
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しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在は休館中。
で、始まったのがインターネット展覧会。
テーマは「開智学校の長期休み」。7月26日まで過ごし方の注意や、夏休みの課題帳の資料が提示されています。
しかも!4つの年代の課題を仕上げて旧開智学校に送ると、採点してもらえて課題終了証がもらえちゃう!これが、岩波文庫の表紙のような、賞状チックな、いい感じなんです。
インターネットで収蔵品などを見せて下さる美術館・博物館もありますが、解答→採点→認証という双方向な企画は、さすが学校ならでは!最高です。
来週末には模範解答も提示されるようです。
課題は、明治44年の4年生用、大正時代の2年生用、昭和3年の2年生用、昭和6年の5年生用
と4タイプ。毎日何かやるように作られているので、各30ページくらいなのだそうですが、その一部を旧開智学校・学芸員の遠藤正教さんがピックアップなさったそうです。
計算問題、穴埋め作文、指定単語を使った作文に日の出・日の入りの時刻や正午の気温の観察、はたまた絵を描くことまで。
しかも、けっこうな難しさ!今回の出題ポイントは「私が採点できるもの」と、笑う遠藤さん。
課題の中には、「上級編を作る時には出そうかな…」とおっしゃる『大宝律令とは何か答えよ』とか、ハイレベルな問題もあったそう。
そういえば、富永さんと行く信州ツアーの時に、『大化の改新で起こったことは?』『以仁王の乱とは何?』といった歴史問題が試験に出されてたって聞いたなあ。
よかった。昭和の福岡の小学生で。
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見学中に、明治天皇にお見せした絵画作品集も見せてもらいましたが、おじいちゃんの描く水墨画とか、大人の描く植物図みたいなのがたくさんでした。
絵を描く場合、明治時代は「お手本に忠実に」が基本で、大正以降は、「生徒の個性を重んじる」方向に変化していくとも。
明治9年(1876)から昭和38年(1963)まで、約90年使われ続けた校舎だからこそ、実際使っていたものの膨大な資料が残されているんですねえ。
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□ 旧開智学校 →
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国史跡・小笠原氏城跡「林城跡」 ~松本市

松本の城といえば「国宝・松本城」!だけではないのです。
松本は、「国史跡・小笠原氏城跡」と合わせて、室町(井川城跡)→戦国(林城跡)→近世(松本城)と、3つの城で城の変遷が追える、城好きの聖地のような場所なのです。
戦国時代の山城である国史跡の「林城跡」の大城を、松本市教育委員会文化財課長の竹原学さんに案内していただきました。
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林城を築いたのは、信濃守護の小笠原氏。15世紀中ごろに、井川城から林城(大城・小城)一帯に本拠地を移します。
約560年前に作られた山城は、今も堀切や土塁、石積みが残っています。
山のてっぺんで、城の中心となる平場=主郭の標高は844m。
登り口から高さ200m、距離1km、所要時間1時間ほどのの軽登山です。
登り口付近は、乗鞍岳や三角形の常念岳も見える北アルプス絶景ポイント!
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山の尾根には、段々畑のように平場が作られています。
これは松本の山城の特徴のひとつだそう。「特に林城の段々は群を抜いて壮大。
城の中心部に対して周りの段々=平場が広く長くとられている」と、竹原課長。
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また、素人の私でも「これ、堀!」とわかるくらいのしっかりした溝が残っています。
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堀を固める土塁は壁状態で(角度が30~45度)、見上げるほどの高さ。
高いところでは7mを超えるそうです。「底は平らではなくV字…薬研になっているので、入ると複数人数並ぶことができません。
横一列になった敵を、サイドから一人ずつ始末していけばいい…という作りです」と、竹原課長。写真ではなかなかわかりませんが、かなりのハードモードな作りでした。
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城の中心となるてっぺんの主郭は幅23m×長さ60m。
副郭が幅30m×長さ38m。両方とも土塁で囲まれた平場で、松本城が入るほどの広さだそうです。
主郭の奥には一部、戦国時代の石積みも残っています。
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甲斐から攻めてくる武田信玄に対抗する城のひとつでもあった林城。
さすがの防御態勢…と感心する私に竹原課長が放った一言。
「これだけ壮大な城を作っていながら、この城…戦をしていないんです。」え?「戦をする前に、武田の強大な力の前に、小笠原氏は自落(降参)しちゃうんです。」と。
ええええええっ?まさかの未使用~!でもそういう城はけっこうあるそうで、「軍事施設としてだけでなく、城主・武家の威信を示すための装置でもある」と、竹原さん。
壮大な城を作る財力、技術、支配力があるってことですもんねえ。
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「松本城の天守や石垣をイメージして林城に来ると『何もない』という感じでしょうが、地面に刻まれた堀や土塁、郭の跡を見ながら、当時『どのくらいの兵がいたのか』とか『どこにどんな風に小屋を建てたのか』とか『ここに籠ったのか』とか想像しながら過ごして。
逆に何もないから想像力が働く。城好きにはたまらないところ」と、竹原さんが微笑んでらっしゃいました。
城好き落語家の春風亭昇太師匠も、昼ご飯も食べず電車の時間ぎりぎりまで林城跡を堪能してたらしいですよ。
なお、山城散策は冬場が一番のおすすめ。
木々から葉が落ち、草が枯れると…地形がわかりやすくなり、戦国武将も見渡していたであろう、遠くの山々の連なりが見えるのです。
ただ、「松本は、夏場でも見やすい」と、山城研究の先生方のお墨付きがあるそうです。
夏場もあまり下草がなく、湿度が低くてさわやかなのが原因みたいです。
「地元のみなさんがきれいに手入れしてくださっているので、遊歩道も歩きやすいんです」と、竹原さん。
のちに松本城主となり、その後、明石を経て小倉に入る小笠原氏。福岡の戦国歴史ファンなら行っとかなきゃ!の松本です。
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【放送を聞く】

□ 国史跡・林城跡 →
https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/miryoku/bunkazai/yamajro/hayashi.html
□ 新まつもと物語 → 
https://visitmatsumoto.com/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

再来年は、諏訪の「御柱祭」!

日本三大奇祭にも数えられる、諏訪の「御柱祭(おんばしらさい)」。
諏訪湖のほとりにある諏訪大社のお祭りで、数え年で7年に一度=寅年と申年の春に行われます(善光寺御開帳の翌年と覚えましょう)。
よく映像や写真で、巨大な丸太柱に人々が乗っかって、そのまま山の斜面を滑り落ちていく…というのが紹介されますが、あれは「木落し」と呼ばれるハイライトのひとつ。
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諏訪大社には上社と下社があって、それぞれに二つずつお宮があります(上社=前宮と本宮、下社=春宮、秋宮)。
その計4つのお宮に4本ずつ計16本の柱を建てるために、山から木を伐り出して、里まで運んで、里を巡ってお宮に届けて柱を建てるという壮大なお祭りなのです。
大きい柱だと直径が1m、長さ17m、重さ10tほどになるといいます。
重機や車どころかコロも使わず、人力のみで柱を運び建てるのです。
人力を合わせるきっかけや気合い入れに登場するのが木遣り。うまい木遣りだと、御柱がすっと動くんですって。
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そんな話を聞かせて下さったのは、御柱祭のガイド施設「おんばしら館よいさ」でガイドをなさっていた高木利幸さん。
「お祭りが終わると次のお祭りの準備をしてる感覚」だとおっしゃいます。
しかも幼少の頃から常に準備万端だそう。
「保育園の頃から御柱を建ててる」「運動会では木遣り合戦」「好きな人は自分の家にも柱を四本建ててる」…と、エピソードが次々出てきます。
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命知らずな「木落し」や、雪解け水の冷たい川を渡る「川越し」などが、見所というかハイライトと言えますが、御柱祭のメインは町なかを柱が移動していく「里曳き」だと高木さんが教えてくれました。
「観光のみなさんが来ても、御柱を曳くことができますし、御柱に乗れます。
それが里曳き。参加型のお祭りですから」とも。
諏訪大社各社に柱が到着して建てられる時も、機械は使わず、木材とロープを組み合わせた仕掛け=テコや滑車の原理で人力のみで行われます。
「おんばしら館よいさ」には、そのミニチュアがあって、「ほう、こんな仕組みになっているのか…」と、感動+理解が進みます。
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次の御柱祭は再来年=令和4年。
山出しは、上社が4月2~4日・下社が4月8~10日。里曳きは、上社が5月3日~5日・下社が5月14~16日。
今から、準備いたしましょう。
(なお、放送の木遣りは、2009年夏に収録した、下諏訪町木遣保存会の小松直人さんです)

【放送を聞く】

□ 諏訪大社 → 
http://suwataisha.or.jp/
□ おんばしら館よいさ → 
https://shimosuwaonsen.jp/item/1707/
□ 信州諏訪観光ナビ → 
https://www.suwa-tourism.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

来年は「善光寺」「北向観音」、W御開帳!

来年の今頃は、W御開帳ですよ~。国宝・善光寺の御開帳が、令和3年4月4日5月30日の57日間で予定されています。
絶対秘仏のご本尊の代わりである前立本尊(まえだちほんぞん)が本堂に安置され、拝むことができる。
そして、この前立本尊の指に結ばれた糸が綱になり、本堂前に建てられる高さ10mの回向柱と結ばれ、柱を触ることで仏様とご結縁できるというありがた~い期間なのです。
善光寺の御開帳は、数え年の7年に一度=丑年と未年に行われます。
その善光寺以上に御開帳が少ないのが上田市別所温泉にある『北向観音』!
「住職が代わった時に一回だけ御開帳できる」ので、来年、60年ぶりとなるそうです。北向観音本坊・常樂寺の住職・半田真慈さんにお話を伺いました。
前住職就任の際は、東日本大震災の時だったので、御開帳が見送られたとのこと。
それで60年ぶりになるのです。なお、北向観音のご本尊も絶対秘仏。千手観音菩薩だそうです。
本堂正面の厨子の中の前立本尊と本堂前の回向柱が結ばれて…というのは、善光寺と同じです。
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実は、「善光寺だけのお参りでは『片参り』。北向観音もお参りして『両参り』」と言われているんだそうです。
半田ご住職にお尋ねしたら、「民間信仰ですが、いつのころからか善光寺と北向観音の両方をお参りしたら『両参り』になると言われていますね。
善光寺の御本尊は阿弥陀如来様なので、来世の御利益をお願いするところ。
こちら北向観音は観音様なので現世の御利益をお願いするところですから、両方お参りすれば来世と現世、より御利益がある…ということになったのでしょう」と。
また「こちらは北を向いているお堂で、善光寺が南を向いているお堂で、“向かい合っている”と言われるようになったようです」とも。
では、このお堂は善光寺に向かって建てられたのか?という疑問が…。それには「ここは観音様の、『夜、歩いて旅する人が北斗七星を指針とするように、私も悩める人々のために北向に安置せよ』というお告げによって始まったお堂です。
善光寺に向けて建てられたか否か、それは定かではないんです。」と、ご住職のお答え。
でも、いわれについてのいろんなお話があるのが素敵です。
観音様がこの地に現れたお話も、すごくいいんですよねえ。
観音様の下から湧いている温泉水が御手水に使われているのも◎。
また山手ですので、上田市街地が眺められて景色も◎。
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また、境内にある桂の木=ご神木も大切!川口松太郎の小説「愛染かつら」(田中絹代・上原謙で映画化)は、北向観音のこの桂の木と愛染堂をヒントに、別所温泉で書かれたものです。
1月取材のため写真は枝だけ・シルエットだけです。
すみません。別所温泉エリアは、鎌倉時代から室町時代にかけて作られた国宝や文化財の宝庫でもあります。
ぜひ、ゆっくりお訪ねください。
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【放送を聞く】

□ 北向観音・常樂寺 → 
https://www.kitamuki-kannon.com/
□ 別所温泉観光協会 → 
http://www.bessho-spa.jp/
□ 信州上田観光協会 → 
http://www.ueda-cb.gr.jp/
□ 国宝・善光寺 → 
https://www.zenkoji.jp/
□ ながの観光Net → 
https://www.nagano-cvb.or.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
https://www.go-nagano.net/
□ 信濃大町観光なび → 
https://kanko-omachi.gr.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

「手作り味噌@マルコメ美麻高原蔵」完成!

昨年12月の「富永倫子と行く信州ツアー」で、体験した手作り味噌が仕上がりました~。
仕込みが12月12日。九州の気温から考えて4ヶ月くらい…GW前後を完成予定にしておりました。
おもしろいことに、同じ材料、同じ手順で仕込んだのに、仕上がり具合が違うんです。
写真左がコーナープロデューサー仕込み分(一軒家の床の間)、中央が富永倫子仕込み分(一軒家の玄関近く)、右が中島仕込み分(マンションの収納スペース)。
平均気温が最も高かったであろうマンション保存が、色も味も一番熟成が進んでる感じです。
やはり味噌は生きもの!
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私たちが味噌づくりを体験したのは、大町市の「マルコメ美麻高原蔵」。
標高1000mのひんやりした場所です。長野市内のマルコメ本社工場で作られた味噌が運び込まれ、2年、3年と味噌が熟成されている場所です。
蔵の容量は2000トン。25mプール5つ分だそうです(笑)。
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マルコメ(株)広報宣伝課の堀内紗綾香さんと技術伝承室の富永聡さんの指導の下、みんなで味噌づくり。
まずは、厚手のビニールに入れられた大豆=長野県産の「ナカセンナリ」を蒸したものを、手のひらですりつぶします。
ほんのりあったかくて気持ちいい~。大豆が、もふっ、もふっとつぶれていきます。
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さらに、米麹と塩を入れ混ぜ、種味噌を入れ混ぜ、混ぜ、混ぜ…。
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まとめて、ケースに納めて、自分の名前と仕込み日を記入。
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手の動きより口の動きの方が多い富永・中島でしたが、ツアー参加者の皆様は手も口も動く!実習室内がわいわい大賑わいでした。
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「仕込みから約4ヶ月後、できあがってすぐは“あっさりした味”」だと、堀内さん。
「味見してみて『この味が気に入ったからこの味をすっと食べたい』と思ったところで冷蔵庫に入れてください。
長く保存するなら冷凍庫でも大丈夫です。お味噌は凍りませんから。」とも。
ほかにも、「買ってきたパック入りのお味噌のてっぺんに載ってる紙と脱酸素剤はすぐ捨てて、ラップを味噌の上にぴったりくっつけておくのが正しい保存法」とか、「味噌にとって水分が大敵なので、味噌をすくう時は乾いた道具を使う」など、お味噌を傷めないための情報もたくさん教えていただきました。
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手作り体験だけでなく、二年味噌と三年味噌の食べ比べも楽しい。
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事前のレクチャーでも、味噌ができるまでの工程や日本の味噌文化についてもいろいろ教えてもらいましたよ~。
日本の8割は米味噌文化。麦味噌は0.5割。豆味噌も0.5割。合わせ味噌が1割。で、8割の米味噌のだいたい半分が長野県から出荷されているそうなんです。
長野県の味噌がシェアを広げたきっかけは関東大震災。
味噌屋が被災してつぶれてしまった関東圏に救援物資として送ったことから広がっていったんだそうです。
麦味噌文化の九州人にとって、信州味噌はしっかりorしょっぱいイメージかもしれません。
でも、いつものみそに信州味噌を混ぜると、これがいいんですよ~。
特に野菜たっぷり系の味噌汁には信州×九州味噌をおすすめしたい。
お近くのスーパーなどで、マルコメ味噌、買ってくださいませ。
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【放送を聞く】

□ マルコメ美麻高原蔵 → 
https://www.marukome.co.jp/miasa/
□ マルコメ → 
https://www.marukome.co.jp/
□ 長野県公式観光サイト → 
hwwttps://w.go-nagano.net/
□ 信濃大町観光なび → 
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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長野県県歌 「信濃の国」

『さわやか信州リポート』のコーナーテーマ曲は、「長野県人のほとんどが歌える!」といっても過言ではない「信濃の国」。
1番から6番まで、歌詞に長野県の自然、歴史、文化、偉人が網羅された、すごい歌です。
曲調は行進曲を思わせる歯切れのよいメロディーですが、4番だけは曲調が優雅なメロディーに変わります。
パーソナリティの山口たかし曰く「クイーンの『ボヘミアンラプソディ』みたいだ。逆ボヘミアンラプソディ」と。
そうそう。言えてる~。
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県歌に制定されたのは昭和43年(1968年)。ですが、曲ができたのはもっと前。
明治33年(1900年)に完成しお披露目されています。ですから、今年は「信濃の国」ができて120年の記念の年なんです。
作詞は浅井洌(れつ・きよし)、作曲は北村季春(すえはる)。
二人が長野県師範学校の先生だった時に手がけた曲です。師範学校を出て教師になった人々が、長野県全体にこの曲を運び、浸透させていったのは間違いないでしょう。
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曲が作られた背景には、もともと別の県が合わさってできた長野県ゆえ、県民全体の意識の一体感を下支えするものが必要とされていた…ということもあったようです。
実際、県を分かちかねない案件で県議会がもめた時に、傍聴席の市民が「信濃の国」を歌い出し、それが大合唱になっておさまった…ということもあったそうです。
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また、長野オリンピックの日本選手団入場時の曲としても使われました。
今も、信州大学教育学部付属長野小学校の校歌として歌い続けられています。
長野県庁の新入職員さんの入庁式でも歌われるそうです。
そして、宴会の締めにも!福岡の長野県人会の集いでもフルコーラス歌ってます。
というか歌うことが会の目的のひとつです(笑)。
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長野県出身の人に出会ったら、「信濃の国、歌える?」と聞いてみてください。
歌詞をフルコーラス憶えている人は少ないようですが、1番はその場で歌えるはず。
歌詞カードがあれば、6番までいけるでしょう。
なお、カラオケにも入ってるらしいです。
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新型コロナウイルスの影響で、お出かけもかなわない日々です。
長野県観光機構が「家で過ごす時間を少しだけハッピーに…」という思いで、「家に居ながらにして少しでもお出かけした気分になれたり、この苦境が終息した後に行こうと計画している旅行のアイデアを膨らませていただいたり」できるプロジェクトを実施しています。
それが、SNSでの『#おうちでながの』プロジェクト。
長野県の美しい風景をいろんな方が投稿してます。ぜひ、ご覧くださいね。
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【放送を聞く】

□ 信濃の国県歌制定50周年特設サイト → 
https://shinanonokuni.com/
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農産物王国・長野県

信州の農協=JA全農長野・福岡販売事務所所長の三澤謙一さん曰く「果物、野菜、きのこ、花…と、いろんなものがバランスよくそろってる感じ」という信州の農産物。
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バランスよい中でも突出しているのが、まず、生産量が全国第2位のリンゴ。
さらに生産量全国1位なのが、レタス、白菜、セロリ、えのき!
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福岡県を含め九州も農産物王国なので、だいたい地元+近県産でまかなえる…はずだけど、結構長野県産の農産物の存在感って大きいぞ。
その理由は「信州産の農産品の栽培期間が夏場が主」だということ。
7・8・9月そして10月くらいまで、全国的に長野県産のシェアが高くなるのだそう。
同じ品目でも出荷の時期が違うので、九州の産地が終わったあとを追いかけるように長野県産が始まる状況=「産地リレー」ができてるんです。
暖かくなるのが遅いので野菜の植え付けのタイミングも遅いでしょうし、果物類は花の咲く時期が遅いので、必然的に実がなるのも遅くなりますね。
果物は、スモモ系のプラムやネクタリン、さらにプルーン、ブルーベリー、桃、りんご、梨、ぶどう…と出荷されてきますが、「信州の果物は味が濃い」気がするんです。
その理由は「標高が高いので、涼しい。
と同時に昼と夜の温度差が大きいこと」だと、三澤所長。昼間、光合成によって作られた養分が、夜、蓄積されるのですが、涼しさゆえ十分蓄えられておいしさの元になるんですって。
これは野菜も同様だといえる。
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取材中のJA全農長野の会議室で、気になるポスターを見つけてしまいました。
「りんご三兄弟」と「ぶどう三姉妹」。「りんご三兄弟」は、ラジオまつりでもおなじみになった長野県のオリジナル品種=『秋映(あきばえ)』、『シナノスイート』、『シナノゴールド』です。
しかし「ぶどう三姉妹」!?担当のJA全農長野・福岡販売事務所係長の久保田浩貴さんが「2022年、メジャーデビューです」と、にやり。
長女は、長野県オリジナル品種の『ナガノパープル』。巨峰から生まれた黒系ぶどうです。
次女は、長野県が全国一数量をもっているシャインマスカット。
さわやかな黄色系の人気品種ですが、長野県の場合は「見た目が35粒前後。
糖度は18度以上。基準を満たさず出荷したら、圃場すべて出荷停止」という、厳しい基準を設けてあるんだそうです。
そして三女が長野県オリジナル新品種の赤系ぶどう『クイーンルージュ』!まだ店頭に並んでない、市場も通ってない状況ですが、長女・次女を上回る糖度と次女並みの粒の大きさが期待されているそうです。
三姉妹とも種無しで皮ごと食べられるタイプ。
ぶどうファンならずとも要チェックの三姉妹です。
現在、三女を絶賛育成中ですので、三姉妹そろって出てくるのは2022年の予定です。楽しみ!
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【放送を聞く】

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ギター生産日本一、松本

実は、信州はギターの名産地!なんです。国内のギター出荷額の約半分が長野県。
そして、その8割を占めるのが松本市。
つまり、松本市は日本一のギター生産地なんですよ~。そのルーツは、江戸時代から受け継がれてきた伝統的工芸品・松本家具の、培われた木の文化だといいます。
現在、松本市内には5つのギターメーカーがあります。そのひとつ、(株)ディバイザーにおじゃましました。ショールームには、アコースティックギター、エレキギター、ウクレレがずら~り!圧巻です。
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WEB事業部の相澤森さんにギター生産の始まりを聞くと、「松本は、松本民芸家具に代表されるように木工加工が盛んで、職人さんが多くいらっしゃいます。
またちょっと足を延ばせば木曽もあって、漆や林業も盛んだし、木を扱う仕事自体がこの土壌で盛り上がってた…という中で、エレキギターが海外で流行って、日本でも流行って…ってなった時に、木工職人さんが“自分たちでも作れるのではないか”という発想で、ギター作りがスタートしてる、とのことです。
うちで一番長い職人の百瀬恭夫さんに聞きました」と、おっしゃいます。
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現在、ディバイザーの職人さんは35~40人くらいいらっしゃるのだそう。
印象としては、わりと若い方が多い!丁寧に丁寧に、作業なさってました~。
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ディバイザーの最近のギター製作の特徴のひとつが『日本の木をわざわざ使うこと』。
まだまだ量的には少ないけれど、8~9割は海外産の木で“このギターならこの木”という伝統的な素材になるなかで、桜を使ったギターや松、楓を使ったギターを作り始めているのだそうです。
桜のアコースティックギターはピックガードが花びら型になってたり(写真に写ってないけど…)、ネックについてるポジションマークも桜だったり、めちゃめちゃかわいい!
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楓だと葉っぱのポジションマーク!
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音の違いもあるんだそうですが、私の耳ではわかりませんでした(苦笑)。
桜とローズウッド(定番輸入木材)と比べると、「桜は、ポジティブに言うと奥ゆかしいとかぬくもりがある音ですね。
ローズウッドが“ドンシャリ”と言われてる、高い音と低い音がゴン!と出てくるのに比べると、ちょっとおとなしめ」と、相澤さん。
日本の木でギターを作る取り組みの背景には、その昔、マーチンやフェンダー、ギブソンといった「輸入ギターは高くて買えないから日本製を買おう」=「日本の木を使ったものは廉価版」といったネガティブなイメージを覆したいという思いがあるそうです。
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また、松くい虫の被害で伐採してしまうしかないアカマツを使って、エレキギターも製作しています。
これが、すっごくかっこいい!ボディに使われてて薄いブルー系の色がのせられてますが、節や木目がしっかり見えて、何だか味わい深いかっこよさ!「
普通、ギターに使う木は、木の中でも“トロ”って呼んでるんですけど、ほんとにきれいなトコだけ使うんです。
これ(アカマツエレキ)は、幅が取れなかったというのもあるし、虫が食べた跡とか、色ムラ=松くい虫のシミ、病気になった木が黒くなるとか、そこに色をのせた時に色の入り具合が変わってくるんで、コンセプト的に“逆にもう見せちまえ”って。」と、相澤さんが笑って説明してくれました。
パーソナリティの山口さんが「部屋に飾れるかっこよさ」というほどの存在感です。
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ちなみに、この「アカマツギタープロジェクト」は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて評価・表彰をする『ウッドデザイン賞』を受賞しております。
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さらに、国宝・松本城の敷地内にあった、松くい虫被害にあって伐採されたアカマツを使って、松本城のイメージでエレキギターも作ってます。
黒い漆板の松本城のイメージとぴったり!「楽都・松本」をネックのト音記号であらわしてます~。
現在は、ディバイザーのショールームにありますが、これ、お城とか博物館とかに展示してくれないかなあ。
事前に申し込めば、ショールームも工房も見学できるそうです!
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<放送を聞く>

□ (株)ディバイザー → 
http://www.deviser.co.jp/
□ 新まつもと物語 → 
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□ 長野県公式観光サイト → 
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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