6回目も奴国の中心地春日市を歩きます。
2018年11月10日

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※写真は王墓の上石
奴国の丘歴史資料館の展示館を出ますとすぐ横の小高い丘は歴史公園になっています。
歴史公園にはすぐ近くにある王墓の上石が置いてあります。
この王墓の甕棺墓からは30面の中国の前漢鏡や銅剣、銅矛、銅戈などが出土しています。
ここに眠っていたのは、志賀の島から見つかった金印~漢の倭の那の国王~の王よりも50年ほど前の王だとか。
ふた石は重さが4トンもある重いものです。
ここには甕棺が発掘当時のまま展示してある二つのドームがあります。
王墓はここから歩いて5分程北へ行ったところにあります。
王墓の近くにはあちこち空き地がありますが、これが王族の方の王墓があるところだとか。そのほんの先には武器などを作った巨大工場があった場所があります。
この辺を歩くだけでも古代都市奴国を実感できます。

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奴国の真ん中、春日市須玖交差点に『奴国の友』『弥生の輪』という表示が!これは古代史ファンとしては見逃せない。
そこは「うさぎや」という菓子処。実は、12年前と11年前に、須玖小学校の4年生たちが総合学習で取り組んだ結果生まれたお菓子なんです。
地域の事を学び、自分達のクラスのことを考え抜いて、中身、パッケージ、しおり、ネーミングなど、子供達全員で参加して作ったそうです。
「うさぎや」のご主人と先生方も全力で取り組んでの完成から12年、今も作り続ける理由は「子供達の成人式までは作る!」と、ご主人の宮崎忠義さん。
背景には教育への深い思いがありました。
通年販売の黒餡とチョコレートを挟んだ創作もなか『奴国の友』に加え、これから気温が下がると、『弥生の輪』と『ふれあいの丘』のシーズンに入ります。

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5回目は奴国の中心、春日市を歩きます。
2018年11月3日

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写真は多紐鏡の鋳型
奴国の中心になっている遺跡は須玖岡本遺跡群です。その出土品は奴国の丘歴史資料館に
展示してあります。
王墓の副葬品として出土した草葉文鏡という前漢時代の大きな珍しい鏡を始め、
坂本遺跡やタカウタ遺跡の極めて珍しい、様々な鋳型が展示してありました。
目をひいたのはガラス玉や勾玉の鋳型。土製の鋳型です。粘土で作った鋳型に
原料を流し込んで勾玉やガラス玉を大量に作ったのです。これは須玖五反田遺跡からの
出土品。
王墓のすぐ近くのタカウタ遺跡からはは把頭飾の土製の鋳型が出土。
これは銅剣の握り手の部分に飾りがついているものの鋳型で、全国的にみても大変珍しい
ものだそうです。
こういった様々な鋳型は、ここ須玖岡本遺跡群に奴国の巨大な工房があったことを証明
しています。

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新原奴山古墳群のすぐ近くに、にんにくを自社栽培している「ぎょうざの山八」の藤本大志社長。
今年もにんにくの植え付けが完了しました。
古墳近くで育つにんにくの入った山八のぎょうざは、定番から季節限定商品までいろいろ。
「11~12月はお餅とチーズの入った『もっちーず』が出てきます…」と、スタッフの藤本史子さん。
また、生き字引の堀之内美影さんのおススメは「極みだし」。
6種類の国産だしがパックに入ったお手軽だしは、いろんな使い方ができる上に捨てるとこ無し。
あっさり系の山八ぎょうざや丸ごとエビぎょうざを入れた、ぎょうざ鍋のベースにもいいそうです。
また、11月は山八大創業祭が行なわれます。福津本店は11月16~18日。
八幡西区の春さんぎょうざは11月23~25日。ぜひ、お買い得商品や抽選会を楽しんでください。

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4回目は那珂川市のとどろきの岡、安徳台を歩きます。
2018年10月27日

とどろきの岡、安徳台は9万年前の阿蘇の大噴火の灰が積もってできた台地であるということでした。広さは福岡ドームの1.5倍もある台地です。
人は住んでいません。みかん畑が一面に広がっています。
ここには弥生時代のものから室町時代のものまで埋もれているそうです。
弥生時代のものとしては甕棺が10基出土しています。
中でも注目されるのは男女の甕棺。女性の甕棺の被葬者は年令が20代、身長が157センチ、男性の被葬者は50代で身長は167センチ、右腕に43個のゴホウラ貝をつけていました。
ゴホウラ貝は南洋の海でしかとれない貴重な貝です。ですから、当時すでに南方の地域との交流があったのではないかと見られています。
そして、歴史ガイドボランティアなかがわの白水さんの話では、その貝はひょっとすると呪力を高めるためのものだったのではないかと考えれば、ここは昔から神と交信する場所であったのではないだろうか。
そうすれば神功皇后が岩を砕くために神に祈った場所として納得いく、ということでした。

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那珂川市の「裂田溝ライトアップ」が、11月7日(土)に行われます。
全長5.5kmのうち、山田区伏見神社~安徳区カワセミ公園までの1.5kmが、竹灯籠に紙灯籠、さらにイルミネーションやオブジェなどで彩られます。
8回目を迎えるこの催し、新旧住民や地元企業、市内の小中学生の参加で支えられ、広がっているのです。
史跡でありながら現役の灌漑用水路である裂田溝を催しに活かすことに動いた地元の方々の思い、ライトアップがあるからこそ育まれる地元の歴史への理解などについても、実行委員長の岩崎愈さん、那珂川市教育文化振興財団文化振興課の松永克代子さんに伺いました。
ライトアップの詳細はミリカローデン那珂川(092-954-2211)にお問い合わせください。

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3回目は那珂川市の裂田の溝(さくたのうなで)を歩きます。
2018年10月20日

裂田の溝は神功皇后が造った用水路です。伏見神社のすぐ近くにある那珂川の取水口、一の井手から約5キロ延びていて、古来、住民の生活用水として、或いは付近一帯の田畑に水を供給してきました。
裂田の溝という名前は、用水路造成中に大きな岩にぶつかったため、神功皇后が神に祈ったところ雷により破砕されたというところからきています。
このことはと日本書紀にも記載されています。
その大きな岩は、現在風化防止のためセメントで覆われていますが、水路がここで大きく迂回していますので大きな岩があったことがわかります。
この水路に沿って遊歩道が作られていますし、ここではきれいな水のあるところにしかいないといわれるカワセミやオハグロトンボも目にすることができます。
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神功皇后が応神天皇を出産なさった地とされる宇美町の宇美八幡宮。
今年年末まで、「聖母宮(しょうもぐう)御神像」…つまり神功皇后の御神像が25年に一度の御開帳を行われています。
室町末期の作と言われる像は、つややかに白く輝く肌と優しいお顔です。まさに大いなる母のお姿。
大みそかまでの土・日・祝日と、毎月5日、そして戌の日が開帳日です。
宇美八幡宮宮司の伊藤佳和さんにご案内いただきました。

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宇美八幡宮 →
http://www.umi-hachimangu.or.jp/
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2回目も那珂川市を歩きます
2018年10月13日

シーズン4は奴国から歩いています。2回目は那珂川市の伏見神社へやってきました。
神社の横を那珂川が流れています。
この神社はナマズと関係の深い神社です。ここにも神功皇后伝説が残っていました。
神功皇后は新羅に出兵しますが、その時皇后の船を助けたのがナマズだといわれます。
このためこの地域ではナマズは一切食べなかったといわれます。
そこで、神社の近くにある池ではナマズが繁殖し、戦後近くを通りかかった米軍の兵士がこれをバーベキューして腹を太らせたという話が残っていました。
また、神社の境内の銀杏の古木には、凱旋貝といわれるこれも神功皇后朝鮮出兵の折皇后の船を助けたという二枚貝が入っていました。
神功皇后ゆかりの神社にある古木には何故か不思議なことに二枚貝がいるのです。

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嘉穂郡桂川町の装飾古墳「王塚古墳」の秋の公開が10月21・22日に行われます。
「装飾古墳として国の特別史跡になっているのは奈良の高松塚古墳とキトラ古墳、そして王塚古墳の三つだけです」。
また「保存上、暗いのですが、5つの色、そして馬や人、なじみのない文様をを見てください」と、桂川町文化財振興係学芸員の長安慧さん。
先に王塚装飾古墳館で予習しておいた方がよさそうです。
また、結構待ち時間があるそうですが、その間は桂川町のみなさんがおもてなしをしてくださる「王塚古墳まつり」で楽しみましょう。
今年新登場の企画として、王塚古墳に描かれた文様を模した素焼きのおはじきに色つけをする体験なども準備されています。
いろんな古代体験や弥生猪がゆなども提供される予定です。
桂川町役場企画広報課の八児卓さんが笑顔で教えてくださいました。

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王塚古墳 → http://www.town.keisen.fukuoka.jp/ouzuka/index.html

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シーズン4 那の国からのスタートです。
2018年10月6日

シーズン4が始まりました。1回目は奴国の中心地だった那珂川市から歩きます。
那珂川市は10月1日に町から市になったばかりです。
ここには奴国があったばかりでなく、市の中心を流れる那珂川には神功皇后が造ったといわれる裂田の溝(さくたのうなで)という古代の用水路が流れています。
日本書紀にも記載されているこの裂田の溝は現在もちゃんと残っています。
この那珂川を中心に歩きます。
1回目は現人神社です。ここは全国に数千あるといわれる住吉神社発祥の地といわれます。
なのに、住吉神社ではなく、なぜ現人神社といわれるのか。
これには神功皇后が深く関わっているというお話です。
案内を引き受けていただいた「歴史ガイドボランティアなかがわ」の白水美恵子さんの深くて詳しい説明が聞けます
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新原奴山古墳群で10月7日開催の「ふくつの古墳 秋まつり」について、実行委員会代表の増田美佐子さんに教えてもらいました。テーマは「古墳を作ろう」。
会場は国道495号沿いの20号墳広場。本物の古墳の石を使ったミニ石室作りの見学や、古墳型の苔玉や古代ネックレスや勾玉作り、古墳パズルや古墳クイズなど、内容盛りだくさん!
さらに特別企画として、発掘調査中の15号墳の現地説明会や世界遺産登録一周年を記念しての餅まきも!
ボランティアガイドさんと一緒に、いつもは近づけない21号墳をフェンス内で見学したり、馬車も会場内を一周するミニコースで運行するなどお祭りのみの楽しみも。
なお、イベントが終わっても、ボランティアガイドさんの解説と古墳馬車はいつも楽しめますので、秋は新原奴山古墳群を愛でてくださいませ。
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26回目はシーズン3最終回になります。
2018年3月31日

最終回は昨年世界遺産に登録された「神宿る島・宗像沖の島と関連遺産群」のある二つの市の市長の登場です。
宗像市の谷井博美市長と福津市の原崎智仁市長です。
両市長とも昨年7月にポーランドで行われた会議には心中穏やかでない参加だったそうです。
というのは5月にイコモスから資産8件のうち4件は世界遺産と認められないという勧告が出たからです。
しかし、結果的には7月の世界遺産委員会では8件全て世界遺産に登録との逆転の決定で二人は胸をなでおろしたといいます。
今後世界遺産をどう守っていくか、これからの方針を語っていただきました。

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世界遺産のガイダンス施設としての役割も持つ「海の道むなかた館」。
この春から大型映像施設が登場しました。
中央の展示室に作られた大型スクリーンで体感する沖ノ島の映像は、すごい迫力!7月の登録一周年のタイミングで、4K映像も完成する予定だとか。
最初からある3D映像と今年から導入されたVR映像、そしてこの大型映像、それぞれの特性を活かして人々の世界遺産への理解を進め、保存につなげていくのだとか。
宗像市世界遺産登録推進室室長の徳永淳さんにお話しを聞きました。
世界遺産登録推進室は、4月から世界遺産課になるそうです。

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25回目は神社からたどる神功皇后の足跡です。
2018年3月24日

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※写真は雷神社の磐座
神功皇后は朝鮮への出兵を控え、朝鮮半島に近い糸島半島を歩いています。
そして、雷山にも登っています。その山の中腹にあるのが雷(いかづち)神社。
圧倒されるような巨木が生い茂った木々の中に神社はあります。
ここからの戦の勝利を祈ったそうです。
本殿から少し下った所にあるのが大きな岩。磐座です。ここでも皇后は神に祈ったのでしょうか。
麓におりますと宇美八幡宮があります。小高い丘の上にあり、本殿に向かって左側の道を歩いていくと古墳にぶつかります。前方後円墳です。小さな祠があります。
ここにも仲哀天皇の殯斂地の言い伝えが残っています。
そして、宮司さんは武内宿禰の子孫だといわれます。

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暖かくなり、海もだんだん穏やかになると、宗像大島へのお出かけ時です。
今回は大島に新登場したものをご紹介しています。
ひとつは「甘夏カステラ」!大島特産の甘夏と宗像産の卵を使ったもので、パッケージも魅力的。宗像市商工観光課地域おこし協力隊の近藤智子さんが作りました。
また、大島の魅力を伝える施設・大島交流館には「大島一周クルーズ」のVR(ヴァーチャルリアリティ)映像が登場しています。
宗像市世界遺産登録推進室の森昌平さんにお話しを聞きました。

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24回目は神功皇后のショウケ越えからの足跡です。
2018年3月17日

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※写真は大分八幡宮の招き猫
仲哀天皇と神功皇后は下関の豊浦宮を発ち九州へやってきます。
仲哀天皇は途中急逝しますが、神功皇后は香椎宮本拠地として熊襲討伐、そして朝鮮にも出兵して香椎へ戻ってきます。
そして、宇美で応神天皇を出産。
その後、宇美町のショウケ越えから飯塚方面へと向かいます。それからの足跡を「神功皇后の謎を解く」の著者、河村哲夫さんに伺います。
まず、神功皇后一行が向かったのは大分(だいぶ)八幡宮。
ここには応神天皇のための産湯の井戸も残っています。また、本殿の裏山は未発掘の前方後円墳もあります。
ここで、これまで従ってきた軍兵を故郷に帰らせたというところから、「おおわけ」といったそうですが、それが「だいぶ」と読まれるようになったとか。
神功皇后はこの神社から行橋方面へぬけ、周防灘から大分さらに宮崎方面へと旅をします。

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福津市の新原奴山古墳群では、遺跡周りの整備が進んでいます。
まずは4月から、展望所エリアの整備が完成、利用がスタートします。
展望エリアが広がり、遊歩道へのアプローチも変更されて、これまでよりスムーズに展望が楽しめるようになるとのこと。
お手洗いや東屋もできあがります。
また、古墳そのものの崩落を防ぐためになされる保全工事に伴って行われる調査も、来年度はさらに進み、新たな発見が報告されるかもしれません。
福津市教育委員会文化財課史跡整備係長の井浦一さんに伺いました。
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23回目は 世界遺産に登録された「神宿る島・沖の島とその関連遺産群」のひとつ、新原・奴山古墳群について
2018年3月10日

新原・奴山古墳群は沖の島の祭祀を司った宗像氏の古墳だといわれます。
前方後円墳5基を含む41基の古墳があります。
この古墳の中の横穴式石室について、そしてさらに古墳から見える宗像氏を探っていきます。
お話を九州国立博物館、展示課研究員の小嶋 篤さんに伺います。
小嶋さんの話によりますと新原・奴山古墳の横穴式石室は宗像型ともえる特徴をもっており、玄室の入り口~玄門が他の九州各地にある石室と違って、立てた石を使わず、石を横に並べた作りだそうです。
しかも、糸島型と違って穴を深く掘って作るので、石室の上にのせる天井石が比較的楽に乗せやすいという特徴をもってるとか。
そして、こういった宗像型横穴式石室は東は遠賀川から西は古賀市の花鶴川までの範囲、かつての宗像郡の範囲で作られていたんだそうです。

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春の「道の駅むなかた」は、毎年恒例『いちごまつり』がおすすめです。
出品されるイチゴに付いているイチゴちゃんシールを集めるとお買い物券がもらえます。
近隣店舗も含めての大展開ですので、いろんな種類のイチゴや、イチゴスイーツの食べくらべをぜひお楽しみに。
また水揚げから1時間でお店に並ぶ『超鮮度』がウリのお魚も外せません。
メバル・カサゴ・レンコダイなどの春のお魚に、大島や地島産のアカモクやワカメなど「毎日食べてほしい」と、営業部水産・加工課長の林信宏さん。
4月下旬には「おみやげ館」がいよいよオープン、5月11~13日は周年祭、と、「道の駅むなかた」はますます盛り上がります。

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