Monthly Archive for 9月, 2016

秋の楽しみ~リンゴ

信州の秋といえばリンゴの季節!信州各地で「リンゴの木のオーナー制度」というのが展開されていますが、今年は我らがスナッピーが、松本市の『道の駅今井恵みの里』の観光農園で、りんごの木のオーナーにならせていただきました。3月にスナッピー卒業取材で江口香織が木を決めました。
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そして6月。スナッピー吉野千緩が摘果作業にチャレンジ!
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道の駅今井恵みの里・駅長の犬飼公紀さんの指導のもと、余分な実を切っていきます。
リンゴの花は桜の花と咲き方が似ていて、枝先に5~6の花が付き、それがそのまま実になります。
ところがそれでは大きいおいしいリンゴにならない。ので、真ん中のひとつだけを残し、周りの実は切り落としてしまいます。これが摘果。
「リンゴ栽培の一年の中で一番手間がかかるのが摘果作業」と、犬飼駅長。
また、この一回だけで摘果は終わらないのです。
「一つにしたのを、しばらくしてリンゴがはっきりしてきたら、さらに半分くらい落として数量を減らして玉を大きくする。見直し摘果っていうのをやるだ。見直しの時は、形とかリンゴのついてる元に葉があるかないかで見ていくから。
葉があるとリンゴが大きくなったり糖度がのったり、色もよくつく。だから葉は切っちゃいけない」と。
つまり、あせって葉や真ん中のリンゴを切ってしまうと、実が大きくならないから要注意。
スナッピー吉野、はりきって摘果に挑戦しましたが…。「あ~」と、イヤなつぶやきが…。予想通り、真ん中を…。それはさあ、とっとくトコだよね、吉野…。
しかも今、葉っぱ切ったよね?吉野…。犬飼駅長曰く「リンゴ農家には嫁にいけないな」。どうか、りっぱなリンゴになりますように…。
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育つときには必要な葉っぱですが、色づく頃には不要になるそうです。
「色づく時には葉を取っちゃうの。で、全体に日を当てて色を付けていくだ。色つけるのと摘果作業が年間で一番手間がかかる。どうしても人間の手でやらなきゃなのが、この2つの作業だね」と、犬飼駅長。愛情と手間をかけて育ててらっしゃるリンゴですから、今、摘果作業で落としたリンゴの活用法も研究中なのだそう。どんなものが生まれるのか、楽しみです。
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□  道の駅今井恵みの里 → 
http://www.imai-megumi.com/

□  新まつもと物語 → 
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/

□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

秋の楽しみ~紅葉

9月も末になると、標高2500~2000mあたりでは紅葉が始まる信州。
例えば、小谷村の栂池自然園(1900m)では、屏風絵と油絵をかけあわせたような濃い紅葉が広がります。
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また、駒ヶ根市の千畳敷カール(2600m)では、せまる岩肌とこんもりした赤やオレンジの組み合わせが面白い光景が見られます。
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標高1500mの上高地では…お盆を過ぎると秋の気配が漂い始めるそうですが、紅葉というより黄葉になるのが11月初めごろだそう。
五千尺ロッジ・支配人の林典之さん曰く「カラマツの黄葉がきれいですねえ。
まさに黄金色が梓川の川べりに並ぶんです。これが一番好きですねえ。
1週間から10日くらいで葉が落ちちゃうんですが、そうすると地面が一面黄金色のじゅうたんみたいになるんです。これがきれいかなあ、と」と、おっしゃってました。
11月下旬には閉鎖されてしまう上高地。黄金色の秋を見に、ぜひお出かけください。
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□ 五千尺ロッヂ → 
http://lodge.gosenjaku.co.jp/

□ 上高地 → 
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□    新まつもと物語 → 
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アートの町・信州新町

信州新町のもうひとつの顔は、アートの町。琅鶴湖(ろうかくこ)という湖…と言っても犀川の流れをせき止めたダム湖ですが、そのほとりに「信州新町美術館」と「有島生馬記念館」と「信州新町化石博物館」が並んでいます。
とってもステキなロケーションです。しかし難しい湖の名前…。「湖の形が鶴が飛び立つように見えることと、色がとても青いことから付けられたんです。
琅というのはエメラルドグリーンの色のことです」と、信州新町美術館館長の瀧澤一彦さんが名前の意味を教えてくれました。
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その名付け親は画家で書家の有島生馬。美術に疎い私は“有島武郎の弟”と言われて、ようやく納得。
(有島武郎は「或る女」とか「カインの末裔」などを書いた小説家)ちなみに末の弟は里見惇。
えび茶色の洋館が有島生馬記念館ですが、これは、鎌倉にあったものを移設したのだそう。生馬の名付けた湖のほとりに、愛した家と作品・資料が保存されているのはなかなかです。
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また、信州新町美術館は、戦後の荒廃期の昭和22年、二期会の創立委員でもある画家の栗原信がこの地を訪れた時に、「フランスではどこに行っても小さいミュゼ(美術館)があった。
戦後復興していくには、教育や文化が大事になります。私はそういうものを作っていきたい」と、提言したことをきっかけに生まれたそうです。
数十年をかけて、美術室から美術館に拡大していったのは、地元の人々の想いと多くの美術作家やコレクターからの寄付によるものです。
また、信州新町化石博物館では、この地から発掘されたクジラやセイウチの仲間の化石も見られますよ~。

□ 信州新町美術館ほか →
http://www.ngn.janis.or.jp/~shinmachi-museum/index.html

□ 信州新町観光協会 →
http://shin-machi.com/

□ 長野市観光 →
https://www.nagano-cvb.or.jp/

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ジンギスカンの町・信州新町

実は、長野県は北海道に次ぐジンギスカンの里だったんです!なかでも長野市信州新町には『ジンギスカン街道』なるものが存在しています。
国道19号線沿いにジンギスカン屋さんが点在しています。信州新町観光協会副会長で「ろうかく荘」というジンギスカン屋さんもなさっている清水孝直さんにいろいろ教えてもらいました。
「ジンギスカンと言えば、ドーム型の鉄板(鉄鍋)にキャベツとかを敷いて焼き、羊肉も焼く…」と私が言ったら、清水さんが「それは北海道」とぴしゃり。
お?「こっちは鉄鍋だけど、間が空いてる鍋。汁を下に落として焼くから臭みが減る…ぜいたくな食べ方だね」と、清水さん。
また信州新町のジンギスカンは“漬けこみタイプ”というのが特徴だと。しかも味付けは、店ごとに違いがあると言います。その理由は「もともとが家庭料理だから」なんだそう。
昔、各家では羊を飼って毛を刈り、羊が老いると食料としていただいていたのです。その食文化を町が後押しして特産品にしていったのだそう。
昔から我が家の味付けで食べていたのに加え、スーパーでも独自の味付けジンギスカンが販売され、給食にもジンギスカンが出るのだとか。
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さらに調べてみると、信州新町でのめん羊飼育は昭和5年から始まったようで、その頃は毛と肉、両方使えるコリデールやメリノーが飼われていたそうです。
信州の乾燥した気候が羊の飼育に適していたのと、信州で盛んだった養蚕業から出る蚕渣、さらに豆がらが羊の飼料になったことから、昭和20年代後半には4000頭の羊が信州新町で飼われていました。
その後下火になったのですが、昭和57年から肉用のサフォーク種の飼育が始まり、ここに伝統の漬けこみ技が組み合わさって現在に至っているわけです。
お話を聞いた後、ランチは「ジンギスカン荘」というお店でいただきました。
漬けこみダレはちょっとリンゴ風味。もりもりおいしくいただきました~。
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□ 信州新町観光協会 → 
http://shin-machi.com/

□    長野市観光 → 
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ほんとの山でマウンテンバイク

曲芸的な乗り方もできるマウンテンバイク。比較的軽い車体と衝撃への耐性に優れ、舗装されてない道を走ったり段差を越えたり、もちろん街乗りとしても愛されている自転車ですが、このマウンテンバイクをリアルに山で乗せてもらいました。
場所は国営アルプスあづみの公園・大町松川地区。
今夏、公園の全面オープン時にマウンテンバイクのコースができました。
入場料のみで、自転車とヘルメットのレンタルがありますし、自分の自転車も持ち込めます。
国営アルプスあづみの公園企画運営係長の尾澤彰さんに「自転車に乗れるなら、初心者でも大丈夫ですよ」と太鼓判を押してもらって、初心者コース=ポタリングコース(2.8km)にチャレンジしました。走路は砂利敷き。
幅は3mくらいありますので並走可能です。「林間散歩、森の中の散歩を楽しんでいただくコースです。
傾斜もつづらに登って行くのでそんなに急じゃありませんし。上に向かってゆーっくり登って、ゆーっくり下ってくるような感じです」と、尾澤さん。
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「いざ!」とこぎだしたら、ギアの設定が軽くて、ふらふら×ぐらぐら…。あわててギアを重くして再挑戦。

おお。こりゃ軽い。こぎやすい。ちょーっと緊張はするけど楽しくなってきました。
一番のトキメキは光の変化!コースの前半は1cmくらいのキラキラのかけらが降ってくるような印象でしたが、後半は1mm以下の細かい光の粒粒がミスト状に舞う感じです。
なぜだろう?という私の疑問に、尾澤さん曰く「たぶん木の種類…林の種類ですね。前半はコナラとか広葉樹が主体の林なので、葉っぱが広いんです。
後半はカラマツとか針葉樹が主体になってくるので。木の種類によって、光の粒が変わってくるんだと思います」と。おおお。これも公園の広さあるゆえですねえ。
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途中、少しだけ中級車用のテクニカルトレイルコースにもチャレンジさせてもらいました。走路は土むきだしの登山道状態。

途中に、道路の側溝を巨大化させたようなU字型の溝というか谷状の部分があります。
高さは1mくらいで、底の部分が2mくらいかな?ここを、いわゆる立ちこぎしてるような体制で走り抜ける!…いやあ、なんとかやれるもんですな。達成感は半端ないです(笑)。
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入り口近くには土を盛って固めたこぶこぶのコースエリアがあります。ここはスキルアップエリア。
「パンプアップトラックといって、ペダルをこがないで体重移動だけで自転車が進んでいくコースになってます。ここで練習してから上級のコースにチャレンジできます」と、尾澤さん。
これが、かなり難しい。汗だく必至。でも3つくらいはこぶを越えられましたよ~。
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緑と光に包まれてのマウンテンバイク体験。おすすめです~。

 

□ 国営アルプスあづみの公園・大町松川地区
→ http://www.azumino-koen.jp/oomachi_matsukawa/index.php

□    大町市観光協会 →
http://www.kanko-omachi.gr.jp/

□ FDA フジドリームエアラインズ →
http://www.fujidream.co.jp/

「窓ぎわのトットちゃん」の世界

多くの人が読んだであろうベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』。
タレントで女優の黒柳徹子さんがご自身の幼少期のお話を書き、いわさきちひろさんの画が表紙や挿絵に使われています。
そこからのご縁で、黒柳さんは「ちひろ美術館」の館長を務めてらっしゃいます。
で、今夏、本の中に出てくる、トットちゃんが通っていたトモエ学園の電車の教室が、松川村の安曇野ちひろ公園にOPENしました。
この公園内には安曇野ちひろ美術館があります。案内してくれたのは、安曇野ちひろ美術館の畔栁彩世(くろやなぎさよ)さん。
「え?くろやなぎさん?」と、お尋ねしたら、「漢字も違うし、親戚ではありません(笑)」と畔栁さん。
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電車は2両編成。1920年代製の「モハ」と「デハニ」という、実際運用されていた車両の引退後を運んだものです。
ゆえに「トットちゃん」ファンや「ちひろ」ファンだけでなく「鉄道」ファンが集まってくるという…(笑)。
教室より連結器やライト、運転席に夢中なお客さまもちらほら。何を隠そう私も鉄分高めなので、Wミーニングでウキウキです。
さて、ここの電車は手前が図書館。後ろが電車の教室の再現になっています。
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図書館車両は、窓を背に長いベンチ型の座席があって、乗り物に関する絵本や、トットちゃんに関する本、ユニバーサルデザインやバリアフリー関連の本を自由に読むことができます。
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教室車両は、前に黒板、机と椅子、網棚に子供たちの荷物が置かれています。道具類は当時と同年代に使われていた学校の道具などをそろえたそう。
机やいす、棚などは、地元の池田工業高校の生徒さん達が制作協力してくれたものだとか。
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さらにこんな見どころがあると、畔栁さん。「この教室、本に出てくるクラスメートの好きな教科などに合わせて、学芸員が“ここは○○ちゃんの席”というのをイメージしながら机の上のものを考えて置いてあるんです。
例えば、ビーカーや理科の道具が置いてあるのは、トットちゃんが一番仲良しだったヤスアキくん…たいちゃんの机です。
この方、将来学者になった方なんですけども」と。一番後ろにあるのはトットちゃんの席。
トットちゃんが書いたであろう…と作文をイメージして置いてあります。
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学校に来ると、網棚の上のところにランドセルをぽーんと投げて席についていた…という描写も再現させています。
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電車の周りには、トットちゃんがたいちゃんを投げ飛ばしたお相撲の土俵や、トットちゃんがお財布を落とした汲み取り口などが作られていて、いたる所にトットちゃんの世界の再現ポイントが用意されています。
このポイントを巡るオリエンテーリングもあって、完成するとオリジナルバッジがもらえたりします。
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安曇野ちひろ美術館内もトットちゃん関連の展示が企画されていました。畔栁さんが意外なことを教えてくれました。
「実は、黒柳さんとちひろさんって、実際にお会いになった事がないんです。
ちひろさんが亡くなったことを新聞で知った黒柳さんは“子供の味方がいなくなってしまった”と涙したそうです。
その後遺族と手紙での交流が始まり、『トットちゃん』で自分の幼少期を書こうと決めた時に、遺族と一緒に、ちひろさんが遺したものの中から絵を選んで作っていったそうです。
まるで一緒に作ったかのように、絵と物語がぴったり合っていて、2人の作品だと受け取れると思うんです」とのこと。
ちひろの作品は、子供の手や指の動きをよく観察して描かれていて、「一瞬をとらえるのがさすがだなあ」と、畔栁さんは感じるそうです。
「仕草のひとつひとつが自分の近い人(子)と重ねあわせて観ていただけるのではないでしょうか」ともおっしゃってました。
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電車の教室ができた記念のお菓子も登場してましたよ~。
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□ 安曇野ちひろ美術館 →
http://www.chihiro.jp/azumino/

□ 松川村観光協会 →
http://www.matsukawamura.com/

□ FDA フジドリームエアラインズ →
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