Monthly Archive for 8月, 2016

もっとディープに上高地!

日本を代表する山岳リゾート地・上高地。穂高連峰を見ながら、梓川にかかる河童橋を中心に、上流の明神池までのエリアを散策したり、下流の大正池を散策したり…がメジャーですが、「もっと上高地の魅力を満喫するには『徳沢』へ行くべきです!」と勧めてくれたのが、松本市観光温泉課の大野慧悟さん。
「上高地から見る穂高連峰の姿というのが、穂高連峰の一般的イメージだと思いますけど、その奥にもまったく違った上高地がある、というのは一つのおすすめポイントですね」と、おっしゃいます。
休みがあれば北アルプスを登りまくっているだけのことはある、頼もしい発言です。
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徳沢は、河童橋から10kmくらい奥。歩いて2時間ほどですが、ほぼ高低差がないのが安心材料です。徳沢に着くと、前穂高岳がきれいに見えています。
しかも、河童橋から見るのと形が違う…?「河童橋からだと前穂高岳って手前のピークだけが見えてます。奥まった6つの峰を見るには徳沢まで来なくちゃ見られません。
前穂高は切り立った断崖絶壁で、3000m峰が6つギザギザ並んでいて、のこぎりの歯のような形なんです。
山を登る人にとっては“あそこに登ってみたい”とそそられる山なんです。この圧倒的なスケールと存在感は徳沢でしか味わえないんですよ」と、大野さん。
確かに。見てるだけでワクワクする、血がたぎる感じがします。登りたいとは思わないけど…(苦笑)。
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この徳沢、木立の中に草地があり、そこに登山者やハイカーたちのカラフルなテントが並んでいて、ステキな景色です。
江戸時代に木を切り抱いていた場所で、明治時代には牧場として開発されたそうで、その名残りのつくりだとか。
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で、この徳沢に来たら食べるべき逸品が、『徳沢園』のソフトクリーム!引きずらない甘さがとっても美味!「この甘さが山で疲れた体にいいんですよ~。このソフトクリームを求めて山に登る人もいるくらいです」と、大野さん。

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ガンガン山登りしなくても、徳沢まで来て、ソフトクリーム食べて、お昼寝して、読書して…と、こののルートは静かな山旅が楽しめるのだと、大野さんは薦めてくれました。
実際、草地に寝転がると、軽くて透明な空気に包まれ、頭上の木々が緑のタオルケットのようで心地いいんです。
ふんわりした木々の香りに加え、ささやきあうような木洩れ日のキラメキや鳥のさえずりに心身が癒される感じ。これは、いい!
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ちなみにこの徳沢園。井上靖の小説『氷壁』の舞台になった山小屋です。
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河童橋から往復4時間くらい。高低差が50mくらいなのでハイキングレベルです。
例えば朝8時に河童橋を出て、10時に徳沢園でソフトクリームを食べ、ちょっとお昼寝して、河童橋に戻って遅めのランチ。
帰りに疲れを癒しに温泉へ…というコースも提案してくれましたよ~。「秋、葉っぱが落ちて紅葉が終わると、山がもっときれいにクリアに見えますよ」とも。
10月には穂高の山頂には雪が舞うくらいになるので、より山姿が美しいかも。
徳沢園から2~3分進んで梓川の川岸まで行くと、またおもしろい景色が見えます。
松本平の人々が愛する山『常念岳』の背中側が、見えるんです。
松本の街なかからだときれいな三角形に見える山ですが、長く奥に向かって稜線が続いていて、色も白っぽくて、違う山みたい。
不思議な感覚です。「山の反対側が見られるということは、おもしろいことだと思います。
山に登らなくても、こういう景色を楽しむ…場所によって形を変える山々を楽しんでもらえると思います」と、大野さん。
北アルプスを挟んで回り込んで見られる景色。これはおもしろいです!松本-安曇野-上高地-北アルプスの位置関係を、体感できた山旅でした!
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□ 新まつもと物語 → 
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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大町市・アルプスあづみの公園で涼む!

今年、国営アルプスあづみの公園が全面オープンしました。安曇野・堀金地区と大町・松川地区のふたつに分かれるこの公園。
とにかく広い!(イメージとしては、同じ国営公園の海ノ中道海浜公園や吉野ヶ里歴史公園を思い浮かべてみてください)その、アルプスあづみの公園の大町・松川地区で、楽しい&涼しい遊びをさせてもらいました。
標高690~890mの森林エリアに142haの公園敷地が広がってますが、アルプスあづみの公園・企画運営係長の尾澤彰さんが連れていってくださったのは「スプラッシュリバー」という、滝がある川。
北アルプスの天然プールです。北アルプスから流れてきた乳川(ちがわ)に、幅50m2段の砂防堰堤が作られていて、それが滝になっていて、その流れの中で遊べるんです。
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石がゴロゴロしているので履物は必須。ざぶざぶ川へ入っていくと…。「うわっ!冷たっ!でも、気持ちいい~(笑)」と、思った私。
しかし10秒後には「痛っ…痛い。冷た痛いっ」と、変化。
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しかし、どんどん楽しくなってきて、無駄にテンションが上がっていく感じです。尾澤さん曰く「何があるわけじゃないんですけど、楽しいんですよね。
プールとかとは全然違うんです。滝があるんで、テンション上がるんですよね」と。
そうそう。もう、まわりの子供も友達!って勢いになっちゃうんですよ~。
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この乳川(ちがわ)の源流は北アルプスの餓鬼岳で、花崗岩でできてる山だそうです。
花崗岩の砂はきれいな白で、その砂が流れている川が白く見えるので、乳のように見える川=乳川と名前が付いたんだそうです。
昔の人はなかなかいいネーミングをされますねえ。
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また、公園内は、森の中をウッドチップで整えた散策路を歩いて楽しむことができます。
そこにはクマに関するクイズラリーが用意されています。「ここは日本で一番ツキノワグマが生息している地域なんです。
公園内に入ってこないとも限らないので、もしもに備えて、対処法をクイズにして子供たちに伝えてます」と、尾澤さん。
「誤解も多いんです。ツキノワグマはおそろしい動物というより、臆病な動物です。そもそも主食はどんぐりや木の実で、子グマを守るためにとか、出会い頭にびっくりして手を出したとかが事故につながってるんです」とも。
「このへんに住む子にはつきまとう問題ですから。クマは必ずいますから。地元の子供への教えでもあり、他から来た人にも誤解せず、必要以上に恐れないでもらえれば、という思いでの取り組みです」と、おっしゃってました。

楽しみながら、大切なことを学んで身につけられる…それがこの公園のすごいところだと、思います。
ちなみに秋はスポーツをテーマにいろんなイベントが予定されているそうですよ~。
9月の土日祝日には、渓流釣りをして、ニジマスを釣って、塩焼きにして食べる!企画があるんですって!いいなあ。
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□ 国営アルプスあづみの公園 → 
http://www.azumino-koen.jp/

□ 大町市観光協会 → 
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第一回山の日記念全国大会in上高地

今年から「山の日」として国民の休日となった8月11日。その第一回記念の全国大会が、長野県松本市で行われました。
11日に上高地で行われた式典には、皇太子殿下と雅子妃殿下、そして愛子内親王殿下がご臨席になられました。
なんと、愛子さまにおかれましては、初の地方公務!チェックの山シャツ姿の雅子さまは、通常の公務時より和やかな笑顔に見えました。
これは、やはり上高地効果かしら?また、愛子さまは壇上でなく一般客と一緒のエリアのテント内にいらしたので、私からは、退場なさる時の後頭部しか見えなかったけど、キラキラした空気が漂ってました。
式典会場のステージのバックには上高地の森の木々。その奥には穂高連峰の稜線が走り、その上には明るい水色の空。
8:30の気温は16℃。さわやかすぎるほどのさわやかさ!
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式典は、古くから安全登山に欠かせない道具のひとつである山鐘の音色でスタートしました。松本市坪田副市長と地元の子供が鳴らします。
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この式典のドレスコードは「山の服装」。みんな山シャツや、ジャケット、山用パンツやスカートに山帽子です。
殿下御臨席でスーツ姿が皆無の式典って、激レアではないでしょうか?松本市観光大使のお三方もこんな感じ(左から感動経営コンサルタントの臥龍さん、RKBラジオの赤司、そしてFDA・フジドリームエアラインズの久保専務)。
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いろんな方々の山への想いが語られるなか、ちょうど松本市で開催中の「セイジオザワ松本フェスティバル」から、特別編成の『セイジオザワ松本ブラスアンサンブル』の演奏も披露されました。
世界的トランペット奏者のティモシー・モリソンさん(映画『JFK』『プライベートライアン』なども演奏。ジブリ作品も)が指揮をされました。
ヘンデル作曲の「王宮の花火の音楽」から『序曲』『歓喜』が演奏されたのですが、それを聴きながら穂高連峰の稜線を見ていると、思わず涙が出てきちゃいました。
素直に感動。まさかヘンデルと上高地が、穂高連峰がこんなにぴったりくるなんて…。
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さらにミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」から『テーマ』『一人ぼっちの羊飼い』『エーデルワイス』『ドレミの歌』と、耳馴染みのある曲を演奏してくれました。
その時思い出したんです。西糸屋山荘のご主人・奥原宰さんが「スイス人曰く、“上高地はスイスよりスイスらしい景色”が一目で広がってる場所”らしいですよ」と、おっしゃってたことを。
ああ。ほんとに。どこからかジュリー・アンドリュースが走ってきて歌っても不思議がないくらいです。
地元の子供たちの「山は私たちのたからもの。みんなここで生き、生かされています。
きれいな山、自然や文化を守るため、山への恩返しとして、自分たちにできることから始めましょう」という宣言が、心にしみた一日でした。
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□ セイジオザワ松本フェスティバル → 
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上高地で山岳リゾート!

涼しさ、景色の美しさ、水や空気のきらめき…。標高1500mの上高地での避暑ポイントを挙げるときりがない感じです。
五千尺ホテル総支配人の田中寿穂さんも「“高原”とよばれる山岳リゾート地の中でも上高地は特別」と、おっしゃいます。
そのポイントは、上高地の真ん中を流れる清流・梓川だと教えてくれました。「山岳リゾート地で真ん中に川が流れてる立地条件って、なかなかないんです。
特に上高地みたいに目の前に川が流れているのは。で、この梓川の水温が年じゅう6℃。夏はその上を通った空気が自然のクーラーになって温度を下げるんです。
真夏、8月でも河童橋の上に10分もいれば寒いですからね」と。真夏でも上高地の朝晩は18℃くらいの気温。
日中は30℃になるけれど、日陰に入ると体感で5℃くらい下がるそうです。湿気もなくさらさらした空気が心地いいんだそうですよ。
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そして、夜は涼しさだけでなく、驚きの現象も見られるそう。「夜になると、気温差が大きくなるので、5分おきくらいにもやが出て、晴れて、出て、晴れて…。
神秘的な時間が過ごせます。これは夜しか出てこない。これはすごいですよ」と、田中さん。あああ、やっぱり上高地には泊まらなきゃもったいない!夜は満天の星空が楽しめますし!狙い目は22時以降。
上高地の街灯は、条例で22時消灯と決められています。目に入る明かりが少なくなってからがいいんです。
さらに美しい星を狙うなら、0時過ぎてから。各宿の部屋からの明かりの漏れがなくなって、より星空が見やすくなります。
また、雨が降っても大丈夫。今年の6月、けっこうな雨降りの中、散策をしましたが、全然イヤじゃないんです。
雨の降り方が、軽やかで、真っ直ぐ降り落ちてくる感じで、ポンチョと傘で万全の態勢。
田中さんも「雨の上高地のほうがきれい、実は。葉っぱとかのホコリが全部落とされて。さらに梓川も濁りませんから。
しかも雨上がりの上高地は最高ですからねえ。雲がばーーっと上に上がっていくところの神秘さは、ほんとに神様が降りた地。
神降地→上高地のいわれは、そこからきてるんだなあって、感じますよ」と、おっしゃってました。
どんなお天気でも、すばらしい景色を見せてくれる上高地。ぜひ、ぜひ、お出かけください。
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