Monthly Archive for 3月, 2016

門司出身 カラマツ染め作家さん

長野県朝日村でがんばってらっしゃる北九州出身者に出会うことができました。
正しくは、カラマツだけでなく「草木染め」作家の大久保匡晃さん。門司のご出身です。
カラマツや赤ジソ、アカネなど、朝日村で採れた植物を使って染物をし、『草木染めmito(ミト)~ヒト・コト・オト~』というブランドを立ち上げてらっしゃいます。
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カラマツ染めって聞いたことないでしょ?たぶん大久保さんの他にやってる人、いないと思います。
こんなかっこいいグレー、ちょっと砂地っぽい土色が入ったようなグレーに仕上がります。
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カラマツの木の皮を剥いで、それを煮詰めて染料を作って染めていくそうですが、「朝日村はカラマツが特産、というか山の素材で一番多い植物なので、“カラマツで何かできないかなあ”って村長も言ってて、“染物で使えるかやってみます”って試しにやったのが最初です。
そしたら“スゴイ!こんな色出るんだ”って思って」と、大久保さん。
「今まで捨てられていたところを使って何かできないか」と思っていたことが実現した喜びは大きいけれど、作業はたいへんなんだそうです。
「扱いにくいんですよ、今でも。手間が、ほかの草木に比べるとすごくかかるんです。
細かいトゲみたいなのが樹皮にいっぱいついてて、樹皮を煮出してそのまま染料にすると、全部繊維に入りこんじゃってチクチクイガイガするんです。
何とか濾してイガを取って染めるんですけど、めんどくさい…正直やりたくない…でも、いい色が出るので“やる価値あるなあ”ってやってますけどね」と、苦笑いしながら話してくださいました。
アカネや赤ジソはこんな感じに仕上がります。もちろん藍染もいろいろ。
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2015年の1月から朝日村に住んでいる大久保さん。染物の素材が採れるところを探して信州にたどり着いたそうです。
「東京だと、素材を買って、染めて、売る、となる。ちょっとやってる意味がわからなくなって。
染めるための素材はわざわざ買わなくても、田舎に行けば山に入ればいくらでもあるので、そういう生活をしようということで妻とこっちに来ました。
その場所で採れたものを使おうと」と、大久保さん。
朝日村に住んでみて、消防団や地区の集会など体験したことがないことがたくさんあった、と言います。
また「近所の人が、僕がいない時でも玄関に野菜を置いててくれたりして。村・地区全体が家族ぐるみで付き合ってる感じ」だそう。
大久保さんは、ご自身の仕事の特性を活かして、朝日村の『地域おこし協力隊』としての活動もなさっています。
それが、草木染め体験のワークショップ。私も(今回の取材チームを含めて)藍染にチャレンジさせてもらいました。
デザインを決めて、木綿の晒しを輪ゴムでしばって、
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染料の中に浸けこみます。みんなで「いーち、にーい…」と数えながら、さらに浸けこみます。
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絞ってまた浸けこんで…途中で輪ゴムが外れても全然OK。縛りなおせばいいだけでなく、その方が模様の出かたに変化が出ておもしろいくらいなんですって。
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さらに浸けこみ、仕上げの濃淡に合わせて調整して、
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水でざぶざぶ洗って(これが冷たいんだ!)
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輪ゴムを外してみます。ドキドキ…。
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さあ、完成!
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できばえは十人十色。それぞれが大満足!旅した思い出を作品にして持って帰るのって、なんだか楽しい。嬉しい。これは最高のお土産です。
大久保さん、ありがとうございます~。
□ 朝日村 →
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□ 松本地域観光ガイド →
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□ 新まつもと物語 →
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□ FDA フジドリームエアラインズ →
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松本民芸家具

松本を代表する工芸品のひとつ、松本民芸家具。深い茶色に、しっかりとした美しい細工が特徴の家具は、心を落ち着かせてくれる力を持っています。
松本市街地だと「ホテル花月」や喫茶店の「まるも」、また上高地の「五千尺ホテル」など、各所でその施設の雰囲気を作り出している家具でもあります。
テーブルやタンス、中でも椅子は、木製の椅子に関しては日本最高峰と言われるほどなのだそうです。
「民芸=民衆工芸の精神を追求した家具は、実直なものづくりをなされたものでなくては。
変に奇をてらったり自分を主張するものではなく、常に使う人たちのことを考え、人の暮らしの助けになるように」と、松本民芸家具・常務取締役の池田素民さんがおっしゃいます。
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松本民芸家具の主原料はミズメザクラ。
この木は「堅くて丈夫で、長年の使用に耐えられる。また日本にしか生えてない日本固有の木」なんだそう。
カンナが木を削る音が響く工房には、大量の木型やおびただしい種類のカンナが並んでいます。
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ひとつの製品が完成するまで一人の職人さんが担当する決まりになっているそうで、最後に担当した職人さんの名前が入れられます。
作るものに責任を負うというのがひとつ。また違う職人さんが同じタイプの製品を作るのですが、それぞれの製品の出来は同じでないといけない。
でも、もしも故障して製品が戻ってきた時に、分析をするのだけれど誰が作ったものかわからないとうまくフィードバックできないので、それを防ぐというのがひとつ。
作品と工業製品のいいとこ取りを実行しているのだそうです。
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見学に伺った時、職人さんはみんな窓に向かって作業をなさってました。これは「午前中はみんな削り仕事をするんです。
モノのディテールに一番こだわるんですが、陰影を見るのにお日さまの光が一番いいんです。
蛍光灯では凹凸がきちんと見えない」からなんだとのこと。午後は組みの仕事をするのが基本なんですって。
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また池田さん曰く「うちの家具のひとつの特徴として、地元にすごく愛された。これは大きいんです。地元の人たちが“いいもんだね”って言って、みんな使ってくれた。
松本じゅうで育ててもらったようなものです。家具なんて作っただけじゃダメなんです。使ってくれる人がいなきゃダメ。
『丈夫で長持ちするもの』って、自分たちで100万だら言ったって、使ってもらわなきゃ、その実績はでないんです。
それが自然に松本の平の人たちが使ってくれて、使いこんでくれて、時には叱咤してくれて…それがあった。
気づいたら60年70年の時間の中で、昔作ったものが今でも使い続けられていて“やっぱりよくできてたわ”って話になるわけです」と、池田さん。
町の外では有名だけど地元じゃ使われてない、なんてことがない、本当に地元に愛されている製品なんですねえ。
確かに街の中を歩くと、薬局の中に椅子が一脚とか、酒屋さんの机がひとつとか、松本民芸家具の存在が光ってますもん。
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山に囲まれて木材が豊富なこともありますが、松本は材木の感想に適した環境だということも木工業の発展に影響しています。
「松本はいつも南から北に風が吹き抜けている場所です。それに晴天率が全国一高くて非常に湿度が低い」と、池田さんが教えてくれました。
また、松本の木工が盛んになったのは、安土桃山時代からだと言われているそうです。
つまり松本城築城とほぼ同じ時期に始まっている、と。おそらく築城の時に様々な大工が、しかも名うての大工が集まってきたのだろうと。
今みたいにすぐに建物ができるわけではないので、建てている間にそういう人たちが松本に住みついてしまう。
それが、大工、建具屋、家具屋になっていったのではないか、というのが池田さんの説です。
また、松本の木工を分析していくと、割と建築の延長線上にある組み方が多く、複雑な組み方をして、ものすごく丈夫に作るのが特徴なのだと。
それを外側に“いかにも組んだ”ように見せない、みんな内側に隠してしまうのだとのこと。
というのは、建物で考えると…建物の場合は雨風に当たるので、組んであるところが外に出ているとそこが腐ってしまう。
そうならないように中にみんな隠しちゃう。そういう組み方が松本の家具作りにもよく見られると、池田さん。おもしろいですねえ
。高価なものなので、おいそれと買えるものではありませんが、見学だけでも楽しい松本民芸家具。
また、大物だけでなく額やペン立て、茶托もあります。同じ精神の延長線上で作られた美しいものを手にするチャンスもありますよ。
職人さんの魂を感じてください!
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「真澄」蔵元 宮坂醸造

福岡の百貨店でも手に入る唯一の信州の地酒が「真澄」。真澄のラインナップが生まれる、諏訪湖畔にある本社・諏訪蔵におじゃまさせていただきました。
どっしりと、でもシンプルでモダンな店の造りは、おしゃれでワクワクしちゃいます。
お話は、宮坂酒造株式会社 生産本部長で総杜氏の那須賢二さん。
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「真澄」の特徴について那須さんは、「香りがほどほどにあり、味が柔らかいお酒。それを意識して作っています。
水でお酒の味が変わりますが、ここはもともと水がいい場所なんです。軟水なので柔らかいお酒になりますね」と、おっしゃいます。
「諏訪のいい水といい環境がお酒のおいしさにつながっている」という那須さん。
環境がいいというのは、空気中の汚染物質やお酒を腐らせる生物が少ない…雑菌汚染の少ない酒造りに恵まれた環境、ということだそうです。
その環境の良さは酒だけでなく精密機器の製。にも通じる条件なので、諏訪には精密機器の会社が多いのです。
お米は酒造米の王様・山田錦はもちろん、県産の美山錦、ひとごこち、金紋錦などが使われます。
仕込みの時期は…?「新米を使った酒造りしかしません!をうたっているので、10月から製造開始して4月、5月のゴールデンウィーク前半くらいまで続きます。
長野県内でも諏訪は雪が少なく、さらに寒い土地。冬の寒い環境を利用して、低温でゆっくりゆっくり発酵させることによって、香り高く味がきれいなお酒ができるんです」と、那須さん。
9月に取材におじゃましたので、蔵の中はメンテナンス中。
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じつは、宮坂酒造、名酒を生み出すという『協会7号酵母』が誕生した蔵なんです。
見学中、蔵の奥に誕生の地の碑がありました。「昭和21年に“真澄正宗”というお酒が品評会の1位になったあと、何回も上位を独占したんです。
そこで、国税庁醸造試験場の山田先生がうちの蔵のタンクから酵母を採って調べたら、今までにない新しい酵母だったんです。
そこで真澄酵母…別名協会7号酵母っていうのが分離され、今でも全国の酒屋で使用されております」と、那須さん。
「誕生の地の碑はここにありますが、当時、仕込み樽はこのあたりにコの字に並んでたんだそうです。
このへんで仕込むとおいしいのが出来てたから、いつもこのへんで大吟醸を仕込んでたんです。
で、発酵したものを調べたら7号酵母が見つかったので、一番近いところに碑を建てたんです」とも。
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しかし、おいしさの素をそんなに広めちゃって大丈夫だったのでしょうか?
「もともと“こうやって作ったらいい酒できたよ”って、オープンでみんなしゃべるんですよね。
ほかの業界じゃ信じられないだろうけど」と、那須さん。
「ほかの酒蔵の方がうちに見学に来て“いつもありがとう”って、言われることもあります」と。
すごいなあ。そういや、酒蔵さん同士が仲良しだったり、杜氏さんが勤める酒蔵を異動してたりするし、横のつながりがしっかりしてる業界なのかも。
また、見学途中で見た冷凍庫は-80℃。中には酵母が保存されているそう。この中には東北の「うらかすみ」さんから預かった酵母も入っているとのこと。
「預けっこしようよ」と手配した数年後に東日本大震災が発生。
即、預かっていた酵母をお返しして、「うらかすみ」さんは再度仕込みに入ることができたんだそうです。
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蔵とショップをつなぐ中庭には、立派な松の木が。これ、創業当時、お酒代をお金で払えなかった人が松の盆栽で払ったものを植え替えたものが育った松だそう。
堪能できる「松の間」は、イベントなどで一般開放されます。
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ショップでは、試飲してお買い物も楽しめます。試飲はできないけど、期間限定商品のスパークリング日本酒「真澄スパークリング」が超おすすめ!
シャンパンと同じ製法で作られた日本酒。
今までに味わったことがない、華やかで軽やかで香り高い日本酒です。
社長が「日本酒で、フルコース料理全部に対応できるようにそろえたい」という気持ちで、真澄のラインナップを充実させていらっしゃいます。
ぜひ、諏訪湖畔で「真澄」三昧してください。
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□ 真澄 蔵元 →
http://www.masumi.co.jp/

□ 諏訪観光協会 →
http://www.suwakanko.jp/

□ 長野県観光協会 →
http://www.nagano-tabi.net/
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民泊・ふれあい農園おおた

飯田市も農家民泊の活動が盛んな所です。中でもエリアのリーダー的存在「いくちゃ」=太田いく子さんが切り盛りする「ふれあい農園おおた」に泊めていただきました。
日が暮れてからおじゃましたので、途中の道では「こっちでいいのか?」「このあたりで曲がるんだよね?」と、車中で盛り上がるくらい田舎です(笑)。
でも「いらっしゃーい」といういくちゃの笑顔で、全部逆転!家の中に入ると囲炉裏のあったかーい空気と匂いに癒されます。
奥の部屋が泊まりのために用意されてますが、ほんとに親戚のおばちゃん家に来た感じ!
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囲炉裏端でいただく食事は、いくちゃといくちゃのお母さんの手作り。食べてるとどんどん元気が出てきます。
馬の燻製にさしみこんにゃく。
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にじますの塩焼きも出してくださいました。
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ブリ大根も心和むお味。
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キャベツとかぼちゃは、これがまた劇的なおいしさ!「おいしいら?蒸かしただけら。野菜は完全無農薬だけどな」と、いくちゃ。
育て方がちがうんだなあ、と実感しながらぱくぱく。
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そして、自家製のどぶろくが最高においしい。「囲炉裏でワインは合わねえら。“どぶろく”飲んでみたいろー?ここには合うもんな」と、いくちゃ。
で、グリーンツーリズム特区で、ここの田んぼで採れた米で作る等々の条件を整えて醸造免許を取得したんだそう。
はざかけ米を脱穀・もみすり・精米して、麹と酵母を混ぜて作ったどぶろくは、ほどよい酸味があり、さらりふわりと喉を通っていきます。
しかもごはんに合う!「腹、ふくれるかもな」と、いくちゃは笑いますが、こんなにやめられないお酒はめったにありません!
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食後もいくちゃと楽しくおしゃべり。飯田で農家民泊が始まり続いてきたいきさつなどを聞くと、地元の人たちの気持ちやつながりが見えてきます。
修学旅行や教育旅行で、都会の子供たちを受け入れている飯田の農家民泊。
観光農業ではないので、民泊に来たその時にある農業を手伝ってもらっているのだそう。
修学旅行のこどもたちを受け入れるなかでも、いろんな出来事があって、いくちゃが真剣に怒ったことが「悪そぼうず」の性根を正した件や、亡くなった元大工のおじいちゃんがとある少年に与えた影響など、話は尽きません。
ちなみに、囲炉裏もお風呂も(これがまた広い。大人3人寝そべられるくらい)水車もおじいちゃんが作ったもの。
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また、個人で宿泊する大人でも、希望すれば農作業のお手伝いをさせてもらえるそう。
「大人は、飲んでしゃべって、“はーっ”って…そんな感じかな。でもやりたい人はやってもらっていいら。
朝、散歩して…春はわらびもたけのこもあるに」と、いくちゃ。
初めて触れる飯田の方言ですが、妙に懐かしさと楽しさが感じられます。

心を伸ばしに、いくちゃに会いにお出かけください。
□ 南信州ナビ →
http://www.ii-s.org/

□ 千代地区まちづくり委員会 →
http://www.chiyo-x.jp/index.html

□ 農家漁家民宿おかあさん100選  →
http://www.kouryu.or.jp/okasan100/intro/detail/jdr02800000c932q.html

□ FDA フジドリームエアラインズ →
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飯田市の桜

長野県の南部・飯田、下伊那エリアって、実は桜の名所なんです。樹齢200年を超えるヒガンザクラやシダレザクラの古木が120本ちかくあるんですよ~。
日本花の会・桜の名所づくりアドバイザーで南信州日本花の会代表の森田和市さんに案内していただきました。
立派な桜が残っている1つ目の理由は「殿様」。350年ほど前、飯田の藩主を務めた脇坂様が桜が大好きで、神社仏閣にシダレザクラを植えたのだそう。
寺社にあると、やたらなことでは切られにくいですもんねえ。
しかし、300年以上前に殿様が残した桜が今も残っているって、すてきです。
立派な桜が残っている2つ目の理由は「地形と気候」。南アルプスと伊那山脈が南北に走っているその間に伊那谷があるのですが、これがヒガンザクラの生育に向いているのだそう。
ヒガンザクラは潮風に弱いので、海岸地域ではあまり立派に育たないんですって。
3つ目の理由は「木材としての価値」。
桜は大別すると『ヤマザクラ』『ヒガンザクラ』『サトザクラ(ソメイヨシノなど)』ですが、ヤマザクラは材質がよく、家屋にも使われるほど堅くしっかりしており、また炭にしても質がよかったので、切って使われてしまったそう。
一方、ヒガンザクラは材木としてはもろく、木材価値がゼロ。炭にしても柔らかくてよくない。
使い勝手の悪い木だったことが切られずにすんだ理由だったそうです。
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いくつか桜の樹を見せていただきました。これは「安富桜」。
飯田市美術博物館の前にある、高さ20m、胸高周囲6.4mの巨木です。
遠く離れないと全体が見られないくらいで、「タチヒガンとしてすばらしい形」と森田さん。
小さな花がたくさん咲くのだそうです。350年前に飯田に来た安富さんという家老の屋敷があったことから名づけられたようですが、「樹齢はそれ以上で、450年どころか500年ある」とのこと。
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また、県の合同庁舎が建っている、元飯田城の桜丸にあるのが「夫婦桜」。
一本の木のように見えて、実はシダレザクラととエドヒガンザクラが、寄りそってくっついて咲くのだそう。
しかも2本の木の向こうに仙丈ケ岳が見えています。
お姫様が愛でたであろう桜と山を、時代を超えて私たちも見ることができるんですねえ。
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また、一番人気なのが「黄梅院のシダレザクラ」。高さが18mとかなり高く、「数ある桜たちの中でも一番赤みの強いピンクの濃い花が咲く」と森田さん。
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そして、「麻績の里 舞台桜」。樹齢は約350年。半八重のベニヒガンシダレザクラで、「桜の綿菓子が降るみたい」な咲き方をするんだそうです。
5枚の外弁の中に3枚の中弁で計8枚の花弁があったり、6枚だったり、先のほうには10枚だったり、どこで見てもランダムに枚数の違う花が咲いていて「日本中探してもどこにもない」桜だと、森田さんがおっしゃいます。
舞台桜という名前は、この桜が植えられているそばに、1階が歌舞伎舞台で2階が小学校という造りの建物があることから。
これまたおもしろい文化財が残ってるもんです。
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120本の桜の古木が点在する飯田下伊那エリア。じっくり時間をかけて周るのが正解です。

□ 南信州ナビ →
http://www.ii-s.org/

□ 飯田市桜開花情報 →
https://www.city.iida.lg.jp/site/sakurasaku/

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