Monthly Archive for 7月, 2015

松本ハイランドすいか

松本ハイランドのすいかは「でっかい」「うまい」が特徴。
頭と顔のサイズが大きめの私と比較しても、ほら!自分の周りの顔のデカい人より二回りくらい大きいと思っていただいてよいかと…(笑)。

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そして、すいかの範疇を超えた甘さ。じゅわじゅわと水分たっぷりなのに濃い甘さ…矛盾してるけど、そんな感じです。
糖度をはかったら13度!で、歯触りがいいんですよ~。シャキシャキしてます。で、白い部分の厚みが薄い!九州産のすいかってもっと白いトコ多いもんなあ。
これだとスイカの皮の漬物っていうのも納得できるなあ。
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松本ハイランドすいかが作られているのは、松本市とその周辺。シーズン中は「すいか村」という直売所もオープンしてました。
村長でもある生産者の百瀬芳明さんによると、今年は「できがよくて、形も大きさも甘さも◎」だとのこと。
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このスペシャルなすいかを育てるにはかなり手間ヒマかけるようです。まず、受粉作業はすべて手作業です。
一つずつ手で、雄花を取ってきて雌花につけて交配いくのだそう。朝6時くらいから花粉が出るので朝から大忙し。
また、果実が大きくなりだしたら、1個ずつ底の部分にプラスチックの敷物を入れます。おしりまで太陽の光が差し込んで色が出るように、ということだそう。
座布団付きのお嬢様すいかなんですねえ。さらに、「玉まわし」といわれる作業があります。
すべてのスイカたちは育つ途中できゅきゅきゅっと30度くらい回されて熟し続けます。
むらなく糖度を全体につけるため、また、すいかのつるの影(皮に白っぽい線が入るんですって)がつかないようにするためだそう。
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「畑だけじゃない。選果場もすごいんだ」と聞き、早速おじゃまさせてもらいました。案内してくださったのは、JA松本ハイランドすいか共選所所長の足立靖さん。
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共選所の入り口にトラックがバックで入ってきて、すいかが次々に運び込まれます。
トラック上のおじさんからベルトコンベアー前の女性に「ほいっ、ほいっ」とリズムよく…と見てたら、足立所長。
「ここですでに検査してるんですよ」と。「ええっ!?」トラック脇で帽子をかぶった検査員さんが、一個一個すいかを目視でチェックしているんだそう。
ダメなものはトラックから降りられないのね…ああ門前払い…(涙)とか言ってたら、そんなもんじゃなかった!「いやいや。共選所まで運ばれる前に圃場=畑ですでに最初の検査を終えてるんですよ。
糖度が11度以上で食味がいいもの。
そして赤い色がしっかりしているものでないと不合格なんです。共選所へは合格した圃場しか出荷できないんです」と。
すでに、予選を突破したすいかちゃん達だけがここに来ることができるんだ~。しかし、圃場検査の時って、検査員さん達は毎日2時間くらい、すいか食べ続けらしいです。
たいへんそう…だけど、うらやましい。
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選果場内に運ばれたすいか達は、ベルトコンベアーで運ばれながらいろんなチェックを受けます。
しかし、福岡県内でミカンの選果場を見学した時もテンション上がりましたが、すいかはデカいので、そのごろごろ並んだ景色にさらにテンションが上がります~。
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通過するだけでいくつものCCDカメラで外見をチェックし、中身も確認されてます。
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ここ、通るだけでA~D判定が付けられるレーンなんですよ~。おお。みんなAばっかりだ~。
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箱詰めされる時には、強力吸盤みたいなのがすいかの頭の部分にくっついて、直列4個から並列4個に並べなおしたりするもんで、見てると、これまたテンション上がります~。
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で、足立所長にすいかをおいしく食べるための切り方を教わりました。
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すいかは球体の中心部分(地球でいえば核の部分ですね)が一番甘いので、切り分けたすいか全てに中心部分が含まれるように切るのがポイントだそう。
志村けんが一気に食べるくらいの大きさ=8分の1とか(松本ハイランドすいかは大きいので16分の1でもいいかも)にざっくり切った後、核の部分から放射状に切り分けていきましょう。
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2年くらい前から福岡にも流通が行き届き始めた松本ハイランドすいか。見かけたら一度食べてみて、末永~くかわいがってくださいませ。

□ JAまつもとハイランドすいか → http://m-suika.net/
□ 新まつもと物語 →
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/ 
□ FDA フジドリームエアラインズ → 
http://www.fujidream.co.jp/

「からしいなり」と「円(つぶら)揚げ」

なかなかおもしろい食文化に出会えるのも信州の魅力。松本大学観光ホスピタリティ学科・教授の白戸洋さんに教わったのが「からしいなり」です。
酢飯と甘く煮た油揚げという組み合わせは基本のいなり寿司ですが…中にからしが入れてあるんです。
で、揚げが裏返しに使われています、つまり、ざらざらしたほうを外側にして酢飯が入れられているんです。
理由としては、からし無しのものと区別したいという点がひとつ。そしてもう一つは葬儀で使われるのでひっくり返してたということだそう。
松本市~安曇野市あたりで食されるようです。私は松本の街なかのうどんやさんでいただきました。おいしくてお気に入りです。
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また安曇野市の定番おかずとして教えてもらったのが「円(つぶら)揚げ」。ニジマスを開いて丸揚げして甘辛い味をからませた一品です。
これがまたおいしい!最初は「半身だけで十分です~」とか言ってましたが、まるっと一匹分か~るくいただけちゃいます(喜!)。
安曇野市民は「え?どこでも誰でも食べてるものじゃないんですか?」とか思ってたらしく、これまでおすすめしなかったとか言われちゃいました。
しかし、各県の特色をとりあげる某TV番組で紹介されて自覚したようで、最近は道の駅などの店頭でも見かけるようになりました~。

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□ 新まつもと物語 → 
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/

□ 安曇野市観光協会 → 
http://www.azumino-e-tabi.net/

□ FDA フジドリームエアラインズ → 
http://www.fujidream.co.jp/

坊や~よい子だねんねしな~♪

「むかーし昔のことじゃった~」と常田富士男さんの声。また「おっかー」と市原悦子さんの声がよみがえるアニメ「まんが日本昔ばなし」。
観てました~。そして、そのオープニングもくっきり憶えてます。龍の背中に乗った竜の子太郎がぐんぐん山間を飛んでいく映像。
その映像のもとである場所が安曇野市・長峰山から見られるんです。教えてくださったのは、安曇野市教育委員会の大澤慶哲さん。
長峰山の山頂にある展望台からは、安曇野の田園風景と北アルプスが見渡せます(しかし私が行った2回とも曇っていて見えず)。
また足元の明科は、犀川と高瀬川と穂高川の3つの川がひとつになり犀川として、山間をぬって善光寺平に進みはじめる場所です。
この犀川はやがて千曲川になり、長野県をぬけると信濃川と名を変える、日本一長い流れの川になります。この犀川=竜の子太郎の母龍の通った道筋なんですって~。
松本平(含む安曇野)の昔話に「泉小太郎」の物語があります。小太郎は、松本平が湖だった頃、その湖に住む龍・犀龍を母親に、そして裏手の鉢伏山に住む龍・白竜王を父親に生まれました。
小太郎はおばあさんに預けられ、湖のそばのやせた土地で人間の子として育てられました。
しかし「平らな肥沃な土地が欲しい」と嘆いて暮らす村人の姿を見て「自分が何とかしなくては」と、母龍に頼み、母の頭に乗って谷を開き、湖の水を善光寺平に流し、豊かな土地を作ったというお話です。
これが松谷みよ子さんの「竜の子太郎」の元になった伝説なんだそう。
龍が身体ごと岩を砕いて山を開き、進んでいった…そんな場所をぜひ見ながら、心の中で「坊や~」と歌ってみましょう。
ちなみに、長峰山は福岡を出発したFDAの直行便が、信州まつもと空港に着陸する直前に旋回するポイントの下あたりです。
空から、竜の子太郎の進んだ道=山間を進む犀川をチェックしてくださいね~。

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□ 泉小太郎伝説 → 
http://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kids/menu03/minwat01.html

□ 安曇野観光協会 → 
http://www.azumino-e-tabi.net/

□ FDA フジドリームエアラインズ → 
http://www.fujidream.co.jp/

定番だけどおもしろい!

個人的にお気に入りなのが、国重要文化財の旧開智学校。明治6年に建てられた、国内最古の小学校のひとつです。
擬洋風建築とよばれるもので、八角の塔に風見、ブルーの壁に縦長の窓、飾りのついたバルコニー…といった洋館を模して作られています。
でも!飾りの天使の顔が太眉の童だったり、バルコニーには出ることができなかったり、窓の数が左右非対称だったりと、細部が洋館ではないのがおもしろい建物です。
通りから眺めるだけではわからないおもしろさゆえ、やはり旧開智学校は中に入っていただきたい。
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そして、ぜひ体験してほしいのが、学校の解説ガイド。
学芸員の遠藤正教さんの案内は秀逸です!復元された昔の教室で、天板がぱかっと開く机といすに着席し、授業スタイルで当時の小学生たちの学んだことを教わります。
「カランカラン~」という鐘の音とともに始まる遠藤先生の案内授業は、笑いと驚きと感心に満ちています。
ササゲやダイコンの古い漢字表記の読み方や、徳川吉宗の為人を答えなさい、とか。
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また、お土産などの売店があるのですが、ここも行くたびにブラッシュアップしています。
小さな陶器のミニミニ花瓶が売ってるのですが、これにかわいい草花を活けて展示してるのを見た時「それぞれが得意なことを見つけて実践していく」まさに教室だ~と思ったんです。
学ぶということ、教育とは何か…、旧開智学校は訪れた人それぞれに伝えてくれる場所です。

また、国宝松本城も定番だけどおもしろい場所の代表です。
外観は5階建て=5つ重ねだけど、内部は6階建てになっている松本城は漆塗りの板の黒い部分と漆喰の白壁の部分のコントラストが美しい城です。
また、1593~94年に作られた戦国時代対応の大部分と、江戸に入って付け加えられた平和な月見櫓が組み合わさっているのもおもしろいところです。
天守閣のてっぺんは29.4m。約140段の階段で上まで上がっていきますが、最大斜度61度というはしごのような階段もあるので、人生、足腰が痛くなるまえにてっぺんまで登っときましょう。
私が個人的にチャレンジしたい松本城は、年に5~6回行われる天守床みがきに参加すること。
ほかにも月見の宴や薪能、太鼓祭りや氷彫フェスティバルなど、いろんな催しで違う表情の松本城を楽しむのもいいかも!です。
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□ 国宝・松本城 → 
http://www.matsumoto-castle.jp/splash

□ 旧開智学校 → 
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/wordpress_index-p_193-htm
□ 新まつもと物語 → 
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/

□ FDA フジドリームエアラインズ → 
http://www.fujidream.co.jp/

泊まってこそ!の上高地

できれば、いや、ぜひ!上高地には泊まっていただきたい。夕方、人が少なくなった河童橋から凛とした穂高連峰を眺める気持ちよさ。
梓川の流れが、誰にもじゃまされることなく語りかけてくるような雰囲気。目を凝らしても周りが見えない闇の森。
満天の星空…(今回は雨天で見えず)。そして、早朝の散歩。いや散策。いやいやウォーキングというかトレッキングなんですけどね(苦笑)。
朝、4時半に動き出して、いざ目指すは梓川川上にある明神池。往復約7km、2~2時間半くらいのコースです。あいにくの雨でしたが、鳥たちは元気にさえずってました。吸いこまれるような雨音の向こうに響く鳥の声はなんとも言えない清涼感にあふれています。雨に洗われた新緑は、よりフレッシュな生まれたての緑色を際立たせています。柔らかく湿った足元の土まで気持ちがいい。
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目的地の明神池は雨に煙っていたものの、その神秘性はあいかわらず。訪れるたびに表情が違っていて、「ああ。神様がいる場所なんだなあ」としみじみします。
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葉山さんも大のお気に入りの岳沢湿原も、雨なりの美しさ。後ろにそびえる六百山は見えませんでしたが、雨が重なる湿原の景色もやわらかくて心地よかったですねえ。
沢の水も美しく、雨なのに2時間以上歩くのが苦にならない場所なんて、日本中探したってそうそう見つからないですよ!ツアーに参加した志岐恵子さんも「水がきれいで感動しました~。あんなにきれいな水を見たのは初めて。来てよかった~」と、大絶賛。そうそう。この景色を共有すると、もう、上高地の虜になると同時に一生友達ですよねえ。
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泊めていただいたのは『五千尺ロッヂ』。河童橋から歩いて30秒という絶好のロケーションです。お部屋は8畳の和室がベースですが、お部屋にいるのは寝る時くらいなもんですから十分。ラウンジなどが広々してて、快適でした~。また、チェックインしてから翌朝まで、いつでもお風呂に入れるのがありがたい。お水がいいせいか、お風呂が気持ちいいんですよねえ。で、五千尺ロッヂはバイキング形式のお食事で、これがとーーーってもおいしいっ!山菜の一品や天ぷら、川魚料理、とうじそば、信州サーモンなど地元色がしっかり出されたメニューが30種以上並びます。
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また、雨が降ったら、傘はもちろんポンチョの貸し出しもしてくれますし、夜用に懐中電灯もお部屋に完備。上高地の宿泊を満喫できるいろんなサポートをしてくれています。副支配人の中條太郎さんは「夜のガイドがおすすめ」だとおっしゃいます。「星がたくさん見えてるようでしたら、星を中心に。見えなければ真っ暗闇をガイドが散策のお供をします。街灯がなく真っ暗なので、自然の中の闇を体験できますね。動物の鳴き声が聞こえたりしますが、何に出会えるかは運次第…ですね(笑)」と。おおお。やはり宿泊すればこそのお楽しみ。今回は雨で動けなかったので、次回こそは夜の上高地散策を実行したいっ!
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□ 上高地公式 → http://www.kamikochi.or.jp/
□ 五千尺ロッヂ → http://lodge.gosenjaku.co.jp/
□ 新まつもと物語 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/