Monthly Archive for 4月, 2015

映画監督・山崎貴さんが思う信州・松本の魅力

「ALWAYS 3丁目の夕日」シリーズや「永遠の0」3DCGアニメの「STAND BY ME ドラえもん」などを作った山崎貴監督。
実は、松本市出身なんです。山崎監督のお気に入りの場所のひとつが美ヶ原高原だそう。
標高2000mのそこは、牧場に、高山植物のお花畑に、切り立った岩場がある希有な場所。
しかも、日本百名山の半分くらいは見渡せる360°の見晴らし!「特にこれからの時期は最高」という山崎監督。
「夏、強い光線を受けている時に雲がだあーーーっと動いて行くんです。
雲の影が草地のところをわーーーーっと通り過ぎて。っつーか、ハイジの世界ですよ、もう!たまらんもんがありますよ」と。
おおおおおお。ハイジーーー!それ、いいなあ。しかも、「あと、夜の星!流れ星がすごいんですよ。
夜、星見てると2分に1回は流れ星が流れますから。おすすめですね」と。
実は山崎監督の人生初ロケ地が美ヶ原高原なんですって。時は監督中学3年生。ごつごつ切り立った『王が鼻』の岩場で“未知の惑星を探す宇宙船がたどり着く星”を撮影したのだそう。
日の出の瞬間を撮影するつもりで午前3時に自転車で登り始めるも、着いたら10時(汗)。遠足の幼稚園児と戦いながら撮影したそうです(笑)。
そんな山崎監督の最新作「寄生獣・完結編」が、GWに公開中です。前編はDVDレンタルスタートしてますので、予習してからどうぞ~。
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なお、6月8~10日に実施する「安藤豊と行く 新緑の信州・松本を楽しむ旅」。ぜひご参加ください。
上高地を満喫する散策タイム、山菜を採ったり食べたり、雪の壁を楽しむドライブに、白骨温泉。また、城下町・松本の路地裏まで歩いて歩いて歩きまくる3日間です。
安藤さんと信州リポート取材チームと『旅の仲間』になりましょう。詳しくは、西日本新聞旅行のホームページでどうぞ。
□ 寄生獣・完結編 → http://kiseiju.com/index2.html
□ 美ヶ原高原観光協議会 → http://www.utsukushigaharakogen.jp/
□ 美ヶ原観光連盟 → http://utsukushi2034.naganoblog.jp/
□ 新まつもと物語 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
□ 西日本新聞旅行 → http://www.nnpryoko.co.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

海の民・安曇族の足跡をたどるツアー

西日本新聞旅行とのコラボレーションで行ったこのツアー。古の北部九州~大陸で活躍した海の民・安曇族が信州へ移り住んで行った足跡の一部分をたどってみました。
まずは、安曇野市にある穂高神社。ここの祭神は「穂高見神(ほたかみのかみ)」。
別名を「宇都志日金祈命(うつしひかなさくのみこと)」で、福岡市東区志賀島にある志賀海神社の祭神「綿津見神(わたつみのかみ)」の子供です。
二つの神社の神様は親子関係にあるのです。ちなみに、穂高神社本殿の左殿にも「綿津見神」が、志賀海神社の今宮にも「宇都志日金祈命」が祀られています。
穂高神社宮司の小平弘起さんにいろいろ教わりました。穂高神社の本殿は『穂高造り』といってここ独特のもの。千木・鰹木が通常とは違います。
正面から見ると鰹木がV字のように立てかけられていて、これは釣り竿を模したとも船の帆柱だとも言われているそうです。
また、ここの本殿は20年に一度新しく造りかえられるのです。数十年単位でお宮を新造営するのは伊勢神宮と穂高神社と、あと1つか2つらしいです。
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また、穂高神社は安曇野市の穂高駅前が里宮。直線で10kmほど離れた松本市上高地に奥宮が、そしてさらに山に登ること7時間の西穂高の峰に嶺宮があります。
海の神様・綿津見神の子供の穂高見神は、海の神様でもあり、山の神様でもあるんですね。
志賀海神社が春と秋に行う「山誉祭(やまほめさい)」で、海の恵みは山がもたらしてくれる、ああ、いい山だ…と、山を誉める祝詞が出てくるのを思い出しました。
お祭りといえば、穂高神社の秋の大祭は「御船祭(おふねまつり)」。五穀豊穣と子孫繁栄を願って、2艘の大きな船がぶつかり合う勇壮なものです。
山の中の神社で、海の名残を感じられるおもしろさです。

もうひとつ注目したいのが、安曇野というか松本平に残る「八面大王(はちめんだいおう)」の物語。
たくさんの子分を従え悪さをして地元の民を困らせている…という理由で、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)に成敗された鬼の物語です。
魏石鬼岩窟(ぎしきのいわや)にたてこもって抵抗したものの、討ちとられ、その妖力による復活を恐れた人々は四肢をバラバラにして埋めた。
その部位にちなんだ地名が耳塚、立足など残っているとも言われています。胴体を埋めたのが、安曇野市の大王わさび農場の中にある大王神社、頭は松本市の筑摩(つかま)神社とか。
たてこもった伝説のある魏石鬼岩窟は、2mクラスの巨石でできた古墳です。この古墳は岩がむき出しで、墳丘がありません。
それがこのエリアの他の古墳と違っています。しかも、この魏石鬼岩窟だけ、川を挟んで他の古墳とは違う場所にあるのです。
「古墳を造れるということは、それだけの力を持っている人。しかし、他の安曇部の人たちと違う場所に単独である、ということは、地域の民と違っているけど信奉はある人だろう。
まつろわぬ人々で地域の民の信奉を得ていた人の墓ではないか」と、安曇野市教育委員会の大澤慶哲さんは教えてくれました。
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となると、「八面大王」を「やめのおおきみ」と読み、大和政権に追われた八女の筑紫君磐井が、縁のあった安曇族の新天地へ逃れたという説(小説「失われた弥勒の手」松本猛さん著)も考えられるのではないかな、とか。
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また、八面大王の頭を埋めたという飯塚のある松本市の筑摩(つかま)神社。
松本市文化財担当の木下守さんは「江戸時代に入って現在の安曇野市エリアをも管理しなければならなくなった松本藩が、人心を束ねるために筑摩神社に八面大王との縁を持たせた可能性もある」とおっしゃってましたが、「この神社も御船祭りがあるんです」との情報をくれました。
今は大人船と子供船で構成されていますが、昔は城下町で一台、林という藩主小笠原家の本拠地だった地域から一台かついでいたそうです。
その御船祭り、今は8月11日に行われていますが、元は6月11日だったと江戸時代の記録があるとのこと。
おお!6月11日というのは飯塚の碑文に記されている「八面大王がほろぼされた日」ではないですか!ますます、想像するのがおもしろくなってきました。
安曇族、そして八女の筑紫君磐井を含めての福岡と信州の古代からのつながり、まだまだ探求の道は続きます。
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□ 穂高神社 →http://www.hotakajinja.com/

□ 安曇野市観光協会 → http://www.azumino-e-tabi.net/

□ 松本猛さん → http://www.takeshi-matsumoto.jp/
□ 新まつもと物語 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

松本の桜

福岡から遅れること1週間~10日。松本の街なかのソメイヨシノが満開になります。
オススメナンバーワンは松本城!門内のしだれ桜とお城の組み合わせもすてきですが、入場料の要らないお堀周辺がいいですよ~。
桜ごしのお城写真を撮るなら内堀側=南側の広場の外側の遊歩道。(私のはちょっとバランスが悪いけど…)
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お堀にかかる桜の写真を撮るなら外堀側=北側の道路沿い。こちらはお天気がよければ桜とお堀の向こうにアルプスが見えるはず。
しかも、目の前にソメイヨシノの枝がせり出しているので、桜の花アップも堪能できます。
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そして、川沿いの桜並木もすてき。今回は曇ってて見えませんでしたが、山々との組み合わせもいいでしょうねえ。
また、松本の街なかに点在する湧き水の井戸のひとつ「源智の井戸」のそばにもよい桜が。
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ヤマザクラやシダレザクラなども含め、桜の開花は、ゴールデンウィークにかけてだんだんと山の上に向かって行きます。
標高が上がるほど、梅も桃も桜もいっしょ!に花咲く感じみたいです。
また、しだれ桜も信州の名産なんですって。平安時代頃から信濃(当時は科野)の特産品として都に届けられていたそうです。
福岡で花見の後は、もしくは福岡で花見し損ねたら信州へ!と覚えておきましょう。
□ 信州さくらだより → http://www.nagano-tabi.net/modules/season/sakuradayori.html
□ 国宝・松本城 → http://www.matsumoto-castle.jp/
□ 新まつもと物語 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

春は安曇野

「春は安曇野。やうやう白くなりゆく山ぎは少し明かりて…」と、清少納言が枕草子で書いていませんが、
春は安曇野!なんです。
安曇野市観光交流促進課のみなさまに、おすすめ&案内していただきました。
赤羽敦子課長は、拾ヶ堰(じっかせぎ)という農業用用水路の自転車広場からの眺めがお気に入り!
川岸に桜並木があって、柳があって、向こうに常念岳の美しい三角の山姿がそびえているのが見える場所です。
「桜が一面西の山に向かって咲いて、柳の緑、下にはシバザクラ、反対側には田んぼの田植えが終わって緑が勢いよくなってくるころで、
そこに水鏡となって常念岳が映りこむっていう、大好きなところなんです」と、力説なさってました。冬姿ですけど、こんな感じ。
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また、いち早く春が訪れているのがわさび田。高山係長に大王わさび農場を案内していただきました。
3月~4月にかけて、早くもわさびの小さく白い花が咲きほこります。透明な水がさらさら流れているので川かと思っていたら、「これは川じゃなくて湧き水。
1日12万tの水が湧いてるんです。3000m級の山々からの伏流水が6ヶ月かかって湧き水となって流れてくるんです。年間通じて12~13℃ですね」と。
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山本紀子さんは、温泉・宿泊施設の『ファインビュー室山』からの眺めもすすめてくれました。
安曇野の南側の散策拠点でもあるここからは、「パッチワークみたいな緑が見えます。芽ぶきの差があるので濃い緑、薄い緑なんです、木々が。
ちょっと茶色もあったり。そういうのが春先の東山はきれいです。」春から夏にかけては「田んぼに水が入って、稲が植わって、
北アルプスの水鏡もそうですけど、映らなくても水が入った田んぼがずーーーっと並ぶ朝の風景や、夕方は西日に照らされて光りますもんね」とおっしゃいます。
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他にも穂高川沿いの堤防にある「早春賦の桜並木」もよさそうです。ここには「早春賦」の歌碑とオルゴールがあるんです。
濃淡のピンクの桜の奥には雪の北アルプス。堤防下にはわさび田…。そんな景色に軽やかに響く「早春賦」のメロディ。ああ、やっぱり「春は安曇野」。
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□ 安曇野市観光協会 → http://www.azumino-e-tabi.net/
□ ファインビュー室山 → http://www.fineview.co.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/