Monthly Archive for 10月, 2013

高橋まゆみ人形館

長野県の北部、新潟県との境に近い「飯山市」。緑豊かな、まさに“ふるさと”の風景が広がるここに、
人形作家・高橋まゆみさんの作品を展示している「高橋まゆみ人形館」があります。わざわざででもお出かけいただきたい、行ってよかったと必ず思っていただける場所なんです。養命酒のTVCMにも登場した高橋さんのお人形は、ふるさとの里山にいそうなおじいちゃんやおばあちゃん、そして孫ちゃんの姿の組み合わせが魅力です。今回、人形館で高橋さんご本人にお会いすることができました。
結婚して長野市から飯山市に転居した高橋さん。最初に作っていたお人形たちは魔女や河童など空想の世界のものを題材にしていたそうです。それがある日、気付いてしまったんですって。目の前で汗を流して働くお年寄りたちの魅力に。当時、同居や子育てのストレスと付き合いながら人形を作っていた高橋さん。「最初に作ったおばあちゃんのお人形には『そんなにカリカリしなさんな』『そんなにイライラしなさんな』と言ってもらった気がして、自分の作った人形なのに、それに助けられた…。見るたびに心の膿というか溜まっていたものがすっと抜けていくような気がして。それから、自分が癒されるために作ってきたのがおじいちゃんやおばちゃんの人形達なんです」と、笑って振り返ってくださいました。
おんぶ紐で孫を背負ってるおばあちゃん、一服しているおじいちゃん、土手でお茶を飲んでるばあちゃん達で「よってかしー(地元言葉で“よっていきなさ~い”の意)」というタイトルのお人形…。高橋さんは「村の人たちに無言で“作って~”って言われてるみたいに、“こんなポーズどうだい?”みたいな人たちにであうんですよ」とおっしゃいます。
そんな中、病床で万華鏡を手にしているおばあちゃん、ちょっとふてくされた様子で寂しそうな顔でお酒を飲むおじいちゃんの人形がありました。これには高橋さんのご両親の姿が投影されているとのこと。「寝たきりでも楽しめるように、って母に万華鏡を持って行ったら、動かない手でずっと話さなかったんですよね…。それから、酒乱気味で大嫌いな父だったけど、飲まないと言いたい事も言えないような不器用な父だったんです。一番印象に残ってるのを形にしたのがこの『一人酒』ですね」と、教えてくださいました。どこか自分の中の親への思いと重なるところが、高橋さんの作る人形にはあって、それが心をきゅんとさせるのだと思います。ちょっと年を取って、自分の親のいいところも悪いところもかわいいトコもダメなトコもわかるようになってからここへ来ると、たまらないものがあるんじゃないでしょうか。
「ひとりぼっちのお年寄りもいるし、病気になったりもあるしマイナス面もあるけど…」と現実の日々を思いながらも「来る人みんなが、それぞれのお父さんお母さんを見てるような目で人形を見てくださってるので、 『ああ、お父さん、お母さんに会いに来てください』って言える人形館だと思うんです」と、高橋さん。「人形だけど、心の部分を大事に作ってるので、みなさん会いたくなって来てくださるのかもしれませんね」ともおっしゃってました。

そして、人形館を出たら、飯山の町を散策してください。田んぼのあぜ道から、軽トラックの陰から、ひょっこり「リアル高橋まゆみ人形」=飯山のじいちゃん&ばあちゃんが出てきます。飯山は、映画「阿弥陀堂だより」(降旗康男監督・寺尾聰・樋口可南子・北林谷榮)のロケ地でもあります。石積みの棚田を見下ろすところに撮影のために作られた阿弥陀堂が残されていて、映画の世界観がそのまま味わえます。「心のふるさと」という言葉がしっくりくる、何度も何度も帰りたくなる、すごい場所です。飯山。心がきしきし音を立ててるのに気付いたら、ぜひお出かけください。
 

 

□ 高橋まゆみ人形館 → http://www.ningyoukan.net/
□ 信州いいやま観光局 → http://www.iiyama-ouendan.net/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

ラジオまつり・信州ブース

今年も信州の観光情報と物産満載でお届けしてます。
JA全農長野の信州リンゴコーナーでは、長野県のオリジナル品種「秋映(あきばえ)」「シナノスイート」「シナノゴールド」の『りんご三兄弟』。大玉を運んできて下さってますよ~。“パリン”“シャキン”とした歯触りとジュ―シ―さは、とれたて信州リンゴの魅力です。去年の1.5倍の数を用意したのに、お客様の熱意がそれを上回ってました。早めのご購入をお勧めします。売り切れで買えなかったみなさま、ぜひお近くのお店で『りんご三兄弟』の指名買いをお願いいたします。あまりに込み合ってたので、写真も撮れませんでした(汗)。
信州人のソウルフード・おやきも大人気。鬼無里の『いろは堂』のおやきは、一度揚げてからふかした逸品。もちもち、かつ香ばしい生地の中の野菜餡が、めちゃうまです。一番人気かつ定番の野沢菜はもちろん、甘めにした信州みそとネギを合わせたネギ味噌、キャベツをメインにニンジンや玉ネギがミックスされた野菜ミックスなど、目移りしちゃうラインナップです。個人的にはほろ苦くて独特の味わいの「あざみ」もお気に入りです。お酒のともにもいいかも。

お馴染み野沢菜の漬けものだけでなく、セロリやワサビ漬けもオススメですよ。また、信州みそはいかがでしょう。遠く離れた場所の味噌を合わせて使うと、おいしさ倍増だそうです。また新ソバも届いてます。安曇野産そば粉100%の半生そばです。信州に比べると福岡は水温が高いので、そばを締める時は氷水を使いましょう。

お酒好きの方には、冷涼な信州の水と空気の恵みを受けた地酒をぜひ!お試しいただきたい。もちろん試飲ありです。さらさら、ふんわり華やか、きりり、…いろんなタイプがあって、悩んじゃうかも。でも基本はすっきり飲みやすいお酒が多いですね。あ、いや、飲みすぎるお酒…かな(苦笑)?
 

また、安曇野ワイナリーのワインもいいですよ~。こだわりの原料と製法で丁寧に作られたワインに酔いしれましょう。個人的には「シャルドネスパークリング」がお気に入りです。あと、「飲むヨーグルト」が激うまなんです~。

また、駒ヶ根市に工場がある養命酒からも、一押し商品が並んでいます。南アルプスのおいしい空気と水、厳選された生薬から生まれる養命酒はもちろん、通常は諏訪湖畔にある信州の安全でおいしいものを揃えたショップ&レストラン『くらすわ』か通信販売でしか買えない商品が会場で買えます。しかも試食あり。また、新発売の「レモンとハーブのお酒」「林檎とハーブのお酒」もご案内してます。絶妙なバランスのレモン味にノックアウトされた中島です。林檎のほうもシナモンが加わってて、アップルパイみたいな風味でびっくり。デザートみたいなお酒です。
 

松本市と県境を挟んでお隣の高山市からも、PR隊が参加してくれてます。飛騨高山の郷土玩具でお守りでもある「さるぼぼ」も好評販売中。家庭運、恋愛運、金運など色が分かれてるのもおもしろいです。

信州の美味しいものを食べて、好きな味を見つけてくださいね。そして、次は信州に遊びに出かけて下さいませ。ミス松本もアルクマも待ってま~す。
□ JA全農長野 → http://www.nn.zennoh.or.jp/
□ いろは堂→ http://www.irohado.com/
□ 安曇野ワイナリー → http://www.ch-azumino.com/
□ 養命酒製造 → http://www.yomeishu.co.jp/
□ 松本市観光 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/
□ 塩尻市観光 → http://www.tokimeguri.jp/
□ 安曇野市観光 → http://www.azumino-e-tabi.net/
□ 高山市観光 → http://www.hida.jp/
□ 長野県観光 → http://www.nagano-tabi.net/
□ 大町市観光 → http://www.kanko-omachi.gr.jp/

みそ蔵たかむら

信州といえば「味噌」! 全国に出荷してる大手メーカーから地元密着型の味噌屋さんまで、130社くらいあるそうです。それでも一時期は180社あったそうで、「年々減っていくねえ」と、おじゃまさせたいただいた千曲市の『味噌蔵たかむら』社長の高村秋光さんはおっしゃいます。
聖高原味噌の名前で出ている『たかむら』のお味噌は、信州産の大豆・米を中心に国産原料を使って丁寧に作られます。仕込んで寝かせてる間にはクラシック音楽を聞かせてるんですよ。商品名も「更級(さらしな)」「田毎(たごと)」「棚田」と、地元にちなんで付けられています。「更級っていうのは、この辺の昔からの呼び名で、更級日記とか更級そばとかの元なんだけど、合併が進んで、今じゃ小学校と郵便局にしか名前が残ってないんです。で、ちゃんと更級って言葉を残したくて味噌に名前つけたんです。」と、高村社長。「棚田」も姨捨の景観から、「田毎」も姨捨の棚田に映るという田毎の月からのネーミングです。これらの商品のなかでも「棚田」は、姨捨の棚田で穫れたお米と沖縄の海水塩を使ったもの。これが!もう、すっごくオススメのおいしさなんです。そのまま舐めてみて、最初は「ん?しょっぱめ?」とシャープさを感じたものの、20秒後に「うぉ。おおお。おいしい~。うま~い。」と、まろやかほっこりに変化するんです。私は、味覚が九州仕様なのでやっぱり甘めの味噌醤油ベースなんですね。信州みそをしょっぱく感じることもあるんですが、この「棚田」はとっても好き。安藤さんと葉山さんも「ずっと舐めていたい味だねえ」と、20秒後からの旨みと甘みにすっかり魅せられてました。
クレソンが生え、ホタルが出る川添いにある工場を案内してくださった茂木義明さんは、横浜出身で高村家のお嬢さんと結婚した人ですが、「友達や周りの人もみんな『たかむら』の味噌は気に入ってくれる。親しみやすくクセがないけど、あと味で旨味がでてくるんですよね」と、うれしそうに話してくださいました。また「産地が違う味噌をかけ合わせるとおいしいって言われてるんですよ」と、アドバイスもくださいました。確かに、地元の味噌屋さんのと『たかむら』のお味噌を混ぜて作った味噌汁はおいしかった~(笑)。茂木さんのお気に入りは、ナスやピーマンを甘く味付けした味噌で和えるものや、“ふきったま”=ふきのとうと合わせるふき味噌だそう。でも「きゅうりを切ったものに、そのまま付けて食べてもおいしい」とか。
 

また、『たかむら』では、地元で週末に実施されている「姨捨夜景ツアー」に参加したお客さんにお茶のおもてなしをなさってるんです。夜9時すぎまでお店で残業になってしまうんですが、高村社長は「この土地をしっかり楽しんで、何度でも来てほしいって思ってるんで…」と笑っておっしゃいます。また、姨捨の夜景について、「何ていうか心洗われる、すーっとする夜景なんですよね。心ときめく夜景は他にもあちこちあるかもしれないけど、心洗われる感じだね、姨捨の夜景は。」とおっしゃいます。その表現、わかります。姨捨で、心洗われる夜景と味噌を味わって、ほんとに幸せでした。

□ 味噌蔵たかむら → http://www.misogura.co.jp/shop/
□ 姨捨夜景ツアー →  http://chikuma-kanko.com/modules/knavi/index.php?lid=198
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

おしぼりうどん

信州といえば「そば」!ですが、いやいや、すごいうどんがありました。その名も「おしぼりうどん」!
ゆでたうどんを大根の搾り汁につけて食べる…という料理で、その大根がすっごく辛い!らしいんです。
「ねずみ大根」という、丈の短い小ぶりな大根で、下のほうがちょっとぷっくりして長いしっぽ付きで、イラストで書いたお座りしたねずみって感じなんです。千曲市戸倉上山田温泉「亀清旅館」の、アメリカ出身身長2m“青い目の若旦那”ことタイラーさんに案内してもらったのが『古波久(こはく)』というお店。タイラーさん曰く「古波久のおかみさんはいじわるで、どこの農家さんの大根が一番辛いか、現場にリサーチしに行って買ってるから、ここのおしぼりうどんは辛い(笑)」。もちろんおかみさんは「いじわるじゃないわよ~(笑)」と全否定。おろしてすぐが一番辛い、その絞り汁をちょいと箸先につけてなめてみたら…「うっわ~~~~っ!かっら~~~いっ!」ほんのちょびっとなのに辛いっ!おどろく私におかみさん、「いやいや、今は一番辛さがない時期なのよ。夏場は辛くないの。辛いのは寒くなってからだね」と。お・お・お…これより辛くなりますか…。しかし大根なので、さわやかに“すーん”と“きりりーっ”と突き抜けるような辛味ではありますな。このねずみ大根の搾り汁に好みで信州味噌を溶いて、味を調えて食べるんです。で、実行。「お!辛い。けど、うま~い(喜)!」。味噌で辛味の調節と塩加減ができるんですねえ。こりゃ、いけます。信州人の食べ方の定番は「お酒を飲んだあとの締めに」だそう。「すっと流れるし、うんと身体にいいし。」とタイラーさん。「でも、辛さはとにかく半端じゃないです(苦笑)」と。ぜひ、信州の地酒の締めにどうぞ。

□ ねずみ大根 → http://nezumi-daikon.com/
□ 古波久 → http://www.kohaku-nagano.com/
□ 亀清旅館 →  http://www.kamesei.jp/index.html
□ 戸倉上山田温泉 → http://www.chikuma-kanko.jp/togurakamiyamada/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

    

小布施栗パスタ

長野県の栗の名産地、といえば小布施。栗そのものもですが、それ以上に栗を使ったお菓子で有名です。栗ようかんや栗かの子など、全国に名を馳せる名店がありますので、「食べたことある」という方も多いのでは?その小布施の栗を使ったパスタが誕生しました。
 

「栗をパスタに」と聞いてイメージしたのが、ケーキのモンブランの上にのっかってる黄色いちゅるちゅるだったんですが、実物はちょっと赤茶色っぽい。食感はもっちりと弾力があります。味は…噛むと…ほんのり甘い!?おおお。栗の風味がありますぞ。この「小布施栗パスタ」は、栗の渋皮エキスを使ったものなんだそうです。作ったのは、酒井製麺の4代目で専務の酒井博正さん。実は、小布施では栗のお菓子を作るために、渋皮が大量に出るんだそうです。栗菓子メーカーが10社くらいあるんですが、大手の会社だと年間40tにもなります。これを4~500万円かけて捨ててたんです。この渋皮をなんとか利用できないかと、長野県と信州大学工学部、そして県内の食品メーカー6社が共同で研究して、渋皮エキスを作り商品を開発したわけです。この渋皮エキスというのが“眉間にしわがよるくらい”渋いんですって。さすが渋皮、その名の通り(苦笑)。酒井さんも最初は「どうなるのかな?」という感じだったけど、エキスを小麦粉と併せたら甘くなり「これは!」という気持ちになったとのこと。エキスと小麦粉のバランスの黄金比を見つけるのが一番たいへんだったそうです。ちなみに、詳細はまだ研究中ですが、栗の渋皮エキスにはポリフェノールが多く含まれてるらしいので、そのあたりのもたらすものも楽しみです。
 

酒井製麺の「小布施栗パスタ」にはオリジナルソース「ブラムリーとトマトのソース」が付いてます。ブラムリーというのは世界一の料理用リンゴ=クッキングアップルの王様といわれる品種で、このリンゴも小布施町で作られています。このソースの旨みとほのかな酸味がまたおいしい!お隣の千曲市にある『木の花屋』というお漬け物やさんとのコラボレーションで作ったそうです。また、小布施栗パスタの麺にオリーブオイルと岩塩をかけただけでもおいしいんですって。めんつゆでもいけるそうですよ~。ちなみに、このパスタ、日本の麺の製法で作られてますので、茹でる時に塩は必要ありません。東京のイタリアンのお店からも引きが来ているいう逸品。おとりよせもできます。
□ 酒井製麺 → http://www.menyasakai.com/
□ 小布施文化観光協会 →  http://www.obusekanko.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/