Monthly Archive for 1月, 2013

うす焼き

野麦峠スキー場で、「うす焼き」を売っている移動販売車を発見!しかし、「うす焼き」って何?ぱっと見た目は8分の1に切り分けたお好み焼きっぽい。厚みは1.5~2cm。けっこうな重量感。味は『りんご+シナモン』と書いてある。
食べてみると…おっ!ほんの~り甘い。で、お好み焼きとホットケーキをたしたような食感。ずっしりふわりって感じかな。実はこの「うす焼き」、信州人、特に松本エリアの人のソウルフードなのだそう。移動販売のワゴンの主で、冬以外は店舗で「うす焼き」を提供している『うす焼きカフェ 豆まめ』のご主人・丸山則文さんによると、「昔から、残ったごはんを次の日におやつに食べるのに、粉を混ぜて味付けをしたりしなかったり…で焼いて食べてたんです。味付けしないのは味噌をつけて食べたり。そういう『おやき』の兄弟分みたいなものなんです。畑に持っていってごはんにしたりおやつにしたり。」とのこと。60歳代の人も「おふくろが、粉溶いて、中に味噌入れて、米があったらご飯も入れて作ってくれてた。子供のころは、腹減ったら焼いてくれてた。」と懐かしがってましたし、30歳代も「食べてましたねえ」と同意。丸山さんは「この素朴さがいい。もっちりしていて、パイでもなくホットケーキでもなく、うす焼き(笑)」と、太鼓判を押します。焼きたても冷めてもおいしい「うす焼き」を、手のひらサイズにカットしてパッケージして提供してくれてます。こうすると「スキー中はポケットに入るし、缶コーヒー買っておやつにしてもらったり、おみやげにもなるし」とのこと。具は40種類くらいあって、日によって何種類かを組み合わせて販売なさってます。りんご+シナモンのほかにも、ソーセージ、チーズ、さつまいも、チョコなどがありますが、丸山さんは「特に奈川で採れた豆類がおすすめ。高原で採れる花豆はとてもおいしい」とおっしゃいます。お店の屋号「豆まめ」も、おいしい地の豆が採れることから、それを活かしたくてつけたほど。ほかにも奈川産のカボチャやエゴマなどもおすすめメニュー。あまりに、ご家庭食ゆえに、これまで出会うことのなかった信州ソウルフード「うす焼き」。意外にも野麦峠スキー場のゲレンデで出会えます。ぜひ、ご賞味あれ。
□ うす焼きカフェ豆まめ → http://usuyakicafe.blog26.fc2.com/
□ 野麦峠スキー場 → http://gakutoresort.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

   

奈川のとうじそば

野麦峠スキー場のある松本市奈川は、そばの名産地でもあります。その特徴について、『そばの里・奈川』施設長の山口和久さんは「香りが強くて、甘いんです。奈川が涼しいのがそば栽培に適してるんですね。お客様からも“香りが違う”って言われますね」と、おっしゃいます。また、奈川は『とうじそば』という独特のそばの発祥の地でもあります。漢字で書くと『投汁そば』なんだそうで、山菜やきのこ、鶏肉などの入った鍋に、小分けして“とうじかご”とよばれるカゴにいれたそばを、「しゃぶしゃぶしゃぶ…」とあたためていただくものです。これがもう、すーーーーーんごく!おいしいんですよ~。そばのうまみと鍋の味わいをいっしょにいただくぜいたくさ。昔のおごちそうだったとのことで、昔は味噌味、今は醤油ベースのだしが多いんですって。写真は私の打ったそばです。実際はもっと細身のおそばが出てきます(汗)。
 

 

『そばの里・奈川』では、手打ちそば体験(前日までに要予約)もできるので、早速チャレンジ!ここで打つのは二八そば。100%奈川産のそばを使います。粉をふるい、全体の50%分の水を入れてこねこねこね…。「うお。もちもちしてきましたねえ(うきっ)」と調子に乗ってたら、「そばうちはスピードが命です」と、山口師匠のお言葉。

その後も、菊練りという練りからまとめ、のばして広げるまで、徹底的に師匠の技の恩恵にあずかりまくり。師匠の繊細な切り方を見ていたにもかかわらず、私の切ったそばは…あれ?ふ、太い…。
 

こりゃ茹でる方に迷惑かけるなあと思ってたら、「大丈夫ですよ」と頼もしい声。茹で担当の方に仕事の話を聞いてたら、そばを打った職人さんによって茹でる秒数が違うとのこと。山口師匠だと28~32秒、津嘉田常務理事だと35~38秒、また他の方だと40~45秒といった具合に。すごい…。じゃ、私の打ったそばは?「山口さんの秒数に準じて茹でます」とのこと。ああ。太くてごめんなさい。
でも!これが!おいしかったんです~(喜)!太いのでのどごしを楽しむことはできませんが、噛まなくちゃならないので、よりがっつりとそばの香りや旨みが感じられます。下手っぴが打ってもおいしい奈川のそば。最高です。
□ そばの里・奈川 → http://nagawa-sinko.jp/sobanosato/
□ ながわ観光協会 → http://www.vill-nagawa.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

 

乗鞍高原をスノーウォーキング

西洋かんじき、スポーツかんじき、ともいえるスノーシュー。これを履いていれば、ひざ上~腿の深さの雪でも「いぼらず」歩ける優れものです。ミズスマシならぬ雪スマシって感じでしょうか。O.D.S.S.の小峰邦良さんとスタッフのマッハちゃんと、スノーシューを装着して乗鞍高原の善五郎の滝までスノーウォークしてきました。落差21.5m、幅8mの善五郎の滝が…凍ってます~!すごいっ!
 

昨年夏の写真と比べてみましょう。
 

これは…。絶対両方見て驚きの雄叫びをあげていただきたいな~。うっすらと青みを帯びた氷の滝。太陽が出てるともっと青っぽいとのこと。ちょっと失礼して、つららを一口ぱくり。ふふ。おいしい。
 

滝までの道のりでは、雪の上に動物の足跡がたくさん見つかります。小さく丸いリス、それより少し大きいウサギ…前足が着いた位置より少し前に後ろ足の蹴り出し跡があって、その動きを想像して「おお。確かにウサギってそう走るな」と納得。また、そんな小動物の足跡の近くには細身でほぼ直線の足跡が続いてます。それがキツネ。他にもサルやシカなど、楽しくなるくらい足跡が。運がよければ動物そのものにも出会うことがあるらしいですよ。でも、小峰さんのパーティーでは無理!だそう。パワフルにしゃべって動いて案内してるので、動物が近寄ってこない…ていうか逃げる…。
 

 

ほかにも、シラビソの木の表面にぷっくりふくれた部分から、ねっとりとした樹液(樹液が凍らないようにという木の智恵です)を取り出し、スースーしたミントみたいな香りを嗅いで盛り上がったり、クマの痕跡を教えてもらったり。木の上のほう、二又になったところに枝が溜まってます。鳥の巣みたいですが、クマが木に登って、二又のところに腰掛けて木の実を食べたあとだそう。いろんな発見が楽しい。やっぱりスノーウォーキング最高です。
□ 乗鞍高原 → http://www.norikura.gr.jp/
□ O.D.S.S. → http://www.odss-norikura.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

   

ネイチャースキー in 乗鞍高原

乗鞍高原のアウトドアなら何でもおまかせ!のO.D.S.S.。名物スタッフの小峰邦良さんのオススメが、ネイチャースキー!別名ヘビークロカンなどとも呼ばれるもので、板に金属のエッジが入っていて、曲がれる&止まれる&登れるスキーなんです。両方の板にリラックスして体重をかけるとスルッと滑り、一本ずつ片足ずつ体重をかけると板がたわんで板裏についたウロコ状の部分が効いて斜面が登れるんです。「むしろスキーが初めてとかアルペンスキー(私たちが思い浮かべる一般的なスキー)が苦手な人のほうが上手くなるかも」というネイチャースキー。小峰さんは「技術なんて関係ない。転んでも立ち上がる忍耐力とチャレンジ精神があれば問題ない」と笑います。ネイチャースキーは、少し起伏のある広場があれば、アドレナリン全開で遊べるスキーです。ゲレンデを滑り降りるスキーじゃなくて、森の中を軽やかに移動するスキーって感じかな。止まったり曲がったりがちょっと難しくて、アナログな感じが楽しいし、ちょっとの広場が大きなチャレンジ場になるんだと、小峰さん。学生時代以来40年ぶりにスキーを履いた取材スタッフも「これは楽しい」とごきげんでした。小峰先生のラインを追って走り+滑りして、小さな雪のコブを越えたり、頭上の枝をよけながら木の間を滑りぬけたり…。スピードは全然速くないのに、どきどき・わくわくの連続です。スピードが出てないので転んでも痛くも怖くもない!しかも、笑える!小峰さんは「ネイチャースキーでは、みんなで転んでる姿を楽しみあうんですよ」と、おっしゃいます。機動力があって、遊びの幅がどんどん広がるというネイチャースキー。小学生が上手くて、60~70歳代も大丈夫。これまでの最高年齢は88歳だそう。「雪まみれになるのがいい!」という小峰さんの笑顔に大賛成です。
□ 乗鞍高原公式サイト → http://www.norikura.gr.jp/
□ O.D.S.S. → http://www.odss-norikura.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

   

Mt.乗鞍スノーリゾート

1400mという日本一の標高差をもつスキー場、Mt.乗鞍スノーリゾート。案内してくださった三好一展さんは、やはりその良質な雪が魅力だとおっしゃいます。転んでもサラサラで濡れないので、転ぶことも楽しい!という人が多いそう。三好さんは雪について「気温が高いと雪の結晶が大きくなるので、同じ雪の量でも積雪が多くなります。気温が低いと雪の結晶が大きくならず積雪が少なくなるんです。その代わり、水分が少ないので軽いサラサラ雪になるんですよ。」と教えてくださいました。乗鞍岳~乗鞍高原は気温が低いので、岐阜県側で水分が落ちて、長野県側=乗鞍に降るときは吹けば飛ぶようなふわっとした雪になるんだそう。ここには、ソリ遊び専用のゲレンデ「のりくランド」というのがあって、子どもから大人まで遊べます。500円の入場料でソリの貸し出しは無料。かなり童心に帰ります(笑)。松本市観光温泉課の大野さんにもソリ遊びを無理強いした私(苦笑)。小学生の冬休み写真みたいになってます。現役の子ども達は、ソリだけじゃなく、雪がたまったところに登ったり、穴を掘ったりして遊びの天才ぶりを発揮してるそう。
 

 

 

がっつり雪遊びしたら、どーんとお腹が減ってきます。ここのレストラン「やまぼうし」のメニューはおすすめ!スキー場で食べられる食事を「雪飯」というそうですが、ここは地元食をそろえてくれてます。信州サーモン丼が、かなりレベル高っ!そして松本&塩尻エリア食の定番=山賊焼(味付けした鶏のももor胸肉をまるごと揚げたもの)メニュー。山賊焼の仕上がりそのものがすっごくおいしいんですよ~。で、山賊焼カレーのボリュームと味がいいっ!さらにスゴイのが山賊焼バーガー!古代米を混ぜて焼いたバンズがいい仕事してます~。ソースも◎。スキー場のごはんって期待できないんじゃない?なんて思ってた私。全力で謝罪します。ああ、おいしかった~。
□ Mt.乗鞍スノーリゾート → http://www.norikura.co.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

   

野麦峠スキー場 Part2

「スキーの上手い人が滑りたがるスキー場」とか「穴場」、「コアなスキーヤーやボーダーが多い」などと玄人好みな魅力もある野麦峠スキー場。でも、ハードルは高くないです。何たってスキー歴5回くらいの私が滑れる、初心者~初級者にもやさしい+楽しいスキー場ですから。ふふ。今回は優秀な先生が二人ついてましたので、ちょっと無理をしてコースの一番高い出発点へ!滑り出しの標高は2130m!ここまで長くて速いリフト2本を乗り継いであっという間です。しかし…リフト降りたすぐの斜面はかなり急!ううむ、さすが上級者向け斜面と書かれていただけのことはあります(冷や汗…)。これさえ迂回できればいいのに…ぶつぶつ…。しかーし!止まりながら転びながら、先生方の助けをフル活用しながら、あきらめなければ何とかなるのだ~。
 

 

この斜面をぬけたあとの樹海コースが、もう、とーーーってもステキなんです。7~10m幅くらいのコースの周りには木々が美しく立ち並んでいます。シラビソ、白樺、ツガマツ…。お天気が悪かったせい、というより悪かったおかげで、全体がぼんやりと白い空気に包まれて、なんだか北欧の森にいるみたいなんです。感動で心がぷるぷるしてきちゃいます。今回の私の先生(別名・救世主)で、野麦峠スキー場の運営管理をしている岳都リゾートの田中秀さんも、樹海コースが大好きだとおっしゃっいます。「奥まっていて隔離されたようになっていて味わい深いですよね。滑っていくと、ぬけて開けて、そのあとまた林間といったかんじで」と。今どきは「カービングスキー」という短い板が主流です。ターンしやすい設計になっているので、目を向けた方向に自然に曲がっていけるという優れもの!初心者ですぐターンができる構造なんですよ~。技術がなくてもそこそこ滑られるのがすばらしい。レンタルスキーも全部カービングですから、手ぶらで行って借りるのが正解。
 

 

地元の子供達にアルペンスキーを教えている忠地さん(急遽かつ無理やり、今取材のサブコーチに任命)は野麦峠スキー場について「雪がさらっとしていて、急斜面と緩斜面と両方あって、地形の変化が豊富でおもしろい」とおっしゃいます。スキー連盟の公認コースだし、固いバーンができやすくあれにくい、競技する人にとってもよいスキー場なんだそう。「とにかく山がきれい。朝焼けの乗鞍岳はすごいですよ。上のリフトで行けば雲海状態になってることもあるし。また、3月、陽気が緩んできても、標高が高いので乾いて雪質がいいんです。」とも教えてくれました。

ながわ観光協会会長で『山荘わたり』のご主人・亘亘(わたりわたる)さんは、「自分の滑りを追及するタイプの人が多い一方、ファミリーでも滑られるのが野麦峠スキー場のいいところ」とおっしゃいます。標高が高く気温が低いので固いバーンができて、その整備がきちんとできているとのこと。「降ってくる雪はパウダーです。はらえば落ちるし、雪球も作れないくらいサラサラしてるんでパウダースノーって言いますけど、バーン自体はサラサラで滑ってもおもしろくないので、きちんと圧雪されてハードパックされてる雪が大切です。野麦峠スキー場にはそれがあるんです。だから、全日本クラスや雪の多いところからも選手が合宿・練習に集まってくるんです」とのこと。克服するとまたやりたくなる、何日滑っても飽きない、毎回チャレンジさせられるのが魅力だという野麦峠スキー場。でも、滑れなくてもスノーシューを履いてスノーウォーキングしたり、ソリ遊びやリフトに乗っての雪山遊覧も楽しめます。『山荘わたり』に泊めていただきましたが、食事がめちゃめちゃおいしかった~!こちらもおすすめです。
□ 野麦峠スキー場 → http://gakutoresort.jp/
□ ながわ観光協会 → http://www.vill-nagawa.jp/
□ 山荘わたり → http://sanso-watari.com/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/