Monthly Archive for 12月, 2012

白骨温泉

信州まつもと空港から小一時間位で到着する山あいの温泉・白骨温泉。お湯が長時間空気に触れると乳白色になり、硫黄系のしっかりした温泉の香りがするいいお湯です。昔から「白骨の湯に3日入ると3年風邪引かない」などといわれる温泉ですが、今回私が実感したのは「白骨の湯に3日入ると3年肌が若返る!」ということ。1日しか入ってないんですけど、ま、そんな勢いでってことで(笑)。だってね、すごいんですよ。お湯の具合を見せてもらった時に、湯船に手を入れたほう(左手)はすべすべつるんとしてて、入れてないほう(右手)は乾燥してるんですもの。写真でわかるかなあ?すんごい衝撃ですよ、自分でも。ちなみに露天風呂チェックのため裸足でうろうろしたスタッフは「足先がつるつるする」と言ってました。

そんなわたしの思いを聞いて、丸永旅館のご主人・筒木さんは「白骨のお湯は弱酸性で、お肌に一番近いんですよね。そういえば大学時代からの友人のお母さんが、うちに来ると必ず温泉水を持って帰って、それで顔を洗ってましたね」と、教えてくれました。やっぱり~。この日は、顔を洗って化粧水なしで寝ましたが、お肌は元気でした。そして、ぬるめのお湯の丸永旅館。長い人だと3時間くらい露天風呂に入っているといいます。ただお湯にぼーっと浸かっているだけ。筒木さん、心配して様子を見に行ったくらいだそう。とにかく湯あたりしないんです。露天風呂の湯船は38~40℃くらい、外気はマイナス10~12℃。ただ、お湯にあたためられて湯船の真上の空間はマイナス5~6℃くらいにあたたかくなってます。そうそう、丸永旅館はお布団に湯たんぽを入れてくださってたんですよねえ。あれには心つかまれました。幸せに眠りにつけました~。
       

また、白船荘新宅旅館の齋藤康行さんは白骨温泉の各旅館のお湯について「ぱっと見た目は白濁で同じように見えるかもしれないけど、温泉がゆを作ると微妙に味が違うんだよね。そもそもうちのお湯だって、昨日と今日、さっきと今、冬と夏でも違うだろうし。とにかく入ってもらえればよさが分かると思います。まあ、お湯の力を感じてもらうというか、お湯は生き物だっていうんだから生きてるんだろうね」と、おっしゃってました。また、新宅旅館のお湯の魅力について、「とにかく見ていていいなと思うし、入って気持ちがいい」とおっしゃいます。「視覚的には、朝の光が入ってきてお湯が変化するとか、そういうことでも楽しめます。神秘的なんですよ。一日に何回か入っていると間違いなく変化しますね、お湯が」とも。お風呂が一番混み合うのが午前5時ごろってんだから、すごいじゃないですか(笑)。
 

 

そして、大正時代の建物と、古材を生かして明治時代の建物を再現して使っている湯元斎藤旅館。小説「大菩薩峠」でこの温泉を描いたことで「白骨温泉」の名付け親になった作家の中里介山も泊まったこの旅館の村中博さんは、白骨温泉のよさについて「他の温泉地へ行ってみて帰って来て“ああ、いいなあ”って実感するんですよね。温泉らしい温泉っていいますか。お客様からも言われるんですけど、イメージどおりの臭い、乳白色のお湯、あつからずぬるからず何時間でも入っていられるって」とおっしゃいます。時間があれば1日でも2日でも雪景色見ながら温泉に入って、ゆっくり時間を過ごしてほしいと、それが今みたいな世の中には必要じゃないか、ともおっしゃってました。
 

 

また地学・地質学がお好きな方には、噴湯丘を見たり、何万年も前、白骨温泉全体が大きなお湯の湖だったことがわかる地殻変動のあとなどを見て周るのも楽しそうですよ。丸永旅館の筒木さんが詳しいんですよ~。
□ 白骨温泉 → http://www.shirahone.org/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

野麦峠スキー場

信州まつもと空港から車で1時間ほどのところ、松本市奈川にある「野麦峠スキー場」。今シーズンのスキー場オープン日=12月22日におじゃまして、中継リポートさせていただきました。前の日の朝はマイナス10℃とかだったのに、この日はあいにく“暖かくて”0℃(苦笑)。ちょっと雨混じりのお天気でした。「こんなお天気はシーズン中数えるほどしかない」というある意味貴重な天候で、案内してくださった野麦峠スキー場の運営管理を担当している岳都リゾートの田中秀さんは「コンディションが残念」とおっしゃるんですが、なんの!九州人の私からすると「悪いコンディションでこれですか?」ってくらいで、さすが雨が降っても信州のスキー場って勢いでした。
 

野麦峠スキー場は、標高2130mから1400mまで、標高差730mを滑り降りることができるスゴイところ。お天気のいい日は周りを見渡すと、乗鞍岳、穂高連峰といった北アルプスの山々や木曽の御嶽山が一望できるんです。しかも、ありがたいのが、スキーやスノーボードをやらなくても、遊覧目的で長大なリフトに乗られること!全長1600m、ぐーんと山の中ほどまで上がって、山々を見渡せるんです。リフトの到着点の標高が1827m。レストハウスもあって、のんびり休憩もできます。ここのラーメンはめちゃおいしいそうです。私が必死にスキーしてる間、スタッフが食べてました(怒)。で、雪と景色を堪能した後、下りる時ももちろんリフト。
 

 

 

野麦峠スキー場にはソリ遊びゲレンデもあって、これまた、300mのリフトに乗って上がって、そこから滑り降りるという迫力ある楽しみ方ができるんです。ソリなら、童心に帰って子どもに混じって楽しめますよね。スキーしなくても楽しめるスキー場。なかなかすごいです。
□ 野麦峠スキー場 → http://gakutoresort.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

スノーウォーキング in 白馬岩岳

なんといっても冬のおすすめは、スノーシュー(西洋かんじき)を履いて雪原を歩き回る「スノーウォーキング」!白馬村のスキー場・白馬岩岳スノーフィールドでも楽しめます。リフトに乗ってぐぐーんと山の上に行き、スイスイ滑るスキーヤーやスノーボーダーと分かれて、ずんずん森の奥へ進みます。といっても、積雪が1mとか2mとかって世界なので、夏の森に比べて樹木の上のほうが目の高さになるんで、森の感じ方も違います。3月初めに行ったのに、雪はまだまだふわふわ!歩いても音がしない…しいて言えば「ぽふぽふ歩く」感じです。しかも目の前に北アルプスがどーーーーん!
  

 

白馬山案内人の大谷敏子さんの案内で歩く途中、高級爪楊枝に使われる『くろもじ』の枝を発見、あ、発見させてもらい、臭いをくんくん嗅いでみると…。おおお。オレンジっぽい柑橘系のさわやかな香りがします。これまで、取材チーム単位でしか歩いたことがなかったけれど、大人数でのスノーウォーキングも楽しいんです。なんか、みんなテンションが上がって、童心に帰って、楽しくてしようがなくなっちゃいます。かなり歩くので寒さも気にならないし。ずいぶん歩いてちょっと疲れてきたかな?という頃に、大谷さんがいきなり「はーい。みなさん、きれいな雪をすくって軽くにぎってくださーい」との指令が。ん?んんん?と怪訝な顔しながらも素直に雪を握った私たちに大谷さんが与えたのは!練乳~!雪の握り寿司?握りカキ氷?もう、とにかくこれがおいしいのなんのって!!!こんなにおいしいステキなおやつ、人生にそうあるもんじゃないっ!
 

疲れてへこむどころかさらにテンションが上がった私たち。仕上げに雪の坂を滑り降りて、気持ちは小学生。スノーウォーキングは、やっぱり最高の雪遊びです。
□ 白馬岩岳スノーフィールド → http://iwatake.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

 

リゾートビューふるさと

安曇野・大町・白馬方面に向かうのにオススメの観光列車があるんです。それが「リゾートビューふるさと」。週末や祝日の運転日、そして運行時間をねらって、ぜひぜひ乗車してください。列車の車体自体が風景を満喫できるスタイルになっています。大きくとられた車窓いっぱいに広がる北アルプスの山々を堪能しながら、ゆったりしたシートに腰掛けていると、仁科三湖とよばれる三つの湖を過ぎたあたりから雪がこんもり具合を増してきます。車中ではリゾートアテンダントの案内もあって至れり尽くせり。「個人的には、白馬三山がきれいに見える橋がおすすめビューポイント」と、リゾートアテンダントの望月さんはおっしゃってました。
 

 

さらに車内では、沿線住民のみなさんによるおもてなしイベントが行なわれます。私が乗車した日は、大町市の尺八と歌でした。
 

さらに、運行中、穂高駅では30分停車時間が設けられていて、穂高神社にお参りしにいけるようになってるんです。駅に着くと巫女さんが(ボランティアガイドさんの場合もあり)お迎えに来てくださってます!誘導してくれ、さらに簡単に穂高神社の案内までしてくださって、うれしいかぎり。
 

そして、大町駅では停車中にホームで記念撮影できるよう、背景と小道具が用意された記念撮影ポイントが作られてます。黒部トンネルの写真パネルの前ではヘルメットをかぶって建設作業シーンを、また雪の北アルプス写真パネル前では菅笠をかぶって背負子を背負って昔の登山者シーンを、プチコスプレ撮影できるんです。短い停車時間ながら、テンション上がりまくりです。童心に帰りつつ、心の奥底まですーすーする信州の冬旅。ぜひぜひでかけましょう。
□ リゾートビューふるさと → http://www.jreast.co.jp/nagano/furusato/index.html
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

 

松本一本ねぎ&りんご

寒くなってくるとオススメの野菜が「松本一本ネギ」。薬味として生のまま刻むと、思わず「おおおっ」と言っちゃうほどつーーんとした辛さで、おそばのおいしさを加速させてくれるんです。「鍋に入れると、甘くておいしいんだよ」と教えてくださったのが、松本市の道の駅・いまい恵みの里の梶原政彦さん。ご自身も松本一本ネギを作ってらっしゃいます。この松本一本ネギ、普通の長ネギに比べるとやや太くて、白い部分がカーブしてるんです。これは、植え替えをして土をかけて育てる、というひと手間がかかっているからなんだそう。9月ごろ種まきをして、冬を越えて苗を育てます。春になると、土を壁のように盛り立て、それに添わせるようにして苗を定植。白い部分に土をかけながら育てていき、大きく育ったネギを真夏に植え替えします。ネギを一度掘り起こして、新しく作った土の壁にネギを立てかけ土を寄せます。この作業で、白い部分がさらに広がり、ぎゅーんとカーブを描くんだそう。種まきからだと1年以上かかってようやく収穫できる松本一本ネギ。信州の伝統野菜に認定されています。11月下旬から4月くらいまで出回りますので、ぜひぜひ食べる&買って帰ってくださいね。
□ 松本一本ネギ → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/food/?page_id=5043
□ 道の駅いまい恵みの里 → http://www.imai-megumi.com/

また、11月下旬から12月初めは、信州人にとっては漬け物で大忙しの時期。代表格は、やっぱり野沢菜漬け。梶原さんも自分で漬ける、しかも3~40kgも漬けるとおっしゃいます。梶原家の場合は、塩漬け20kg、しょうゆ漬け20kgくらいだとか。塩とザラメ、焼酎と醤油とザラメ、とか、各家で漬け方レシピがあるようで、「うちは塩漬けだけ」とか「うちはだしの素を使うよ」とか、男性が!しっかり語れるほどです。信州男子は漬け物男子なのですね…。

そして、信州りんごの出荷のシーズンラストを飾るのが「サンふじ」。木にしっかりならせて熟させて蜜が入った状態にまでして出荷されるのが、サンふじ。おいしい選び方を、JA全農長野の清澤さんに教わってきました。まずは「形のいいもの」。形のよさは、しっかり受粉された実の証だそう。そして「さわった時、ずっしりした重量感のあるもの」。さらに「りんごのおしりの部分(へたの反対側)の色」だそう。サンふじの場合、緑が透けたような黄色がポイントです。黄緑というか黄色に近い感じで透き通ったように見えるのが一番おいしいんですって。そして、私が信州に行って耳にしてきた不思議な言葉“ボケたりんご”について、お尋ねすると…。「過熟になったとでもいいますか、一番おいしい時期を過ぎたりんごです。水分が抜けてパサパサして、果肉がやわらかくなったような、ま、古いりんごという意味合いですね」と。ほほー。なるほど~。じゃ、信州人にとっておいしいりんごとは?「それは、しゃきしゃきして、噛んだらパリンというような食感のりんごですね」と、清澤さん。来年も、ラジオまつり信州ブースで、おいしいりんご(その頃は信州りんご三兄弟=秋映・シナノゴールド・シナノスイート)の販売、よろしくお願いいたします。
□ JA全農長野 → http://www.nn.zennoh.or.jp/
□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/

 

駒ケ岳ロープウェイ~ホテル千畳敷

 中央アルプスのある駒ヶ根市。駒ケ岳(2956m)の途中にある千畳敷駅(2612m)まで一年中登ることが出来るロープウェイ「駒ヶ根ロープウェイ」を運行している中央アルプス観光の竹村さんから雪の便りをいただきました。通称『鳴き雪』といわれているもので、千畳敷カールのさらっさらのアスピリンスノー(パウダースノーよりさらにさらさらってこと)の上を底の硬い靴で歩くと、”キュッキュッ”と高い音がするんだそうです。里山の雪は”ミシッミシッ”、日本海側の雪は”ギュッギュッ”といった音だそう。聞き比べてみてください。
(音 鳴き砂 mp3)
-15度、-16度が日常の千畳敷。通称『エビのしっぽ』とよばれる雪の芸術が、木や岩、手すりなどの風上の部分にできるんです。
 

この駒ケ岳ロープウエイに乗るには、駒ヶ岳のふもと駒ヶ根高原エリア(標高850m)からバスに乗って40分のしらび台駅(標高1662m)まで移動します。そこから駒ケ岳ロープウェイ乗車~。
 

日本で一番標高の高いところにある駅・千畳敷駅(標高2612m)まで、なんと7分30秒!約1000mをたった7分半で登っちゃう、しかも平服かつ装備なしで。夢の乗り物です。しかし、駒ヶ根高原からでも50分足らずで、1760m登山…。あらためてすごさを感じます。ロープウェイはかなりの速さで、ぐんぐん登りますよ~。山肌が目の前でびゅんびゅん過ぎていきます。途中、斜度60°くらいの岩と雪の壁がぐーんとせまり、思わず「うひょー」と声が出ます。しかし、上まで行ったら…。まっしろーーーーーー!すごーーーーい!気が遠くなりそーーー!冬に来て正解!
 

できれば、千畳敷駅と直結した「ホテル千畳敷」に泊まってください。案内してくださった中央アルプス観光の田村芳成さんのおすすめは朝!だから。「早起きして、ご来光が上がった後のモルゲンロードは必見です。8月の下旬から4月中は南アルプスから登る朝日が見られるんです」と。しかも、元日は富士山の上にお日様が出るんですよ!ホテルの前から伊那谷を挟んで南アルプスを眺める…最高です~。薄曇りでもこんな感じ。夜明け前と日の出後。
  

そして、ホテルの裏にそびえるのが2931mの宝剣岳。裏山が3000m級って、すごすぎて笑っちゃいますけど。田村さんは「高山にいると新陳代謝がよくなるそうなので体にもいいと思うんです。技術も装備も必要なく、ロープウェイで来るだけで高山を楽しめる。”高いところに来た”っていう登頂の感動を味わえるのがいいと思います。」私がおじゃました時は、夜はふぶいていたので見られませんでしたが、星空がすごーーくきれいなんだそうですよ~。非日常体験が手軽にできてしまう幸せを感じに、駒ケ岳ロープウェイに乗っちゃってください!冬が一押しですっ!
□ 駒ヶ根ロープウエイ(中央アルプス観光) → http://www.chuo-alps.com/index.html
□ 駒ヶ根観光協会 → http://www.kankou-komagane.com/index.php

□ FDA フジドリームエアラインズ → http://www.fujidream.co.jp/