Monthly Archive for 10月, 2011

鬼女がいた!?鬼無里

地名でおもしろい場所のひとつが、長野市の鬼無里。諸説あるようですが、メジャーなのは「鬼女・紅葉(もみじ)伝説」です。鬼無里と名付けたのは京の都の方々。お話はこんな風です…。
会津に生まれた女子、幼名・呉葉(くれは)、のちに紅葉。彼女は15の歳に京に上り、得意の音楽で生きておりました。紅葉の奏でる琴の音を偶然聞き惹かれた源経基(みなもとのつねもと)の妻に見出され、経基の家に入ります。やがて、経基本人の寵愛を受け側室となりますが、「側室のままではおもしろくない。正妻になりたい」と、経基の妻に対して呪いごとをかけたため、それが露呈し捕らえられます。死罪に罰されるところでしたが、身ごもっていたため、戸隠へ流刑の身となり、この地で居をかまえました。それが紅葉20歳の時です。彼女はこの地で、村の人々に読み書きなどを教え、病を治したりし、また村人はお内裏さまと彼女を慕い住まいや食べ物のお世話をしました。紅葉は都への思いをこめて、自宅の東を東京(ひがしきょう)、西を西京と呼び、町も二条・三条・四条・五条と、川を加茂川と名付け、京の都になぞらえて過ごしました。(今でも地名はそのままです。春日神社や賀茂神社もあるんです。)やがて、生まれた子供が成長し元服をする頃になると、軍を組織して都へ上ることを決意します。その噂を聞きつけた都では「紅葉が都を怨んで攻め上ってくる。しかも鬼女になっている。」と、勇将・平維茂を討伐に向かわせ、紅葉を討ち取ります。そこで都ではこの地に「鬼がいなくなった。鬼の無い里だ。」といって、以後、鬼無里という地名になった、ということです。
 

 

この話を教えてくださった松厳寺のご住職は「都から見れば紅葉は鬼女(きじょ)でしょうが、この里のものから見ればすばらしい女性=貴女(きじょ)だったと思いますよ。親切で知恵をくれた人ですし。今でも彼女が名付けた地名を使い続けているのがひとつの証拠ですよね。極悪人のつけた地名は、いくら純朴な村人でも使わないでしょう。才能のありすぎた、美しすぎた、一人のすばらしい女性の物語だろうと思うんです」とおっしゃってました。この説に私も賛成。
なお、松厳寺には、この物語の絵巻から作った絵解説が並び、紅葉を討ったといわれる刀や紅葉を供養したお墓もあります。
□ 鬼無里観光協会 → http://www.odeyarekinasa.jp/
□ 戸隠・鬼無里伝説 → http://www.s-togakushi.com/

 

八ヶ岳と富士山

むか~しむかしのことじゃった~。八ヶ岳と富士山は同じくらい背が高かったそうじゃ~。「日本一高いのは自分だ」と、どっちの山の神様も思っとったもんで、ある日「背比べをしよう」ということになったんじゃ~。「両方の山のてっぺんに樋を渡して、水を流そう。水が流れていったほうが低いということになる」と、やり方を決めて、水を流したそうじゃ。すると…。水はトクトクと富士山のほうに流れって行ったそうじゃ。「八ヶ岳こそ日本一!」と、八ヶ岳の神様は大喜び。一方おもしろくないのは富士山の神様じゃ。これがまた、気の強~い神様で、かんしゃくをおこしなさって、八ヶ岳を足蹴にしてぼこぼこに転がしてしもうたんじゃ~。そん時に、山が崩れて散らばって、八ヶ岳は今のようにてっぺんがいくつもに分かれて、背が低くなってしもうたんじゃと。(まんが日本昔話風?)
…という地元伝説を教えてくださったのが、南牧村観光協会長の深海文人さん。すんごく突拍子も無い話ですが、八ヶ岳エリアから富士山の姿も見通せるし、確かに八ヶ岳ってボコボコにされちゃった感じの山姿なんですよね~。裾野がすーっときれいなのにてっぺんがデコボコ分かれてるっていう…。なかなかよくできた昔話だと思います。
 

また、八ヶ岳山麓は山の真ん中なのに「海ノ口」「海尻」「小海」など、海にちなんだ地名が多いんです。これは昔、火山のせき止め湖がここにあった名残なんですって。地名の由来はおもしろいですねえ。
 

 

お話を聞いた平沢峠は標高1405m。目の前に八ヶ岳の雄姿、足元に美しいラインの山麓が見える絶景ポイント。ここからの眺めを見ながら、ナウマン博士が「フォッサマグナ」構想を着想したんですって。また、分水嶺でもあるんですよ。
 

□ 南牧村観光協会 → http://www.kanko-nobeyama.jp/

真っ赤なルバーブ!

くらすわで見つけた「ルバーブ飴」。きれいなルビー色は着色料でなく“ルバーブ”という植物の色素だけで出た色なのだそう。いったいルバーブって、何???すぐ隣町の富士見町で、その真っ赤なルバーブが作られていると聞き出かけました。これがルバーブ!
 

おおおおお。確かに、茎が真っ赤。すごい。全体としてはフキみたい?なビジュアルかな。畑の主は、富士見町ルバーブ生産組合のエンジェル千代子さん。(本名です。ダーリンは外国人なのです。Angelさん。)「ちょっとかじってみますか?」と言われ、かぷっ!うひょひょ。す、酸っぱい~。繊維質がワシワシします~。でもいい香り。かんでると酸っぱさも心地よくなってきました。「この繊維質が熱を加えると、すぐ柔らかくなってとけちゃうんですよ」とエンジェルさん。ルバーブはタデ科の植物でシベリア原産。おもにジャムにして食べられているそうです。すっぱあまい味は、菓子・ケーキ職人さんにも愛されています。しかも富士見町のルバーブは真っ赤な色が特徴で、全国的にも珍しいんだそうです。いやあ、こんなにきれいな色、なかなかないですよ~。しかも化学肥料や農薬を一切使わないのだそう。だから、畑で「そのままかじってごらん」っておっしゃったんだ。
 

基本のジャムは、ルバーブの30%分の砂糖と一緒に煮て作るルバーブジャム。ルバーブは乳製品との相性がいいので、バニラアイスクリームやヨーグルトと合わせると…ああ、幸せ。また、エンジェル家のおもてなし定番・ルバーブクランブルも、すんごくおいしい~。富士見町の真っ赤なルバーブ、憶えて食べてくださいね。
 

 

□ 富士見町ルバーブ → http://www.oraho-fujimi.jp/product/rhubarb.html
□ 富士見町ルバーブ生産組合ぶろぐ → http://makkanarhubarb.blog67.fc2.com/

信州のおいしい逸品が揃う「くらすわ」

諏訪湖畔に2010年春にオープンした「くらすわ」。信州のおいしいものやこだわりの品々が並ぶショップであり、レストランでありカフェであり、ギャラリーとしての顔も持つお店です。和のテイストを取り入れたシンプルモダンなおしゃれなお店で、店内も広々。このショップの運営をしているのは養命酒製造。赤い箱、“未病を防ぐ”でおなじみの、あの養命酒を作っている会社です。養命酒は全て、長野県駒ヶ根市の工場で作られます(2009年10月・信州ぶろぐ参照→ http://blog.rkbr.jp/sinsyu/2009/10/ )。くらすわ担当の丸山明彦さんは「くらすわとは、くらしの輪、また諏訪の蔵という意味」だと、また「私たちは目利きをしっかりして、信州ゆかりの商品を集めています。地産地消ではなく“地産地集”をテーマにしています。」とおっしゃいます。
 

 

なるほど。納得のラインナップでした。もちろん養命酒が手がけるショップですから、ハーブや生薬が身近なものとして感じてもらえるもの、ハーブを使って健康に配慮したもの、そして信州の特産物を使った商品などがいろいろあります。例えば「滋養みそ」。生薬入りで、味噌汁1杯分でドリンク剤と同じ生薬が摂れるという優れものです。また和漢の生薬を使ったハーブティー、信州人の思い出のおやつ=みそパンをブラッシュアップさせた「みそくるみパン」、そして「信州十四豚」。これ信州ジューシーポークって読むんです。豚を育てる時に抗生物質を使わず、養命酒の原料の残渣=しぼりかすを食べさせて育てた健康豚ちゃんなんですって~。ハムやベーコンなどいろいろ加工品がありました。これらと信州の美味しい野菜を使ったメニューを、レストランで食べることもできるんですよ。
 

丸山さんはさらに、「長野県には小さくてもいい技術をもっている企業がたくさんあります。その中でも志が同じところがあればコラボレーションして、私たちのノウハウと相手の技術を合わせて商品化して、信州を広めたいんです。また、マーケティングして支持されたものを全国に送り出したいとも思っています。」とおっしゃってました。「くらすわ」の展開、すごく楽しみです。次は食事しにくるぞ~!と決意を固めていると、「ルバーブ飴」なるきれいな透明ルビー色のキャンディを発見。「これ、着色料を一切を使ってないんです。ルバーブの赤い色だけで出た色なんです。このルバーブも長野県産ですよ」と、笑顔の丸山さん。しかもこのルバーブ、すぐお隣の町で作られてると。これはお訪ねせねばっ!
 

□ くらすわ → http://www.clasuwa.jp/index.html

野辺山のおかあさんの手作りおやき

JR最高地点のすぐそばに「南牧村母子寡婦福祉会売店」というお店があります。ここのおかあさんたちの手作りおやきがなごみのおいしさ!しかも1個110円。ふかっと弾力のあるおまんじゅう系の生地に野菜が入ってます。なす味噌もおいしかったけど、イチオシは野辺山産花豆のおやき。あずきに比べてほっこりやわらかい甘みと豆の風味がたまりません。また、おそばもおいしかった~。看板かあさんの照井ケサムさんの辛口自由トークも元気になれる素ですよ。ぜったいおかあさんとお話してくださいね。
 

そして、野辺山について驚きの情報が村役場の井出宏光さんからもたらされました。「フィギュアスケートの全日本クラスの選手で野辺山を0知らない人はいない」と。理由はフィギュアの夏の新人発掘合宿が野辺山で行われていて、この合宿に参加してないと強化選手への道はないんですって~。その合宿の一期生が荒川静香さん。その後の安藤美樹選手も浅田真央選手も村上佳菜子選手もみーんな野辺山合宿経験者なんですよ~。また、山梨学院大学の駅伝部の合宿も行われる層。ここならいるだけで高地トレーニング状態だし、朝晩さわやかだし、スポーツ能力向上にもってこいの場所なんですね。宇宙に近くて、スポーツにも縁が深い。すごいぞ野辺山。
□ 野辺山高原 南牧村観光協会 → http://www.kanko-nobeyama.jp/index.html

JR最高地点!野辺山

鉄分の高いみなさま=鉄ちゃん=鉄道ファンのみなさまにはおなじみかもしれません。JRの駅の中で最も標高の高いところに位置するのがJR野辺山駅です。標高は1345.67m。言いかえれば“宇宙に最も近い”JR駅?しなの鉄道の小諸駅と中央東線の小淵沢駅を結んでいるJR小海線の駅です。この小海線がまたいいんです。通称・高原列車!小淵沢から出発して高原の木々の間を抜けて列車が走ります。車窓から、白樺の林や八ヶ岳の雄大な姿を眺めながら旅が楽しめます。
 

 

また、世界初のハイブリッド列車(ディーゼルを発電に利用し、ブレーキ時に発生するエネルギーを蓄積して燃料消費と環境負荷を抑える)も導入されている線なんです。私が乗ったのは普通の車両でしたが、やはり自分でボタンを押してドアを開けるタイプでした。ちょっと慣れてきました(笑)。
 

 

さて、最高駅があるんですからJR最高地点もこの小海線上にあります。標高は1375m。野辺山駅と清里駅の間です。標識とモニュメント、そして鉄道神社があります。御神体はレール、車輪は小海線を走っていた蒸気機関車C56のもの、お賽銭箱は枕木の再生、レールをおさえていた釘を束にして鈴に見立てています。1375mの語呂あわせで「ひとみなごうかく」とか「ひとみなこうふく」とかで、ご利益を求める方々もいらっしゃるとか。
 

 

張り切って、上り下りの列車を撮影してみました。ちなみに、右がハイブリッド列車で~す。
 
□ 南牧村 八ヶ岳・野辺山高原観光協会 → http://www.kanko-nobeyama.jp/

信州で宇宙を感じる!野辺山天文台

番組でも何度も力説しているように、信州はほんとに空が近い!空気が透明できれい!ゆえに星空もすごくきれいです。「え?星ってこんなにいっぱいあるんだったけか?」と思うくらい大小の星々がキラキラ輝きます。星図版に載ってる星が全部そろってるようなイメージです。夜空を見るのにこれ以上の場所があるんだろうかというくらいに思いましたら!さすが、プロの御用達でした。八ヶ岳の山麓に広がる南牧村の野辺山高原に「国立天文台野辺山」がありました。標高は1350m。ここでは、太陽と宇宙電波の観測を行っています。広報担当の西岡真木子さんの案内で見学してきました。「ここでは、見えないものが電波で見える、銀河も見ることができるようになるんです。」とおっしゃいます。直径45mもある電波望遠鏡は見上げると首が痛くなるくらいの巨大さ。超巨大パラボラアンテナ?って感じでしょうか。ほかに直径10mのおわん部分をもつミリ波干渉計。そして、太陽だけを見つめ続ける直径80cnの電波へリオグラフ=通称ヘリオグちゃん。84台もずらーっと並んで、ずっと太陽の姿を追って首が回っていくんです。ひまわりみたい。健気でしょ?45mとの関係性は、古墳と埴輪みたい。並び具合はモアイ像?キュートな子たちでした。
 

 

さらに、研究なさってる方にもお会いしました。電波望遠鏡って売ってるものではありませんから、自分が観測したいものを見るためには道具=観測装置は自分で作らねばなりません。もちろん製作のための技術者のみなさんもいらっしゃいます。つまり、研究者=観測者=開発者であるわけです。お話を聞いたのは、中島拓さん。天空の広い範囲を一度に観測できる受信機を開発中で、成功すれば世界初の快挙になります。野辺山に国立天文台がある理由を「標高が高くて空気がきれいなので、星がよく見えるんです。で、周りを山で囲まれてますんで、都会からの雑音がすごく少ないんですね。ここは特に電波天文台なので雑音に気をつけなければならないんですけど、山で都会の雑音が遮られて電波的にいい環境であるということで野辺山が選ばれたわけです。あと、標高が高いので水蒸気が少ないんですね。また、標高が高いと大気の厚みが薄くなるので、宇宙に近づくといえばいいんですかね。より鮮明に宇宙からの電波をとらえることができます。」と教えてくれました。また「宇宙や星の研究は、遠くの世界のことなので私たちの生活とは遠い世界で関わりがないように感じるかもしれませんが、私たちの体、生きてる地球、そういうものはみんな宇宙の中でできたということで、ほんとは身近な話なんですね。そういうのを私たちの研究の成果を通じて感じていただければ」とおっしゃってました。理論が詳しくわかる人にはすごくおもしろいだろうし、ぜんぜんわからない私でもわくわくする、何か宇宙の力を感じられる場所でした。
□ 国立天文台 野辺山 → http://www.nro.nao.ac.jp/
□ 南牧村野辺山観光協会 → http://www.kanko-nobeyama.jp/

 

 

美しい松原湖

八ヶ岳山麓に広がる小海町の松原湖。この湖畔も美しいところでした。早朝散歩すると、朝日を受けた八ヶ岳が美しい姿を見せてくれます。1周くるっとゆっくり歩いて30分。鴨が泳ぎ、魚が跳ね、朝霧がたちこめて、ほんとうにいい気持ち。日が昇ると青空が湖面に映って、空より湖のほうが濃い青色になります。
 

 

10月には紅葉が美しい松原湖。ボート遊びもできます。また鯉が生息していて、これがおいしいのでございます。冬は凍結するので、ワカサギ釣りが楽しめるとか。鯉の料理もワカサギ釣りも、ファミリーロッジ宮本屋で面倒見てくださいます。キノコマスターはワカサギマスターになるわけですね。
 

 

□ ファミリーロッジ宮本屋 → http://www.f-miyamotoya.com/
□ 小海町観光協会 → http://www.koumi-kankou.net/

興奮!きのこ狩り!

信州の秋の楽しみといえば!恵みといえば!き・の・こ~!しかも自分で採ってこようという楽しいことができちゃうんです。伺ったのは八ヶ岳山麓・小海町。きのこマスターは、ファミリーロッジ宮本屋のご主人・畠山久紀さん。私が名前が言えるきのこといえば「しいたけ、しめじ、えのき、えりんぎ、まいたけ…」といったところ「あ、みんな栽培ですね(笑)。今、栽培できてるきのこは、菌が木についてできるシイタケと同じタイプなんです。それ以外は栽培できないんですよ。地面に出るきのこは、栽培できてないんです。」と衝撃の教えを授けてくれました。例えばしめじ。元は地面に生えてるホンシメジですが、売っているホンシメジやブナシメジは、ヒラタケの改良種なんだそう。エノキといえば薄クリーム色のあれを思い浮かべますが、野生のエノキは茶色でナメコのようなぬめりがあって軸が黒いんだそう。「今一番採れるのがハナイグチ、地元じゃジゴボウっていうんだけど、こういうのは人気があるねえ。あとアミタケとかクリタケとか…。」は、畠山さん…何ですか?そのキノコ…。「???」状態の私に「皆さんに言ってるんですが、とにかく、見つけたキノコ、全部採ってらっしゃい。で、あとでチェックするんです。そのほうが勉強になるし。採る楽しみと後でどのくらい残るかのドキドキ感ね。慣れない人は1割残ればいいほうですね(笑)。」と、やさしくおっしゃいました。食いしん坊の私。1割では泣いちゃいます。「がんばるぞ~!」と山に分け入り、片っ端から見つけたキノコをカゴに入れてまいりました。こんなにがさがさ平気で山に入っていける自分にちょっとびっくりしました。くもの巣も枝のトゲトゲも全然気になりません(苦笑)。
 

 

で、自信満々の鑑定前。
 

緊張の鑑定中。
 

そして鑑定後残ったのは…。あれれ、激減…(汗)。派手な色とか裏がスポンジ状なのは毒キノコだろうとか、地味な細いのはOKだろうとか、私の予想はみんなハズレ(苦笑)。でも2~3割残ったかな?
 

収穫したものは持ち帰れますし、お願いすれば夕食に出してくださいます。畠山さんが採ってくださってるキノコが、もともと夕食にごそっと出てきますが、自分の採ったキノコが加わるとうれしいもんです。なお、私は一緒にキノコ狩ったお姉さまに「タマゴダケ」なるキノコを分けていただき、夕食に酢の物で出していただきました。
 

とにかく地面に生えてる採れたてキノコは食感も味わいも、と~ってもおいしいんです。一緒に参加してたチームの方々は2泊3日の間、他は何もせずにキノコ狩り三昧だということでしたが、一度体験するとその気持ちがよくわかります。また、キノコ狩りしたいっ!マスター、またよろしくお願いいたします。
 

 

 

□ ファミリーロッジ宮本屋 → http://www.f-miyamotoya.com/
□ 小海町観光協会 → http://www.koumi-kankou.net/

紅葉の美しい白駒の池

信州の中でも、最も早く紅葉が始まる場所のひとつが白駒の池。八ヶ岳の北、八千穂高原というところにあります。標高2100m以上では日本最大の天然湖なんです。行ってびっくり!静かな湖面に真っ赤な、そして黄色い木々が映りこんでいます。まだ9月末なのに!特に赤いのがサラサドウダンツツジ、黄色いのはダケカンバだそう。残った緑と空の真っ青が全部水面に映って、いつまでも見続けていたい景色でした。
 

 

湖畔にある白駒荘のご主人・辰野廣吉さんは、「ここは車もそばを通らなくて静かだし、携帯電話も入らない。世の中から逃げてくる人のためにはいいんだよ(笑)。常連さんは秋に2~3泊して、その間何もしないでぼーっとしてるよ。エネルギーを充填してるねえ。」とおっしゃいます。時間帯によっていろんな表情を見せる白駒の池。写真撮影ポイントもたくさんあって、たっぷり時間を過ごせるところです。この白駒荘周辺、冬も訪れることができるんですが「雪が積もってて、月が出て、さらに虹が出るなんてこともあるんですよ」と、辰野さんがおっしゃってました。また、食用ほおずきをいただいたんですが、これがおいしかったですねえ。
 

そして、白駒荘から3~40分くらい登ると、白駒の池が見下ろせる「高見岩」があって、オススメだよとのことでしたので、早速チャレンジ!しかし、さすがに標高2100m超え。はあはあしながら、1時間ほどかかってしまいました。しかも最後の仕上げに「ロッククライミングですかっ!?」と、突っ込みたくなるくらいの岩場を越えると…。「あああ。登ってきて、よかったあ~!」と思えるすばらしい景色が広がります。眼下には紅葉の始まった白駒の池。遠くに目をやると、浅間山、八ヶ岳、そして北アルプスの山々が見えます。なんといい気持ちなんでしょう。
 

 

そして白駒の池周辺の森は「苔の森」といわれてまして、原生林の足元にびっしりいろんな種類の苔が生えてるんです。アニメ「もののけ姫」の森みたいな感じで、幻想的ですらありました。しかも県道から池まで歩いて15分くらい。道路から池までの道も苔の森なんですよ。
 

□ 白駒荘 → http://yachiho-montblanc.com/shirakoma/index.html
□ 信州紅葉情報 → http://www.nagano-tabi.net/contents/season_guide/kouyoudayori.php

白骨温泉 つり橋の宿・湯川荘

湯川荘に入るにはつり橋を渡ります。日常茶飯事を忘れて、ちょっと別世界に行ける雰囲気が素敵です。緑の時季ももちろん、紅葉、そして雪が降ってなお美しいところなわけですよ。つり橋の途中、川の流れにも心洗われます。橋の向こうにはご主人の斎藤元紀さんが待っててくださるわけです。
  

 
館内もゆったりあったかい雰囲気。お部屋の窓からも釣り橋が見えました。
 
そして、お湯がこれまたすばらしいっ!白濁がいい感じ。内風呂のほかに、貸切露天風呂が3つあって、いずれもいいんですよねえ。私、はしごしました(笑)。
 

 

取材中に「今、お湯を入れてるよ」と言われ、見せてもらうと…。おおっ、湧き出たては透明だ~!教わった通りで感動。時間が経つと白くなっていくんですねえ。
 

お食事は、信州の山の幸がふんだんに使われています。川魚や山菜、お肉、そばの実まんじゅうなど、どれもおいしいっ!
 

 

心と体の復活に、ぜったいオススメの温泉です。次は雪見風呂したいなあ。
□ 白骨温泉 → http://www.shirahone.org/
□ 湯川荘 → http://www.sansuikan-yu.com/

飲める&食べられる!白骨温泉

白骨温泉、飲めるんです。結構、硫黄の香りが強くて滋味深い味です。硫黄と炭酸成分を体内に入れることで消化器系臓器の血流がよくなり、臓器の働きがよくなりお通じがよくなる…てなことになるようです。各お宿のお風呂でも飲めますが、お散歩中や日帰りの方も飲めるように、2ヶ所飲泉所もあります。
 
そして、白骨温泉の名物のひとつが温泉粥。朝食で出てきましたが、ふんわりとろとろ、ほのかに遠くで硫黄の香りがささやいてる感じの味わい。まろやかな甘みがおいしくて、食べ過ぎ注意のおいしさです。
 

湯元斎藤別館の女将さん・村中小雪さんが「白骨の人にとっておかゆっていうと、温泉で炊いたおかゆのこと。自分の家で、父が“ゆうべ飲みすぎちゃったね”とか、“今日は風邪ひいて具合が悪いなあ”って時に炊いてたんです。それをメニューにして、毎朝、お米から1時間かけてゆっくり炊いたものをお出ししてるんです。胃腸にやさしいんですよ。」と、教えてくださいました。
ちなみに湯元斎藤別館は、文人墨客が多く訪れた宿でもあります。宿の前にある若山牧水と妻・喜志子の歌碑もありますし、直筆色紙も残っています。今、女将さんが研究中の与謝野晶子は斎藤別館に宿泊していたようだとわかってきました。また折口信夫もそうですし、白骨温泉の名付け親・中里介山もそうなんです。飛騨高山の名工が手がけた建物と文学ロマンをあわせて楽しめるお宿です。
 

 

なお、FDAを利用して信州入りし、レンタカーを利用し、白骨温泉に宿泊すると、割引になる!というお得な「FDA+レンタカー“白骨温泉宿泊プラン”」というのがありますので、うまく利用しましょう。
□ 白骨温泉 → http://www.shirahone.org/
□ 湯元斎藤別館 → http://www.saito-bekkan.net/index.html
□ FDA+レンタカー → http://www.shirahone.org/fda_rentacar/

お肌つやつや 白骨温泉

上高地や乗鞍高原エリアにある名湯「白骨温泉」。読み方は「しらほね」。インパクト特大の名前ですが、もともとは「白船=しらふね=温泉」と呼ばれていたのです。ここのお湯は石灰分を含んでいるため白濁しており、湯船に白い結晶を残すことから白船だったんです。その温泉成分が湯船に付着した様子が骨のように見えることから、中里介山が小説「大菩薩峠」で「白骨温泉」と記したため、それから白骨が定着し、名称になってしまったという経緯があるそうです。でも白骨のお湯、湧き出してすぐは透明なんです。時間が経って(3~5時間)空気と触れることで白くなり、時にはエメラルドグリーンが混じったような色になるのだそうです。年に1~2回、まったく白濁しないこともあるのだそうで、まさに生き物なんですねえ。
  
そんな話を教えてくださった、『山水観湯川荘』の斎藤元紀さんと『丸永旅館』の筒木(つづき)隆雄さん。ふと手を見ると、つやつやすべすべ!あれれ?私、負けてる!なんで?
筒木さんが思い出したように「そういや、うちの大ばあちゃん。100歳まで生きてたけど、ずっとつやつやだったなあ」と。原因はやっぱりお湯みたいです。白骨のお湯は、肌と同じ成分=弱酸性。また硫黄泉ですから殺菌効果もあります。二人は「保湿液つけとかなくても、お肌つっぱらないねえ。」「最近だからねえ。お風呂で石鹸使うのは。」「山菜採ってきて手が黒くなって、石鹸で洗うよりお湯で洗ったほうが落ちるもんなあ。」と驚愕の発言を繰り広げます。そう聞いたらチャレンジしたくなるのがレポーターの性。やりましたよ、私。濃いメイクでなければ、お湯でお化粧落ちました。化粧水もつけずに寝ましたが、つけたより“つやぷく”な朝の肌でした。あああ。毎日入っていたい~。
 
また白骨のお湯に入ると、ぽてっと寝付いちゃって、翌朝早くに目覚まし時計なしでぱーん!と目覚めちゃいました。斎藤さん曰く「ここは風呂に入ると眠たくなるんだよな。よく、眠りにくる人がいるよ。自分で考えても背骨の芯から眠れてる気がする。寝てる時間が短くてもそんな感覚になるお湯だね。」と。先代のおばあちゃんも、お客様をお見送りする時に「ありがとうございました。お大事に。」って、おっしゃってたそうです。まさに自然治癒力を高めてくれる温泉なんですね。「白骨のお湯に3日入れば3年風邪ひかない」といわれるのにも納得です。
標高1400mの地にある白骨温泉。道路整備が整ってからの温泉地かと思いきや、実は鎌倉時代には湯が沸いていたのだそう。白骨温泉のそばを鎌倉街道という道があったそうで、これは、鎌倉幕府と日本海側をつなぐ山の道だったんですって。今も、一部残ってるそうです。丸永旅館・筒木さんのお父さんで郷土の歴史研究家(元校長先生)の服部ゆうおさんが教えてくださいました。ゆっくり滞在して、歴史の道も探検したい場所です。
 

□ 白骨温泉 → http://www.shirahone.org/
□ 湯川荘 → http://www.sansuikan-yu.com/
□ 丸永旅館 → http://www.maruei.in/