Monthly Archive for 7月, 2011

空港からのバス~電車

福岡空港から信州まつもと空港へは、FDAの直行便が毎日90分で結んでいます。現在のダイヤは10時15分福岡発、11時45分松本着。到着25分後の12時10分に、JR松本駅前のバスターミナルに行く路線バス(540円)が出発しますので、これを利用するのが正解。日本一高いところにある空港ですから、バスの出発時間までぞんぶんに空気を吸って、信州に降り立ったことを満喫しましょう。
 
12時39分にバスターミナルに着き、ちょっと歩いて、JR松本駅からは信州各地へ移動できますが、上高地や乗鞍高原にいく場合には、松本電鉄上高地線に乗車します。新島々=しんしましまっていう終着駅まで乗りますが、途中に並ぶ駅のなかなか読めない地名にトキメキをおぼえます。さらに乗ってびっくり!この電車。乗降ドアの横に押しボタンがついています。これ、押さないとドアが開かないんですよ~。さすが寒冷地。車内に寒気が入らないための工夫です。他にも、松本から新潟へ向かって北上していく=北アルプスの美しい眺めが楽しいJR大糸線の電車もボタン付きでしたねえ。
 

 
新島々駅と並んでバスターミナルがありますので、そこからはバスに乗り換えます。上高地行き、乗鞍高原行き、白骨温泉行きなど、間違えないように気をつけましょうね~。運賃は、松本から往復割引の切符を買っておくのが一番お得です。
□ 上高地方面バス情報 → http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/

 

 

乗鞍高原でマイナスイオ~ン!

標高1200m~1800mに広がる乗鞍高原。夏はやっぱり滝!乗鞍三名瀑と呼ばれる「番所大滝」「三本滝( http://blog.rkbr.jp/sinsyu/2008/09/ )」そして今回訪れた「善五郎の滝」。離れて展望台から見て美しく、近づいて滝しぶきが気持ちいい滝でしたよ~。もう、天然ミストサウナ状態で、お肌もしゃきーん!
 
あふれるような緑とかわいい花々が待ち受ける遊歩道を歩いて滝まで向かいますが、やっぱりプチ登山な体力消耗度です(苦笑)。そんなにアップダウンはきつくないと思うんですが、何せ標高1500m。はあはあ言ってしまいます。案内してくれた『O.D.S.S.』のガイド・小峰邦良さんは、乗鞍の魅力について「標高を使った遊びができること」とおっしゃいます。山頂近くの3000mあたりは森林限界ですのでハイマツが地面に這いつくばるように生息しています。高山植物や針葉樹、広葉樹へと移り変わる植物を見て回るのも面白い。また乗鞍はしっかりした山の形はあるけれど、北アルプス一傾斜が緩やかな山なのでフィールドが大きいところでもあるのです。そのフィールドを使って歩くもよし自転車もよし、レースだって行なわれます。トレッキングやトレラン=ランニングもできる恵まれた場所なんです。アクティブに山を楽しみたい人には絶対おすすめ!今回の滝だって、沢を上りながらたどり着くという楽しみ方もできるとおっしゃってました。ちなみに冬、スノーシューを履いて雪の中の散策を楽しんで雪のテーブルとイスでスノーランチをいただくのも最高なんだそうです。
また、10月23日まで、乗鞍高原にEVカー(電気自動車)専用のレンタカー貸し出し拠点ができています。これ、日本初!乗鞍高原エリアを縦横無尽に遊びつくすのははもちろんのこと、上高地への入り口や白骨温泉、松本市内までドライブして戻ってくるのもOKです。3時間3000円だそうです。もちろんマイカー規制区域には入れませんが、すばらしい自然の中で環境に優しくエコドライブっていいですね。
□ EVレンタカー詳細 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/evdrive/?page_id=61
□ 乗鞍高原公式サイト → http://www.norikura.gr.jp/

 

 

明神池

上高地の神秘的水景色でいえば、明神池も「超」がつくオススメです。河童橋から時計回りに1時間歩くと、明神岳を背負った「穂高神社・奥宮」のお社があり、その奥に広がるのが明神池。水面に、岩や立ち枯れの木、緑の木々、明神岳の山姿までも鏡のように映し出します。お天気の日はもちろん、雨模様の時の雰囲気も厳かですばらしいところ!福岡の旅行会社の方々も「静けさにびっくりしました。そこだけ空気が違うような気がしました。日々のストレスが解消されるというか、優しくなれる気がするし、心が広くなった気もするんです。ちょっとイライラすることがあったから…」と、感想をおっしゃってました。おおお。やはり!心に効く場所なのですよ、上高地。
□ 上高地公式サイト →  http://www.kamikochi.or.jp/

  
  

 

山岳観光課おすすめの…

松本市には「山岳観光課」というセクションがあります。う~ん、さすが岳都!山のために作られたのかと思っていたら、実は、担当エリアのほとんどが山だからつけられたネーミングなのだそう。松本市を地図で見ると蝶々が羽を広げたような形に見えるのですが、その西側の羽部分が担当エリア。槍・穂高・上高地・乗鞍・白骨温泉・野麦・奈川…あ、確かに山ばっかり(笑)。そしてもう一つ面白かったのが、7人いる職員さんのうち4人が“加藤さん”だということ。呼び分けは役職名か下の名前でなさってます。「泊まった人にしか味わえない魅力を発信していきたい」という山岳観光課長の加藤銀次郎さんに、上高地でのお気に入りの場所を教えてもらいました。
それが、岳沢湿原。河童橋から反時計周りに10~15分ほど歩いたところにあります。湧き水が広がる中に木々が立ち並び、向こう正面に山の姿がそそり立ちます。水上に突き出すように作られたテラス状の桟橋に立っていると、時間の流れが違う世界に引き込まれます。加藤課長曰く「まさに“静寂”なんです。これ以上の静寂があるかっていうくらい。ゆっくりして水の流れを見ていると、すべて忘れられる感じですよね。いろんな背負っているものとか。岳沢湿原に来てる人に話をきいてみると、“自分の何かをかえたい”とか“新しくスタートしたい”とか思って上高地を訪ねたと言う方が多いんですよ。“悩むとここへ来るんです”って方もいますし。まあ、旅そのものがそういうものなのかもしれませんが、岳沢湿原には特に、後押ししてくれたり、再スタートさせる力があるのかもしれませんね。」と。みなさんがゆっくり、30分とか1時間とか佇んでらっしゃるので、加藤課長は、場所が空くのを待ってる間、癒されていく人の顔を見て自分も癒されるのだそうです。「自然の力って、やっぱりすごいですよね。上高地は、一歩入ると感動の場所がたくさんあるんです。もう、何十年も前から全体がパワースポットなわけですからねえ。」とも、おっしゃってました。この岳沢湿原、葉山さつきさんも一目惚れ。大のお気に入りなんですよ~。たどり着くまでの木の遊歩道もいい雰囲気です。それから、ここで響く鳥の声もすばらしい。もう、水と緑の中に溶け込むような響きなんです~。さあ、よどんだハートを磨きに行きましょう!
□ 上高地公式サイト →  http://www.kamikochi.or.jp/

 

 

西糸屋山荘で教わる上高地の魅力

上高地・河童橋エリアにある「上高地・西糸屋山荘」。この宿のご主人・奥原宰さんは、高校~大学時代、山岳部に所属して世界中の山を歩いてきた方です。そんな奥原さん曰く「上高地は特殊なところです」と。「これだけコンパクトに、きれいな水と森林の多様さと岩山、すべてがひと目でみられるというところはなかった。もっと大きな山とかはいっぱいありましたけど、こんなに全てが“ぱっ”と見えるというのはないですね。河童橋から見ていただければわかっていただけると思いますけど。」なんでもスイス人のお友達が上高地に来てびっくりしてたそうです。「こんなにコンパクトに見えるんだ!」って。すごいぞ、上高地。アルプスの本場・スイス人も驚くほどの美しさ。「神様が降り立った地=神降地と書いたりするくらいですからね。」と、奥原さん。
 

 

四季折々の美しい上高地を知り尽くした奥原さんに、夏の上高地について、教わりました。さすがの上高地でも昼間は暑く夏らしい気温になりますが、朝晩は寒い。朝なんて、何か羽織ってないと歩けないほどです。夜はクーラーなしで熟睡できる気温。お盆を過ぎると朝の気温が10℃を切って5℃とかに近づいていきます。しかし、お昼だけ上高地に来た人は「なーんだ。上高地でも夏は暑いんだ~。」って、「なんで上高地が暑いんだ?」って、帰っちゃうんですって。「そういう人たちはいいとこ知らないで帰っちゃう、かわいそう…。上高地は3日以上!なんですよ。」と、奥原さん。要は、人間の体の温度だそう。人間の体は、ほぼ水でできています。そうすると、長い期間暑いところで生活していると体の温度が上がっていて、上高地に1日来ただけだと体は熱いままなんだそう。表面的には涼しいんだけど全体的に涼しくならない。順化(馴化)しないっていう感じだとか。丸一日上高地にいるとだんだん涼しくなってきて、2日目にはもう順化するので、そこからはもうすごく涼しく感じられる!ってことなんですって。それで“上高地には3日間”となるんだそうです。なるほど、体の芯まで上高地が沁みこむまでに3日ってことですね。「じゃあ、着いた日=1日目は、河童橋から明神池までをぐるっと周る2時間コースを歩くぐらいがいいんですね?」とお尋ねしたら、「初日は到着するだけでいいんです。荷物をほどいてお昼寝でもして疲れた体を休めてください。」と、奥原さん。「どうしても歩きたければ、夕方、梓川の川原に下りて散歩するくらいにしてください。で、2日目からばしーっ!と歩けばいいんです。2日目からが勝負なのに帰っちゃう人が多くてもったいない。」んだそうですよ。
で、2日目に行くべきオススメの、でもお手軽な行き先を提案してもらいました。危険な登山じゃなくて、トレッキング程度。ちょっとだけ登るようなところにチャレンジするとおもしろいんですって。行き先は「岳沢」。河童橋エリアから標高差でいうと600mほどのところで、ゆっくり登って2時間半くらい。子供でも十分行けるところだそうです。1時間も登ると見晴らしのいい場所に出るし、たとえ上の方が曇っていたとしても、上高地の俯瞰のすばらしい景色が楽しめるんですって。晴れてたら穂高の山の方も全部見えて、これまたすばらしいのだそう。「しかも、その見晴らしのいい場所に出るまでの間は原生林があって、ほかと比べても一種独特の登山道なんですよ。この原生林に入るだけだったら登山道の入り口から10分入るだけでハードルが高くないし、運動靴で行けますよ。」と、奥原さんの優しいお言葉。ああ、そのくらいだったら根性なしの私でも行けるわ!と張り切って出発!小雨混じりの空模様でしたが、それが原生林の静寂を増してくれた感じでした。吸い込まれそうな心地よさに包まれた自分の周りで、水の流れる音や鳥の鳴き声が緩やかな渦を巻いています。故・筑紫哲也さんも感激したこの原生林。絶対行くべきです。河童橋から半時計周りに10分くらい歩いたところにある岳沢登山道入り口から、さらに10分くらいすすめばOK。
さて、右一番下の写真は原生林で見かけた風景。木の陰から顔を出したクマみたいでしょ?今回見つけた宝物のひとつです。
 

   

 

お世話になった西糸屋山荘。名前からすると山小屋っぽくて「本気の登山人じゃなきゃダメかなあ」なんて思ってましたが、どっこい、普通の旅館タイプの宿なんです。でも、木がたくさん使ってあって、山小屋を思わせる雰囲気や上高地がよくわかる資料や本、写真もたくさん用意してあって、楽しい時間が過ごせます。料理もおいしいし、お風呂では湯船に体を伸ばしながら穂高のお山が見えるという工夫がしてあります。ちなみに「上高地は3日間以上」という奥原さんの思いを反映して、連泊しやすいように宿泊料を2泊目は1割引、3泊目以降は2割引になさっているそう。居心地よく滞在できるすてきな宿でした~。
 

 

□ 上高地公式ウェブサイト → http://www.kamikochi.or.jp/
□ 上高地西糸屋山荘 → http://www.nishiitoya.com/

真夏でも、スキー&スノボ!

なんと、真夏にスキーやスノーボードができるんです。場所は乗鞍大雪渓。長野県と岐阜県の境につらなる乗鞍岳の斜面に広がります。ちなみに乗鞍岳の山頂はひとつだけでなく、23のピークを合わせて乗鞍岳と呼ばれるんだそう。ガイドをしてくれたO.D.S.S.の小峰邦良さんが教えてくれました。取材に出かけた6月上旬は、こんなに雪が!7月の今もしっかり積もったままだそうですし、「大雪渓の上は半袖ではいられません。寒いですよ。“さわやか”どころか“さわやかすぎる”信州です(笑)」と、松本市山岳観光課の加藤課長。このあたりは森林限界を超えた標高なので、ハイマツが風雪になぎ倒されたように生えている程度。植物も下界と全然様子が違います。ちょうど大雪渓を滑り降りてきたスキー歴20年を超えるというお二人にお話しを聞きました。雪が積もってるだけの大雪渓ですから、もちろんリフトなんてありません。道具を背負ってテクテク2時間くらいかけて上まで歩いて登り、滑り降りるのだそう。一気に降りるとものの5分もかかりません。そんな大変さにもかかわらずココで滑るのは…「他に滑れるトコなんてないもの。暑すぎず寒すぎず気持ちいいですよ。雄大な景色も楽しめるし。ま、一気に滑るともったいないんで、上でしばらくじっとして、あとは無駄に止まりながら滑ってきます(笑)」「人の少ないところで滑るのがいいんだよ。リフトがないと人も少ないからね。そこそこ空気が薄いし、もちろんおいしいし、独り占めだよね、空気も。」だそうです。ううむ。上級者のお言葉は違いますなあ。
 

 

 

また、スノーボーダーのお兄さんが、お昼ご飯のインスタント味噌ラーメンを作りながら教えてくれました。「自然のなかで滑れるのがいいんですよ。眺めもいいですよ~。ずっとあっちの方の山まで見えるし、天気がいいと富士山だって見えるらしいですよ。スキー場で滑るのとは気分が違いますよね。嬉しくて、叫びながら降りてくる人もいますよ。でも滑らなくてもいいんですよ。歩いて登って降りてくればそれだけでも楽しいし」と。おおっ!ナイスアドバイス。山岳観光課の加藤課長も「滑っている人のラインに邪魔にならないように、また岩や木にぶつからないよう安全に気をつけていれば、シートをおしりに敷いて滑るだけでも楽しいですよ。」とおっしゃってました。で、一緒に旅した福岡エリアの旅行代理店のみなさんと雪の上ではしゃいでしまいました。旅のプロが「もう、感動しかない。言葉にならないですね。絶対お客さんに来てほしい。雪を見ると興奮しますね~」とか「最高でした~。ここへ登ってくるまでの景色もすごいし。ここで4~50分過ごすと、シニア世代のお客様にはいいでしょうねえ」と、高評価!下の写真は、私と一緒に興奮しつつも冷静にプランを組み立てていたクラブツーリズムの峯岸さん。きっと楽しい旅プランが生まれることでしょう。
 
実は、この大雪渓までバスで“びゅーん”と来られちゃうんです。6月いっぱいは「春山バス」といって、高さ5mはあろうかという“雪の壁”を通り抜けてきます。7月に入ってずいぶん雪が溶けて現在は“雪の塀”くらいの高さになっているそうですが、まだまだ冬の名残を見られます。また7月~9月は、さらに上の方・岐阜県側の畳平までバスで行けちゃいます。標高2700mくらいまでバスで行けるので、乗鞍岳は“日本一かんたんに登れる3000m級の山”ということになります。また7月~9月の間は、輝く朝日を見るためのバス「ご来光バス」も運行されます。マイカー規制されている地域ですから、バスやタクシー、許可車両以外は通りません。それがまたいいんです。
 

 
乗鞍岳山麓・標高1500mくらいのところに広がるのが乗鞍高原エリアには、白樺の林の中にいろんなタイプの宿や施設、温泉、飲食店などが点在しています。乗鞍高原温泉ユースホステルのご主人・小澤さん曰く「乗鞍は、夏でも雪があって、雪の側には春の花が顔を出して、そこから10mも移動すると夏になるわけです。100mの間で冬から夏まで見られるのは贅沢でしょう(ニコニコ)」と。なお、かなり際までバスで登れる乗鞍山頂。「過去に幼稚園児も登りましたよ」と小澤さん。畳平でバスを降りて1時間半歩くと山頂なんですって。次は雪遊びだけでなく山頂からの眺めを…。

□  のりくら観光協会  →  http://www.norikura.gr.jp/
□  乗鞍大雪渓  →  http://www.norikura.org/index.htm
Fuji Dream Airlines →  http://www.fujidreamairlines.com/

 

ガイドと歩こう 上高地

さあ。夏です。“さわやか信州”を満喫できる季節です。暑い時には涼しいところ!上高地へまいりましょう~!標高1500m、梓川の清流と木々の緑に囲まれ、青空をバックに穂高連峰を仰ぎ見る…。この上ない幸せです。体内にたまっていたどんよりした成分が「ぷはーっ」と排出されていきます。
 
これまでに上高地に行ったことのある方も多いでしょう。でも、ゆっくり歩きましたか?もし、未体験でしたら、ぜひ、ガイドさんと一緒に散策してみて下さい。今回私を案内して下さったのは「上高地ナショナルパークガイド」のアディこと西岡悠真さん。元気にさわやかに上高地の自然を教えてくれました。取材したのは6月上旬。福岡と1ヶ月くらい季節がずれているので、新緑のふわふわした緑に包まれての散策です。川中美幸さんの歌でしか知らなかった可憐な二輪草も生まれて初めて見ました。見事に二つ仲良く咲くんですねえ。それから、アジサイみたいなきれいな花は実は擬似で、虫を呼ぶためのモノだというオオカメノキ。クマザサは縁取りの白っぽいところが歌舞伎の隈取りに似ているからクマザサって名前が付いたんですって。また、シナノキからは質のよい紙が作れて、それをこのあたりから朝廷に送っていたことから“信濃の国”と名付けられたそう。加えてアディくん曰く「梓川沿いにはたくさんヤナギがあるでしょう」と。「ええっ?そんなのないぞ。普通の木ばっかりだよ」と思ってたら、「みなさんの思うヤナギって枝垂れヤナギなんですよね。実は枝垂れヤナギ以外のヤナギは、あんまり枝垂れないんです。上高地だけで14種類のヤナギが、葉の丸くて大きいのから細くて長いのまでありますが、枝垂れません。」と。ほー。さすがガイド!アディくんのお かげで賢くなりました。
 

 
雨のあとでもほとんど濁らない透明な流れの梓川。上高地を散策している間じゅう、そのせせらぎを耳にしていられます。ずんずん歩いていると、川の水が沖縄の海のような明るいブルーに見えるところがあります。アディ!あれは何?なぜ?「上高地は花崗岩の白い粒が細かくなったものが川底にあるんです。白い砂が光を反射しますから、浅くても青く見えるんです。普通は水深が深いと青く見えるんですが、それは水中に入った光の中の青い部分が水中を進むからなんです。」とキビキビ説明。じゃあ、夜空は?「上高地には街灯が2つしかないので、月が出てなければ星あかりで照らされるので、とてもきれいです。初夏だと北斗七星や北極星。夏の大三角形もすごく見えますが、新月の日になるとその夏の大三角形が見えなくなるほど星が多く見えるんです。ナイトガイドって星を見るガイドをするんですけど、最高で15分間に7個の流れ星をみました。ほんとにきれいなんです」と。なんでも、夏の夜は河童橋の上にみなさん寝転がって星を見上げてるとかも聞きました。ああ。やっぱり上高地は泊まってなんぼだわ。実際に私も夜、河童橋まで出かけました。リアルに真っ暗闇…。懐中電灯なしでは右も左もわかりません(汗)。薄曇りが晴れかけたくらいなのに、星がきらっきら!近いんです。そして、薄明るい空にくっきり穂高のお山がシルエットで浮かびます。聞こえる音は梓川の流れのみ。哲学者になれそうな空気感でした。ありがとう、アディ。あなたのおかげで上高地満喫!でした。福岡に帰って、プチ上高地博士な勢いでいばってます、私。
□ 上高地ナショナルパークガイド →  http://npg-alps.net/index.html
□ FDA  →  http://www.fujidreamairlines.com/