Monthly Archive for 8月, 2010

「故郷」のふるさと

♪うさぎ追いしかの山 小鮒釣りしかの川 ♪の唱歌「故郷」。日本人の心にきざまれたこの歌を作詞した国文学者の高野辰之(明治9年~昭和22年)の生まれ故郷が、長野県中野市です。高野辰之は、ほかにも「朧月夜」「春の小川」「春がきた」「もみじ」なども作詞しています。作品のベースとなった風景は、生まれ育ち、また一時期教鞭もとった北信濃の中野や飯山のものであり、今もそれを感じることができるのです。高野辰之記念館副館長の小林雅美さんは、高野の妹のお孫さん。
 
「“故郷”に高野が描いた風景は日本中どこにでもある、そして誰もの心の中にある風景だけれど、やはり本人にとっては子供の頃から見てきたこの風景を想いながら書いたのだと思います」と教えてくださいました。そして「記念館の2階からも”かの山”が少し見えますよ」と。かの山とは大平山(おおひらやま)と大持山(だいもちやま)。
記念館から高野の生家を超えて10分ほどのところに「ふるさと橋」があり、2つの“かの山”とその裾野に広がる棚田、そして“かの川”である斑川(はんがわ)が一目で見えるのです。
 
私は♪うさぎ追いし♪は、野山でうさぎを追っかけっこしていた日々のことだと思ってましたが、小林副館長曰く「この辺りでは大正時代頃まで“ウサギ追い”という冬の行事があったんですよ。除雪のない時代、子供達をつれて山奥までは入れませんから、すぐそこでね。地区の人達もみな一緒にウサギを追って、漁師さんが撃ったのを獲って、みんなで食べたわけです。貴重なタンパク源でしたから」と。おおおっ!昔、先生に「♪うさぎ“おいしい”♪ではありません!追いし!追いかけたという意味ですよっ。」と、がっつり言われてましたが、“おいしい”も誤りではなかったのだ…。衝撃を受けていると「あの…。私、ウサギ追いやったことあるんです」との声。主は、この日の案内役・長野県観光振興課の丸山澄夫さん。高野辰之と同じ中野市出身かつ在住の昭和39年生まれです。「えげげげっ!?」と心底びびる私に「中学校の頃、ふるさと体験授業で“ウサギ追い”を全校生徒250人くらいでやったんです。かんじき履いて、横一列に並んで、『ぱんぱんぱんぱん』手とかで音を鳴らしてびっくりさせて、山のふもとへ向かってウサギを追い込むんです。ある程度追い込んだところで、同行していた猟友会の人がバンと撃っちゃうんですよ。」いやあ、知らなかった…。だから旅は、出逢いは、おもしろい。
 
「朧月夜」の♪菜の花畑に入り日薄れ♪の菜の花、当時は菜種油のための菜の花だったと思われますが、今はお隣の飯山市が野沢菜の花でその姿を見せてくれます。2番の♪カエルの鳴く音も鐘の音も♪の鐘は、中野の真宝寺の鐘。「春の小川」の♪さらさら行くよ♪の歌詞は、もとは♪さらさら流る♪だったのが書き直されたもの。天皇陛下は“流る”、美智子皇后陛下は“行くよ”で習われたそうで、ある学年以上は違う歌詞で記憶なさっているのだそう。また「春が来た」は♪山に来た 里に来た 野にも来た♪ですが、曲がつく前は山→野→里の順だったそう。メロディに合わせて書き直されたとか。小林副館長にいっぱい教えてもらいました。
余談ですが、この中野市、「カチューシャの歌」「ゴンドラの歌」「シャボン玉」の作曲者である中野晋平のふるさとでもあり、映画音楽の第一人者で宮崎駿作品や北野武監督作品の音楽を手がける久石穣さんの出身地でもあるんですって~。
□  高野辰之記念館 → http://www.city.nakano.nagano.jp/tatsuyuki/index.htm
□  信州なかの観光協会 → http://www.nakanokanko.jp/

信州・松代

長野市松代町は、1622年、真田信之(幸村の兄)から10代250年、松代藩真田氏の城下町だったところです。中心となる松代城は(現在は城門や石垣が復元)、武田信玄が川中島合戦の前線基地として作らせた築城からは、今年450年になるのだそう。街なかは、古い門構えや城下町らしい鍵型に折れた道、真田家の「六文銭」があちこちで見られます。この町を「松代文化財ボランティアの会」会長の荻原幸子さんの案内で歩きました。
 
 
真田家から寄贈された伝来の大名道具や武具、調度品、古文書などが展示される「真田宝物館」、9代藩主のお母さんのために作られた座観式庭園が見事な「真田邸」、藩校だった「文武学校」など往時をしのばせる建物が並んでいてわくわくします。中でも「文武学校」は、日本ではここだけという、藩校の遺構が残っているところなんだそう。学問をした大きな広間もすごいんですが、剣術所がいいんですよっ!映画やドラマでみるような雰囲気そのままです。実際、撮影も行われたそう。
 
そしてこの町で必見なのが「松代象山地下壕」!太平洋戦争末期、軍部が本土決戦最後の拠点として、大本営と政府機関などを移す計画のため、松代の3つの山に掘った地下壕のひとつです。碁盤の目のように掘られた全長5853mのうち500mほどを見学することができます。通路沿いに部屋のようにくり抜かれた部分があり、「この部屋ごとに新聞社などマスコミを入れる予定だったそうですよ」と荻原さんが教えてくれました。着工が昭和19年11月11日。終戦の昭和20年8月15日までの約9ケ月で、多くの犠牲者をだしながらこれほどのものを作った事実を確かめてください。ちなみに最も工事が進んでいた(90%以上)舞鶴山地下壕は、現在気象庁精密地震観測室として使われています。ここが移転先候補になったのは、上空の飛行機から見てわかりにくい、地盤が強い、私鉄が通ってて掘り出した“ずり(石など)”を運びやすかったからだそう。
 
□ 松代 → http://www.matsushiro-year.jp/
松代まで来ると、かなりディープに信州を楽しんでる感じになりますが、ディープな新しい信州メニューを紹介しましょう。それが「まぁーず料理」。“まぁーず”とは信州の方言で、“すごく・とても・たいへん”といったニュアンスを表します。「いやあ、まぁーずたいへんだった ̄」とか「いやいや、まぁーずよかった」というような使い方。で、料理のポイントは、酒粕と信州味噌、さらに土地の漬物を使ってソースにしたものを使うことだそう。長野県の旅館ホテル組合の青年部で開発しました。松代よりさらに北東にある温泉・渋温泉の「さかえ屋」のまぁーず料理は、鹿肉の上にまぁーずソースを載せたもので、食べ応えのあるしっかりした味です。ジビエ料理で気になりがちな臭みなどが全く気になりません。調理長の大月茂さんは「酒の香りとあとくちに広がる信州味噌の風味が広がって、アクセントに野沢菜の漬物が効いているのが特徴です。うちでは大根スライスも入れてます。肉や魚の臭みと調和して、いいトコだけ出して他は消してくれるソースです。」と、おっしゃってました。
 
□ さかえ屋 → http://www.e-sakaeya.jp/
この渋温泉、宿泊すると温泉街の中にある9つの共同浴場の湯めぐりができる「外湯めぐり」がおすすめです。下駄をカラコロ鳴らしながら、風情ある時間を楽しんでください。
□渋温泉 → http://www.shibuonsen.net/index.html
 
 
ディープに信州を楽しむなら、「信州デスティネーションキャンペーン」が行われる今年の秋冬がビッグチャンスです!「未知を歩こう」をテーマに、長野県じゅうが、スペシャルなおもてなし計画を繰り広げます。イメージとしては長崎の「さるく博」とか別府の「オンパク」みたいな感じでしょうか。なお、今回紹介した松代や善光寺あたりに行くには、信州まつもと空港から長野市内までの直行バスが便利ですよ。飛行機が着いた10分後の午前9時15分発で、戻りは、福岡便の出発55分前の12時30分にまつもと空港に到着します。所要時間は1時間半、大人1500円です。JR長野駅やバスセンター、長野県庁や川中島古戦場が乗降バス停になってます。高速道路移動中に見られる北アルプスや、姨捨SA付近からの善光寺平の風景や棚田が見どころでもあります。
□ 信州デスティネーションキャンペーン → http://www.shinshu-dc.net/

日本のふるさと~飯山

飯山市は長野県の北東部。新潟県との県境です。映画「阿弥陀堂だより」(小泉堯史監督。寺尾聰・樋口可南子出演)の舞台となったところといえばイメージしていただきやすいでしょうか。
ここでのイチオシは、何といっても「高橋まゆみ人形館」。人形作家の高橋まゆみさんが作ったお人形は、シワの刻まれ方や笑顔に人生が凝縮された、おじいちゃんやおばあちゃんの姿がメインとなります。ご自身がお嫁に来て、今も農家の奥さんとして生活している、飯山のおじいちゃんおばあちゃんをモデルにしているものも多く、「ああ、こういうおじいちゃん、いるいる!」と、嬉しくなってしまう雰囲気に包まれます。小さいものもありますが、40cm前後のお人形が多かったように思います。孫と釣りをするおじいちゃん、こたつの中で雪解けを待つ老夫婦、農作業の合間に“こびれ”(お茶と軽食・お漬け物などを楽しむ信州の習慣。“おこひる”とも)をするおばあちゃん、降り出した雨の中孫を迎えに行くおじいちゃん…。どれも愛情あふれる姿にこちらの頬もゆるみます。ローカル線の無人駅で列車を待つ人々の展示には、それぞれにドラマが読み取れて、脳内脚本が勝手に出来上がっていきます。また、高橋さんが読んで感銘を受けたという、若年性アルツハイマーの奥様を介護するだんなさまの本「八重子のハミング」から生まれた人形達が伝えてくれる愛情には、胸がしめつけられます。白い木枠を掲げて息子に写真を撮ってもらっているおばあちゃん、お葬式で一列にずらり座っている家族の様子など、楽しいとか可愛いだけでない、人が生まれてから死ぬまでのあらゆる場面が表現されています。自分の中の想いと人形の姿が重なると、涙があふれてしまって、もうたいへん。案内して下さった井田玲子支配人は「自分の人生と重ねて下さる方が多くて、“亡くなったおばあちゃんがこんな感じだった”とか“お母さんにそっくりだ”とか言って下さるんです。特定のお人形に会うために何度も足を運んで下さる方もいらっしゃいますし。普遍的だというだけでなく、一番大事な芯のようなものが人形に宿っているから見た方に共感していただけるのだと思います」とおっしゃってました。人形館というと圧倒的に女性に人気かと思っていたら、ここは男性のお客様もとても多い!しかも熱心に見てらっしゃる!人形が作られるまでのVTR上映にもがっつり食いつくほどです。そして、井田支配人曰く「人形館から一歩外に踏み出すと、ここの人形達の世界が実物として広がるのが飯山なんですよ」と。そして、飯山の田園風景に足を踏み入れると…「あああああっ!リアルまゆみ人形だ~っ!」私、叫んでしまいました。あぜ道に、軽トラのそばに、畑の中に!人形とおんなじ表情のおじいちゃんやおばあちゃんがいるんですよ~!笑いと涙がにじんできます。まさに心がふるえてしまう、すごい場所でした。
高橋まゆみ創作人形の世界 → http://www.1-light.com/dollart.htm
 
 
おまけに、高橋まゆみ人形館のすぐそばは「仏壇通り」という通りで、約300mほどの道の両側はほぼ全て仏壇屋さん。飯山仏壇は国指定の伝統工芸品だそう。雪よけの雁木作りもすごいでしょ。
 
そして、里山として飯山の魅力をもっと楽しむなら「なべくら高原・森の家」に行きましょう。ここは体験型宿泊施設で、森林セラピーの拠点であり、また長野と新潟の県境の尾根を歩く全長80kmの「信越トレイル」の拠点でもあり、さらにカヌーやクラフト、農作業などの体験ができるところです。お手軽かつ感動が大きいのは、車いすやベビーカーでの散策も可能なウッドチップの遊歩道「ブナの里山小道」。先日はストレッチャーで散策なさった方もいらしたそうです。ここを、高級和菓子のつまようじ等に使われるクロモジは柑橘系のさわやかな香りがするんだとか、イタヤカエデからは天然のさらっとしたメープルシロップが採れるとか、いろんなことを副支配人の高野賢一さんに教わりながら歩きました。「ブナ林は見上げる森ですね。葉っぱが多くて上が明るくて中が暗くなるので、木にとって下枝がいらなくなるんですよ。下枝がないのですっきり幹が伸びて、見上げるのがきれいなんです。太陽が出てると葉っぱが夏でも黄緑色のきれいな淡い色してるんですよ。」と、高野さんに言われたとおりの美しさに、私、しばし上向いたまま口が開いてました。ブナは日本を代表する森の姿で、村の裏の山として存在し、“緑のダム”といわれるほど地中に水を蓄え、山を守り、人々の生活を守ってきた森なのだそう。そのパワーを120%吸収する勢いで過ごしたら、気分はすっきり!また、森の家ではコテージ宿泊がオススメ。この辺りは豪雪地帯なので、冬は3mくらい雪が積もるそう。コテージの2階の窓から出入りしたり屋根の上をソリすべりしたりできるほどだそうで、これも体験してみたいもんです。
さて、ここで高野副支配人からだされたクイズ問題です。日本でブナの“森”がない都道府県が2つあるそうです。さて、どことどこ?(ヒント→ブナの生育には適度な寒さと暖かさがある湿潤な土地、そして高い山であることが必要です。答えは写真のあとに。)
なべくら高原森の家 → http://www.iiyama-catv.ne.jp/~morinoie/
 
 
答え 沖縄県と千葉県。沖縄は気温が高いこと、千葉は高い山がないことが原因。ただし1本2本はあるかも。森がないのだということだそうです。
そして飯山に行ったら絶対食べるべきなのが、「富倉そば」。富倉地区では小麦がとれないので、そばのつなぎとしてヤマゴボウ(地元では“山ごんぼ”とよぶとか)の繊維が使われてきました。葉の形がゴボウに似ている事からヤマゴボウと言われるのであって、本名は「オヤマボクチ」という植物だそうです。この富倉そば、風味豊かなまろやかな味わいでがっしりした食べ応えのあるそばなんです。また打ち粉として、そば粉ではなくじゃがいも澱粉を使うので、つるんとした喉ごしも特徴になってます。今までに味わった事がないおいしさのそばでした。繊維質をとるのに、乾燥させてもんだり叩いたりしてゴミを取り、煮てアク抜きをして、さらに何度も水洗いをして干すという手間ひまがかかること、また、もともと各家庭でのもてなし料理だったために昭和40年代まで店がなかったことから「幻のそば」などと呼ばれてきたそうです。私が富倉そばをいただいた「かじか亭」の佐藤達也店長が、いろいろ教えて下さいました。普通のそばはこねた後すぐ切りますが、富倉そばは2~30分こねて、広げて少し乾かして切るんだそう。何でもそばからサインがでるんだとか。地域のお年寄りはみんなそばが打てるそうですが、昔はそばは秋冬のもてなし食で、夏場は笹寿司だったそう。今は原料の保存がききますから、どちらも通年おいしくいただけます。笹寿司は笹の葉の上に酢飯を薄く伸ばしてのせ、その上にゼンマイ・干し椎茸・大根の味噌漬け、さらに錦糸卵と紅ショウガ、そしてくるみが載ったものです。笹の葉をぺろんと曲げながら手でいただきます。こりゃなかなか美味でございました。食感と香りがいいんですよ~。なんでも戦国時代、川中島の戦いに向かう上杉謙信にふるまったのが始まりとか。
 
 
まさに日本人がイメージする「ふるさと」の空気、景色が満喫できる場所、いいやま。季節ごとにその色合いを見たくなるような、ステキな場所でした。九州人でここまで到達したら、かなりディープな信州ファンといえるのではないでしょうか。こころを和らげる旅には絶対オススメです。

大町~白馬エリア

長野県の北西部、信州まつもと空港から車で1時間ちょいくらいのエリア。大町は立山黒部アルペンルートの玄関口として、白馬は長野冬季オリンピックのジャンプ競技が行われたところとしておなじみでしょうか。
まずは、昨年オープンした「国営アルプスあづみの公園 大町・松川地区」。北アルプスのふもとに広がる森をまるまる活かした園内には、鳥のさえずりが響きわたります。75万ヘクタールもの敷地の平均斜度は5°ですが、8kmある散策路は車いすで自走できる3°に設定されています。おもしろいのは、全長640m、高さ8~9mの空中回廊。高く伸びた木々を横から観察できるなんて、初めての体験!足下にはところどころ、のぞき穴があって、そこから野ウサギやカモシカが観察できるようになっています。森の音を集めて聞ける“ラビットイヤー”や森の景色を使った万華鏡などのアイテムもわくわく度が上がります。ご案内いただいた宮田弘康さんに「ミズナラとコナラのどんぐりのでき方の違い」や「アカマツやクロマツの樹齢を年輪以外でする方法」などを教えてもらって、知的好奇心も大満足。花や昆虫、鳥の鳴き声を教えてもらってると、子供の頃おばあちゃんと散歩したことを思い出しました。「日頃、“おじいちゃんやおばあちゃんは口うるさい”とか思ってる子供は多いと思うけど、ここはおじいちゃんやおばあちゃんがヒーローや先生になれる場所なんです。」宮田さんは、そうおっしゃてました。
 
 
森の観察・散策のほかにも、おやきや竹巻きパン、五平餅や季節の釜飯(春は山菜・夏は夏野菜・秋はきのこなど)といった地産地消の食体験や、花炭やワラ、小枝などを使ったクラフト体験なども楽しめます。芝生広場では透明のタイヤみたいな“サイバーホイール”でくるくる回って、くもの巣遊具でゆらゆら遊ぶと童心に帰りますよ~。
 
それから、ここのレストラン「北アルプスの食卓」は超おすすめ!中でも、ハニートーストが絶品ですう。パンも激ウマなんですう。コラーゲンのスープもすごいんですう。リンゴジュースも忘れないでね。
 
宮田さん曰く、「秋は“まっきっき”の紅葉がすごいんだよ~。黄色いトンネルだよ。その中にちらほら赤が入るのね。夜は、その黄色の紅葉を下からライトアップするのね。真っ暗な星あかりだけの中を空中回廊を通って進んできて、ぼん!とライトアップ、めちゃめちゃきれいだよ~。」あああっ!それ、見たいです~。下の写真で私と宮田さんが指さしている木々がライトアップされます。冬は、お昼は1mほど積雪した森をスノーシューで散策し、夜はイルミネーションが楽しめます。

アルプスあづみの公園は、この大町・松川地区が体験メインで、おとなり地区の堀金・穂高地区は学習メインなイメージです。どちらも、中島のお気に入りです。ぜひ、お出かけ下さい。
国営アルプスあずみの公園 → http://www.azumino.go.jp/
白馬村にある「白馬EXアドベンチャー」は、ぜひぜひぜひ!チャレンジしていただきたいプログラムです。一言で言うなら“空中フィールドアスレチック”!地上約8m。長さ200mの区間の天然木に、丸太橋や空中ブランコ、網、障害物が17のエレメントとして用意されてます。ゴールは長さ50mのターザンロープ!装備は、ヘルメットにハーネス+命綱!人生初めてな感じの緊張と恐怖でテンション上がりまくりです。足も手も震えます。一歩進むごとに「はいっ!はいっ!」と自らを鼓舞するように声が出てしまう…。『何なんだ、私。』心で一人つっこみしながらも、後続のメンバーに「まん中通った方がやりやすいですよ~」「腕は添え物程度で、体重かけない方が…」と、おせっかい。『おばちゃんか、私は(苦笑)。』これ、性格出ますよ~。すぐ後ろの50代男性は、インストラクターが「こんな渡り方見たことない(笑)」というようなオリジナリティあふれる工夫を展開。その後ろの30代男性は、ひたすら無口にクリア。しんがりの40代男性は、先人をしっかり観察してクールにクリア。社員研修にも使われるのが頷けます。これまでにチャレンジしたのは、下は3歳5ヶ月から上は63歳まで。途中どこからでも安全に下りることができるので、無理せず挑戦できます。ギブアップしても「○○までしかいけなかった」ではなく「○○までいけた」と考えるのが大事だと、お世話をして下さった有角秀樹さん。「子供の頃の心にもどって、冒険してる感じですねえ」とつぶやく私に、「忘れてた何かが呼び起こされる感覚でしょ。命綱つけてて怪我しないのは理解してるけど、何もなければ落ちたら大事に至る高さだという恐怖感との戦いですからね。日頃ない感覚が戻ってくる感じなんですよね。非日常の世界ですね。」と答えて下さいました。実は、福岡県出身の有角さん。スノーボードがきっかけで信州に来て、山の美しさ、空気のきれいさ、涼しさに惚れ込んで住民になったそうです。信州・白馬の魅力について「山と自然ですね。2000mを超える山々をぜひ体験して欲しい。晴れてても曇っててもいい。福岡にも山はあるけど全く違うんですよねえ」と、おっしゃってました。
4月の半ばから11月半ばまでチャレンジできます。お父さんの、いつもと違う凛々しい面が見られたりする家族も続出してるそうです。白馬EXアドベンチャー → http://www.pahakuba.com/
 
 
 
心おだやかに白馬を満喫するなら、「白馬五竜高山植物園」はいかがでしょう。ここは、冬はスキー場として知られる場所です。スキー場を利用していること、また5haもの広さの高山植物園は珍しいそうです。標高1500mを超える園内までは、テレキャビンという見晴らし抜群のゴンドラで一気に登ります。涼しい風がふわりと通る園内では、200種以上100万株の花々が、初夏から秋にかけて楽しめます。私が行った頃は、珍しい「ヒマラヤの青いケシ」や「コマクサ」「イワギキョウ」などが咲いてました。8月は赤い「シモツケソウ」、そのあとは「オヤマリンドウ」や「ミヤマトリカブト」など紫系の花が咲くそうです。けっこう急な斜面ですが、一度にいろんな高山植物をはしごできるなんて幸せです。秋には高山植物は減りますが、10月末まで何かしらあるとのこと。ここは、紅葉もとっても美しいそうです。五竜はナナカマドが多いので、赤い紅葉が楽しめるとのこと。一気に登るテレキャビン(ゴンドラ)に乗っていると、両側が狭い谷なので“手を伸ばせば届くような”紅葉が見られるのだとか。また、日本百名山の一つ五竜岳の登山道でもあるので、山歩きも簡単なハイキングも、ここからチャレンジできます。
白馬五竜高山植物園 → http://www.hakubaescal.com/green/ap_garden/index.html