Monthly Archive for 10月, 2008

井筒ワイン

1933年からワインを作っている井筒ワイン。
75年経った蔵から、現在は年間80万本の出荷をしています。
地下の貯蔵庫や試飲コーナーを自由に楽しめ、予約しておけば、醸造場やブドウ畑も見学させてもらえます。
貯蔵庫には役目を終えた木樽から作られたテーブルやイスが置いてありました。

井筒ワインは無添加ワインが主で、出荷の6割以上を占めています。
自然のままの味をワインにするのが特徴ですから、「健全なブドウをいかに早く処理するか、収穫したら1分1秒でも早く!が大切」と鵜沢和営業部長がおっしゃってました。

ブドウは、ワイナリーの裏手に広がる8haの畑とワイナリー周辺2kmにある契約農家の畑で、大切に育てられています。そうせい栽培といって、わざわざ草を生やして、それを刈りこんで肥料にするので除草剤は一切使いません。畑は、日本式の棚作りとヨーロッパ式の垣根作りと両方が見られます。

標高700m、冬は-15℃にもなる塩尻市桔梗ヶ原の土地の力、地域をまるごと味わえる…そんなワインです。
※ 井筒ワイン → http://www.izutsuwine.co.jp/ 

信州のリンゴとおやき!

10月25・26日のラジオまつりでは「さわやか信州」のブースも登場、私・中島理恵がご案内役を務めます。
自称「リンゴ娘」です。
信州産の採れたてリンゴや郷土料理のおやきをぜひGETしてくださいね。
信州のリンゴは全国シェア第2位。
あちこちにリンゴ畑があって、道路沿いにもずらーっとリンゴの木がならんでいます。
その時期の旬を大事に、それぞれの品種の特徴を味わえるよう作られています。
8月の「つがる」から始まって、9~10月は信州オリジナルの「秋映」「シナノスイート」「シナノゴールド」、11月に入ると「ふじ」が出荷され、ほぼ年内で販売が終わります。
おいしさの秘密は、信州の標高の高さ。
日照量が多く、昼夜の温度差が大きいことが、おいしさにつながります。
しかも、いろんな工夫をして、できるだけ薬を使わず、安全なリンゴ作りをなさってるんですよ。
松本市今井の三村尚さんのリンゴ畑を見せてもらいました。
1本の木に咲く花は2~3万。その1~2%しか出荷されるリンゴにはなりません。
ひとつひとつ全て手作業で間引いて立派な1個を育てます。
「子供みたいですよ。かわいいのもかわいくないのもあってね~、リンゴにも。木が暴れることもあるし(強くなりすぎて木が太り、実がならないの意)」と、三村さんがおっしゃってました。
今年は「かなりいい」という信州リンゴ。
ラジオまつりの時には、かなり甘みが強く酸味が少ない、万人受けする「シナノスイート」が販売されます。
是非買いに来て下さいね。

 
そして、郷土食おやき!
小麦粉でできたもっちりした皮の中に野菜の餡が入ってます。
ラジオまつりには「小川の庄( http://www.ogawanosho.com/index.htm )」の縄文おやきが登場です。
長野県の北の方、小川村というほんとに山深いとこにあるんです。
お年寄り達が自宅の近くで働けるように、集落ごとに生産する商品を分けて「おやき村」「野沢菜村」「そばの村」と展開しています。
入社は60歳、定年なしという小川の庄。
お年寄りの仕事を支える若手スタッフもがんばってまして、ラジオまつりには若手?もとい、やや若手が来てくれる予定です。
地元のおじいちゃんおばあちゃんが作るおやきは、心の中までほっくりします。ぜひたくさん買ってください。
できれば、小川の庄のおやき村に出かけて欲しいなあ。
村では村長(84歳!)がいろりの焙烙(ほうろく)の上でおやきを毎日焼いてます。
「おやきを食べて育った者はいつまでも年寄らん。まーるく育つから」とおっしゃってました。

安曇野アートライン

北アルプスの麓、安曇野市から白馬村までの50kmほどの範囲内に約20の美術館・博物館があり、「安曇野アートライン( http://azumino-artline.net/ )」と呼ばれています。その中のいくつかをピックアップしてみました。
① 碌山美術館 ( http://www.rokuzan.jp/ ) 
   日本近代彫刻の先覚者dd明治時代の彫刻家・荻原守衛(碌山)の作品を収蔵。30歳5ヶ月で亡くなったため、彫刻作品数は15点しかないけれど、力強く、生命力あふれる美しさを放っています。この建物は、50年前に29万9千人を越える人の募金と、碌山を讃える芸術家や美術学生の作品(建物そのもの・扉・ドアノブ・プレートなど)で出来ています。焼きしめたレンガ造りにツタがからまる、教会を思わせるすてきな美術館です。庭に設置されている「空を見るベンチ」も、すてき。

② 市立大町山岳博物館 ( http://azumino-artline.net/oomachi/index.php )
北アルプスの自然と、登山の歴史に関する資料について学べるところです。里山から高山の動植物の生態が解るように作られた展示室や、井上靖の小説「氷壁」のモデルになった切れたナイロンザイルや昭和20年代の山小屋の再現、登山道具の移り変わりが理解できます。
中でもイチオシは、3階からの北アルプスの景色!だそう。悪天候で私は見られませんでしたが(苦笑)
 (写真:山岳外観・山岳館内・山岳道具)
③ ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデン 
( http://www.alpenrose.co.jp/garden/garden_index.html )
ナチュラル化粧品を作っている会社が、工場に併設した空間に癒しの庭園を作っています。ブランドテーマの「植物の生命力と癒し」に基づいて、身体は化粧品で、心はガーデンで癒してください…という思いが込められています。ゆっくり散策を楽しめるガーデンに、ハーブティーなどのドリンクが楽しめるカフェ、またオリジナルのアロマテラピー製品作りも体験できます。ガーデン内が混み合わないように、予約制になっているという徹底ぶりです。
 (写真:ガーデン内+ガーデン水)

安曇野ちひろ美術館 

「いわさきちひろ」さんの作品(代表作・絵本原画・油彩など)とゆかりの品々、さらに世界の絵本画家の作品や絵本の歴史が楽しめる美術館です。
ちひろ美術館のある松川村は、ちひろの両親が戦後、開拓移民として暮らした地でちひろ自身もたびたび訪れた場所です。
北アルプスの山々とゆったりした田園風景が気持ちのいいところです。
子供を生涯のテーマとして描き続けたいわさきちひろは、「世界中の子供みんなに平和と幸せを」と願い、作品を作っていたそうです。
そのベースには自身の戦争体験があり、「絶対に戦争や権力に屈してはいけないよ」というメッセージがこめられているのだと、広報の大滝さんがおしえてくれました。
なるほど、やさしいだけじゃない、強い信念が感じられる作風の秘密が、ちょっとわかった気がしました。また、鑑賞のポイントとして、ちひろ作品には『補色』といわれるワンポイントがあって、それが“描かれている子供たちにとって”どんなふうに見えているのかな?という視点で観るのもおもしろいそうです。

館内は信州産カラマツの天井と床。
大きなガラス面がたくさんあって、開放感にあふれています。
その中でおすすめはカフェ!
実は館内で一番景色がいい場所です。
ここで、ちひろが好んだイチゴのババロアやロイヤルミルクティーがいただけます。
で、すてきなのがカフェの椅子!
小学校の教室にあったような小さい椅子なのですが、大人が座ってもぴったりフィットする椅子です。
名前は「ちひろ椅子」。
この椅子に座ると目線がぐっと下がって、すわり心地がよくって、心がまろやかになります。
ちょっと子供に帰れるような感覚です。
普通、美術館のカフェは鑑賞後に利用する人が多いと思いますが、ちひろ美術館では、まずカフェでちょっとくつろいで=ちひろ椅子に座って、それから作品を観ると、より美術館が楽しめるんじゃないでしょうか。

ほかにも建物をつなぐ渡り廊下のようなデッキにはお昼寝できる寝椅子もあるし、こども部屋もあるし、周りは広さ30000㎡を超える公園だし、一日ゆったりできる美術館です。
ちなみに高校生以下は入場料無料、入館証があれば一日中入退館OKです。
安曇野ちひろ美術館 → http://www.chihiro.jp/azumino/