Monthly Archive for 3月, 2008

牛に引かれて善光寺参り

「牛に引かれて善光寺参り」の善光寺( http://www.zenkoji.jp/ )に行ってまいりました。善光寺は、長野県の県庁所在地、長野市にあります。
今の本堂の建立が1707年。ご本尊は日本最古の阿弥陀如来(秘仏)、大化の改新(645年)より前にこの地に運ばれてきたという歴史があるのです。ですから鉄道なんて新参者ですから、長野駅もこの善光寺から18町歩の位置に作られた(仏教の教えと関係あり)など、まさに町の中心なのです。歴史が長い分、「なるほど~」のトリビア話もいっぱいです。また、仏教の教えも一緒に学べるので、ご案内をしてもらうのがおすすめ!私が案内をお願いしたのは、善光寺の周りにある39の宿坊の一つ、常智院( http://www.jochi-in.or.jp/ )の執事、塩満 徹さん。仁王門の阿吽像のこと、7777枚の石畳、鳩字などなど色んな話を教えて下さいました。

必ず体験して欲しいのが「お戒壇めぐり」。本堂奥の階段から床下に降りて、真っ暗な回廊を45m、右手の板壁だけを支えに進み、極楽への錠前といわれる独鈷に触れる旅、そう小さいけれど旅!なんです。光を見た瞬間、救われたというか、生かされている喜びを感じます。予想外の不思議な感覚を味わえます。
善光寺は、朝が一番本来の姿を現しているそうです。宿坊に泊まって、日の出とともに始まる朝のお勤め「お朝事」に参加しましょう。このお朝事の前後、本堂前の参道では「お数珠頂戴」というものが行われます。ご住職が、参道に跪く人達の頭を数珠で撫でて功徳を授けてくださいます。

宿坊は宿泊できなくても、精進料理をいただくことも可能です。私はお昼ごはんをいただきました。お野菜の煮付け、てんぷら、ごま豆腐などなど…。おそばもついてましたよ~。

「GET!信州」。冬と通年情報を2ヶ月間ご紹介してきましたが、今週が最終回です。また、違った季節や今回紹介し切れなかった信州情報など、お伝えできればと思ってます。みなさんも、ぜひ信州・長野県にお出かけください。福岡空港から信州まつもと空港まで約95分の直行便がおすすめです!
●長野県観光情報 →http://www.nagano-tabi.net 
●松本市観光情報 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/ 
●JAL国内線 →http://www.jal.co.jp/

信州・長野県のおいしいものを楽しみました!

まずは、おそば!乗鞍でのスキーの帰りに寄ったのが「そば処いがや(0263-93-2169)」。地元のお姉様方が作る素朴な味わいのおそばや、そばおやきがとってもおいしいんです。おそばを頼むと、野沢菜のお漬物と野菜の煮ものが付いていて、とても感動いたしました。信州では、一昔前は「おそばが打てておやきが焼けなきゃお嫁に行けない」と言われていたそう。おそばはまさに主食だったんですねえ。

せっかくなので、そば打ちを習いに、松本市内・美ヶ原温泉にある
「ふれあい山辺館( http://www.mcci.or.jp/www/utsukushi/onsen.html#Yamabekan )」へ行ってきました。先生は窪田彰さん。私のもっさりとしたチャレンジを、素晴らしい、美しい手さばきで支えてくれる先生。「そば打ちはリズムだ!」と実感いたしました。静止画像では何とか形になっているように見えますが、現場で見守った皆様は笑いの連続でした。とほほ…。
 
でも!出来上がったおそばは、めっちゃおいしいっ!松本のそば粉、水、そして窪田先生の技のおかげです~。私が切った部分はのどごしが太かった…。

調子に乗って次にチャレンジしたのは、おやき作り。
場所は長野市、善光寺の参道にある「ぱてぃお大門( http://www.machidukuri-nagano.jp/patioshop9..html )」の中の「小川の庄( http://www.ogawanosho.com/ )」。店の奥に1.8m四方くらいの囲炉裏があって、おばちゃんの作ったおやきをおじちゃんが焼いてます。生地の中に具(野沢菜・卯の花)を詰めるだけなのですが、生地がふわりとやさしい感触で結構苦戦。意外にたっぷり具を詰めるんですよ。ちょっと不恰好になりましたが、焼けた後の味は美味。囲炉裏端でのおしゃべりもすごく楽しかった~。おやきの具は旬のオy歳が中心。このあとGWごろは地元で「のびろ」と呼ばれるネギ科の野菜が入りますし、6月に入るとナスが登場します。

信州でおいしいものを堪能してくださいね。中でもおそばはぜひモノです!
● 新まつもと物語(松本市観光情報) → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/ 
● さわやか信州旅ネット(長野県観光情報) → http://www.nagano-tabi.net/

州・長野県松本市はとっても水がおいしいところ!

信松本平を囲む山々の恵みなんですねえ。町に点在する湧き水も、場所によって味が違うんですよ。さらに水道の水もおいしいんですから、もう幸せ。

そんな水の恵みを受けて作られるのが信州味噌!創業慶応4年、の「石井味噌店」http://141miso.chu.jp/に行って来ました。石井味噌のお味噌は、国内産の原料、中でも大豆はほとんどが長野県産。保存料も添加物も一切使いません。4つある蔵の中に杉の木の桶が65本。この桶が、厚さ5~7cm、高さ2m強。1つに4500kg(お味噌汁にすると汁椀37万杯分)仕込まれるそうです。

イチオシは3年熟成して完成の「三年味噌」。いまどきのお味噌の97%が、“速醸法”といってステンレスのタンクに入れて外から加熱するなどの温度管理をしてるのに対して、石井味噌では天然醸造。信州の平均気温だと3年(ニ夏二冬)過ぎた頃がちょうど、たんぱく質がアミノ酸とグルタミン酸(旨み成分ですね)に変わるベストのタイミングだそう。熟成中は、「天地返し」といって桶の中身を全部スコップですくって隣の桶に入れ替えて味噌の上下の位置を入れ入れかえる作業や、「移しかえ」といって保存する蔵を引っ越して、“蔵癖”という蔵ごとの特徴を平均化する作業が発生します。これが全部手作業。こうして手間ひまかけて作られたお味噌は、とーってもおいしいっ!蔵見学のあとはお味噌汁がふるまわれますよ。石井味噌の製品は通信販売してますので、お取り寄せもいいのでは?でも、あの蔵と井戸はぜひ見に行ってくださいね~。おいしさ倍増ですよ。下の写真は左から、味噌だま(熟成前)、1年もの(これも売ってます)、三年味噌、そして10年もの。

そして!おいしい水からはおいしいお酒もできますねっ!今回はワインをご紹介。おじゃましたのは「山辺ワイナリー」。ぶどうの栽培を200年以上続けてきた山辺地区のぶどうを生かそうと、6年前に誕生しました。このワイナリーの株主は700人の地元のみなさん。ゆえに、常に正直に丁寧に作るためのよいプレッシャーがかかっています。山辺とその周辺で栽培されている12種類のぶどうから、24の銘柄のワインが作られています。標高700mの松本市の特徴を生かしているのが「氷結」シリーズ。絞った果汁を-25℃で凍らせて、それを1月の寒い時期に自然解凍します。水分は0℃になるまで溶け始めませんが、果汁のエキスは-数度で溶けるんですね。そのエキスからデザートワインが出来上がるんです。ここも、ずらりと並ぶワインたちの試飲ができますよ。ぜひ、お出かけください。

● 松本市観光情報 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/

今週は芸術の街・松本市をご紹介!

まずは、あの小澤征爾さんが指揮をすることでも注目を集めるクラッシック音楽の祭典、サイトウ・キネン・フェスティバル松本( http://www.saito-kinen.com/j/ )のメイン会場でもある「まつもと市民・芸術館( http://www.mpac.jp/ )」。ここはすごいですよ~。全体が曲線を生かして設計されてまして、中に入ると、まさに別世界に誘うかのごときエントランスから大階段。ホールの中に入るとグラデーションのついた芳醇なワインのような美しい色の客席。そして、5階席まである客席の天井が上下して、同じホールを大ホールと中ホールに使い分ける事ができるんです。本格的なオペラが出来るステージは、500人が社交ダンスを踊れたほどの広さだそう。そのステージに立たせていただいたのですが、もううっとりするような気持ちのよさ。仕事柄、色んなホールのステージに立ちますが、こんな素敵なホールは初めて!
ホールの演技エリアと同じ広さのリハーサル室があって、ここではバレエやピアノの発表会だってできちゃいます。お庭が付いていて、結婚式と披露宴もできるんですって。
8:30~22:00までが開館時間で、その間メインロビーや屋上の庭園は入場自由。ロビーもおしゃれだし、レストランもあります。屋上「トップガーデン」はライラックと芝生の庭園で、建物の曲線に沿ってベンチが作られてます。市民の散歩コースやお弁当タイムに使われてるそうですよ。ここから見える北アルプスや美ヶ原高原も素敵です。
さらに、災害時には避難所兼防災センターとしての機能も持ってるんです。すごいぞ、松本。

この芸術館の斜め向かいにある
「松本市美術館( http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/index.html )」も、建物自体が美術品のような美しさです。こちらの建物は直線的でシンプルビューティーなイメージ。何といってもイチオシは、松本市出身の草間彌生さんの作品!まず屋外の巨大オブジェが出迎えてくれます!さらに充実の常設展示室。美術館のコカ・コーラの自動販売機も草間彌生さんデザインの赤ベースに白い水玉模様。

今年は、フェラガモ銀座本店5周年記念の「マリーサ・バッグ」をコラボで手がけたり、「≒草間彌生わたし大好き」というドキュメンタリー映画が公開されたり(福岡ではKBCシネマにて)、美術ファンのみならず注目のアーティストなんですよ。草間さんの作品は、福岡市美術館の入り口にある黄色ベースに黒の水玉模様が強烈な「南瓜」や、福岡市健康づくりセンターあいれふの歩道に並ぶ巨大で派手な「3つの帽子」など、実は福岡の人にとっては身近に見たことがあるものなんですよ。
さあ、長野県松本市で芸術三昧はいかがでしょう。
● 松本市観光情報 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/

信州まつもと空港のある松本市。

そのランドマークといえるのが「国宝・松本城」!外から見ると五重なのに中は6階という構造で、城の中では日本最古というこのお城は1593~94年に造られました。特徴は①平城であること。②黒と白の調和(雨よけのため、板に漆を塗ってあります)。③二つの時期に分かれて建てられた(戦国時代の鉄砲戦を想定した戦うための造りと、江戸時代の天下泰平の世で防御の必要性のないお屋敷の造りが連結している)。29.4mの高さがある天守閣のてっぺん。そこからは松本を囲む山々がずらーっと見渡せます。豊臣秀吉が徳川家康を関東に封じ込めておくための要所としての役割をこの城に持たせていたことが実感できる眺めです。

途中、4階から5回に登る階段は、斜度61度。一段が40cmほどもあります。これは「はしご」じゃございませんでしょうか…?スリッパ履きで登るのも大変でしたが、降りるのもまた緊張でした(汗)。

も一つ、教育県といわれる長野県を象徴するような宝物が「国重要文化財・旧開智学校」!明治9年に完成した建物は外観が洋風です。風見を配した八角塔に鐘、バルコニー、車寄せ、窓はすべてフランスから輸入したガラス、色は白と水色の鮮やかさわやか。でも、構造は木造、しっくい、土壁の2階建てなんです。

造ったのは地元松本の大工の棟梁・立石清重さん。建築費約11000円のうち7割が当時の松本町民の寄付でまかなわれたそうです。ちなみにその頃の県知事の月給が20円…。江戸時代から、藩校だけでなく寺子屋や私塾(庄屋の家でも勉強を教えていたそう)の数が全国トップレベルだっただけのことはあります。扉や柱などは廃寺の資材を利用しつつ、蝶番やドアノブは輸入し、天井が和紙貼りで、地元のすず竹で編んだ床材が取り入れられていたり、建造物としてもすごく面白いのですが、教育の流れが分かる博物館でもあるのが楽しいんですね。なつかしの教室に心トキメキながら、幼児教育や盲学校のベースとなった学校であることに驚き、「子守教育」の子供の書いた答辞に感激しました。「子守教育」というのは、松本に子守り奉公に来ていた学校に通えない子供たちのために放課後の2時間、無料で教育がなされていたもの。小さい子を背負って授業を受ける写真や、「松本に働きに来ていたから、学校に行けた。ありがとうございました。」とたどたどしい言葉が綴られた答辞には、ぐっときました。

● 松本城 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/wordpress+index.p+192.htm  
● 旧開智学校 → http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/wordpress+index.p+193.htm