20回目は神社から探る神功皇后の足跡シリーズ
2018年2月17日

「神功皇后伝承を歩く」の著者、綾杉るなさんに話を伺っています。
下関の豊浦宮を出発香椎宮をめざした陸路編です。
今回は鞍手町の古物(ふるもの)神社から歩いています。
古物は降るものに通じ、この神社には剣が天から降ってきたという伝承が残っています。
この古物神社には「太宰官内誌」を書いた伊藤常足の屋敷が当時のまま保存されているそうです。
そして、近くにあるのが神崎(こうざき)神社。鞍手町には神功皇后が通過して休んだところが後に神社になったところが多いということ。ここもそうです。
その先、宮若市の春日神社には神功皇后のこんな話が残っています。
神功皇后三韓出兵の際、皇后の馬の鞍をかけた楠の木がよく茂って暗かったが、その木が倒れて明るくなったことからその地が鞍出といわれるようになったと。
それが鞍手の名前の由来になったという話が伝わっているそうです。
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19回目は世界遺産に登録された沖の島と遙拝について
2018年2月10日

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※写真は大島の沖の島遙拝所
世界遺産に登録された「神宿る島・宗像沖の島と関連遺産群」の一つに中津宮のある大島があります。
この島には沖の島遙拝所があります。はるか遠くの沖の島をご神体とみてこの島から遙拝する場所です。
現在の遙拝所は昭和8年に建てられたそうですが、普段は閉まっており、中がどうなってるのか知ることができせん。
それを教えてくれたのが福岡県世界遺産登録推進室の松本将一郎さん。
松本さんの話によると中には屋根の庇の部分が作ってあってその下に横に開く扉があり、それを開くと遙かな先にある沖の島が拝めるような作りになってるそうです。
また、福岡藩主の沖の島遙拝所もいくつかの場所にあったそうです。
民間信仰としてもつい最近までのこっていたのが「沖の島ごもり」。
ハヤリ病にかからぬようにと海辺で沖の島の方角を向き家族全員で祈ったそうです。
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18回目は住吉の神の謎を追跡します。
2018年2月3日

神功皇后の足跡を辿っていきますと、随所に住吉の神が登場します。
この住吉の神は一体どういう人が祀っていたのか謎です。
この住吉の神が祀られている場所を探るとわかってくることがあると、「神功皇后の謎を解く」の著者である河村哲夫さんはいいます。
福岡市の住吉神社のあるところを点でつないでいくと那珂川沿いにあることがわかります。そうすると、かつて那珂川周辺にあった国、奴国と関係があったことがわかってきます。
河村さんの話では、かつて奴国の人々が信奉した神が住吉の神ではなかったか、ということでした。
住吉の神の謎が少し解きあかされる話です。
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17回目も香椎宮を歩きます。
2018年1月27日

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※写真は兜塚
香椎宮は本殿の裏の方にみどころがたくさんです。
古宮を歩いてその先へ行きますと、思いがけない立派な庭をもったお寺にでます。
報恩寺という鎌倉時代創建の寺です。
栄西は茶の湯を日本に伝え、また臨済宗を伝えました。
博多の町には聖福寺という寺がありますが、これは栄西が立てたもの。
この報恩寺にもう一つあるのが日本で一番古いという菩提樹の木です。
これも栄西がもたらしたものだということですが、今でも6月になると美しい花を咲かせるそうです。
その先にあるのが武内宿禰の不老水。とてもおいしい水です。
この日は香椎浜にある海の中の神社、三島神社から兜塚まで歩きます。

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番組内のお知らせでもおなじみの「ご来福しよう」。
これは、福岡県の魅力を感じていただくための観光キャンペーンなんです。
「神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産登録を機に、福岡県内に数多くある古代遺跡や神社、お寺などパワースポットを巡って『福岡に来ると福が来る』旅を楽しんでほしいと、福岡県全体でお客様をお迎えする心意気なんです。
担当の福岡県商工部観光推進課・近藤智彦さんは「県内の方が県内を周ってもらうのにも役立ててほしい」と、おっしゃいます。
ホームページは古代史編とパワースポット編に分かれて構成されてます。トップページの鈴をクリックすると、おみくじがひけますよ~。
□ ご来福しよう→ https://goraifuku.jp/

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16回目は香椎宮の古宮を歩きます。
2018年1月20日

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※写真は棺掛けの椎
「神功皇后伝承を歩く」の著者、綾杉るなさんの御案内で香椎宮の古宮を歩きます。
ここには神の声を聞く、沙庭という場所が残っています。
古事記には神功皇后が神がかりして新羅を討てというお告げあります。
それを仲哀天皇が信じず、琴を弾きながら突然亡くなってしまいます。
その突然の崩御を受け、その死を隠すため棺を椎の木に立て掛けて御前会議を開きます。
ここは現在は沙庭斎場として残っていて、棺を立て掛けた棺掛けの椎という高さ20メートルくらいの木もあります。
突然崩御した仲哀天皇、その死をどうやって隠したか。綾杉さんはその謎を解く鍵は古宮の横をかつて流れていたという川にあるといいます。
神社から海までは大変近い距離にあります。川から海へ出て下関の忌宮神社近くにある殯斂地へ運んだのでは、という推理です。

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香椎宮の参道=勅使道沿いにあるカフェでありコーヒー豆屋の「Nanの木」。
ここは香椎宮にちなんだコーヒーをブレンドしています。
店主であり焙煎職人でもある芹口健二さんは「少しでも香椎宮のアピールにつながれば…」という思いで、『香椎参道珈琲物語』シリーズを作りました。
「勅使道」「不老水」「万葉歌」。
いずれも、とってもおいしいんです!香椎宮を思う気持ち、お店の名前にも表れてます。
Nanの木=楠の木。香椎宮参道の並木です。

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15回目は神功皇后ゆかりの神社から神功皇后の足跡を探るシリーズ
2018年1月13日

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写真は香椎宮の綾杉
15回目は「神功皇后伝承を歩く」の著者、綾杉るなさんに神功皇后ゆかりの神社を聞いていきます。
今回は飯塚市の撃鼓神社から田川郡川崎町の正八幡神社、鞍手町の剣神社ときて、いよいよ香椎宮へと辿り着きます。
そこで、香椎宮は実際に歩きながら話を聞いていきます。
仲哀天皇と神功皇后が拠点としたのが下関の豊浦宮ともうひとつが香椎宮です。
香椎宮を入ると正面に見えるのが綾杉。4~5本のかたまりで空に向かってそびえ立つ。
神功皇后が三韓から戻ってきた時、ここに三種の神器として剣と鉾と杖を埋めてその上に綾杉を植えたという。
この香椎宮を拠点に新たな神功皇后の動きが始動していくのです。

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香椎宮のすぐそばに「綾杉醤油」という100年以上続くお醤油屋さんがあります。
もちろん御神木の綾杉から名前をいただいています。
福岡独特の甘口醤油は、実は福岡市内の小学校の給食にも使われているんだそう。
お宮に感謝の気持ちで商いをなさっているという代表取締役の藤野庫光さんは、お料理好き。
「煮炊き上手」や「つけもの上手」などアイデア商品もたくさんです。
今回、綾杉模様のことなども教えて下さいました。

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14回目は新原・奴山古墳を歩きます。
2018年1月6日

福津市の新原・奴山古墳は昨年世界文化遺産として「神宿る島・宗像沖の島と関連遺産群」の構成遺産群の一つとして登録されました。
遺跡を一望に見下ろす場所からは、東の方に辺津宮の森が見え、正面には玄界灘にうかぶ大島が見えます。ここには中津宮があります。
さらに、はるか沖合に沖の島があり、ここは沖津宮があるのです。
この3つの神を信奉し、沖の島の祭祀を行ってきたのが宗像氏。
その宗像氏のお墓がこの新原・奴山古墳群です。
中でも22号墳は最大の前方後円墳で、宗像の君のお墓だといわれます。
古墳の中を観光馬車走っていて、馬車に揺られてゆっくり見学できるようになています。
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福津市複合文化センター「カメリアステージ」の歴史資料館には、古墳時代を中心とした重要文化財である出土品がならぶ特別展示室があります。
九州歴史資料館に預けられ、研究されていた出土品の数々が里帰りしてきました。
短甲の展示の仕方にも、研究が重ねられてきた影響があっておもしろい!
福津市教育委員会文化財課・史跡整備係長の井浦一さんの解説に納得と驚きです。

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13回目も築上郡吉富町の八幡古表神社の神相撲を紹介します。
2017年12月30日

八幡古表神社に現在も残る操り人形には相撲をとる人形と舞を舞う人形があります。
相撲をとる人形には「おんくろう様」といわれる体の色が真っ黒な住吉の神がいて、この人形が圧倒的な強さを発揮します。
人形は木でできていて大きさが30センチから60センチと様々ですが、この人形の片方の足を手でささえ、

そして、お舞人形は着物を着た人形が左右に体を動かすだけの単調な舞を披露しますがその仕草は現在の舞の原型のような動きをします。
この人形が着ている着物は、かつては代々この土地を治めていた権力者から贈られたものでした。現在でもその着物は残っていて、それを干す「おいろかし」という行事が行われます。
4年に一度のこの神相撲次回は平成32年に行われるそうです。

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初詣ではぜひ世界遺産の宗像大社にお出かけください。
恒例の『福みくじ』で今年の運試し!と張り切っていたら、「神様に誓いをたてていただくだけで十分ですよ」と、宗像大社広報担当で権禰宜の黒神直豊さん。
宗像大社辺津宮そばの海の道むなかた館では、沖ノ島のVR(ヴァーチャルリアリティ)動画の体験もできます。
とりあえずお正月企画ですが、今後の公開も企画なさっているそうです。
宗像市郷土文化課郷土文化係係長の合島賢二さんが案内してくださいました。

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12回目は築上郡吉富町の傀儡人形を訪ねます
2017年12月23日

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※写真は八幡古表神社

吉富町にある八幡古表神社は神功皇后が三韓出兵の際、兵士を集めたといわれる所。
この神社にはかつて傀儡が操った人形お舞人形と相撲人形が残っています。
人形は隼人が反乱を起こした時、海上で人形を操って混乱させ反乱をしずめたという話が残っています。
この神社には現在重要文化財に指定されている神功皇后像があります。
この像は高さが50~60センチで、大変珍しいことに神功皇后が牛に乗り、牛を引いているのが妹の虚津姫。
この牛は水牛で虚津姫は上半身裸なんです。
宮司さんの話では、朝鮮半島で川を渡っている様を表しているのでは、という話でした。

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今年、福津市に歴史資料館ができました。福津市複合文化センター「カメリアステージ」の中です。
日本の歴史に沿って、それぞれの時代に福津市で出土したものを並べた通史展示も分かりやすくおもしろい!また新原奴山古墳群が中心の世界遺産ガイダンスルームもあります。
そして!古墳時代を中心とした重要文化財である出土品がならぶ特別展示室!
私は、ここにある「縫い針」に大興奮!福津市教育委員会文化財課・史跡整備係長の井浦一さんの解説にもわくわくしました。

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11回目は筑紫野市の五郎山古墳と筑紫神社を歩きます。
2017年12月16日

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筑紫野市の五郎山古墳は6世紀末の装飾古墳をもった古墳です。
かつて長崎街道の宿場町、原田宿があった付近の小高い丘の上にあります。
直径32メートル、高さ5~6メートルの円墳です。
現在工事中で中は入ることはできませんが、古墳のすぐ下にある五郎山古墳館に復元してある可動式模型で石室の内部を詳しく知ることができます。
近くにあるのが筑紫神社。例年3月15日に行われる粥占いで知られる神社です。
この付近は昔から交通の要衝として栄えたところで、この神社も旅の安全を祈願する人々で参拝の人が多かったそうです。
筑紫の国のつくしという名前の由来はここからきたそうです。
境内にあるのが10月桜。銀杏の黄色い絨毯をバックに満開の花を咲かせていました。

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道の駅むなかたの冬は、魚がすごい!おいしい!営業部水産・加工品担当の藤井武さんに教わってきました。
冬のベスト3は(1)真鯛、(2)ブリ、(3)フグ。
取り扱いやさばくポイントも知っているとよりおいしくなりますよね。
さらに冬は、「出会えればラッキー」な寒ビラメやキジハタも登場するそうです。

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