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福岡・残してほしいビル会議

作家・能町みね子をして「狂気の福岡案内本」と言わしめたリトルプレス「福岡ついで観光」。この回では、その編集者・西村依莉さんをお迎えして、福岡の残したいビルについて語りました。

 

西村「博多の方は(いいビルが)多いですよね。天神はもうダメなんだろうなって気持ち。でも天神ビルは中の人がすごく大事に手入れしながら使ってますって言ってたから、この人達なら大丈夫と思ったんですけど。天神より博多の方がオフィス街だからいいビルがいっぱい残ってるのかな?って思うんですよ。それこそ、コウサンビルって知ってます?普通のビルに円筒がくっついていて、中入ったらすごいかっこいい螺旋階段だったんですよ!そこの螺旋階段は残したほうがいい!」

 

松尾「おお~…中央区役所の向かいの下に、ウエストとか喫茶店が入ってるビルも残してほしいよね。角が郵便局で、郵便局の並びがエントランスになってて。そこがすごくいい。ホテルか?っていうラウンジがあって。古いんじゃないかな?あと、小笹団地とか。」

 

西村「スターハウスがあるところですよね。」

 

マネー「スターハウスって何ですか?」

 

松尾「普通は四角に立てるところを、陽のあたりを考えて三方向に出っ張ってる星の形に作った団地だよね。」

 

西村「それが今、全国的に減ってて、貴重で。団地マニアの間ではスターハウスがある団地が鬼アツなんですよ。小笹団地は結構、残ってて。そこで撮影していたら、お住まいの方に怒られて。」

 

松尾「多いのかもしれないですね。マニアの方が。団地はガバメント物件だから、建築家が実験的なものをぶっこみやすいらしくて。小笹団地もその類らしいね。」

 

マネー「へ~」

 

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s_小笹A地区B地区配置図




こちらはスターハウスじゃございませんが、素敵な螺旋階段。


s_小笹B地区メイン住棟(スターハウスし_ゃない)

photo by yoriyori291

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前下りボブは至高の髪型だろ!! by 松尾モータース

マネー「実は、花澤香菜の『Blue Avenue』はSwing Out Siterも楽曲提供していて。」

 

渡辺「まじで!?いやさあ、Swing Out Siterってみんなちゃんと聞いてないやろ!って思うんよ。『Break Out』と「La-La (Means I Love You)」くらいしか知られてなくて。ベスト盤がブックオフにゴミのように置いてあるんよ!」

 

マネー「3年に1回くらいのペースで出てる気がしますもんね、ベスト盤(笑)」

 

渡辺「2ndとかいいアルバムなんですよ。でも(参加したのが)WORKSHYじゃないところが面白いよね。」

*WORKSHY…Swing Out Siterと同じ頃に活躍した、イギリスの男女二人組ポップユニット。FMラジオの困ったらコレかけとけ!の定番。

 

松尾「ほら、WORKSHYは大人向けだから!」

 

渡辺「WORKSHYの女の子は、中森明菜と同じ髪型しとったもんな~前下がりボブ。あれがダメなんよ。」

 

松尾「あれは至高の髪型じゃないですか!」

 

マネー「あ~~お母さんの髪型って感じがしますね、確かに。」

 

渡辺「やっぱ至高の髪型は、THE SUNDAYSのポニーテールだよ。」

*THE SUNDAYS…THE SMITHSから影響を受けているイギリスのバンド。ボーカルのハリエット・ウィーラーはタヌキ顔美人のバンド部門最高峰。

 

マネー「こっちは、30代の若いお母さんの髪型ですね。」

 

松尾「ボブは前髪がひらひら動くんですよ!ひらひら動くもの見ちゃうじゃないですか!」

 

マネー「猫じゃないんだから(笑)」

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福岡を代表する狂気の異次元空間・サンセルコ!!

作家・能町みね子をして「狂気の福岡案内本」と言わしめたリトルプレス「福岡ついで観光」。この会では、その編集者・西村依莉さんをお迎えして、福岡随一の狂気を秘めた空間・サンセルコについて語っていただきました。

 

マネー「前にこの番組でもサンセルコ特集をしたことがありまして。あの異空間については、凡人会議もひとくさりあるんですが、福岡ついで観光でもサンセルコ取り上げていますよね。なぜ興味を?」

 

西村「福岡に引っ越してくる前から(西村さんは高知出身)、よく車で通ってて。なにこの建物!?ってなってたんですよ。福岡ってキャナルシティみたいな建物のイメージなんですけど、そこにおいてサンセルコを残している、そのセンス!そして、向かいの電気ビルのおしゃれさ!モスクワかと思いましたよ。」

 

松尾「あの福岡の富と権力が全て集まってる電気ビルね!」

 

西村「KGBみたいな(笑)」

 

松尾「福岡のクレムリンと呼ばれている(笑)」

 

渡辺「あれって隣、ニューオータニでしょ?あれって一緒に作ったのかな?」

 

西村「サンセルコの名前の由来は、サンが太陽、セルコは建物でできることの頭文字からとったんですって。Sはショッピング、Eはイート、Lはロッジで隣のニューオータニからきてるんで、たぶん同じ感覚の兄弟じゃないですけど。ニューオータニの地下のサンローゼは、うまいことマダムのおしゃれ感を保っていて。あそこは繋がってますもんね。」

 

渡辺「そうなんだよ!すごいギャップなんだよ。」

 

松尾「サンセルコからニューオータニに入った瞬間にハイエンドなオーディオ屋があったんだけどなぁ。いまあるのかな?」

 

渡辺「普通、ホテルって威厳を保ちたいもんだけど、サンセルコのラフ感はさぁ~ニューオータニに泊まった人は最初に訪れるところが、あれだからね。びっくりするよ。」

 

野村「当時は、大丸や三越みたいなハイソな場所だったんじゃないですか?」

 

松尾「最新型のショッピングモールだったのかもね。2階か3階の奥のシャンデリアがある螺旋階段のところの休憩所は、おしゃれなマンション感があってね。ほんと、サンセルコは人間臭さと当時の最新型な感じが混じり合って不思議な場所ですよね。」

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photo by yoriyori291

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博多ポートタワーの謎

渡辺「前、番組で、なんで今の場所に福岡タワーとドームを建てたんだって話しになったじゃない。それで、そのことを友達と話してたら、飛行場から15km圏内に一定以上、高い建物が建てられないんだって。それでじゃないかって。」

福岡タワーとヤフオクドームは福岡の中心地からバスで15分以上直通の電車はなく最寄りの地下鉄駅から徒歩20分はかかるという、観光地としては、ありえないくらい不便な土地に存在する。

 

松尾「それで、中心地から離れた、この辺が開発されたっていう説があるんだね。」

 

マネー「タワーといえば、福岡にはもうひとつあるじゃないっすか。博多ポートタワー。あれがかなり謎なタワーなんですが、今回は、博多ポートタワーについて『福岡ついで観光』という本を編集されました西村さんにお話を聞きたくてお呼びしております。」

 

松尾「博多ポートタワーのあるベイサイドプレイスも綺麗になろうとして20数年経ちますが…」

 

渡辺「ベイサイドプレイスだ!っていって再開発されて流行ってた頃に行ってたよ。あのころ、ドォーモがやたら、今はベイサイドだ!って言っててね。」

*ドォーモ…福岡を代表する深夜番組。若者の最新ファッションや流行りスポットを紹介したり、鎖骨に牛乳を垂らして飲んだりする番組。

 

松尾「その前は築港っていう普通の埠頭だったんだけどね。それが80年代後半。それ以前は博多パラダイスってホールがあったらしく…」

 

西村「ポートタワー周辺は、FBSや市立図書館、回転展望グリルやヘルスセンターがあったらしいですよ。」

 

*元々、博多パラダイス時代は水中翼船、回転展望グリル、パノラマ展望風呂、ジャングル風呂、トルコ風呂、プール、ジェットコースター、ガンコーナー、サーキット場、スナック・バー、レストラン、大演舞場、サテライトスタジオがあり、その目印として博多ポートタワーがあったらしい。

 

松尾「そこから、90年代に入って若者向けに再開発しようとして、人工スキー場を建てたりしてね。スノボが流行った時に。」

 

西村「アルペン全盛時代ですね。」

*広瀬香美が歌うCMソングがバカ売れし、猫も杓子もゲレンデが溶けるほど恋をしたがっていた93年から95年くらいまでの時期。

 

松尾「ベイサイドが一番イケてる時代があったんだけど、いかんせんアクセスが悪かったのよ。車がないといけない。」

 

西村「この辺(百道浜)と一緒ですね~~。私、最近もポートタワーにマメに行ってますよ。」

 

マネー「博多ポートタワーの魅力ってどこなんですか?」

 

西村「エスカレーターが無機質で古くて箱っぽい感じがいいんですよ。あと、東京タワーと同じ人がデザインしてるんですよ。ほかにも別府タワーとかも同じ人のデザインなんですけど、詳しくは博多ポートタワーに看板が掲示されていますので、ぜひ、なくならないように!という思いも込めて、足を運んでみてください。」

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photo by @yoriyori291

書きおこし終了

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俺たちの求める理想の篠崎愛像(selfish)

マネー「篠崎愛のファミリーマートのCMみました?」

 

松尾「あれ最高だよね!篠崎愛って基本グラビアじゃない?かわいいなぁとは思うけど、それ以上のものはなかったのよ。でもさ、CMで動いてしゃべってるじゃない?いいよねぇ~」

 

渡辺「俺もプレイボーイで見たのが10年前だったんだよ。で、その後、モノマネに出たのを見たときに、太い声に気付いて。そのあとに、バラエティで見たときも落ち着いた話ぶりでさ。ロンハーに出ているバカっぽいキャラのグラドルとは違って、インテリジェンスを感じるんよ。」

 

松尾「声のトーンといい、深い思索があるように感じるよね。大人っぽい落ち着きといっても、壇蜜とか橋本まなみ方面じゃなく、ね。」

 

マネー「そうなんすよ!篠崎愛の生誕祭があって。いけないから、YOUTUBEで彼女の動画を漁っていたんだけど。彼女はグラビア以外の、動いて喋っている姿がすごく魅力的ってことに改めて気づいて。」

 

渡辺「俺はそう思ってたよ!真鍋かおりとかみたいなインテリのグラドルとはまた違ったタイプなんよね。」

 

野村「篠崎愛がただただ、焼肉を食う動画があるんですけど、生肉にむかってカワイイ!とかいい匂い!とか言うんですよね。」

 

松尾「80年代なら小劇場にいそうなタイプですね(笑)デカダンと猟奇性を兼ね備えた。」

 

渡辺「壇蜜とかはどくだみ荘的なエロさがあるんだけど、そっちじゃないのよね。」

 

松尾「そうそう。誇張されてはないよね。」

 

野村「つまりポップアイコンですよね。いつの頃かグラドルって身を削ってなんぼって感じになったじゃないですか。そうじゃなくて、一時期の細川ふみえとか緒川たまきのラインにいるんじゃないかと。」

*一時期の細川ふみえ…小西康晴や電気グルーヴプロデュースで楽曲リリースしていた頃のこと。

 

松尾「大塚寧々とかね!実はそっちの方が適正があるのかも。」

 

渡辺「グラビアはグラビアでやってほしいけどね。それを両立させられる人は、今、篠崎愛しかいない!」

 

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大濠公園=ガンジス川論

マネー「最近、福岡の人口が増えたんじゃないかと思って。」

 

松尾「うちのお店(PARKS)の周りもすごいっすよ!お花見シーズンなんて、通れたもんじゃない!」

 

マネー「そうなんですよ!僕、自転車に乗るじゃないですか。前は、大名もすーっと通れたけど、最近は人が多いから危ない。この間は(4月上旬)、大濠公園を警固に抜けるために通ろうとしたら、人が多すぎて通れない!満員電車並みですよ。」

 

松尾「例年、行楽シーズンで人は増えてたけど、今年(2015年)は尋常じゃないよね。」

 

マネー「大濠公園ってランニングとかウォーキング目的の人が行く場所で、比較的のんびりした場所だったじゃないですか。それが、もう祭りかってくらい落ち着く場所もない。」

 

松尾「あの周辺のコインパーキングは週末、満車ですよ。」

 

マネー「ちょっと場所の割に高くなりましたよね。んで、なんで、運動するでもない人がたくさん集まるのか?考えたんですよ。」

 

渡辺「ほう。」

 

マネー「あそこはガンジス川なんですよ。みんな心を清めにきてるんすよ。というのも、たくさん集まっている人々の割合ってカップルが多くて。」

 

松尾「カップル多いよね!うちの店の前の交差点を渡ってるのも8割カップルすよ。」

 

マネー「じゃあなぜカップルは水辺に集まるのか?…こんな世の中じゃないすか。平日、彼女は部長と不倫し、彼氏は…」

 

渡辺「新入社員に手を出したりして!」

 

松尾「合コンだー俺彼女いないよーとか言ったりして!」

 

マネー「そうやって溜まった平日の汚れを、デートも兼ねて大濠公園で清めよう!っていうね!」

 

松尾「ファミリーにしても部長職の旦那が部下に手を出して!その隙に奥さんはハッピーメールで…」

 

渡辺「ぐちゃぐちゃだな!ビバリーヒルズ青春白書みたい。」

 

松尾「だからこそ水辺で汚れを払って、また新しい日々を迎えよう、と!」

 

マネー「ああ綺麗な太陽!ああ綺麗な空!あたしいい感じのデートしてる!許される!…一つの許しですよね。」

 

松尾「なるほど!カップルって水辺に行くよね!」

 

渡辺「下関も水辺だし、イカも食べに行くしね。」

 

松尾「呼子ね!水辺で採れたものを食って清めようと!まーイッカっつって!」

 

マネー「(笑)そこまでじゃなくても、平日暮らしていると、煩悩によってソウルジェムに汚れがたまっていくわけですよ。魔法少女まどかマギカ的に言うと。それを水辺に流しに行こうという本能なんじゃないかと。」

 

松尾「じゃあ、大濠公園から水が通じている黒門とか福浜の方は水がドロッドロですな!そして、港のところによくわかんないタンクが一杯建ってるしね!だから、彼氏も彼女が水辺でちゃぷちゃぷなんてしだした時には要注意っすよ!ああ!普段なんかあるな!こりゃ!と!」

 

マネー「今後はそういう感じで大濠公園楽しんでいきたいっすね!」

 

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まっちゃん推薦!松本次郎著マンガ「女子攻兵」

SFなんですけど、お話自体は、女子攻兵という女子校生型の巨大兵器に主人公が搭乗して闘う世界…萌えかと思いきや非常に悪趣味な世界観で。絵がとにかくかっこいいんすよ。本屋でポスターを見て即買いだったんですが、これが回を追うごとににフィリップ・K・ディック型のSFになっていって。世界をどう捉えるか?というような、ね。

それで、搭乗している女子校生型の兵器には、神経をシンクロさせて乗るから、長時間乗ると精神汚染が始まって、完全に汚染されると、巨大な女子高生として生きていかなきゃならなくなる…っていうエヴァっぽい感じもあって。精神汚染されて使い物にならなくなった女子工兵を始末する部隊ってのもあって、その部隊も精神汚染されて…

まあここまで説明してご察しのとおり、いろいろ次元がねじ曲がって、時代感とか、自分の存在意義とかがねじ曲がっちゃうのよ。それをスタイリッシュな絵で描くから、またおじさんでも乗れる!コミックバンチから出ておりますので、ぜひ。